人生は吉凶・禍福が予測できないことのたとえとして
『人間(ジンカン)万事塞翁が馬』という故事がある。
先日、これを3時間ほどで体験するという事態が勃発。
備忘録も兼ねた物語の始まりは…
とある祝日、今年も猫パンチ2号車にありたけの荷物を積み込み
3人乗車で一路神戸へ。
車検整備を終えてから内外機関がすこぶる調子よい。
重量的には4人フル乗車ぐらいだけど、
一旦高速道路の流れに乗ってしまうと
走行安定性は申し分なし。
ちょいとペースを上げて
道路の継ぎ目を越えたその時…
フロント右下から
「ガッギッグッゲッゴッ」
を一度に発声したような爆音が!
なっ、なんだ!
バンパー外れた!?タイヤバースト!?
いや、ステアリングに振動はほとんど伝わってこない。
しかし、なんと言ってもここは高速道路、
路肩も狭く迂闊にストップできない状況なので
取り急ぎPAか出口まで走り抜けなくては!
5分ほど走った後、先に出口を見つけ降りる。
クルマを止めて点検
タイヤ異常なし、バンパー異常なし
おやっ、リップスポイラーの下から何やら見える。
なんとプラスチックのアンダーカバー先が外れて
ぶらんぶらん也。
道路と接触して爆音になった次第。
摩擦で先部分が見事に削られている。
とろろ昆布かもずくみたいになってしまった。
取りあえずガムテープでも貼らないと走れないけど
車載してるわけでもなく、淡路島の真ん中でそんなに
都合良くホームセンターとかあるわけが…
「あった!」
なんと高速出口から1分走って資材館に到着。
補修用強力ガムテープを調達して何とか応急処置完了。
再び高速に乗って目的地へGO!
明石海峡大橋に差しかかったその時
ルームミラーに背後から、かっ飛んでくるスイフト・スポーツ発見。
イメージとしてはこんな感じ。
行くか、譲るか
思案してるとカーナビから
「1km先、取り締まり地点です!」
とのアナウンスが。
こんなところでどうやって取り締まるの?
と怪訝に思いつつ、アンダーカバー応急処置中だし
かっ飛びスイフトを見送って走行車線へ。
橋を超えると3車線のトンネル走行になるんだけど
ジャンクション方面へ向かう車線だけ何故か60km/hの定速走行。
トンネルの出口分岐点でハザード点滅して停止しようとしてる2台は…
例のスイフトと白黒ツートンのクラウンだったとさ。
そしてタイトルへ。