前日のバルーンイリュージョンをしっかりと楽しんだ次の日は 早朝から家を飛び出して
渡良瀬バルーンレース最終日 午前6:30開始予定の競技飛行を見物しに会場へ。
昨晩の寒さに懲りたので この時期には場違いなくらいの防寒仕様の服装で臨みます。
早々と到着しましたが会場の吹流しはこの有様で。。。
熱気球は大きな球皮(風船)内にバーナーで暖めた空気を送り込むことで浮上し
その温度を変える事等で上昇・下降のコントロールをしますが 推進力はあくまでも風。
気球に舵は無く風まかせで移動するため 高度によって変わる風向を自身の高度を変えて
風を捕らえながら目的地を目指すのですが 強い上昇気流が起こる日中は操縦が難しくなり
飛ぶことができません。
そのためにフライトは風が穏やかな早朝か夕方を狙っておこないますが
地上でこれだけの風が吹いていると競技飛行は成立しません。
最後まで風が収まるのを待っていましたが 競技は結局キャンセルとなってしまいました。
がっ。。。渡良瀬川の堤防を越えるようにして一般の方の熱気球が現れると。。。
その後に続くように競技参加者の熱気球が会場に現れました。
会場の遥か彼方へ飛び去ってしまった選手もいれば。。。
会場から少し離れた場所に着陸する選手もいたりで。。。
どうやら競技委員からの中止連絡が既に離陸してしまったパイロットには届かなかったようです。
でもこのハプニングには熱気球の到着を首を長くして待っていた観客は大喜び。
そんななか 中止が決定して既に取り払われてしまったゴールのマーカー位置に
ピンポイントでマーカーを投下する選手に会場の観客が拍手喝采で出迎えます。
そんな熱気球も妻ごりの巨大手のひらに無事ランディング。
3日間に渡って繰り広げられてきた今年の開幕戦はこれにて終了。
今回は残念ながら天候には勝てず競技を見ることはできませんでしたが
日本各地を転戦した後 最終戦のとちぎ熱気球インターナショナルチャンピオンシップが
宇都宮市・ツインリンクもてぎ・芳賀町で11月中旬に計画されているので
その際には天候に恵まれた白熱した競技が行われることを期待します。
ふと見上げると急激な陽気の上昇に誘われたのか昨日までは蕾だった桜が
ポツポツと花弁を開き始めています。
さぁ ここ栃木も遅ればせながら今週末に見頃を迎える桜の花見が楽しみとなりました。
それではっ!