ここ宇都宮で先週満開を迎えた桜も日を追うごとに葉桜に変身しつつありますが
少し北に向かった那珂川町では桜の前に見頃を迎えていたカタクリが
今シーズン最後の姿を見せてくれているようなので向かってみました。
旧小川町(現那珂川町)の三輪地区には周辺住民や愛好家達によって支えられた
群生地がカタクリの里として整備されています。
まずはカタクリ山の入り口にあたる三和大明神に参拝してから山道を登ります。
登り始めて直ぐに現れた木道の脇から群生地が広がっていきます。
折からの強い雨に打たれて若干元気を失くしているようですが
無数のカタクリの中にも健気にその可憐な花を見せてくれる個体が存在します。
県南のみかも山と並んでこの群生地は北関東最大級の規模を誇りますが
カタクリ以外にもその存在感を見せ付けてくれていたのが水芭蕉。
湿地帯を好むサトイモ科の植物ですが ここのは小ぶりなサイズの群生でした。
更に同じエリアにはショウジョウバカマも
人里離れた雨の降りしきる幽玄な森の中 ひっそりと佇む植物達の確かな息吹を感じて
春を待ちかねながらも逞しく生きるその姿をしっかりと目に焼き付け山を降ります。
それではっ!