渋滞回避でアチコチ寄り道した挙句に何とか実家に到着した2日後
おおよそ一月振りに近所の川に降り立って魚達に遊んでもらいます。
さすがに季節は春から初夏に向けて装いを変えている真っ最中で
淡く萌える梢や一月前の山の中には姿の無かった花達も
今が盛りとばかりに咲き乱れていました。
この山吹が渓流に咲きだす時期は水も温んで渓流魚の喰いが一段と活発になってくる
年間で一番良いシーズンです。
川から離れた場所を歩いて下り 流れの中に潜んでいそうな魚を狙ってスタート。
チョッとした淀みの中を数回流していると竿先を伝わって小気味よいアタリ!
若干小ぶりながらも上がってきたのはブルックトラウト。
近年 岩魚に代わって放流されることが多くなっている外来種ですが
貪欲な食性を持ち合わせているため岩魚同様に釣りきられてしまうのも早いと思われます。
更に上流に進みポイントに投餌すると。。。
コンディション抜群の薄紅色を纏った山女魚。
まるで産卵期を思わせる艶やかな体色を身に付けた元気な一匹。
綺麗な渓魚を眺めて放流を繰り返しながら歩みを進めていくと。。。
たいした水深も無く見落としてしまうようなポイントからポツポツ顔を出してくれたのは
これまた鮮やかな朱点を纏ったブルックトラウト。
手網枠一杯に伸びた魚体は今日一番のサイズ。
更に同じようなポイントからブルックをもう一匹追加。
頭部にまで入った虫食い模様が岩魚の仲間で有ることを主張しています。
最後に竿先を絞ってくれたのは銀毛気味の山女魚。
あまり綺麗な魚体では有りませんがこの一匹を釣り上げたところで納竿します。
おそらくチビッ子山女魚と思われるツンツンアタリや取り込みをミスった分も含めても
およそ二時間程度の短時間でしたが十分に遊ばせてもらえて満足のいく釣果でした。
数日後 毛ばりで再チャレンジしようと思った時には折からの大雨で渓流は濁流に様変わりし
チャンスを逃してしまいましたが次の機会に竿を振らせてもらいます。
今回キャッチした渓魚達にはそれまでにグッドコンディションに変身していることを期待します。
それではっ!