さてさて、アルファショールームで歓談中に登場した謎の紳士。
聞くところによると、クルマにかける情熱とお金は地元のみならず日本的にも有名らしい。
この日もビックリするようなクルマで参上しているということで、好奇心満々の我々は対面のアウディディーラー駐車場へ、そそくさと移動。
そこで見たクルマとは…
いやもう、このアングルからだけで、ただならぬオーラを醸し出しているってなんの!
フロントに回り込んで…
じゃーん!
ランチアデルタS4ストラダーレ
このクルマが世の中に存在していることを知らなかった自分だが
素人目に見てもただものでないことはわかる。
紳士によると1985年製1.8Lツインチャージャーミッドシップ4WDで
ロードゴーイングカー仕様のため出力は360PSにディチューン、車重は1.3tだそうな。
しかしディチューンで360馬って…、
本気でチューンすれば600PSぐらい出せるんじゃない?って軽くおっしゃってたけど、公道を走るにはこれでも相当気を遣うらしい。
リア席の位置にエンジンがマウントされている。さらりとスモークスクリーンで隠すところがニクい。
Cピラー付近に装着されているのはエアインテーク。
なんとも圧巻!
ラリー車両では良く見受けられるこの手のホイールだが、鉄製じゃなくてこれはアルミ製だそうだ。
そして内装はこちら↓
ドアの内張がコンソール化されてたり、ステアリングやシフトノブが相当スパルタンな感じだけど、
本革シートだったりしてストラダーレ(市販車両)の面目躍如。
かなり使い込まれたステアリングが観賞用のコレクションじゃないことを物語る。
この時、リクエストに応えてもらってエンジンオンしてもらう。
文章では伝えにくいが、結構音質が高めなのは意外だった。やはり音量は大きめ。
そんなこんなで、おNEWなクルマたちの印象がはるか彼方になってしまった社長サンデーだった。
実はこの紳士、ストラトス(もちろん本物!)も所有しているとのこと。
異次元なカーライフを満喫した1日に興奮しつつ帰宅する。