いよいよ梅雨に突入した県内からは延々毎年繰り広げられる夜会の便りが聞こえ始めました。
宇都宮の東隣の上三川町にある磯川緑地公園は市街地に残るビオトープのひとつで
磯川の流れに沿うようにつけられた遊歩道沿いからはここに生息する動植物が見れますが
今回の目的は緑地公園のほぼ真ん中に位置するヒゲ沼に生息する源氏蛍の舞。
夜間灯りの無い暗闇で楽しむ観察会なので観察時に暗闇で足を踏み外さないように
明るいうちに会場をチェック。
このヒゲ沼は沼といっても大部分は植物に覆い隠されていて僅かばかりの水面が
顔を出しているだけで蛍の生息に適した水域が保たれています。
源氏蛍は5月下旬から羽化を始めて成虫としてのおよ2~3週間の間に発光器から発せられる
光の交信で雄雌が出会いその命を続けていく不思議な営みを続けています。
そしていよいよ漆黒の闇が訪れると儚い光を放った優雅な舞台の幕が上がります。
目を凝らすと暗闇にポッと浮かんでは光の放物線を描きながら浮遊を始めました。
一匹が飛び始めるとそこかしこから光が浮かび上がり。。。
柔らかな光を纏って子孫を残すために競って儚い命を燃やし続けているようです。
うまく撮影できなくて残念ですが。。。
自分の目と心にはしっかりと美しい舞を焼きつけることができました。
今日出会った蛍達の子供にまた来年出会える事を楽しみにします。
それではっ!