近年、プラモデルを作る人が減っていて、その原因は完成させるまでに何かと手間がかかるからでは、ということが挙げられます。 確かに、今、ゼロから模型作りを始めようと思うと、ニッパーとかの工具や、パーツを固定するための接着剤や、塗装するための塗料や筆とかの初期投資が結構かかったりします。 それぢゃあ、それらがいらないプラモデルがあれば皆さん買って作ってくれるのではないかということで、アオシマさんが出した回答の1つとして「楽プラ」が登場しました。 今回購入したのはスズキ・ハスラー。他にはトヨタ・プリウスとトヨタ・86が発売されておりまして、どれもボディの成形色違いで2バージョンが店頭に並びます。キットはパーツも少なく、接着剤不要。塗り分けの再現はシールを用いることで塗装も不要というものなのです。 ボディ以外のパーツはこれだけ。シャシーのモールドもなく一枚板状態。 室内のパーツは床面&シートとインパネとドア内貼りが1パーツで成形されています。インパネと内貼りを付け根で折り曲げて組み立てる方式。1/43スケールのミニカーでよく見られるスタイルです。 屋根やバンパーやフェンダー、窓枠等、ボディ色と違う部分はシールによる再現です。 そんなお手軽キットですが、私はやっぱりシールによる再現は後々不安だったりするし、整形色以外のボディカラーも作りたいという事で、塗装を施すことにします。 今回、キャンディピンクメタリックを3つ、フェニックスレッドパーツを3つ購入しまして、それぞれ1つを整形色そのままで、残り2つづつをメーカーカタログを参考にボディ塗装を施しました。但し、「楽プラ」の思想を尊重して(?)いつもより手順を省いた塗装を行いました。 手順1:ボディのパーティングラインを消しますが、それが目立つヘッドライト周りとボディサイド後端のみヤスリで切削して、耐水ペーパーやコンパウンドで磨きます。 手順2:プラサフや中研ぎは省略し、ガイアカラーのEXホワイトを下地塗装。 手順3:ボディ色をエアブラシで吹いた後、ガイアカラーのEXクリアーを数回吹き、1500番の耐水ペーパーとコンパウンドで研ぎだし。 手順4:ボディをマスキングしてバンパーやフェンダーをセミグロスブラックで塗装。バンパーのメタリックグレイの部分は筆塗り。 手順5:窓枠はタミヤエナメルのフラットブラックを筆塗り。はみ出た部分はぺトロールでふき取り。 室内のパーツはキットのままで組み立てましたが、ボディ色がアクティブイエローの場合、室内のカラーパネルがボディ同色となりますので、シールの白の部分を油性マジックの黄色で塗りつぶしました。 ウィンドウパーツにはキットでは表側からふちの部分にシールを貼ることとなるのですが、シールの余白の部分をマスキングテープ代わりに裏から貼ってセミグロスブラックを吹き付けました。但し、剥がすことを前提にしていないシールなので、塗装後に剥がすときにシールの糊が結構残ってしまいそれを取るのにちょっと苦労したので、この方法を使う際はご注意を。 ホイールもシールによる再現なのですが、せっかくきちんとモールドがありますので、Mr.カラーのシルバーを塗って、凹部にタミヤエナメルのフラットブラックを筆塗りしはみ出た部分はペトロールで拭き取ります。 唯一のディテールアップポイント(?)として、フロントの補助灯のレンズを100均で買ってきた携帯デコレーション用のシールを使用しました。 エンブレム類はキットのシールをそのまま貼って、完成です。 ピンクパールメタリックは前述したとおり、キット成形色のままです。 ムーンライトバイオレットパールメタリックは自分で調色。 クールカーキパールメタリックも自分で調色。カタログでは屋根も同色みたいですが、屋根が白いのも見た気がするのでそのように。 フェニックスレッドパールも成形色のままで。 アクティブイエロー。 シフォンアイボリーメタリックですが、シルバーは入れておりません。 こんな感じでいつもよりお手軽(?)に作りまして、6台を約2週間で作ることができました。1/32スケールという大きさも相まって、数が揃うと嬉しくなります。 普段模型を触ることのない皆様も、入門用としてチャレンジしてみてはどうでしょうか? ZEHI!!
ザ・スナップキット No.01B 1/32 スズキ ハスラー(キャンディピンクメタリック) プラモデル[アオシマ]《発売済・在庫品》
ザ・スナップキット No.01A 1/32 スズキ ハスラー(フェニックスレッドパール) プラモデル[アオシマ]《発売済・在庫品》
model cars (モデルカーズ) 2018年 5月号 Vol.264
プラモデル オーナーズクラブ 1/24 No.17 ’82トヨタクレスタ スーパールーセント(再販)[マイクロエース]《発売済・在庫品》
model cars (モデルカーズ) 2018年 3月号 Vol.262
皆様、今年も残すところあと約350日、いかがお過ごしでしょうか? 今年も唯一旧マックだけが新年の挨拶を交わせてくれます。 私は昨年末から年始の休みを使って、久しぶりにいただいた某自動車模型専門誌の仕事を進めさせていただきました。そいでもって、2018年の最初のクルマイベントに参加しようと思い、1月8日の日曜日の朝カントリーマンを始動させましたゑ。 午前7時に四日市を出発、東名阪四日市ICに向かうとです。 参加するイベントは、自分としてはほんに久しぶりのミニのイベント「New Year Mini Meeting 2018」でございます。というわけで、東名阪〜新名神〜名神〜阪神高速と高速道路をひた走ります。 亀山JCTの辺り、来年は右の建設中の新名神から関西方面に行けるとですよね? 会場への地図をうろ覚えで走ったので、途中高速を降りるところを見失ったこともあり、3時間少し超えたところで会場の神戸総合運動公園駐車場に到着。スタッフの指示によりカントリーマンを止めます。 会場の入り口から向かって右がサルーン、左が長モノに仕分けられ、頭を揃えて並べられたミニの列はなかなかに壮観です。主催者発表によりますと過去最高の463台の来場車数だったそうですよ。 ミニの仲間も参加されてました。 VTECの入ったミニ。どんな動きをするのでせうか? 80年代のドノーマルのミニ1000HF(もしかして日英自動車モノかな?) 私の2台隣に止まったカントリーマンはサンルーフが付いていました。当時から純正であったのかな? 駐車区画内でのフリーマーケットは自由ということで、区画一杯にミニカーを並べさせていただき、「棚瀬模型店」も始動させていただきました。(側から見ると少し大人気ないかな) あまりミニの品揃えがない中での販売でしたが、それ以外のミニカーが結構売れましてなかなかの売り上げでございました。お買い上げいただいた皆様、ありがとうございます。 会場では大抽選会や靴飛ばし大会やアーティストのミニライブ等々色々行われておりまして、ミニ乗り以外の方にも楽しんでおられるようでしたが、私は午後3時を回ったところで会場を後にさせていただきました。主催者の皆様にはこのような楽しい場を作っていただき、ありがとうございます。 思ったより気候が良くて助かりましたが、結構体が疲れていましたので、神戸市内でカントリーマンに給油した後は寄り道せずに家に戻りました。やっぱ鍛えてないなあ。