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witten by bunny911
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前回の記事の後編?です。

間を空けずに記事を書こうと思うのですが、あっという間に1週間位経ってしまいますねぇ。

では、前回の続きを・・・。

リアサスのトレーリングアームが年末に清掃して綺麗になっているので、ハブベアリングを圧入して組み立てを進めることにしました、ここの所軽い作業ばかりだったので久しぶりのヘビーな作業です。

前にハブベアリングを抜き取ってから8ヶ月くらいは経ったでしょうか、油圧プレスを引っ張り出すのもそれ以来です。
プレス機を組み立てて作業台に乗せ、ご機嫌を伺いにレバーをキコキコと動かすと・・・あれ?
再度キコキコ・・・? 延々キコキコ・・・??
ピストンが全く動きません!。

困りましたね~、レバーを動かしてもシリンダーへ油が全然送り込まれていない様です。
また道具の修理から始めるのかと思うと、結構ブルーな気分になりますが、気を取り直して不具合の原因を探しましょうか。
DSCN3612.jpg

そこいらに油をぶちまけたりしながら、各部の点検等行いましたが外見上は問題ないようですので、次にボンプ部分を分解してみます。
ポンプのOリングやパッキンを疑っていたのですが、調べたところ特に問題ないようですね、ではいったい故障の原因は何なんでしょう。
分解したときに、ポンプ部分に油が来ていないように見えましたので、呼び水代わりにポンプ内へ直接油を注入してみました、レバーを操作するとチョットだけピストンに動きがありましたが、またすぐに動かなくなってしまいました。
DSCN3613.jpg

もうだめかと諦めかけていたのですが、もしやと思いヒートガンでポンプ部分を加熱してみたところ、なんと正常に動作するようになりました、どうやら気温が低くてポンプ部が冷たくなっていたのが原因だったようです、冷たくなると何で動かないのかは相変わらず不明ですが、対処法は判りました。

しかしこの時点ですっかり日が暮れてしまいました。
DSCN3616.jpg

辺りは暗くなってしまいましたが、せっかくプレスが動くようになったので、予定道りベアリングの圧入を行います。
新しいベアリングのインナーに力が掛からないように、古いベアリングを介してアウターレースを押していきます、写真は新しいベアリングがすでに所定の位置まで押し込まれた状態です、見えているベアリングはプレス荷重を掛けるための古い物です。
DSCN3620.jpg

そうそう、プレスに掛ける前に、ハウジング側を加熱して膨張させるのを忘れないようにしましょう、マニュアルでは120℃程度に加熱するように書いてあります。
例によって、写真に見えています卓上焼き鳥器用の電熱ヒーターで加熱しますが、気温が低いのと部品が大きいのとで温度が上がりにくかったので、補助的にガスバーナーで周囲も温めます。
電熱器から外すとすぐに冷めてしまうので、加熱温度はやや高めにしました、夏場などはベアリングを冷蔵庫で冷やしたりするのですが、今は十分冷たいのでそのまま作業しました。
DSCN3617.jpg

ベアリングの圧入作業自体は、あっという間に完了です、今回はプレスの修理のほうが断然時間を食いました。
トレーリングアームも綺麗になり、左右のハブベアリングも新品になりました。
DSCN3621.jpg

気休めですが、折角綺麗になったので錆び止めのためウレタンのクリアーを吹き付けておきました。
DSCN3624.jpg

因みに↓は、車体から取り外した直後の汚い状態です。
DSCN3285.jpg

部品の掃除や塗装は、面倒で嫌なことが多いのですが、綺麗になった部品を組んで行くのは楽しいです。

以上、年末年始の作業報告でした。



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ブログ更新の間が空いてしまいましたが、作業のほうはちまちまと進めています。

年末からの作業内容を、2回に分けて報告しましょう。

まずは、取り外してほったらかしになっていた、オイルタンクの塗装です。

ポルシェはドライサンプといって、クランクケース下部にオイルパンが無くオイルタンクが別途ある方式になっています。
タンクは、右後輪の後ろのフェンダー内に設置されています、タンクにホースが繋がっているのがお分かりでしょうか。
DSCN3135.jpg

エンジンルーム内にオイルの給油口があります、給油口の隣はオイルエレメントを取り付ける所です。
大きさが判りにくいと思いますが、このタンクにオイルが10L以上入ります、エレメントまで取り替えた場合のオイル交換時の必要量は実に13Lほどにもなります、高いオイルは入れられませんねぇ。
DSCN3342.jpg

フェンダー内ということもあり、取り外したタンクは泥とオイルで文字通りドロドロ状態です、とりあえず洗浄して(簡単に言ってますが結構大変!)そのまま放置してあったのですが、折角取り外したので塗装することにしました。
まずは塗装が剥げたり錆が出ている所があったりするので、全体をサンダーやスコッチブライトなどで磨きます。
DSCN3594.jpg

塗料をどうしようかと迷ったのですが、オイルの温度が夏場などでは100℃を超えてきますので、普通の塗料では軟化してすぐに剥がれてしまいそうです。

そのため耐熱塗料で仕上げることにしたのですが、耐熱塗料は一般的に常温乾燥後に熱を加えて(180℃で20分とか)やら無いと塗膜が十分硬化しません、マフラーとかだったら塗った後で走りまわれば自然と硬化するのですが、今回は何らかの方法で熱を入れてやらねばなりません。

そこで思いついたのが、家にあったカーボンヒーターで加熱する方法です。
写真では部屋でやっていますがこれは写真撮影用で、実際は例によって風呂場で行いました。
ヒーターがタンクに接触するくらい接近させると180℃位まで温度が上がります、ただ加熱範囲が小さいので何度も位置をずらしながら、数時間掛けて硬化させました。
塗装面が高温になってくると、塗膜から発煙しだしますがそのまま放置し、煙が出なくなると硬化終了です。

写真を撮っていると、自宅警備隊の猫たちが何事かと集まってきました。
DSCN3600.jpg

そうそう、加熱処理をするときに、マスキングテープを取らずにやったのですがこれは失敗でした、テープは焼けてボロボロになり、テープの糊はタンクにこびり付いてなかなか取れず、これを剥がして綺麗にするのが結構大変でした。

塗装終了後、ついでにタンクの油量センサーも清掃・点検し新たなパッキンに取り替えました。
センサーはハッキリ言ってただのウキです。
DSCN3609.jpg

綺麗になったタンクは、置いておくと邪魔なので車に仮止めしておきました。

タンク以外にここ数週間は、エンジンルーム内の配線等もぼちぼち復旧して行ってます。
DSCN3589.jpg


年末年始の作業状況 その2 へつづく。



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bunny911です、ポルシェ911をDIYでメンテ&モデファイして楽しんでいます。機械・車いじり、模型、各種工作が好きなおっさんです、愛読雑誌は"オールドタイマー"です。普段乗りの車はアルファ147...
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