ある時、ポル君の後ろ足にガタを発見しました。
構造上、ハブベアリングに間違い有りません。
部品を発注し、早くに届いていたのですが、レース前にバラして不足部品が有ったら出場不可能になるため、先送りしていました。
ハブ、キャリパー、ローターと、取り外してインナーブレーキは、くるっと回して左側に移動して貰いました。
写真は、トレーディングアームに入っているハブベアリングです。
インナーレースは、ハブに付いて行きました。
状況からすると、ベアリング自体バラバラになっていたって事かな。
ナローに詳しい方なら、お解りと思いますが、901のトレーディングアームではありません。
アルミなんです。
930のトレーディングアームにキャリパーのブラケットが、溶接で付けてあります。
流用出来るパーツが、いろいろあってポルシェを知れば知るほど、はまります?。
ベアリングを外した状態。
交換する、ベアリングとハブは、奥に内緒で冷凍庫の中に・・・。
バーナーで、軽く炙って熱膨張させます。
キンキンに冷えたベアリングを少しだけ、打ち込みます。
ただの平鉄に穴を開けただけの専用工具?を造りました。
挟んでボルトで、締め付けるだけです。
プレスも使うことなく、簡単にセットできます。
きれいに、収まったでしょ。
ここに、ハブを入れ、後ろ側からシャフトを突っ込んで、締め付けます。
完成写真は、有りません。
撮るのを忘れていました。
しかし、このベアリングだけで車軸を持たしているんですよね。
大抵の場合、IN・OUTで2個は付いていると思いますが、ボールベアリング1個ですよ。
しかも、オイルシールもなく、ZZのベアリングのシールのみ。
も一つ驚いたのが、このベアリング、ブラジル製・・・ 良いのかなぁ~???。
ブラジルの方、悪く思わないでくださいね・・・。