『いやぁ~ロシアも温暖化の影響で暖かいねぇ!』
コチラに来てからの気温は過去の平均気温を上回り現地の人にそんな軽口を叩いていられたのも束の間。。。
先月の後半から気温は一気に下がり始めてユニクロの薄いダウンでは全く歯が立たない寒さに突入!
ホテルの室内では半袖に短パンという恰好で十分ですが 窓の外は全てのモノが凍りつく氷点下の世界。
緯度の関係なのか日が昇る時間は午前8時30分を過ぎてからなので休日はゆっくりと起き出します。
ホテルの朝食も平日よりも1時間遅れの8時からが営業開始なので もたもたしてると午前中は直ぐに
過ぎてしまいます。
そんな。。。のんびりムードの休日ですが せっかくの貴重な休みに寒いからといって一日中ホテルで
じっとしているのも癪なので 身動きが取れない程に上から下まで防寒着を着込んだら行動を開始します。
最近はコレといったあてもな くトラムが目指す終着駅まで身も心も全てを預けたダラダラ旅がマイブーム。
どこまで乗っても16ルーブル(50円位)で見知らぬ場所へ連れてってくれるからコレを利用しない手は無いっ!
お目当ての行先へ向かうトラムにそそくさと乗り込むと すかさずマトリョーシカのように着膨れた車掌
(運賃収集係)のおばちゃんが無愛想ににじり寄ってくるのでポケットから16ルーブルを取り出して渡します。
(上部が黄色い青の上着に徴収バッグをたすき掛けにした後姿がそのお方)
あとは気ままにガタンゴトンとトラムに揺られながらのショートトリップがスタートします。
時には。。。朝早いトラムの中でアコーディオン奏者による伴奏付きなんてのもありました。
ほんの数分の停車場の区間に一曲を流すって趣向で 停車場で停まれば演奏も終わるってなスタイル。
ちょっとした小遣い稼ぎでやってたみたいですが 雪の中を進むトラムの車内に響くアコーディオンの
物悲しい音色が極東から来た異国人にとっては旅情を誘ういい雰囲気を演出してくれてました。
話は変わりますが。。。このトラムの運転手は99%が女性。
街中を走る他の公共交通機関(バス、トローリーバス)もほぼ運転手は女性が中心です。
(下の写真ですが運転席は左側なので右に乗ってる人は見習いかな???)
裏を返すとイイ年の男共はウオッカばかり煽っていてまともに働かないって証拠なのかも。。。
何はともあれそんな女性達が運転するトラムは街をゆったりと駆け抜ける子供にも優しい乗り物だから
不思議そうな目でこちらを伺ってたこの子もタタンタタンと軽快に響くトラムのリズムにいつしかグッスリ。
そんな今日の旅はロシア鉄道のイジェフスクの駅で途中下車。
降り立った途端に纏わりついてくる冷気が頬を刺すので温度計を見ると-7℃。
暫くの間 寒さを堪えて駅構内の跨線橋から行き交う列車の姿を飽きるまで眺めてみては凍える前にカフェへ
今日のお昼は何となく魚の味がするビーツのサラダと
久しぶりにピラフをチョイスしてみましたが。。。相変わらずコレといった味が無い
写真の見た目に対して100分の1くらいの美味しさで 食事というよりも生命維持のためのエサという感じ。。。
残念ながら今日のお店選びは失敗でした。
失敗を繰り返しながら普通は賢くなっていくモンですが毎週同じような過ちを繰り返してるような気もします。
それではっ!