ここにきて温度計に表示される気温がマイナス10度以上だと寒く感じない程に順応してきたみたいなので 昼間の最低気温がマイナス6度と暖かな最後の休日はイジェフスク湖をお散歩してきました。 12月初旬から凍り始めた湖が完全結氷するにはさほど時間も掛からなかったので 。。。 もしやと思って覘くと白い湖面に浮かぶ黒胡麻のような固まりはあきらかに釣り人みたい。 同好の士を見つけてしまったからには湖面への降り口を見つけて氷上へGO! おぉ~! ヤッパリ近寄ってみると 寒風に負けず厳寒の露天で竿を出すイジェフスクの釣り人 狙っている魚はこんなパイクやパーチなどの化物かな? などと勝手な想像をしていましたが 氷にあけられた穴を見てみると 直径10cm位なのでそんな大物が掛かっても引っ張り出せる穴じゃありません。 一体何が釣れるのかこの目で確かめないとコレは帰れない! 釣れるまでの間ジッと釣り人達の動きを眺めていましたが皆寒くないのでしょうかねぇ。。。 マイナス9度以上あるとはいえ風が吹けば間違い無く体感温度はマイナス15度以上に冷え込んでます。 こんな時に限ってなかなか釣れないってのは洋の東西を問わず同じのようでして更に待つこと数十分。。 遠目に離れた場所で釣り糸を素早く手繰る様子が見えます。 でも手元に引き寄せられているのは以前見せてもらったハヤのような小さな魚。 文明の利器の魚探ナンゾは使わずに釣り師の経験と山勘で湖面にいくつもの穴をあけて 日本で合切箱と呼ばれる釣り道具箱兼用の椅子に座り 竿を上下にしゃくってアタリをジッと待つ。 いつ来るとも解らない魚信を何の抵抗も無く待ってる姿を見ると本当に我慢強いと感心しますが 間違い無く手前のリュックには凍えた体を温めるためのウオッカがしこたま仕込まれているのかも。。。 そいつを喉の奥深くに流しこまないと身も心も凍りついて いつしかこんな変わり果てた姿になってしまうハズ。 それではっ!