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整備のついでに排気の仕様変更をしたいと思い、少し前にオークションで手に入れておいた中古エキマニの再生を、この前の休みに行いました。

値段はこのパーツにしては手ごろでしたが、盛大に錆びていますのでとり合えず錆取りを行います。

物が大きいので錆取り液に漬け込む訳にもいかず、サンダーなどで物理的に錆を除去していきます、写真の左側は錆取りが終わった状態でもう一方は作業前です、右側の方の錆方が若干酷い感じです、この錆具合では錆取りをすると恐らく鉄板に穴が開くパターンですねぇ。
DSCN3702.jpg

錆取りを進めていくと、予定通り?穴がいくつも出現しました。
DSCN3705.jpg
DSCN3708.jpg

ここでちょっと解説をしておきますと、この穴が開いた部分は、下図のヒートエクスチェンジャーと言う部分になり、エキマニを弁当箱で覆った様な作りになっています。
空冷エンジンには冷却水が有りませんので、熱くなったエキマニに空気を触れさせて室内ヒーターの熱源に使用しています。
heatexchanger.jpg
と言うことで排気管に穴があいた訳では無いのでヒートエクスチェンジャー部分に穴が有っても、恐らく車検にもパス出来ると思いますから、ほっといても良いようなもんですが、温風と共にオイルの焼ける臭いや、排ガス臭が入ってくると嫌ですから、一応塞いでおくことにしました。

どうやって塞ぐかですが、ホントはボロボロの部分の鉄板を切貼って溶接するのが一番良いのでしょうが、錆びた薄板の溶接は自分の技量と道具では難しく、あまりチャレンジしたくありません。

そこで、とりあえずのずぼらですが、燃料タンクとかの錆穴ふさぎでやる様に、ハンダを使ってみる事にしました。
排気管の近傍にハンダはどうかと思いましたが、使用する板金ハンダの融点は215°有りますので、そこまで熱くならないのではとの予想でやってみました。

ハンダを盛り上げた状態です、まだ穴が残っていますが、とりあえずハンダが熱に耐えるのかの実験をしてみました。
DSCN3710.jpg

この様にエキマニ内をガスバーナーの炎で加熱して、エンジン稼働状態を再現してみました。
DSCN3712.jpg

で、結果はどうかと言うと・・・
しばらく熱すると、見事にハンダが流れてしまいました・・・(泣)

エキマニと少し距離が有るので大丈夫かなと思ったのですが、結構熱が伝わるのですねぇ。

DSCN3714.jpg

融点がもっと高い銀ロウを使えばいけるかもしれませんが、全ての穴を塞ごうと思ったら、銀ロウでは高くつきすぎます。

ずぼらは諦めて、また今度鉄板の切貼りに挑戦する事にしましょう。






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ディスクとキャリパーも取り付き、ブレーキの配管も
繋がりましたので、エア抜きを行いました。

DSCN3696.JPG

以前は、一人でエア抜きが作業できるワンマンブリーダを
使用していたのですが、どうしても2人でやるほうがしっかり
エア抜きが出来るような気がしていたので、今回は助っ人を
頼みました。

で、そのアシスタントは嫁さんです。

DSCN3693.JPG

最初のうちは、ややめんどくさそうでしたが、ちゃんと手伝って
くれたので、助かりました。

お陰でしっかりとした、ペダルの踏み応えが出せました。







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皆様お久しぶりです。

あまりの仕事の忙しさに、2月はとうとう一度も記事を投稿出来ませんでした。

この不況下に沢山仕事が有るのは感謝すべきなんでしょうが、忙しい=儲かるとならない所が困った所ですねぇ。

土日も仕事をしていることが多いのですが、何とか捻出した休日に作業は進めています、そのせいで疲れがたまってヘロヘロですが・・・。

前置きが長くなりましたが本題へ。

この前ベアリングを圧入したトレーリングアームへ、ハブを取り付けます。

ハブのアウター側をベアリングに叩き込み、スプラインの切られたインナーを差し込みナットで締めつけます。

ただ、このナットの締め付けトルクが半端では無く、えー確か300N-mだったかと思いますが、ホイールナットのトルクが130N-m程度なので半端ないトルクを掛けないといけません。

当然手で押さえている位では追いつきませんので、ラッシングベルトやレバーブロックを持ち出して作業台にトレーリングアームを括りつけて固定し、ホイール取付ボルトにブレーカーバーを噛まし、更にトルクレンチの柄をパイプで延長して締め付けました。
これでたぶん大丈夫なはずです。
DSCN3631.jpg

問題のナットはこれです。
DSCN3636.jpg

昨年末に作成しておいた、センタートンネル内を通るブレーキのパイプも取付ました、写真はフロント側の様子です。ポルシェはボトムがフラットなボディ構成となっていますので、リアへ行くブレーキ配管はこの様にボディ内部を貫通しています。
DSCN3653.jpg

ボディを突き抜けてリア側、左右へ分岐していく部分です。
DSCN3656.jpg

トレーリングアームを取付たら、スプリングプレート(黒い板みたいなやつ)と結合し、ト―とキャンバー調整ネジを分解前に付けておいた印に合わせ固定します、但しコレは暫定的位置出しになりますので、組みあがってからアライメント調整をしなければなりません。
サイドブレーキのシュ―や、ショック等を組付ければリアサスが完成です。(ブレーキディスクとキャリパーがまだついていませんが)
DSCN3668.jpg

37年落ちの大古車が、見違えるように綺麗になりました。

若干取り付けられてない部品も有りますが、車体側の組立はほぼ終わりが見えてきました、あとはエンジンです。
DSCN3673.jpg

お約束のビフォー画像です。
DSCN3150.jpg

そろそろドライブにも行きたくなってきましたし、ピッチを上げて組み上げたいですね~。

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前回の記事の後編?です。

間を空けずに記事を書こうと思うのですが、あっという間に1週間位経ってしまいますねぇ。

では、前回の続きを・・・。

リアサスのトレーリングアームが年末に清掃して綺麗になっているので、ハブベアリングを圧入して組み立てを進めることにしました、ここの所軽い作業ばかりだったので久しぶりのヘビーな作業です。

前にハブベアリングを抜き取ってから8ヶ月くらいは経ったでしょうか、油圧プレスを引っ張り出すのもそれ以来です。
プレス機を組み立てて作業台に乗せ、ご機嫌を伺いにレバーをキコキコと動かすと・・・あれ?
再度キコキコ・・・? 延々キコキコ・・・??
ピストンが全く動きません!。

困りましたね~、レバーを動かしてもシリンダーへ油が全然送り込まれていない様です。
また道具の修理から始めるのかと思うと、結構ブルーな気分になりますが、気を取り直して不具合の原因を探しましょうか。
DSCN3612.jpg

そこいらに油をぶちまけたりしながら、各部の点検等行いましたが外見上は問題ないようですので、次にボンプ部分を分解してみます。
ポンプのOリングやパッキンを疑っていたのですが、調べたところ特に問題ないようですね、ではいったい故障の原因は何なんでしょう。
分解したときに、ポンプ部分に油が来ていないように見えましたので、呼び水代わりにポンプ内へ直接油を注入してみました、レバーを操作するとチョットだけピストンに動きがありましたが、またすぐに動かなくなってしまいました。
DSCN3613.jpg

もうだめかと諦めかけていたのですが、もしやと思いヒートガンでポンプ部分を加熱してみたところ、なんと正常に動作するようになりました、どうやら気温が低くてポンプ部が冷たくなっていたのが原因だったようです、冷たくなると何で動かないのかは相変わらず不明ですが、対処法は判りました。

しかしこの時点ですっかり日が暮れてしまいました。
DSCN3616.jpg

辺りは暗くなってしまいましたが、せっかくプレスが動くようになったので、予定道りベアリングの圧入を行います。
新しいベアリングのインナーに力が掛からないように、古いベアリングを介してアウターレースを押していきます、写真は新しいベアリングがすでに所定の位置まで押し込まれた状態です、見えているベアリングはプレス荷重を掛けるための古い物です。
DSCN3620.jpg

そうそう、プレスに掛ける前に、ハウジング側を加熱して膨張させるのを忘れないようにしましょう、マニュアルでは120℃程度に加熱するように書いてあります。
例によって、写真に見えています卓上焼き鳥器用の電熱ヒーターで加熱しますが、気温が低いのと部品が大きいのとで温度が上がりにくかったので、補助的にガスバーナーで周囲も温めます。
電熱器から外すとすぐに冷めてしまうので、加熱温度はやや高めにしました、夏場などはベアリングを冷蔵庫で冷やしたりするのですが、今は十分冷たいのでそのまま作業しました。
DSCN3617.jpg

ベアリングの圧入作業自体は、あっという間に完了です、今回はプレスの修理のほうが断然時間を食いました。
トレーリングアームも綺麗になり、左右のハブベアリングも新品になりました。
DSCN3621.jpg

気休めですが、折角綺麗になったので錆び止めのためウレタンのクリアーを吹き付けておきました。
DSCN3624.jpg

因みに↓は、車体から取り外した直後の汚い状態です。
DSCN3285.jpg

部品の掃除や塗装は、面倒で嫌なことが多いのですが、綺麗になった部品を組んで行くのは楽しいです。

以上、年末年始の作業報告でした。



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ブログ更新の間が空いてしまいましたが、作業のほうはちまちまと進めています。

年末からの作業内容を、2回に分けて報告しましょう。

まずは、取り外してほったらかしになっていた、オイルタンクの塗装です。

ポルシェはドライサンプといって、クランクケース下部にオイルパンが無くオイルタンクが別途ある方式になっています。
タンクは、右後輪の後ろのフェンダー内に設置されています、タンクにホースが繋がっているのがお分かりでしょうか。
DSCN3135.jpg

エンジンルーム内にオイルの給油口があります、給油口の隣はオイルエレメントを取り付ける所です。
大きさが判りにくいと思いますが、このタンクにオイルが10L以上入ります、エレメントまで取り替えた場合のオイル交換時の必要量は実に13Lほどにもなります、高いオイルは入れられませんねぇ。
DSCN3342.jpg

フェンダー内ということもあり、取り外したタンクは泥とオイルで文字通りドロドロ状態です、とりあえず洗浄して(簡単に言ってますが結構大変!)そのまま放置してあったのですが、折角取り外したので塗装することにしました。
まずは塗装が剥げたり錆が出ている所があったりするので、全体をサンダーやスコッチブライトなどで磨きます。
DSCN3594.jpg

塗料をどうしようかと迷ったのですが、オイルの温度が夏場などでは100℃を超えてきますので、普通の塗料では軟化してすぐに剥がれてしまいそうです。

そのため耐熱塗料で仕上げることにしたのですが、耐熱塗料は一般的に常温乾燥後に熱を加えて(180℃で20分とか)やら無いと塗膜が十分硬化しません、マフラーとかだったら塗った後で走りまわれば自然と硬化するのですが、今回は何らかの方法で熱を入れてやらねばなりません。

そこで思いついたのが、家にあったカーボンヒーターで加熱する方法です。
写真では部屋でやっていますがこれは写真撮影用で、実際は例によって風呂場で行いました。
ヒーターがタンクに接触するくらい接近させると180℃位まで温度が上がります、ただ加熱範囲が小さいので何度も位置をずらしながら、数時間掛けて硬化させました。
塗装面が高温になってくると、塗膜から発煙しだしますがそのまま放置し、煙が出なくなると硬化終了です。

写真を撮っていると、自宅警備隊の猫たちが何事かと集まってきました。
DSCN3600.jpg

そうそう、加熱処理をするときに、マスキングテープを取らずにやったのですがこれは失敗でした、テープは焼けてボロボロになり、テープの糊はタンクにこびり付いてなかなか取れず、これを剥がして綺麗にするのが結構大変でした。

塗装終了後、ついでにタンクの油量センサーも清掃・点検し新たなパッキンに取り替えました。
センサーはハッキリ言ってただのウキです。
DSCN3609.jpg

綺麗になったタンクは、置いておくと邪魔なので車に仮止めしておきました。

タンク以外にここ数週間は、エンジンルーム内の配線等もぼちぼち復旧して行ってます。
DSCN3589.jpg


年末年始の作業状況 その2 へつづく。



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bunny911です、ポルシェ911をDIYでメンテ&モデファイして楽しんでいます。機械・車いじり、模型、各種工作が好きなおっさんです、愛読雑誌は"オールドタイマー"です。普段乗りの車はアルファ147...
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2024年11月
1
仏滅
2
大安
3
赤口
4
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5
友引
6
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7
仏滅
8
大安
9
赤口
10
先勝
11
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13
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14
大安
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赤口
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先勝
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19
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