溶接機です。
SUZUKIDのアーキュリー80ルナⅡという製品で、家庭用の100Vコンセントで使用できるノンガス半自動機です。(青い矢印)
もう1つの箱(緑の矢印)はオプションのリアクターボックスという物で、これを繋げば電流が安定し薄板の溶接がし易くなります。
こいつの良いところは、低価格であり小型軽量でシールドガス用のボンベも無いため持ち運びがラクに出来きて、それでいながら十分に実用に耐える所です。
ワイヤー径は0.8mmで板厚は0.8mm~5mm程度まで対応できます、もっとも0.8mmとかの薄板は非常に難しく、相当馴れないと穴が開くばかりですが。
欠点は、フラックス入りワイヤーの為溶接部周辺がとっても汚れる、スパッタの発生が多い、スラグに埋もれてビードの状態が解り難い(特に薄板物)。
どうしても仕上がりは、シールドガスを使うTIG溶接等にはかないませんが、扱いやすさ手軽さが良いですね。
この溶接機の前には、100V用の被覆アーク溶接機(手棒溶接機)を持っていましたが、これは全然使えませんでした。
なかなかアークスタートもしないし、始まってもアークが持続せずまともに使えませんでした、その当時は自分が下手くそなせいだと思っていたのですが(下手くそには違いないです)、ある時ちゃんとした溶接機を使わせてもらう機会があり、確かデンヨーの直流エンジン溶接機でしたが、びっくりするくらい上手くビードを引くことが出来、それ以来嫌になってこの被覆アーク溶接機は使っていません。
それから比べると、SUZUKIDのノンガス半自動機は全く問題なく実用に耐えます。
持ち運びがラクなので出張作業も可能です、写真は友人の依頼で友人のガレージまで台車を作りに行ったときの様子です。
完成した台車はこの様に使用しました、友人のお宝の引越しです。
台車が崩壊して車を落っことすことなく、目的地までたどり着けました。
9:20 誤字修正しました(溶接器→溶接機)