低気圧の影響から烈風が吹き荒び 遂には風花も舞いだして身も心も縮みあがる寒さの県北。
冬枯れの大地に顔を出し始めた春の使者に逢いに出掛けてみました。
到着した場所は天然記念物や市の指定文化財として手厚い保護を受けているエリアで
県内有数の群生地として知られている 大田原の金丸緑地環境保全地域。

那須野が原扇状地の扇端部にあたるこの地域は 蛇尾川等の伏流水が創りだした湿地帯で
群生地に設置されている木道の下に広がる落葉の絨毯の中にお目当てが見え隠れ。。。

遠目には落葉に同化して解り難いですが 暗紫色の仏炎苞が地面から飛び出しているのが数箇所

更に傍に近寄ってみると目に飛び込んできたのは座禅草。

名前の由来は暗紫色の仏炎苞の中にある楕円形の肉穂状花序が 座禅を組む僧侶に見えることからだそう。

地面のアチコチからニョキっと飛び出している姿を目で追いかけます。

なんだか姿形が水芭蕉に似ていると思ったら同じサトイモ科の仲間。

そもそもココは湿地帯ですが 乾燥しきっていて水分も無さそうな冬のこの時期に開花するとは。。。
仏炎苞の中にある丸い塊に小さな花を沢山咲かせて この時期にはまだ少ない虫達に必死にアピール!

太古の昔から連綿と続く命の営みに感服。
落葉に埋もれるようにひっそりと生きている座禅草に決して華やかさはありませんが
春に向って一歩一歩確実に歩み出している姿が目に焼きつきました。

それではっ!