ここ最近仕事が鬼のように忙しくなり、ポルシェの作業はまったく進んでいません。
土日もほぼ仕事で、なかなか時間が取れません・・・。
なので、少し前にサンドブラストのガンを改良した事をネタに記事を書きます。
DIYでよく使われるサンドブラストの装置は、大体が吸い上げ式のブラストガンと金属の箱の組み合わせになっていると思います。
ところが、この組み合わせが使ってみると大変具合の悪い代物なんですね~。
DIY用の2馬力程度のコンプレッサーでは、只でさえ非力なところへ加え、砂の吸い上げにパワーを食われてしまい研磨出来るほどの勢いで砂が吹けません!
エアタンクの圧力がフルの状態で吹き始めても、ものの20秒も吹けばすっかり威力が無くなります、これではやってられませんねぇ。
作業していて思うのは、箱の密閉度が高いとさらに吹きつけの勢いが削がれるように思います。
そこで、吸い上げにパワーを食わない重力式にすれば、多少は改善するのではと思い早速試してみました。
買ったものの全く使っていなかった吸い上げ式のブラストガンがあったので、それを改造しました。
改造といってもたいした事はないのですが、ノズルのカバーを外して吸い上げ用のパイプを太いものに付け替え、ペットボトルで作った砂タンクとホースで繋げば完成です。
元はこんなやつです。
白い袋部分に砂を入れて使うという事ですが、どうもいまいち・・・
砂タンクは2Lのペットボトルです、一杯まで砂を入れると結構持ちます。
そしてブラストBOXの蓋を開けたままで吹きつけます。
砂は大半が箱内で回収できます。
さて結果はというと、これが思いのほか良い塩梅で、今までの数倍の時間吹きつけの威力が持続します。
というか、タンクの圧力が上がるのを待たず、コンプレッサーが回った状態でも結構錆や塗装が落とせます。
これは大正解です!
が
問題は、蓋を開けっ放しでブラストするので、そこら中が飛び散った砂だらけです、もちろん作業者も頭から大量の砂をかぶる羽目になります。
帽子と保護めがねとマスクは必須ですが、耳の中は砂でじゃりじゃりになっちゃいます。
こんな感じなので作業場所が屋外でないと、この方式は無理ですね。