先日、ポルシェ乗りの知り合いと話をしていたのですが、その時にベンチレーションコントロールの所のランプは点きますか?と聞かれました。
かれこれ7年ほどこの車を所有していますが、そんな所のランプが点灯するとは全く知りませんでした。
場所はコンソール正面中央付近で、3つレバーがあるところの、上段レバーの横にある格子模様の部分です。
一応故障及び不動箇所ゼロを目指してメンテしていますので、早速修理に取り掛かります。
コントロールレバーユニットを引っ張り出すと、40年分の凄い埃です・・・
埃を拭き取って調べてみると、ちゃんと豆球が付いています、豆球はフィラメントも切れておらずそのまま使用可能でした、じゃあなぜインジケータ部が光らなかったのかと言えば、インジケーター部ではなく光が透過しない部分の穴に電球がささっていました?何故そんなことに成ったのかは判りませんが、豆球ちゃんは今まで誰にも気づかれる事無くこっそり光っていたようです。
正しい位置に豆球のソケットを差して、修理完了です。
消えている状態。
光っている状態。
写真中央部付近で、青く光っています。
ベンチレーションのブロアーのスイッチが入ると点灯します。
ちなみにですが、レバーの左側にも同じような格子模様があり、裏側から見ると赤色の透明樹脂が確認できます。
どうやら赤く光るようですが、配線図やパーツカタログを詳しく調べても、こちら側には電球は付かないようです、実際に配線も見当たりませんでした、何なのでしょうか全くの謎です?どなたか訳をご存じないでしょうか?
さらに発見したことは、インジケータの下に白い三角印が有りますが、実はこれが蓄光樹脂になっていて、光を当てておくと暗くなったときに、淡くグリーンに光ります。
これも今まで気が付かなかったのですが、その理由は、樹脂の蓄光能力がどうやら経年により劣化しており、暫く光を当てていても暗くして2~3秒もすると発光が確認できなくなってしまいます、これでは気が付きませんねぇ。
細かな事ですが、ランプが点く様になってまた完全体にチョット近づきました。