普段の足として買ったメガーヌ2(MF-4)ですが、乗る機会少ない。買い物が大量になるときは出していますが、運動不足解消もあって、山から降りて歩いて山上がって来るようにしてます。往復で数km程度のランチやお買い物なら歩いちゃう。メガーヌ2って結構いい車なんですけどね。
先日もお客さんの新しいマツダのアクセラに乗せてもらって、革張りの椅子はドイツ車のようだし(クッションちょっと薄いかも)、足回りもしっかりしてゴトゴトする事ないし、加速はスムーズだし、HUDの表示があったり、シートヒーターもすぐに効くし、運転中に電話もセンターコンソールのダイヤル操作でできるし、新しい車はすごいな〜って。ただ助手席乗っていて高速でものすごく飛ばしているかと思えば110km/hだったり速度感が高く感じるのは自分で運転していないからでしょうか? 。
お仕事でよく使うレンタカーのトヨタカローラアクシオやアリオン(プレミオ)もいい車だと思います。日本車的な80km/hまでならとっても安定しているし、国道を60km/h で走るには楽な車だと思う。加速性能は不足かなとか思いますけど、運転下手なお父さんや御年寄達にはこの程度がちょうどいいかもしれない。
でも休日のお買い物でメガーヌ2に乗ると、全く別物だよね〜って感じます。過不足はない国産車、よく出来ているな〜って思うこともあるけど、走るという基本の次元が全く異なる。普通にその辺の地方道を流れに乗っていても車の動きの自然さというか自分で運転していると思える車の状況の伝達量(情報量)が桁違いに違う。路面が分かるだけでなく、車の姿勢やタイヤの動きもわかるのに、振動を伝えるのではなく、乗っていて快適。もちろん加減速も活発にもスムーズにもなるので自在な運転が可能(急加速できる性能はないけどね)、いい車だな〜って。
それでも乗る機会は以前の車達に比べると激減しているというか、車でどこかに出掛けようって感じが減っているんですよね。もちろん山の中に引っ越して来て、家で過ごす時間が楽しいのもあるんですけど。
でも乗らなくなったに理由の一つが右ハンドルかな〜って。普段のお仕事で新幹線や飛行機で行った先でレンタカーの右ハンドル乗って、家では左ハンドルに乗る生活を長らく続けて来ていました。
右ハンドルも左ハンドルも両方運転して、左側通行の日本だからこそ左ハンドルの運転が楽だな〜って思うことが多いのです。ハンドルの左右の是非を問うつもりはありません(パーキングチケットの機械が右にあるとかの不便は別にして)が、こと走ることに関していえば左ハンドルが楽です。ダートの山道では飛ばして走るときは左だと直前の岩や側溝など見やすいし。戦前のフランスでスポーツカー乗りに右ハンドルが好まれたのと一緒だと思います(ルマンで活躍したベントレーとかの影響もあったでしょうけど)。
今はATに乗っていますけど、マニュアルトランスミッションだと左足と右手の操作の方が楽です(学生時代は右ハンドルのマニュアル車でグラベルの山道走り回っていましたから、どっちも慣れています)。体のホールドというか左足と右手の操作の時には左手でハンドルを握って右足の膝でセンターコンソールを押しながらつま先でアクセルコントロールしながら右手でのシフト操作が体が安定しているように思います(右ハンドルの時には右足の踵と右手で体を安定させようとしてますね)。
ハンドブレーキは左手の操作が楽ですけどね(そういう意味では左ハンドルで左のサイドシルにハンドブレーキが付いているアルピーヌA610は楽だったな〜)。
さてさてメガーヌ2が左ハンドルだったら、もっと車でお出かけしていたんでしょうかね? 。メガーヌ2RSの左ハンドルのマニュアルミッションとかなら毎週遠征していたのかしら? 。それとも運転する機会が減っているのはロートルになったからなんでしょうかね(^^) 。
自分の車で右ハンドルなのは自分史を遡ってみると、メガーヌカブリオレ(初代)でした。当時は右ハンドルしか輸入されていなかったので選択肢はなかったんですよね。プジョー604、シトロエンBX、そしてトゥインゴ(初代)と社会人になってからずっと左ハンドル生活だったのに屋根空きに乗りたいと病膏肓となり、右ハンドルに目をつぶりました。初のオープンはそれは楽しくて、あっちこっちに遠征したものです。でも運転はしずらかったな〜。その後にルノーR21t に乗り替えた時にはフレンチロケットの加速性能もあるけど、左ハンドルの運転しやすさに圧倒されたものでした。それからは、またしばらくアルファロメオスパイダー(FFの最初の)からプジョー406クーペ、アルピーヌA610、マトラ ムレーナとずっと左ハンドル2台体制でしたが、今回久々に右ハンドルのメガーヌ2です。どっちでも変わらないと思いながら、やっぱり左ハンドルの方がしっくりくるというか、運転楽だな〜って。どうしたもんなんでしょうね。