11月最初にクリオ2RSのタイヤ交換です。もともと履いていたのがミシュランパイロットスポーツ3、そして履き替えたタイヤがミシュランパイロットスポーツ3! 。はい、同じタイヤですね〜(^^) 。
実際には昔からお世話になっている鎌倉の小林タイヤさんに通って、いろいろ相談していたんです、つまり迷っていたんです。ミシュランのパイロットスポーツ3はプジョー406クーペ、アルピーヌA610と履いてきて、素晴らしいバランスのタイヤだとよく知っています。私程度の運転だとちょうどいいグリップと快適性と静寂性のバランスのとれた最高のタイヤです(車を振り回せるタイヤですね)。
ただクリオ2RS(ルーテシア2ルノースポーツ)だと、もうちょっと快適性に振ってもいいのかなって。というか購入した時に履いていたのがPS3の乗り心地が今ひとつ。結構硬めだと感じていました、古い車だからガタピシするのは仕方ないかと。その一方で発進時に盛大にホイルスピンしたりもしてます。
マトラムレーナに履かせていたピレリのチンチュラートP1でもいいかなと悩んでいました。ハンドリングはグニャっとするけど快適性はいいかなと。さらにクリオ2RSの170PSならP1のグリップでも十分かなって。
ところがピレリP1のサイズがないんです、国内在庫は1本だけ。しかもP1はP1ベルデって中国生産(アジア向け)の快適性に振った新型に変わるということで、もうP1は履けないんだと(><) 。
ミシュランではパイロットスポーツ4が出ていて、興味津々なんですけど20年前(2000年型)の古い車なのでタイヤサイズが195/50R15と扁平率が今時の車と違うのでPS4には該当サイズが製造されていないんです。もっとも50プロフィールタイヤだからこそ快適性があるんだと思うのですがね。
サイズ違いを履くことも相談したんですけど、結局今まで履いているのと同じPS3を発注したのが9月頃でした。それでも国内在庫なくて、船便で届くの待って11月頭にようやく装着です。(10月の車山のFBMには間に合いませんでした)。
古いタイヤは相当磨耗もしているし、ゴムも変質している感じですね。20年で11万km走行ですから、途中で2回ほどタイヤ交換はしているのではないかと思いますけど。これまで履いているタイヤでも4万km程度は走行しているのかな? 。製造年は見なかったけど5年は使用しているかんじでしょうか? 。交換したタイヤまだ釜から出てきたばかりのような色してますね。
乗り始めはどのタイヤでもそうですけど、消しゴムのようなニュルニュル、キュッキュ状態ですけど、しばらく乗り込んで高速道路走って熱を入れて、ブレーキングでしっかり皮剥きして、ようやく本来のタイヤの感触を感じれるかなって時期になってきました。
はい、それでタイトルのように自分の車が一段と大好きな車になってきました。クリオ2RSって素敵な車なんです。購入してすぐにガンダムのアナベル・ガトーのセリフを借りて「私は戻ってきた(ソロモンよ)」って、思わず口ずさむ程に、左ハンドルのマニュアルミッションで、パワーもそこそこで、コーナーリングでブレーキングとアクセルワークの姿勢変化で思うようにアンダーやオーバーを切り替えることができる車で、運転が楽しくなる車です。
その車が、同じタイヤなのに新しいタイヤに履き替えると、まずは見違えるほどに乗り心地が良くなって、さらには姿勢変化もつけやすくなって(コーナーリングスピードは上がっています)、一段と好きな車になってきました。
クリオ2RS(ルーテシア2ルノースポーツいいですよ)。
さて新しいミシュランPS3ですが、made in SPAINと書かれていますが、いつものように装着したタイヤのセリアルコードを確認しますと。製造工場はHCなので、ミシュランのスペインに3っつある工場の中のビトリア工場製ですね。
Cantábrico Hiribidea, 3, 01013 Vitoria-Gasteiz, Araba, スペイン スペインの北部にある工場ですね。
製造年は2019年の20週目ということで夏前に作られたタイヤが届いたようです。
さて、いつもタイヤ交換する時にリフトアップして、足回りの撮影をさせてもらうので、今回もファミリーカーの足回りですから、特に面白いものがあるわけではありませんが。フロントは普通のマクファーソンストラットですね。A型のロアワームの後方にIアームのように付いているのが、ぶっといですがスタビライザーです、笑いが出るほど太い(^^) 。さらにこの車は後付けのロアバーが付いています。これでハンドリングがシャープになっているとのことですが(乗り心地を硬くしている遠因でもあるでしょう)。
リヤは安いファミリーカー御用達のトーションビームですね。本来ならマルチリンクにするべきところでしょうが、まあ、このサスのおかげでテールが降り出すのだから良しとしなくてはいけないんでしょうね。荷重がほとんどかかっていないFFのリヤサスなんてこんな程度でしょう。リヤブレーキディスクの小ささを見ればグリップの低さが分かりますよね。
しかしクリオ2RSは本当の乗っていて、こんなに楽しい車があるのかと思うほど自然で思うように動いて(もちろんモアパワーがあれば申し分ないのですけど)、オイルショック前の車みたいに1トンに170PSですから楽しく乗れます。
ひとつ残念なのはベースがシティラナバウントみたいな小さなファミリーカーですから、押し出しがないことですかね。高速道路で後ろに張り付いてもなかなか道を譲ってもらえません。輸入車をよく知らないドライバーからすれば、ヴィッツかフィットが無理して追い越し車線で張り付いているくらいに思うのでしょう。リミッターにあたるまで加速していくレクサスとかいます。ようやくどてくれて、そこからさらに加速していくのを呆然と見ている感じがバックミラーに映っています。
アルピーヌA610とかマトラムレーナでリトラクタブルヘッドライトを動かすと目の前に道が拡がるのとは別世界です。やっぱり速い車はそれなりに見た目が違わないと困りますよね(^^) 。
見た目が地味で、特別な車に乗っているのが分からないのは、すごく便利なんですけど、速く走るには不利だな〜って。
それこそ全塗装して目立つ色に塗り替えれば道が開くのでしょうかね? 。痛車にするつもりはないんですけど。