皆様ご無沙汰しております、何かと忙しく記事がなかなか書けませんでした。
決してブログを書くのが面倒くさかった訳ではありません・・・。
春ごろに部品調達したまま放置していました、リモコン式電動ドアロック装置をようやく取り付けましたので、その顛末をご紹介します。
我が家のポルシェ君は、もうすぐ齢40年を迎えようかという老体ですから、当然電動ドアロックなどという快適装備はありません。
旧車なんだからそれでいいじゃんと思いますが、便利さを求めてというよりは、痛んでいくメインキーとドアのキー穴を温存するためにリモコンドアロック化しようという訳です。
ネット通販で適当な商品を調達、電動化キットとリモコンユニットを合わせて1万円ちょっとでした、台湾製ですがリモコン装置とかのクオリティはお世辞にも良いとは言えません。
とりあえず内装をばらして行きます。
内張りを取るとガムテでとめてある汚いビニールが出てきます。
このビニールの部品名称は、モイスチャバリアと言うらしいです、今回外しついでに新調します。
アクチュエーターの動作を考えるとこの位置がいいのですが、ここだとウィンドウの上げ下げ時にレギュレータ部品と干渉するので大分手前に設置する必要があり、そうすると今度は内張りと干渉して上手く収まりません。
内張りともウィンドウレギュレータとも干渉しないのは、この位置しかないようです。
動作時にリンケージの抵抗が大きそうですが、他に場所が無いのでこの位置に取り付けます。
ドアパネルに10mm位の穴をあけ、リンケージロッドを接続します。
リンケージの接続先は、ロックアンロックのノブの軸です。
反対側も同様に取り付けて、仮配線をして動作テストをします。
テスト結果は・・・
動きません。
やはりこの位置ではクランクを介しているせいか、抵抗が大きいようでアクチュエータがガチャガチャ言いますが、ロックも解除も出来ません。
ドアにいらない穴が開いただけ、という残念な結果になりました。
気を取り直し、他に場所も無く仕方が無いのでこの位置へ付け直しです。
銀色のステーは、ウインドウレギュレータ動作時にアクチュエータが引っかかって窓が上下しなくなるのを予防するためのステーです。
今度はアクチュエータの動きが、リンケージに対しダイレクトなので大丈夫なはず。
で、動作テスト・・・
今度はOKです、ロックもアンロックもリモコンで問題なく動作します。
新品のモイスチャバリアを用意し、今度はガムテではなく車屋さんが使うブチルテープ(黒い粘着材みたいなやつ)で装着します。
アクチュエータが出っ張っているので、内張りが浮き気味になりますが、ドア上部のトリムを付ければ気にならない感じです。
ついでの作業ですが、この車のドア内張りは別の車から移植されており、ドアのウインドウハンドル部とパワーウインドウスイッチの穴を隠すのに、でっかい金属版が貼ってあり、それが前から気に入らなかったので別の物に作り変えます。
都合よく家にあったプラ版とバルサ材で、穴が丁度塞がるサイズの蓋を作ります。
そしてまたまた都合よく手元にあった黒いビニールレザーの端切れで包み、金属板を剥がした後に貼り付けて完了です。
自分としては前よりは、ましになったと思います。
簡単な作業だとナメてかかっていましたが、丸2日かかりましたので、電動ドアロック化がこんなに苦労するとは正直予想外でした。