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カーくる編集部が様々なイベントに顔を出してイベントの模様をお届けするコーナーです。
witten by 美あんこ
世界中
うんうんする
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2016年より「CLASSIC MEETS MODERN(クラシック ミーツ モダン)」をテーマに開催されてきた『オートモビルカウンシル』も今年で3回目。
真夏のイベントとして定着しつつあるこのイベントは、今回も8月3日(金)~5日(日)の3日間、千葉県の幕張メッセで開催され、入場者数は3日間の合計で30,484名となった。
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ちなみに来年(2019年)は、東京オリンピック開催の影響により、4月の第一週の開催になるとのこと。旧車やビンテージカー、そして参加者にとっても体に優しく気持ちの良い季節の開催となる。

会場でまず入場者を迎えたのは特別展示車両の2台の”アルピーヌA110”。40年ぶりに復活した新型は国内では一般初公開となった。
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開催初日となった3日(金)の午前中はプレスタイムということで、出展自動車メーカー各社のブースにてプレスカンファレンスが行われた。

マツダ ブース

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毎回大きなブースを構え、オートモビルカウンシルでの存在感を示しているマツダブース。
今年の出展テーマは「MAZDA COMPACT HATCHBACK STORY」として、マツダの屋台骨を支えてきた歴代ハッチバックモデルを通し、その歩みを振り返った。
第1回 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことでも知られている5代目”ファミリア”、6代目”ファミリア”ベースでフルタイム4WDを採用したラリーマシン、2LのV6エンジンやスタイリッシュなデザインが話題となった”ランティス”、264PSを誇る2.3L直4ターボエンジンを搭載した辛口FFホットハッチ”マツダスピード アクセラ”、そして昨年の東京モーターショーで公開した次世代コンパクトハッチのコンセプトモデル”魁 CONCEPT”を展示。
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プレスカンファレンスでは、FR時代のファミリアから初代アクセラまでのデザインを手掛けてきたデザイナー”鈴木秀樹”氏と、魁 CONCEPTのチーフデザイナー”土田康剛”氏によるトークショーが開催された。
はじめに、先月の西日本を襲った豪雨にて被害を受けたマツダにも心配や励ましの便りが届いていることに感謝が述べられた。

鈴木氏は「4代目となるFRファミリアを担当した当時、ゴルフやシビックといった世界的なハッチバックに挑戦していった。5代目ではFFとなり、メカニズム面で先端技術を手にしデザインでも世界基準を目指した。その後の派生車などではマツダらしいスポーティなクルマ作りも心掛けた。9代目ファミリアのアメリカ市場導入に立ち会った際には、もっと強いデザイン、質の高いデザインに挑戦していかなければいけないと感じ、その想いを初代アクセラへと繋げた。」と国内基準から世界基準へと変貌していったカーデザインを振り返ると共に「80点主義から100点を超えるデザインを目指し、世界で戦うためにマツダらしい個性、感性に訴えるデザインを行っていく」という自身も行ってきた命題への挑戦を今後も継承してほしいと語った。
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土田氏は「初代アクセラで力を込めたリア(おしり)デザインをユーザーに気に入ってもらえた時は嬉しかった。”魁 CONCEPT”では色気のある塊、キャラクターラインを使わなくてもリフレクションだけで魅せられる生命観を表現しています。これはマツダデザインの次世代の方向を示すもので、日本の美意識も現しています。今取り組んでいる”引き算の美学”にて各要素を研ぎ澄ませ、控えめながらも豊かな美しさを目指しています。自動運転やカーシェアリングなどで人と車の関係が希薄になりつつある現代だからこそ、逆に人と車を感情的に繋げる”魂動デザイン”としたい」とマツダデザインの目指すを方向や意気込みを語った。
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スバル ブース

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スバルブースは「SUBARU SUV STORY ~量産初の常用AWDを作ったスバルSUVの進化の系譜~」をテーマに、”レオーネ 4WD エステートバン”、”レガシー グランドワゴン”、”初代フォレスター”、”新型フォレスター”を展示。
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プレスカンファレンスでは、スバルSUVの起源から現代スバルのクルマ作りへと続くストーリーを紹介。
1970年台初頭、東北電力から宮城スバルへ持ち込まれた提案がきっかけとなりスバルの乗用車ベース4WD車の開発が始まった。それまで4WDといえばジープタイプが主流であったが、雪国での点検作業等に使うには乗り心地や空調といった居住性に難を抱えていた。それらを解決するため宮城スバルでは試行錯誤の末、スバル1000バンベースの4WD改造車を作成しスバル本社に持込み数台の試作車が作製された。

その後初の一般生産車となったレオーネ 4WDは米国市場においても受け入れられたが、80年台後半に為替や米国景気の後退により販売は低迷。再び米国市場の復活を果たすためにとった”全車AWD”戦略が功を奏し販売が回復。その流れに乗りSUV開発を加速させレガシーベースのアウトバックが誕生。当初市場からはもっと本格的なSUVが求められていたが、いざ発売するとその本格的な走りと乗用車ライクな乗り心地で市場に受け入れられた。

一方、最初からSUVとして登場した”フォレスター”は、当初インプレッサのフルモデルチェンジとして考えられていたが、当時のSUVを求める市場に堪えるべく新型SUVとして開発されることになった。
その結果、ラフロードの走破性とオンロードの快適性を備えたフォレスターが誕生しスバルSUVの代表作となった。

その後もWRCよりフィードバックされた走りの楽しさや最新の安全性能を備えることで現代のスバルSUVの開発に繋がっている。
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アストンマーティン ブース

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アストンマーティンブースでは、日本初公開となる最新型の”DBS Superleggera”、そしてアストンマーティン・ワークスにより完璧にレストアされた”DB6 Mk2 Volante”を展示。
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1913年創業のアストンマーティンは、105年の歴史の中で約9万台を生産。大メーカーと比べれば微々たる生産数だが、驚くべきは実にその95%は今でも走行可能な状態にあるとのこと。
アストンマーティンの信念は世界で最も美しい車を作るということ。新たな100年では”セカンドセンチュリープラン”と称したプロジェクトを実行し、その一環として7年間で7台の新型車を作ることを掲げている。第一章として登場した”DB11”は大成功をおさめ、昨年末には第二章の新型”Vantage”も登場。さらに第三章として登場したのが究極のGT”DBS Superleggera”となる。

本国アストンマーティン ヘリテージ部門のアストンマーティン ワークスから来日したヘリテージディレクター”ジュリアン・レン”氏も登壇し、60年に及ぶ歴史での活動内容を紹介すると共に、日本においてもアストンマーティンのヘリテージモデルの販売とサービスを行う拠点を設けることを発表した。
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トヨタ ブース

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トヨタブースは”トヨタ博物館 meets オートモビルカウンシル”のスローガンの下、「元気ニッポン!!1960s!」というテーマを掲げ、1960年台の活気ある日本の自動車業界を彩った自動車たちを展示。日本グランプリやCan-Amで活躍したレーシングカー”トヨタ 7”、1万マイルスピードトライアルにて平均速度206.18km/hの当時の世界記録を樹立した”2000 GT スピードトライアル車(レプリカ)”、スポーツ800の原点となったライトウェイトスポーツ”パプリカ スポーツ(レプリカ)”、国際基準へ挑戦した3代目”コロナ RT40型”、そして2020年東京オリンピックを見据えたFCV”MIRAI”とともに展示されていたのは、なんと1964年東京オリンピックで聖火運送車を務めた日産の”セドリック スペシャル”だった。
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プレスカンファレンスでは、トヨタ博物館館長”布垣直昭”氏が登壇し、オートモビルカウンシルに参加する意義や取組を語った。
「トヨタ博物館はトヨタ自動車50周年の節目に創設され、来年で30周年を迎えます。一番の特徴は”メーカーの垣根を超えた自動車の歴史”ということで、他社の自動車も多く展示しております。”meets”に込められているのは”意気投合”という想いで、”トヨタ自動車”として出展するよりも”トヨタ博物館”として出展した方が、よりふさわしいと思いました。今回は日本の自動車産業が非常に元気だった60年代をテーマにした展示をしました。」

途中、オートモビルカウンシル実行委員”加藤哲也”氏も登壇し「自動車産業が世界一盛んな日本において、こと自動車文化という側面では必ずしも根付いていない。カーグラフィックという雑誌を通し自動車文化を広めてきたが一誌だけでできることに限界を感じ、メーカーなどの垣根を超えた交流が必要と判断しオートモビルカウンシルの開催に繋げた。激変する自動車業界において日本固有の武器とはなにか?と考えると、その長い歴史に裏打ちされた確かな文化をもっと発信していかなければならない。ただし懐古主義に終始するのではなく未来を見据えた活動にも繋げていきたい。」と改めてオートモビルカウンシルに想いを語った。
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日産 ブース

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日産ブースは「60 years of performance」をテーマに、60年にわたり時代を彩ってきた日産のレースカー、スポーツカーを展示。
耐久テストを兼ね出場したオーストラリア一周ラリーでクラス優勝を果たした”ダットサン1000セダン「富士号」”、数々のレースで伝説を紡いできた箱スカことKPGC10型”スカイライン ハードトップ GT-R”、1987年の東京モーターショーにて公開された幻の4WDミッドシップスポーツ”MID4-Ⅱ”、そして新世代のレースとして注目を集めている”Formula E”のコンセプトカーを展示した。
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オースチンのエンジンを参考に開発された988ccのC型エンジンはラリーでのトラブルの際にも、当時比較的手に入れやすかったオースチン用の部品を使用して修理できたことや、後部座席の天井に祀られた交通安全祈願のお守りも当時としては珍しかったこと、また助手席前方に設置された方位磁石は精度の高い航空機用を急遽用いたエピソードなどが聞かれた。
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日産は年末より始まるFormula E 第5シーズンから参戦予定。
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ホンダ ブース

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ホンダブースのテーマは「LEGEND History」として、フラッグシップセダン”レジェンド”の系譜を辿る。
マイナーチェンジで搭載されたウィング・ターボが話題となった初代、流麗なボディスタイルとFFミッドシップ縦置きエンジンという特異なレイアウトをもった2代目、それまでのデザインをがらりと変え、SH-AWDの採用や280psの自主規制を初めて突破した4代目、3モーターハイブリッドなど最先端のメカニズムを搭載した5代目。2輪のフラッグシップ”GOLD WING”も展示されていた。
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