一般的なエンジンのチューンアップ方法。
色々な方法があるが、チューニング技術において下記の行為はチューンアップといえるのか、合否判断をしてみたい。
1、 ターボエンジン車のブースト圧のみアップさせた。 ×
2、 NAエンジンのシリンダーヘッドを面研して圧縮比を上げた。 〇
3、 ボアアップして排気量を上げた。 △
4、 ターボチャージャを大きいものに変えた。 〇
5、 排気管を太くし、出口付近に向けて拡管した。 ×
6、 カムシャフトを作用角の大きな物に変えた 〇
7、 吸気・排気バルブのサイズを大きくした △
8、 圧縮比の高いピストンに変えた △
9、 エキゾーストマニホールドを等長にした 〇
10、 シングルスロットルから多連スロットルに変更した △
11、 吸気管を太く、短くした ×
上記内容の判断基準は燃焼(炭化水素の酸化反応)と言う化学変化が活発に行われたかです。
エンジンは燃焼と言う化学反応熱を回転運動に変えているのは誰でも知っていますが、殆んどの人がチューンアップする時には忘れてしまっているのではないでしょうか。
私たちがトレードオフの少ない効率的なチューンアップを可能としているのは常に燃焼状態を最優先に、色々なチューンアップ手法の中から最適なマッチングを追求しているからなのです。
次回第2弾では上記手法の合否理由を明らかにします。