さーて・・・・久々に毒吐いちゃおうかな・・・・(笑)先日、F1ブラジルGPが行われ、セバスチャン・ベッテルが優勝、レッドブルがコンストラクターズチャンピオンを決めました。
まあ、ポイントシステムの変更等あいまって、面白いシーズンであったとは思います。ドライバーズは最終戦までもつれたけど。
でもね・・・
やっぱつまんないんだよ、「今のF1」は。
「安全」は勿論重要で、人命が危険に晒されるのを見たいわけじゃないんだけど、「あいつは危険なドライバーだ。」って何よ?
私の好きなハミルトンとかベッテルとか、よくそういう言われ方するよね。2chなんかだとハミルトンなんて毛嫌いされてるからね。
じゃあさ・・・・「ディズニーランドのパレードでも見てれば?」って思うわけ。どうせ近年のマシンは、クソかっこ悪いんだから。
レースを見るっていっても、「バトルとその末の結末」を見たいわけであって、車がグルグル回ってるトコロを見たい訳じゃないんだよね。
そもそも、「ハミルトンが汚い」というなら、初チャンプをわざとぶつけて獲得したシューマッハはどうよ?って訳。
フェラーリファンって世界中に多いから、フェラーリで多くのチャンプを獲得したシューマッハを神格化してるだけじゃないの?って。
シューマッハは7回ワールドタイトルを獲得した偉大なチャンピオンです。異存はありません。
でも、俺が思うに、近代F1をつまらなくした原因の一端はシューマッハにあると思ってる。正確にはフェラーリかな。
それは、「ピット戦略で抜く」という「戦術」をあみ出した・・・というか当たり前にしちゃったのが、シューと当時のフェラスタッフだと思うから。
インラップ+ピットワーク+アウトラップでタイムを稼ぎ、コース上でのバトル(リスク)を減らしたのがフェラーリ。
これに慣れちゃった若いF1視聴者は、ハミルトンやベッテル、小林なんかは「危険」なドライバーとなるんだろうね。
俺はベネトンで走り始めた頃のシューマッハは、決して嫌いじゃなかった。レース後半、セナを怒涛の勢いで追い上げる展開なんか、
セナファンの俺からしたら「敵」だけど、ドキドキワクワクして見てたもんだ。
でも1994年にヒルにぶつけて初チャンプ獲ってから嫌いになって、例の戦術を頻繁に使いだしてから、「大嫌い」になった。
そんなことしなくても、コース上で抜けるはずだったからね、彼の腕とマシンがあれば。
まあ、昔に比べればスピードも上がってるし(と言っても、コーナリングスピードだけど)、何らかの処置を施さないと、
世間的にも許されないんだろうけど、そればっかりじゃレースは面白くないんだよね。我々素人だって、サーキットでぶつかれば責任は自己責任。
例え自分は悪くないと思っても、自分の修理代はあくまで自分でねって世界なんだから。
昔・・・確か誰かチャンピオンだと思ったけど、「我々の報酬には、命も含めた危険手当が含まれているんだよ。だから高給なんだ。」
と言い放ったドライバーがいたけど、今やそんな気概を持ったF1ドライバーはいないんだろうな。
観戦する側も・・・90年代前半のでもいいから、昔のグランプリを見てもらいたいね。
マンセルとかアレジとかセナとか、名だたるドライバーが繰り広げた肉弾戦を見てから、「レース」ってのを感じてもらいたいね。