ビジネスマンズエクスプレスとして活躍するアルピーヌA610 turbo ですが、今回はスタッドレスも履いているので青森まで出張の足にしてみました。3連休の最終日に出発でしたが下りは空いていました。朝ゆっくり出て14時過ぎには平泉で観光、中尊寺から毛越寺に。(金堂は撮影禁止なので古い方の覆堂)
この日は走行距離600kmほどで花巻温泉の奥にある鉛温泉 藤三旅館。ここの白猿の湯は床下から源泉がポコポコ湧いてます。しかも立って入る、古い温泉なので混浴です(女性時間あり)。露店も雪の積もった渓流眺めながらで気持ちよかったです。湯治棟もあるみたいだし、また来たい温泉でした。外観より屋内は風情あります、部屋の天井は昔の家みたいに高いし。
翌日は朝ゆっくり温泉に入って、10時出発で講演と懇親会に。200kmほどの走行ですが八幡平くらいから雪がちらつき始めました、道路の横は積雪ですが、路面は乾いていました、普通に走れますね。この日は二次会に締めのラーメンで弘前のビジネスホテルにチェックインは24時半頃。
朝食から打合せで、その後も2件ほど打合せがあってから酸ヶ湯温泉に。で、夜まで仕事の電話で。酸ヶ湯までの道もほとんど路面が見えていますが、到着近くになると路面が雪で覆われるところが出てきて。この日の夜から粉雪舞い散り始めます。
一晩でこの状態、15cmほど車の上に積もっています。金曜朝の村長との打合せが入って、もう一泊することに。ようやくゆっくり湯治できます。有名なヒバ千人風呂は混浴です。この時期なのか夫婦で一緒に入っている人多かったですね。翌朝のために夕方に雪掻きして車が運転できるようにしましたが・・・ 、夜の雪で。
結局朝5時起きしてお風呂入ってからまた雪掻き、汗をお風呂で流して、7時にチェックアウトですがお湯で凍りついているフロントウィンドウ溶かして、デフロスターかけてもすぐにフロントウィンドウが凍結始めます。-16℃で昼でも-3℃の八甲田山ですから。ちなみに積もった雪は息で吹き飛ばせるほどです、だから風が吹くと地吹雪で目の前が真っ白に。
ちなみの長靴と車のスノーブラシは持参です。
走行始めるとフロントウィンドウの左右が凍ります、真ん中から前見て降雪で真っ白な世界で路面も粉雪で真っ白、横の除雪壁も真っ白で、ブレーキ踏めばスキッドするし、2速でゆっくり下山です。半分も降りるとようやく気温が戻ってフロントウィンドウが凍結しなくなったので、2速パワーオンで後輪降り出してフルカウンターで斜めになった新雪コーナーリングが楽しめます。
問題は下界に降りてきて轍が出てきた時に、フロントのチンスポラーが雪を擦ることですね。国道で流れが早いところでは左車線に寄せてハザードつけて40km/h以下に減速です。
朝9時からの打合せを終えて10時には帰り道に。
帰りは750kmの一気ツーリングです。途中で食事と凍結防止剤で真っ白になって前が見えないフロントウィンドウを洗ったりしながら1時間ほどのロスはあるものの6時半に帰着(最後の藤沢バイパスで事故渋滞30分、それに圏央道の中央道と東名分岐渋滞がそれぞれ2kmほど)。燃料補給も一回ですから、いいペースで走っていますね。
7時間半も走ると体が車に慣れてくるのか、ロングツーリリング自体が楽しくなってきます、圏央道のペースの遅いのは辛いけど。
ビジネスマンズエクスプレスは長距離移動で疲れないのが基本ですけど、いいペースで走れればアルピーヌA610 turbo は疲労なし、腰痛なしです。スタッドレスのQ規格の制限が無ければもっと快適かも。ちなみにQ規格の制限近くでの高速コーナーリングではタイヤが縒れて微妙に滑っていますね、わずかなカウンターとアクセルコントロールでの姿勢変化は必要です。夏タイヤならそんなことも必要ないくらい安定しているんですけど。
山道と違って高速道路ではシートバックはワンノッチ下げ気味ですね。シート位置もワンノッチ下げるて、ゆったり姿勢で乗っています。
往復で1500km走行です。驚くことに燃費は11〜13km/Lを記録してます。3リットルターボで加減速を頻繁に繰り返してこれですから、燃費走行なら15km/Lも狙えるのでしょうか? 。
発進はしんどいですけど、信号待ちや事故渋滞(今回は1kmの上り坂を坂道発進の繰り返しで30分)がなければ、快適なアルピーヌA610 turboですからロングツーリング向きの車かもしれないですね。
P.S. 雪に埋もれた車を宿の除雪の人はフェアレディZと呼んでいました。バブルの頃のZ32型だと思っていたんでしょうね。エンジンはリヤなんですけど(^^) 。