二台持ちになって車趣味の世界が広がったように思います。免許持っているの一人なんだから、車は1台で十分じゃないと家族に言われて、2週間も口を聞いてくれなかったのに、2台目でお迎えに行ったら、いきなり綺麗じゃない!っと助手席に座って、走り出せば乗り心地いいわね~、オーディオの音もいいわねって。2台目持ってみればそんなものでした。
最初に2台持ちになったのは今から11年ほど前の2011年でした。アルファロメオ916スパイダーが重整備で秘密工場にドッグ入りしてから3ケ月程の経過でお正月休みにスパ買ったお店でプジョー406クーペの売り物が出た、即買いでした。ルガノグリーンというもともと欲しかった色だったし。
そこで2台乗りになって、オープンカーとロングドライブ用のクーペと言う一つある意味では究極に組み合わせと思っていました。(昔にお友達でメガーヌカブリオレとプジョー607という理想形の方がいたのもあるし)
でも生産年代がほぼ同じ2台1997/1998で、メーカー(アルファロメオ/プジョー)の中でもそれぞれスペシャルな成り立ちの2台。デザインはエンリコ・フミアさんのピニンファリーナとダビデ・アルカンジェリさんのピニンファリーナで、なんと生産ラインが並んでピニンファリーナの工場で製造されていました。
しかも乗り心地や操縦安定性もそっくりで驚いた覚えがあります。つまり見た目は違っても素性は同じ車でした。排気量は2Lと3Lと違っても加速の雰囲気は似てました。
次に二台持ちになったのは、2016年でした。アルファスパイダーを手放してから、人生の終いの車と思って、アルピーヌA610に乗っていたら、お盆休みに見つけてしまった、マトラ! 。ムレーナがやってきて、アルピーヌ&マトラって、これもある意味では究極の2台持ち!! 。病膏肓に入るってところですよね。
実は車の本格的に興味を持った1973年の自動車雑誌で最初に気に入った2台がマトラバゲーラとアルピーヌA310でした。それ以来いつかとは思っていましたが、2013年1月にアルピーヌA610に出会って、エンジン掛かったのは2014年4月でした。そして2016年8月にマトラ・ムレーナが納車されて、そこから整備で実際に普通な運転ができたのは9月でしたが2回目の2台持ち達成。今回はA610が1992年でムレーナはその10年前の1983年でした。
時代は違いますが、アルピーヌはA610が最後(その後に復活アルピーヌA110(2代目)が出ました)、またマトラもスポーツカーとしてムレーナが最後(ランチョはオフローダーというかSUVの先駆けというか)なので、この当時はある意味アルピーヌ&マトラの最終形の2台持ちという至極でした。
乗り味も加速性能に違いはありながら、シビアなハンドリングでフレンチスポーツカーの真髄でした。高速コーナーリングでアクセルワークで思うように姿勢変化できる車でしたね。
排気量は3Lターボと2.2Lですから違いはあるにしても、運転姿勢は全く一緒で足をまっすぐ前に投げ出すような姿勢はピュアスポーツカーそのもの。助手席の女性にはヒールがある靴だと座りにくい迷惑な車だったかも、家人には両方とも乗り降りしにくい(頭ぶつける)、腰が痛くなると不評でした。
そして今回は2020年5月に昔乗っていた黄色いメガーヌカブリオレ を見つけて・・・ 、まだ今現在エンジンかかっていないですが、クリオ2RSとの2台持ちです。乗れる様になるのは2021年ですかね。
最もクリオRSはアルピーヌのデュエップ工場で手組みの2LのDOHCエンジンなのに、メガカブはルノー量産の1.6Lエンジンですけど。
サイズもクリオとメガーヌって微妙に大きさ違いますけど・・・ 。でも似たような2台ですね。カッ飛びクリオ2RS(ルーテシア)とゆったりメガカブ(初代)ですけど・・・ 。どこか似ているハンドリング? 。乗り心地(硬さは違っても)も似通っているし。
3回の2台持ちともどこか同じ様な2台持ちになってしまうものですね~。その時に求めているものが一緒なんですかね? 。
お友達を見ると、奥様用ではなくて、自分用の2台持ち(通勤用を除く)を見ると、ベンツGクラスとアストンマーチン(オープン)とかシトロエンC6とルーテシアとか違う組み合わせに乗っている方が多いですよ。中にはアルファロメオ164とプジョー406クーペと言うほとんど同じ車に乗っている方もいますけど(本人は全く違う車と思っているだろうけど)。
さらに3台以上お持ちの方になると違う車、同じ様な車も増えてきて似ているかどうかなんて言えなくなってしまうものですが。