おはよう新潟。今日もやっぱりドンヨリだね。
さて、本日は3年ぶりに、新潟の事務所に出社。
やる事は、郡山,仙台,盛岡の3箇所のデポからの出荷をコントロールする事です。
入り口ドアのすぐ横の応接セットに、店を広げます。
出荷のコントロールと言っても、仙台のデポは壊滅ですから、受信した注文データは
取り消すだけですから、実質2箇所です。どんだけ大きい取引先が、どんだけ
無茶を言い、恫喝してきても、そ知らぬ顔で丁重にお断りです。
さて、、、他の2箇所、、、、出てきたデータを見てびっくり。通常の3倍ならぬ、
約10倍はあろうかという発注量です。
被災地ですから、客は殺到しますから、しょうがありません。しかし、そんな在庫を
持っている訳は無く、またトラックの燃料が無くて、行けるエリアは限られます。
行ける店舗を問い合わせ、各店の発注をガシガシ削っていきます。
そんな最中・・・・
原発で水蒸気では無い何かの爆発が起こります。
間もなく発覚する、今までに無い放射能の観測量・・・・・
郡山デポの契約業者は、本日の業務停止を決定いたしました。流石に無理でもやれとは
言える訳がありません。在庫を見ながら配送量を調整していた時間が、一瞬で無駄になります。
とはいえ、そのリカバリーは単純です。仙台同様、全て出荷停止にすればいいだけなので。
気を取り直して、盛岡センターの調整にかかります。こちらも他と同様、燃料不足に
苦しんでおりますが、何とか9店舗ほどは配達できるとのこと。ならばその9店以外を
0にしてしまえば、事足りる・・・と思いましたが・・・
そう、発注量が普段の10倍程ですから、たった9店舗の注文でも、欠品が生じます。
うわあ・・・・こっちも振り分けか・・・・
四苦八苦しながら、ようやく明日の配送が固まったら、今度は納品伝票の訂正です。
しかし・・・ここは新潟支店。本来の新潟支店の得意先の訂正作業が、これまた膨大な物に
なっています。終わる気配はまったくありません。データは各店毎、商品毎に訂正をしなければ
なりませんから、いったい何行になるのでしょう。
新潟支店分が終わってから、仙台分にとりかかったら、それこそ真夜中になりますから、
実際に伝票を発行する倉庫でも、待っていてもらわなければなりません。
待っててくれるわけがありません・・・・
おもむろにいつもの取締役に電話をかけ、「訂正は、本社システム部に手伝わせます。」と、
「お伺いをたてる」のではなく、生意気にも「宣言」をします。得意技です。
それでもケリがついたのは夕方で、昼飯も食わずにやっていたため、クタクタです。
それからは色々なメーカーに、発注をかけたら納品は可能な状態なのか?を確認したり、
付随する作業をして、ようやく長い長い一日が終わりました。
かなり目が疲れたので、近くの薬局に目薬を買いに行くと、棚からは見事にカップラーメン、
ティッシュペーパー、トイレットペーパー等が、綺麗さっぱり消えていました。
計画停電に備えて、電池なんかも結構減ってます。
きっと、備えに備えて備えすぎて、災害が来る前に通常消費されて終わるんだろうな。