さて、2代目となりましたエリーゼのサクラム管ですが、実は先週の新潟行きの際、
激しいビビリ音を発しておりました。
なのでちょっくらチェックしてもらいに行って来ました。
U社長が後部に張り付いてチェック。
すぐに触媒部分に取り付けられている遮熱板の取り付けボルトが、一つ無くなっているのを発見。
どうやら原因はこれのようです。
しかし、遮熱板を手で押さえてみても、かすかにまだ気になる異音が発生しているというコトで・・・
サイレンサーを取り外してみると、中でなにやらカタカタ動く音が。
実は・・・・「秘密の部品」の固定が完全ではなく、ガタが発生していたようです。
この、「秘密の部品」とは・・・・通常の製品版には無い部品。
元々、2ZZ用として開発されたサクラムサイレンサー。許容回転数の低い1ZZエンジン用に、音量,音質が
元気なものになるようにと、実験的に取り付けられていた物でした。
新潟でお友達に試乗してもらった時、「低回転からしっかり良い音が出るようになってますね。」と、好評だったのですが、
当の本人はそんなものが試されていたとはつゆ知らず。「エアクリがノーマルになってるから、音が良く聞えたんじゃない?」
などと、素っ頓狂な回答をしておりました。(爆)
そうだったのかと慌てて、「しゃちょ~。ソレ、外さなくていいですから。」と声をかけます。(笑)
遮熱板に対策をしていただき、「秘密の部品」はしっかり溶接していただき、ハイ元通り。
試乗してみますと、遮熱板のビビリは完全ではないものの、気にならないレベルに。
肝心のサイレンサーは、低回転から高回転まで、心地良い快音を響かすようになりました。
いや~この音、マジでいいわ!と、「製品版もこの仕様にしましょうよ。」と提案しましたが・・・
高回転まで回る2ZZにこの仕様のサイレンサーを着けると、騒音規制値をオーバーしてしまうと。
1ZZ/2ZZ用サイレンサーとして販売しているため、そうすることは出来ないとのお話でした。
う~ん。ソレはちょっと残念でしたが、逆に考えればこの1本が「特別仕様」的な考え方にもなるわけで、
それはそれで「ちょっとしたプレミアム感」が、個人的な満足度を高めてくれます。
とても良いファインチューニングとなりました。