ヴァンテアンターボに乗っていた頃に集めたものですが、ルノーの最初のターボF1ミニカー。アルピーヌがフォーミュラーカーを作っていたことを知っている人も少ないかと思いますが、日本にも1974年にF3が輸入されて国内F3当時は(FJ1300?)で走っていました。アルマジロと呼ばれたスリット付きのエンジンカウルは特徴的でした。当時はスポーツカーノーズ全盛期です。
http://minkara.carview.co.jp/userid/215710/blog/36522953/
さてその後にルノーがオール自製でF1にデビューするのですが自然吸気3L時代に圧倒的に不利な1.5Lターボです。当時のルールでは耐久のスポーツカーレースではターボの係数で1.4倍計算でしたので、ノーマルアスピレーション3Lに対してターボカーは2142ccの制限で活躍を始めるわけです。ポルシェやルノー(アルピーヌA442)ルマンで総合優勝し始めたのを受けて、F1にターボカーデビューです。この時期のF1のルールではターボを想定していなくて機械式ツール型スーパーチャージャーの換算係数2.0だから3Lに対して1.5Lなんですね。まったく無理だと思っていたのに至福の時を経て大活躍し、F1のターボ時代を幕開けしたんですね。
手前左から RS01 1978年モナコGP ジャブイーユ No.15
中央が RE22 1980年アルゼンチンGP ジャブイーユ No.15
右も RE22 1980年モナコGP アルヌー No.16
そして奥が真ん中と同じ車ですが 1980年RE20 アルヌー No.16
しかしコレの表示は疑問ですね。
手前左は RS01 に見えます。
中央は RE20シリーズですね。
右は RE30シリーズではないかと。
そして奥が RE20シリーズですね。
これをしっかり検証しようとするならこの本を買わなくては。
Alpine & Renault: The Development of the Revolutionary Turbo F1 Car 1968 to 1979
http://www.amazon.co.jp/Alpine-Renault-Development-Revolutionary-Turbo/dp/1845841778/ref=sr_1_1?s=english-books&ie=UTF8&qid=1462184222&sr=1-1&keywords=Alpine+Renault+F1
当時のF1デザインの中で不思議なリヤウイングの下側サポートがまるでアメリカズカップのレーシングヨットの後部のような形をしています。これが大好きでした。
1/18の方はなんと上部カウルを取り外せて中が全部作り込まれています。さらにハンドル切ると前輪がステアします。とんでもないですね。サスは不動ですが、この細いアームでしっかり金属製の車体を支えているので驚きです。当時のウイングカーですからサイドポッドは翼形状でスカートが地面に接地する構造ですね。これが車のルールとして良かったかどうかは判断迷いますが究極まで行った形状であることは確か。F1の一つの究極の形ですね。