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RCZ+レストア途上(マトラM503LX+ルノーメガーヌカブリオレ初代)
マトラ&アルピーヌ降りました(1055車嗜好=M552 + D503)
MATRA Murena & Alpine A610 turbo マトラ&アルピーヌ生活終わりました。
(昔はプジョー406クーペ + アルファ916スパイダーでした)

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ネットを見ていたらプジョー604の話をしている人を見つけた。
1985年から4〜5年ほど所有していたので懐かしくなって、自分の昔のHPで当時のコンテンツを探して見た。
今読んで見ても、当時書いたことが全てですね。良い車でした。
2002.09.13 -------ラブ・フォーエバー604-------
 
pugeute604.jpg
minicar604.jpg
 
 プジョー604と聞いて姿が浮かぶ人はほとんどいないのではないでしょうか? 。504だとああ、あのハイエナみたいに腰の下がった奴ね、または昔の目がつり上がったのって言う人は多いと思います。でも604は?ってなりますよね。
 当時だとシトローエンCX、ルノー25が同世代の競争相手です。日本には西武自動車が78年と79年に輸入したと言われています。(一説には25台づつとか、全部で75台との説もあります)
 購入したのは5年落ち、新車時に600万円程度の車が150万円で購入でした。高いんだか安いんだか(^^; 。その頃はプジョーは人気がないどころかほとんどの人はメーカー名を知らない! 。205や309の人気が出るのは12年目に廃車にする頃にようやくです。
 当時関西に住んでいたのでプジョー604の中古車を探しまくり神戸、京都、名古屋に各1台がありました。神戸の武庫川のお店にあった金色(ベージュ?)の604に一目惚れで3ヶ月通って180万円が150万円になったところで購入。サービスでタイヤをミシュランのXVSに交換して貰いました。

 一見なんの変哲もない大形セダンです。でもそのコンサバティブなデザインはピニンファリーナでボディにピニンファリーナのバッチが付いています。ほとんど地味に感じるピニンファリーナのデザインですが全体の造形そのもののバランスが絶妙であることには職人芸のような感覚を覚えます。フロントフェンダーの微妙なまろやかさとエッジラインの切れは独特のモノです。一度は所有してみたいピニンファリーナデザイン、ワックス掛けが楽しくなります。

 2.6Lのオートマ(当時は3速)でとにかく横幅が広い車です。当時は国産車が小型車枠に縛られていましたのでクラウンやグロリアより横幅が10cmも大きな車体は目立ちました。背も高いのですがグランドクリアランスが大きく、女性だと乗り降りに苦労したようです。最高速度は180km/h程度です。
 90km/hからサイドミラーの風切り音が出始めます。試乗したときにも気がついて早速CGで調べると目立たないように書いてありました。
 乗り心地はとにかく最高のフランス車。しなやかで柔らかくてしかもダンピングは効いている。当時の荒れた阪神高速の目地段差でクラウンが2〜3度上下しているところを必ず一回半の沈み込みで乗り越えていきました。サスペンションもいいけどそれ以上に素晴らしいのがシート。しかもリヤシートが最高、人に運転してもらえば、これ以上の車はないくらいです。もちろんフロントシートも普通のフランス車の水準以上です。フワフワなんですけど体重がかかって沈み込むと背中全体を包み込んでホールドしてくれます。ちょっとシトローエンDSに似た感触です。座るとその時点では柔らかいけどしっかりサポートしてくれています。出来の悪いバケットシートが木枠で囲われるのているような印象を受けるのと対照的な感覚でありながら効果は同じです。素晴らしいのは実はリヤシートの乗り心地、ほとんどの人がうたた寝してしまうくらい快適でした。家族からも一番乗り心地のよかった車と言われています。
 ハンドリングも素晴らしいです。柔らかめのセッティングのフランス車の常でロールは目一杯しますが、ロールしてからのハンドリングはシビアな位に正確。さらにロールしていくとロールオーバーステアでセミトレーリングアームに支えられたリヤタイヤが滑り出します。
 不思議だったのはライトの点灯動作で手前に引いてスモール下に下ろしてロービーム押してハイビームでした。
 もう一つ不思議と言えばワイパーです。普通の2本式のワイパーですが、その生えているのが車体の中央部に2本並んで生えています。運転席の前に2本のワイパーが並んでいて右側は一本ワイパーのように端から端まで、左側(下側)は左端から真ん中少し先までを拭取ります。並んでいるので2本で同じ所を拭取るかのように不思議な動きをします。

 エンジンは今にまで至るPRVのV6の最初のものです。オートチョークがガス作動で燃費が悪くなったり、アイドリングが安定しなかったり苦労しました。驚きべきことに以前の整備でエンジンのアースがこのオートチューク系のところに接続されていて、温まるとエンストするというとんでもない症状がありましたがディーラーの必死の探索で解決しました。その後は快調。クリープが大きいこと位しか問題ありませんでした。
 そうそうエンジン関係だとファンベルトの調整が難しく、高速の渋滞で一度ファンベルトが切れて自走できなくなりました。あっという間にボンネットの隙間から白煙(水蒸気)が上がり始めて驚きながら路肩に寄せました。その後は切れることはありませんでしたが、急発進でキュルキュルとベルトが滑る音が聞こえる症状は最後まで完治できずでした。
 10年目位でマフラーが錆びて折れてしまって爆音仕様になったことがあります。
 あとオーバーヒート対策も不完全で夏場の信号渋滞を4回以上並ぶとオーバーヒートの徴候が出ます。604に乗っていた頃は大阪市街地の渋滞する場所と時間を知っていて回避するのはドライブの必須条件でした。郊外で走ると最高の車なのにね(^^; 。
 結局、関西に住んでいる時はずっとこの車で過ごしていました。横浜に転勤になって山の上に住むようになると大きな車体を持て余し気味になったのと、流石に10年以上経つとあっちこっちのゴム系の配管が裂け始め手放す決心をしました。不思議なことに西部自動車さんがシトローエンBXを納車した帰りに下取りで持って帰る途中の上り坂でもうもうと黒煙を吐いて生き絶えたということです。自走できなくなって廃車になったと聞いています。
 しかし今でも好きな車の一台ですね。



プジョー604の話をしている人の記事はこちらでした。
徒然なるままに 2016年04月17日

かつて西武自動車販売社が輸入を手掛けたプジョー604

https://minkara.carview.co.jp/userid/591647/blog/37709917/#koko
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  夢の中で車仲間(きもださん)と話していたのですが、世間一般の人の車購入を考えると40代以上のおじさんは今だに昔の車ヒエラルキーに沿って買い替えていくのが多いのかと。(若い人は車を買わないし。女性は軽自動車に走るようだし。)

 

 昔は赤ん坊から墓場までと車メーカーは言ったものですが、実際はカローラからクラウンまで(あくまでトヨタ系の例)を所得の増加と合わせて順々にクラスアップしたものです。

 車にたいして興味がない人だと隣の人や同僚を見ながら車のクラスアップを行う。というか係長でカリーナ、課長になってマーク2で、部長になったらクラウンとか(会社の営業車みたいですが)、今だと役員でレクサスですね。家も同じようなもので、結婚してマンションに住んで、子供ができたら、大きなマンションか郊外の一戸建てを買うのも同僚と一緒とか。

 

 途中でSUVやワンボックスという分岐に移る事はあっても、基本は同じクラスアップを行うみたいに思えます。

 マーク2クラスの時に輸入車のゴルフに行って、BMWまたはアウディからベンツに至る分岐もありますね。

 基本的にどれも収入と価格帯が相関しているように思われます。

 最近だと本当に車に興味がないとプリウスに逃げてヒエラルキーから抜け出すこともあるようです。なぜかテスラやBMWのEVには行かないですものね。

 

 ところが車好きはこのクラスアップに頓着しない。免許とってすぐは家の車を乗り回して、バイトや就職で好きな車を購入して、その後はどんどん深みにはまる。

 世間のクラスアップに逆行するかのように大きい車から小さい車に乗り換えてみたりもするし、自分が好きなものが何なのか突き詰めていくようになって。

 それこそ子供時代の夢だったスーパーカーに乗る人もいれば、趣味のいい輸入車のセダン(ランチアとか)に乗る人も。家族のためでもエスパスとか。アウトドアでディスカバリーとかも。

 

 自分の車遍歴を思い出してみると学生時代に国産車(田舎では家の商売の都合で限定されてました)。

 社会人になってフランス車に乗り始めて。それでも企業戦士時代はセダンにこだわって(当時はCGの小林彰太郎さんと車師匠の福井の渡辺モータースさんの影響ですね)。小さい会社に移って世間体から解放されてどんどんスポーツカー路線&趣味車(旧車)になって。

 なんか若い頃は同僚や近所を意識しているサラリーマンの遍歴のようですね。

 

0)プリンス(日産)グロリア A30縦目 (白) 借り物 3ケ月運転

1)日産 スカイラインワゴン WPC110ケンメリ (グレー) 4年所有 廃車:クラッチブロー

2)トヨタ スプリンターセダン E40 (明緑)1年所有 売却

グロリア縦目.jpgスカイラインワゴン.jpgスプリンター.jpg

3)プジョー 604SL (ゴールド) 4年所有 売却:引取時エンジンブロー

4)シトロエン BX19TRi (淡青) 11年所有 廃車:エンジンブロー

5)ルノー トゥインゴ キャンバストップ (濃青) 2年所有 売却

6)ルノー メガーヌカブリオレ (黄色) 1年所有 売却

7)ルノー R21t(ヴァンテアンターボ) (黒/黄色水玉) 5年所有 廃車:エンジン凍結ブロー

8)アルファロメオ スパイダー(916) (黒/黄色水玉) 5年所有 廃車:エンジンブロー寸前

8-9)プジョー 406クーペ (淡緑) 3年所有 売却:追突リヤバンパー割れ

10)アルピーヌ A610turbo (青) 5年所有 売却

10-11)マトラ ムレーナ2.2 (青) 2年所有 売却

pugeute604.jpgbxkiyosato.jpgtwingoside2m.jpgmeganek4.jpglouis21.jpgyamanakako00.jpgcleone2014011.jpgfbm2015099.jpg2016fbm.jpg

 

 フランス車乗りになってからは大きな車からどんどん小さな車へと関心が移っていて、トゥインゴまで行くと小さ過ぎるかとメガーヌになりました。その後は横幅3ナンバー枠で前後は5ナンバー枠みたいな車が乗りやすいと同じような車ばかり選ぶようになりました。

 屋根開き欲しい病もBXでサンルーフ付き、トゥインゴでキャンバストップ、メガーヌでオープンとどんどん開放感を求めるようになりました。スポーツ志向でR21tはサンルーフでしたが(ただし開かない)、屋根開き欲しい病の再発でアルファスパイダー(916)になりました。

 スポーツ枠で言うと2Lターボか3Lノーマルアスピレーションもしくは3Lターボが快適です。406クーペもリミッター域まででしたら快適な感じでした。ただし4速ATでは加速のたびに置いて行かれますけど。加速性能ではルノーのターボF1時代のヴァンテアンの2Lの4気筒ターボとA610の3LのV6ターボの中速トルク感は半端なかったですね。トップエンドよりも中間加速に主眼を置いているので乗って速い感じはとっても充実してました。

 ついでに言うとスポーツカー風なメガーヌカブリオレやアルファスパイダーは基本的にセダンのフロアパン流用なので基本動作はアンダーに躾けられた乗用車のスポーツカー風の運転です。それに比べて専用設計シャーシを持つA610やムレーナは初期応答がクイックでリニアで、普通の人にはまっすぐに走らせうことも困難なくらいですが、山道でナチュラルなテールスライドしながら走り回るには最適のハンドリングです。よく雑誌のインプレッションで直線番長的なこと書かれていますが、素人レベルのライターさんが乗りこなせていないだけで、こんなにシビアで楽しい車はないと確信しています。(それまでは自分の車を友人に運転させたものですが、この2台からはオールドスポーツカーを乗りこなし所有していた人以外には危険でハンドル貸し出せなくなりました。80km/h以下では実に平穏なんですけど、高速になると豹変します、それをリヤエンジン(ミッドシップ)の特性のフロントリフトとか言う人もいますが、違うんですよね~。)

 

 ところで、今は次の車何乗ろうかと考えている時期ですが、やっぱりオープンカーかキャンバストップで屋根が大きく開く車がいいな~って。速い車は2台目でいいけど。目を三角にして走るのではなく、ゆったり高速クルージングできる車にも久々に乗りたいな~って思っています。

 助手席に座る人にはプジョー406クーペがいまだに一番良かったと言われています。2台目所有で口も聞いてもらえなくなっていましたが、ルガノグリーンでお出迎えに行ったら、いきなり良い色ねと言われて、座ると内装も素敵よと、さらにオーディオの音も遮音性もよかったものですから、ピアノ曲聞きながらのドライブで車としての合格点出たのが印象的でした。走りも優雅でしたしね。

 そんな助手席の人のOKの出るオープンカーってないだろうな~(^^; 。

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  マトラムレーナとアルピーヌA610を降りて、今は車がない状態です。そろそろ落ち着いてくると、さて次は何に乗ろうかとウズウズし始めて来ます。スポーツカー2台体制から一新してとなる訳です。
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基本的に屋根開きに乗りたいな〜っと。以前のプジョー406クーペとアルファロメオ916スパイダー(FFスパイダーGTZ)はある意味理想の組み合わせでした。GT的な走りの出来る流麗なクーペとスポーツカー風のオープンカーの組み合わせ。2台あるなら1台は屋根開きの方が理想ですね。この時は2台ともピニンファリーナでデザインだし、エンリコ・フミアさんとダビデ・アルカンジェリさんで最高の作品でした。
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以前にはルノーメガーヌカブリオレにも乗っていたことありました。これてもいい車でした。でもスポーツーカー気分で走っているとドアンダーで怖い思いもしました(^^; 。
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オープンカーだと走る魅力は我慢しなければいけないのかもしれないな〜ってジレンマです。早く2台体制になれるならいいですが。レンタカーで乗ったプジョー306カブリオレもいい車でしたが、AT4速は今乗るには辛いかなとか。
306cab003.jpg

今でも一応はフランス車縛りしているから辛いんですよね、何にも考えないなら助手席の乗る方の推薦もあるBMW Z4なら問題ないんでしょうけど。でも乗るとつまらないかな? 、あまりにもまともで。
現段階の条件は
0)オープンカー
1)フランス車
2)左ハンドル(これでとっても限定される)
3)できればマニュアルミッション(壊れないように)
4)可能なら面白い車(個人的に趣味にあう車)
5)できればエレガンスな車
6)無理とは思いながらハイパフォーマンスの車(絶対的に速くなくてもいいけど振り回したりはしたい)
7)もしあるなら後ろにエンジンがあれば最高! 

こんな条件で次期候補を探しているのですが、ないですね〜(^^) 。
4)5)6)7)は無理としても、オープンカーで左ハンドルでマニュアルミッションというだけでフランス車では選択肢は限定されていまします。
新車ではないですね。もしかすると新しいアルピーヌA110のカブリオレが入ってくるかもしれませんが、現段階では買えそうにないからな〜って(^^; 。

普通に探して中古車であるのはプジョー307CC、206CCです。それこそ206CCのローランギャロスの左ハンドルとかあればとも思いましたけど、屋根が開かなくなってとかも聞いてビビっています。
ルノーだとウィンドがありますね。ウィンドのゴルディーニなんて惹かれますが、開放感も欲しいかなとか。それに乗車姿勢が高いんですよね、その分運転しやすいのかもしれないけど。車山で見たウィンド素敵だったしな〜。
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デタッチャブルトップという意味ではお友達が乗っているマトラM530も素敵だけど普通には中古車が出てこないですね。
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そういえば昨年見た映画「ボンジュールアン 」に出ていたプジョー504カブリオレが以前の車山にきていましたね。あれが手に入るなら乗って見たいものです。最初に乗ったフランス車がプジョー604SLでしたから同じ次期のピニンファリーナデザインで雰囲気似ているんですよね。
fbm2015026.jpgpugeute604.jpg

内緒だったのですが、マトラ&アルピーヌの時に3台目としてヴェンチュリ狙っていました、バカですね〜(^^) 。秘密工場からは大昔に新車のヴェンチュリの車検取得整備で半年近くかかって、とんでもなく大変だったのでベンチュリの整備は勘弁してくれと言われていたのもあって躊躇していたのですが、売れてしまったようです。屋根開きませんけどね(><) 。
venturi ask000.jpg

さて実際に買うまでにはまだちょっと先かもしれないし、本当に欲しい車が出てくるまで足車でフランス車の格安車を一時的に買うかもしれないですけど。
でも、もし出会ってしまったら、また何かとんでもないのに乗っちゃうかもしれませんね。
なんて考えているのも楽しいものです。




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  アウトレーヴさんでマトラ ムレーナ売りだしています。よかったら見てください。
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一昨年の夏休みに来たマトラ ムレーナでした。来たときはひどかった、現状販売だったけど、ブレーキの効きが大甘で、4輪ともタイヤ銘柄がバラバラだし。その後に旧いクルマでは、お約束の冷却水パイプ割れでローダーに乗って。さらにリザーバータンクも割れたのを補修して使っていたので真鍮で作り変えてもらった。
なんとかFBMには間に合って完調で車山から上高地まで走り回ったものでした。35年前の車でも普通に足として使えるかと思っていたら、水温上昇でリザーバータンク作り直しとかもあって、最近はクラッチ切れなくなってマスターシリンダーのオーバーホールとかもありましたし、電磁燃料ポンプのご臨終で出先で帰れなくなったりも。
幸いにも秘密工場がマトラのパーツリストの部品を見てプジョーのパーツで使えるとか、ルノーのパーツと一緒だとか判断してくださるので、助かっています。さらにマトラ友の会のメンバーで自分で整備するのに予備パーツを持っている人がとりあえずパーツを貸してくださり、本来なら半年待ちとかなりそうなところを2〜3日で修理上がってくる(次回海外パーツ取り寄せ時に追加発注)。皆んなの協力で普段使い出来るようになってました。本当に感謝です。

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マトラ購入しての最初FBMでマトラ友の会が結成されて、初めて4台のマトラが一緒に並んで話題になりました。その後もFTP他でマトラが集まる機会を何度も得られて、日本でのマトラ認知も上がった来ました。ムレーナだけでなく、M530もジェットも(最近はバゲーラ輸入された方も出て来ました)。
そしてマトラ友の会主催でランデブーフレンチレトロというイベント開催まで行えるようになりました。旧いフランス車の集まりが広がって来ています。

matrafbm2016001.jpgftp003.jpgrfr401.jpgrfr403.jpg

さてマトラ ムレーナですが正式名称はタルボマトラ  ムレーナです。ムレーナはフランス語でウツボとか? 、なんでって思いますね。マトラシムカ バゲーラの後継機種で横並び3座ミッドシップというのは一緒ですね。バゲーラは4輪ともトーションバースプリングですが、ムレーナは2.2 エンジンを積むためにはリヤスプリングはコイルに変えられています。
オリジナルフレームにFRPボディとの珍しい形態ですね。リヤエンジンよりもリヤ荷重が重くて、タイヤショップでリフトで持ち上げて前輪外すとひっくり返りそうになります。乗り方はリヤエンジンのアルピーヌA610と一緒の感じですが、アルピーヌほどステアリングが鋭敏ではないけど、それでも普通の車よりはウルトラクイック。パワーはないけど車重が軽いので山道では60〜100km/h程度でもパワーかけていれば後輪を流してカウンターステア当てて立ち上がって行く感じで走れます。
流石に旧い車なのと204km/hの最高速度でちょうど6000rpmになる5速マニュアルミッションの設定ですから、高速道路の100km/h巡行は3000rpmというちょうどトルクの谷間でちょっといけてません、煩いし。で、結局にムレーナ乗りは80km/h 2500rpm程度で静かにゴロゴロ流すか、4000rpm以上に速度帯を上げてしまってかっとんで行くかになります。ツインキャブの2.2Sの方々は特にかっ飛ぶようです(^^; 。

フロントエンドが尖っていて薄いので現在の歩行者安全対策のデザインでは絶対にできないようなエクステリアなので貴重ですね。リトラクタブルライトも。
室内はシトロエンのような特殊な一本バーのステアリングです。アルピーヌよりは全高高めですが、それでも今時の車の横に並ぶと低い車ですから降りる時にはサイドシルに手をついて立ちがるようになります。
乗車姿勢はスポーツカーそのもので足を前に投げ出して乗るのですが、シートは80年代までのフランス車そのものでフカフカです。足回りもスポーツカーのギチギチではなくてフランス車のロールする足周りを固めた感じで、乗り心地はフランス車でハンドリングはピュアスポーツカーです。
運転しているとスポーツカーそのものですが、80年代初頭の車ですから。絶対性能はその程度です。ポルシェが空冷の930でSで最高速度が225km/h、フェラーリが308や512BBの時代ですね。

絶対性能はたしたことありませんが、乗っていて体感的に楽しいスポーツカーであることは事実。ただキャブレターなので、寒いときはチェークを引くし、スイッチ入れて燃料ポンプのコトコト鳴るのを聞いて、アクセルパタパタと加速ポンプを動かしてからエンジン始動の儀式的な部分も残っています。
当時の車としては横3座なので幅広だったけれども、現代からみれば普通のサイズで前後は極端に切り詰められていて、レイアウト的にはストラトスのようです。Aピラーの微妙に曲がっているデザインとかはフランス車的ですね。というかどこから見てもフランス的かも。

マトラってフランスの航空宇宙産業の会社というかミサイルメーカーです、ドゴール大統領から依頼でモータースポーツ進出。1969年にはジャッキー・スチュワートをF1チャンピオンに(エンジンはDFV)してますし、1972年73年74年の3年連続ルマン24時間優勝(このときはエンジンも自製V12)のコンストラクターです。製造技術に関しては当時のF1や耐久レースの参加者の水準を遥かに超えていたと言われています。性能は図面(設計)によりますが、図面指定通りの正確な工作精度で出来上がったり、当時のFRP技術の遥かに上をいく仕上がりと固さだったと。アルピーヌがA310までの頃とルノーV6T(GTA)からA610につながる時代のマトラからFRP製造技術が伝えられた以降では全く精度も剛性も違うと言われています。

フランスのモータースポーツを考えるとマトラとアルピーヌは決して忘れられないものです。
murenacookpit002.jpghayamajikan301.jpgauto201.jpgauto301.jpgsannnin001.jpgnousya035.jpg
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アルピーヌA610 turbo 降りました。同じアルピーヌA610のオーナーさんに売却しました。完調のA610に乗りたいとのことで、高速巡行できてエアコン効くmy A610 に乗り換えの予定です。昨年8月から動いていないA610スカラベを売却予定だとか(元々エアコン動かない車でしたし)。

AUTOCARのスペシャショップナビでアガリの車として紹介されたのでずっと乗っているものと思っていました。
https://www.autocar.jp/specialshop/2014/06/26/81172/


フランス車に長らく乗っているとアンダーパワーに慣れてしまいますが、フレンチロケットと呼ばれたルノーR21t (ヴァンテアン ターボ)に乗って前後の荷重移動でのコーナーリングを覚えました。220km/h(最高速度227km/h)まで一気に加速するのを楽しんでいました。
そしてアルピーヌA610 turbo で200km/h速度帯での高速コーナーリング(山道だと120~150km/h程度で3速)を堪能しました。ブレーキングでフロント荷重して進入してからリヤのトラクションで加速すればまるで腰の横に外側後輪があって(バイクのウィリー加速のように)アクセルコントロールで自由自在に向きが変わるのを楽しめましたし。フロント荷重かけないで進入時に軽くアクセル戻すとフロントに軽い荷重がかかってふっとフロントがインに切り込むし。コーナーの立ち上がりでアクセル戻すとフロントがクンと外側に振れるので、オンレールだと思っているのは実はリヤの僅かなスライドとカウンターステアの状態だったのも分かるというコーナーの理想郷で走り回っていました。アルピーヌはコーナーリングマシンなのはA110の頃からの伝統のようですが、A610で完成形になったのかと思うものです。

加速に関してもフレンチロケットのルノーR21t(ヴァンテアン ターボ)のドッカンターボと違って、まるで大排気量V8のようなシュルシュルと加速するのは異次元体験です。加速って普通は低速からの加速感を感じるのでしょうけど、一番の違いは劇的なことは何もないのですけど、高速道路で80km/hからの加速も160km/hからの加速も同じ状態でシュルシュル加速していくことです。

もう一つ強烈な体験はスポーツカーとして専用にシャーシが作られた車は量産車ベースにスポーツカーに仕上げられた車とは素生の違いから全く別物だというのを実感できたことでした。よくレースの世界で箱(ツーリングカー)とフォーミュラーカーは動きが別物と言いますが、まるでその感じです。
オーナーになって半年ほどは高速道路で80km/hでしか走れませんでした。もちろん真っ直ぐ走るんですが、高速道路の3車線の真ん中を100km/hで走っていて、路面のわずかなうねりでちょっと進路が乱されますよね、それを手首動かして修正すると、発振して3車線フルに使って蛇行する羽目に何度も陥りました。周りの車が急ブレーキ踏んで後方に下がっていきます。他の車は何をふざけて危ないな〜って感じでしょうけど、運転している本人はガードレールに突き刺さるのではないかと真っ青になりました。
何度か怖い思いをしてから思い出したのはレーシングバイクで走っていた当時のことで、脇を締めてハンドルを抑え込む。コントロールは手首を動かすのではなくて、肩を動かすようにするとハンドルは指一本分くらい動くのかな? 。直線の修正はこれでOK 、慣れてしまえば苦労はしなくなります。
特にリヤエンジンなので160km/hを超えるとフロントが浮いて来ます(特にフロントのガソリンタンクが軽くなると)、そう言っても230km/hで巡航していてライン変更などは自由自在です、これも慣れて急ハンドルなどを切らなければ大丈夫。軽く減速した時と加速時でハンドルの効きが大幅に違うことを知っていればなんの問題もありませんでした。
コーナーリングマシーンと感じるのは切り込んだ時のハンドリングの効きがウルトラクイックというかダイレクトというか。一旦これに慣れると、普通のセダンのハンドリングが鈍重だなって思うくらいです。

そしてこんなにスポーツカーしているのに、乗り心地は250km/hオーバーの世界の車(最高速度は265km/hだそうですが経験ありません)なのに乗り心地がものすごくいいことです。そこはやはりフランス車なんですよね。もちろんフレンチセダンよりは硬いんですけど、シートの形状もいいし足回りもしなやかです。タイヤがゴツゴツする感じはないんです。
ただスポーツカーなので(本当はGT カーですけど)、ハンドルもブレーキもクラッチも重いです(ルノーV6Tと比べると軽くなったというけど)。さらに足は前に投げ出して乗るので(助手席も一緒なのでヒールのある方には辛いかも)3時間以上連続して運転していると足首曲げる操作だけで右足も、クラッチ踏み込むのに足首を曲げる必要がある左足も足首から足の甲にかけての筋肉が痙攣します(乗り慣れていても長い時間は痙攣しますね)。1時間おきにトイレ休憩とかしていれば問題ないんですけど、名古屋や車山から飛ばして一気に自宅まで帰り着くような運転していると自宅そばの渋滞にハマると足が痙攣してました。

しかし降りてみて、いい車だったな〜って、一生に一度の経験でしょうけど、素晴らしい車を完調な状態で思いっきり走り回れたことに感謝です。しかもスタッドレスまで付けて雪道を斜めになって走ってもみたりもしましたし。

次のオーナーさんはトヨタのCカーのミッションやリヤサスを設計していた人で、今ではEVレーシングカーを作っています。こんな人に貰われたmy A610 は幸せだろうな〜って。
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