猫足はムッシュビバンダムにて｜プジョー復帰、RCZに乗り始めました

RCZ+レストア途上（マトラM503LX＋ルノーメガーヌカブリオレ初代）
マトラ＆アルピーヌ降りました（1055車嗜好＝M552 ＋ D503）
MATRA Murena & Alpine A610 turbo マトラ＆アルピーヌ生活終わりました。
（昔はプジョー４０６クーペ　＋　アルファ９１６スパイダーでした）

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2023年10月29日

猫足はムッシュビバンダムにて

witten by 水玉のドラグ

　ミシュランからタイヤ入荷の連絡で、ようやく猫足復活。ミシュランPS5（パイロットスポーツ５）に履き替えたらフランス車らしい乗り心地とハンドリングがRCZに戻ってきました。
前オーナーさんがピレリから履き替えたという国産メーカーのプレミアムタイヤのまま乗り始めたRCZですが、左ハンドルMTだけは出力が200PSになっているだけでなくサスペンションセッティングも硬くなっているとの雑誌他からの知識です。
７月に貰ってきてから、コーナーではほとんどロールすることなく、ハンドル切っただけ曲がっていきます、そのままコーナー通過速度帯が上がっていくと、速いコーナーで曲がり込んでいってもほとんどロールを感じることなく、後輪がブレーク始めます。後輪はトーションビームですから路面追従性に難があるのかもと思っていました。
それよりも硬い足回りにサイドウォールの硬いタイヤが付いている感じです。コツコツ、ガタガタ、ドタッと強請られる日々。低速でのゴツゴツは仕方ないかなとしても、下道の早い速度帯や高速道路のゆっくり走っていてもゴンゴンくる感じです。目地段差なんかビシッよりもドンッて感じですかね。
　それがミシュランPS5にしたら、動きは同じ感じですし、音もしているのだけど、全体に当たりが柔らかに感じます。音もちょっと高域に遷移した感じでバスドラでドガドガされていた感じが減りました。
コーナーではこれまでに比べると思いのほかロールします。言い方変えるとドイツ車のコーナーからフランス車のコーナーリングになった感じ。グリップも向上しているのでコーナー侵入速度が上がっているのも原因の一つですが、ロールして踏ん張る感じです。最後は後輪がトーションビームなのでブレークする感じです。ただ前輪も縒れて滑り始める感じもあります。それでもあくまで車を操っている感じが向上してドライビングフィールがあるだけでなく楽しく姿勢変化させて乗る感じが戻ってきています。FFなのにRRのアルピーヌA610を思い出すかのコーナー立ち上がりを感じたりして。ESPがうまく作動しているのもあるんでしょうけど。
フランス車にはミシュランタイヤ（ムッシュビバンダムさん）ですね。サイドウォールの柔らかさと踏面のしっかりした強固さがいまでも生きている感じです。個人的には７０年代末のXAS/ZX時代からのミシュランユーザーですから絶大な信頼感は揺るぎませんね。
車趣味って一番効果があって安上がりなチューニング（セッティングor改造）はタイヤですから。今回は235/40R19という今までに個人的な経験のない大径タイヤなので４本で２０万円越えでびっくりしましたが40プロフィールでは普通の価格ですね。納得＆満足のミシュランPS5で一気にロングドライブが楽しみな車になりました。

ミシュランタイヤに替えてから女神湖サニーフレンチモーニング〜アロンフランセ車山とロングドライブに行ったのですが、皮剥き＆熱入れの走行のために猫足を感じながらも、ちょっとセーブ走行で７００kmほど走り、先日ようやく富士山３合目まで走って、やっぱりミシュランタイヤはいいな〜って実感してきました。乗り心地もコントローラビリティも良いし、走行音も静かな方なので運転しても疲れが少ないですね。

今回のタイヤ交換は鎌倉の小林タイヤさんにお願いしました。鎌倉に住んでいる時にお世話になっていただけでなく、K4GPでTeam TANSAN としてGP2で前回まで５連覇中だったとか。パンフの表紙に載っていますね。今年はオーナードライバーさんの好みでベストセッティングよりもロールする方向に振ったのでタイム落ちそうだとは聞いていたのですが、優勝は逃したようです。そんな方々ですのでタイヤのフィッティングは完璧でここで組み付けてもらうと速度関係なく振動が出ません。技術料で５千円ほど払っても安いものです。タイヤの値段もそんなに高い訳ではないですし。職人技が生きるタイヤさんにお願いできるのって車趣味として恵まれています。

そんな小林タイヤさんですが、RCZが７月頭にやってきて、前オーナーさんのタイヤでの１ヶ月の我慢生活も限界で、見積もりに行ったら、８月頭なのに、サイズ調べて国内在庫なし・・・　、入荷予定は１２月末で、組替できるのはお正月明けとの返答。え～、タイヤの溝もこの５ヶ月で5000kmほど走るとしたら残り溝ではもたないかも～って（プライベートだけで、そんなに走るなとも言われそうですが）。
タイヤサイズからだとミシュランタイヤでオールシーズンのクロスクライメイトもあるし、グリップ重視のPS4+もあるのですが、クロスクライメイトは国産スタッドレスと同じR規格で160km/h制限だし、PS4+は私の求めるサイドウォールの柔らかさ足りないかもと（以前にルノーR21tの時に横浜タイヤのネオバを付けたことあるのですが、サスのブッシュが動いてサスがガコンガコン言っていました）、RCZでもサスブッシュが潰れそうですね。
もともと初代パイロットスポーツをメガーヌカブリオレ初代に付けた時には素晴らしいタイヤ性能に驚いたものですが、R21tでは国内生産のミシュランPrecedaPP2で失望し、406クーペの時に付けたPS3に納得して、その後はA610でもPS3で走り回っていました。CLIO2RSでもPS3でした。
でも今回はサイズ的にPS3の正常発展型のPS5ということになりました。新しい設計に期待もありますね。
１２月か１月か〜っと諦めムードでも、注文だけして待っていたら１０月に入って急遽PS5入ってくるよ〜って連絡で、ぎりぎりFBM（アロンフランセ車山）前にタイヤ交換で再度鎌倉までとんで行きました。時期的にスタッドレスタイヤ交換前なので比較的空いていて平日の昼から１時間ほどでタイヤ交換。これまで付いていたファルケンタイヤ AZENIS FK510 とお別れです。ファルケンタイヤとしてはフラッグシップタイヤ（最高峰グレードのプレミアムタイヤ）ですが、個人的には合わない感じですね。
今回装着したミシュランタイヤPS5はセリアコードを見ると２３年８週の生産ですから２月末生産のスペイン製です。
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毎回恒例ですが、小林タイヤさんで新しい車でのタイヤ交換の際にはリフトアップして下回りの写真を取らせていただいています。

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フロントは普通のマクファーソンストラットで変哲もないですね、ラジエラーグリル下のフェアリングがしっかりしているな〜というのとフロントタイヤ前のアンダースポイラーが実際のエアダムかなとか。

リヤはトーションビームでもう少しコストかけて欲しいところです。

rcz rear sus 20231012.jpg

改めて下から眺めると見てくれだけのスポーツカーで実態はプジョー３０８初代そのものですね。これではミシュランタイヤPS5を装備しても平均以上の速さを求めるのは無理無理ですね〜。サスセッティングでスプリングを硬めにしてフロントのスタビライザーも太くして、ショックアブソーバーの減衰力を高めてあるのでしょうけれども、フロアパンもサスアームも３０８のままでは所詮乗用車の足回りだと納得するほかないです。
ま、２００psになっても1.5Lツインスクルールターボで加速もそこそこ、CLIO2RSより遅い車ですから。
幅広で大きく重くなっているので高速道路のハイスピード巡行は楽ですけどハイウェイスターにはなれない車ですから。
紅葉の中で寛ぐには最高の車なんですけどね（そのためにはミシュランPS5必須でした）。
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