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またアルファロメオがやってくれた。

2010年にデビューした3代目 ジュリエッタが、日本を代表する工業デザイナーのKEN OKUYAMA(奥山清行氏)とコレボレーションすることで更なる魅力を手に入れたのだ。

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今回、アルファロメオと奥山氏のコラボレーションのベースになったモデルは、ジュリエッタのSportiva(以下スポルティーバ)で、エンジン・オブ・ザ・イヤー2010を受賞したマルチエアエンジンを搭載したモデル。


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スポルティーバは QUADRIFOGLIO VERDE(クワドリフォリオヴェルデ)に継ぐセカンドレンジモデルだが、その中身はダークグレー仕上げアダプティブ機能付きバイキセノンヘッドライトや、レッド仕上げのブレンボ製4ポッドフロントブレーキキャリパー、スポーツサス、新デザインのレザー/アルカンターラ製ヒーター付パワーシート、スタート&ストップシステムなど、内外装共に充実した装備の魅力的なグレードだ。

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そして今回、KEN OKUYAMA氏とコラボレーションした事で、スポルティーバは KEN OKUYAMA DESIGN オリジナルホイールK.o.002、ステンレス鏡面仕上げの KEN OKUYAMA エンブレム、専用ボディストラップを手に入れた。

今回、カーくる編集部が試乗したのはコラボモデルのRossa(ロッサ)とBianca(ビアンカ)のうち、アイスホワイトのボディが美しいBiancaだ。

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透き通るような白さを持つボディに走るストラップは、KEN OKUYAMA氏が世に送り出したライトウェイとスポーツカー kode9(コードナイン)の要素をモチーフとしてデザインされている。
ジュリエッタのボディをよりスポーティに、そしてダイナミックな印象を持たせている。

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オリジナルホイール K.o.002 は、古くからのアルファロメオ伝統の円をモチーフとしたホイールデザインとも共通性があり、スポーティさの中にもエレガントさをうまく表現している。
今年の東京オートサロン2015でこのモデルが発表された時から、このホイールのデザインに惹かれていた。

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Cピラーのアクセントになっているエンブレムはステンレス鏡面仕上げで、新潟県の金属加工集団「磨き屋シンジケート」の職人がひとつひとつ磨き上げたという
もとより魅力的なジュリエッタがこれだけの特別装備を多数盛り込んで輝きを増している。

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走りも熟成が進んだTCTを駆使して走れば爽快そのもの。
ジュリエッタでも人とは違うモデルに乗りたいオーナーにはステキな選択肢になるのではないだろうか。


Alfa Romeo Giulietta Ken Okuyama Speciale Bianca 主要諸元
全長×全幅×全高:4.350×1.800×1.460mm
車両重量:1.400kg
エンジン種類:直列4気筒マルチエア16バルブインタークーラー付ターボ
排気量:1.368cc
最高出力:125kw(170ps)/5500rpm
最大トルク:25.5kg-m(250Nm)/2500rpm(TCT-Dynamic)
燃料:プレミアムガソリン
トランスミッション:Alfa TCT(6速乾式デュアルクラッチオートマチック)
全国希望小売価格:3,952,800円(消費税込み)
Alfa Romeo 公式サイト:
http://www.alfaromeo-jp.com/
 
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February 11,2015 Wed    JAIA輸入車試乗会2015  



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次の試乗は、フォード・フォーカス スポーツ ドライバーアシストパッケージです。

これは従来のフォーカス スポーツにドライビングサポートシステムを搭載したもので、併せて従来のフォーカスの価格も改定しています。

基本はフォーカス スポーツなので、試乗レポートはその車自身にフォーカス(笑)してお届けしたいと思います。


まずはエクステリアデザインです。
フォードは、One Ford 戦略としてグローバル展開をしていますが、その中のデザインコンセプトであるキネティック・デザインにより、エッジが効いた躍動的なデザインになっています。

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部分毎見ると似ている車が思い浮かびますが、全体ではフォーカスというアイデンティティを主張しています。
これがキネティック・デザインなのかもしれません。

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早速乗り込みますと、スポーティなインテリアとともに、シートのホールド感の良さが感じられます。
このホールド感は、過度にボディを絞めつけるようなことは無く、自然体でドライビングポジションが良くなるように感じます。

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アクセルを踏み込むと文句なく加速はするのですが、どうしてもインパクトに欠ける感じがします。
この車は自然吸気エンジンを搭載しており、最近のダウンサイジング&過給機に慣れてしまっている自分の先入観がもたらしたイメージなのかもしれません。ちょっと反省です。

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メーター&ステアリングは、ドライバーに対しての情報提供と操作系を凝縮しており、アクションのタイムラグを極力排除しようとしています。

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そうそう、この車を試乗してビックリしたことがありました。
なんと、ウィンカーレバーが右でした。
なので合流地点でワイパーを動かしてしまいました(苦笑)。
これも輸入車のウィンカーは左、という先入観がもたらした反省点です。

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西湘バイパス走行後一般公道走行ではストップ・ゴーが多くなりましたが、そんな中でもストレスをあまり感じさせないエンジンフィールは、日本国内のためにチューンをしたようにも思えます。

輸入車に対する先入観を排除すると、そこにはとても優等生な車が見えてきました。

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電子デバイスに対するインターフェースも充実しており、居住性も文句はなく、必要にして十分な車であることが判ります。

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さて、このスポーツドライバーアシストパッケージですが、前の車についていくというアダプティブ・プルーズコントロールにはじまり、縦列駐車のサポートをするアクティブ・パークアシスト、そしてセンサーによる障害物の感知機能であるフロント&リバースセンシングシステムといった最新のテクノロジーも搭載されています。

アクティブ・パークアシストについては、アクセルとブレーキペダルの操作のみで縦列駐車が可能とのことですが、残念ながら上手く環境が作れずレポーはできませんでした。ごめんなさい。

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このように優等生と思えるフォーカスですが、ネガティブ要素も無いわけではありません。

最小回転半径がなんと、6.0m もあります。
これでは狭い駐車場での切り返しなどは苦労しそうです。

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2012年、2013年と連続で世界で最も売れた乗用車に輝いたフォーカスが、日本国内市場に勝負を挑んだスポーツドライビングサポートシステム。
今後の販売状況も興味深いものになりそうです。


【主な諸元】
全長×全幅×全高:4,370mm×1,810mm×1,480mm
ホイールベース:2,650mm
車両重量:1,380kg
エンジンタイプ:直列4気筒DOHC
総排気量:1,998cc
最高出力:125kW[170ps]/6,600rpm
最大トルク:202Nm[20.6kg-m]/4,450rpm
燃料消費率(JO08モード):12.0km/L
希望小売価格(税込):3,070,000円(Sport は、2,860,000円)

【公式ホームページ】 ⇒ こちらをクリック
http://www.ford.co.jp/cars/new-focus


February 10,2015 Feb    JAIA輸入車試乗会2015  



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「BMW i3」は2011年にコンセプトモデルが発表され、同年の第42回東京モーターショーでも我々クルマ好きの注目を浴びた1台だ。当時「市販前提」とアナウンスされていたものの、今までにないようなスタイリングの自動車が本当に発売されるのだろうか?と懐疑的に感じたことを思い出す。

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今日は目の前にその「i3」の市販版がいる。
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それも、コンセプトモデルとほぼスタイリングは変わっていない。そして、幸運にもこの「i3」を私自らがステアリングを握り、公道を走れるというチャンスを得た。


電気自動車(EV)は日本ではすでに「三菱
i-MiEV」や「日産 リーフ」などが市販化されているが、航続距離がこれまでのガソリン車に比べると物足りないということもあり、さほど普及していないのが正直なところである。また、実際にデザインや操作系などが普通のガソリン車とさほど変わらないということもあり、“特別感”を感じられないのもこの2車のウィークポイントかもしれない。

 

それでは、早速乗り込もう。
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この「i3」は見た目の個性はもちろんのこと、ドアを開けてシートへかけてもこれまでになかったような様々な新しい操作系やデザインをまとっている。「これが未来のクルマか!」という気持ちを抱くはずだ。この日同時に試乗した「フォルクスワーゲン
e-up!」はガソリン車の「up!」とほぼ同様の操作系であり、対極といえる。
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ドアは観音開き型の4枚ドア。後席への乗降性は良いが、後席に乗る際は前のドアを開けないと乗ることができない。狭い場所で後席に乗りたい時には少し不便に感じるだろう。
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ヒップポイントはこれまでのBMWのセダンなどとは異なり、高めの位置だ。高齢の方でも乗り降りがしやすいと言えるだろう。
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i3の起動スイッチ(エンジンスタートではないため、あえて“起動”とした)やシフトポジション操作などの操作系は従来のクルマとは場所や操作方法が少し異なる。しかし、ワケがわからないほどのものではないのですぐに慣れるだろう。シフトポジション操作は国産車でいう、方向指示器についたライトを点灯させるようなしぐさ(とはいえ、方向指示器よりももっと太いもの)をしてシフトをセレクトする。その太いシフトセレクターの付け根のあたりに「システム起動スイッチ(ガソリン車で言うならエンジンスタートボタン)」がレイアウトされている。



インパネなどを見ると、「プレミアムブランド」ではこれまで考えられなかったような、カタログによると“天然繊維”の飾り気ない部品が使われていたりする。試乗車にはオプションの「ユーカリ・ウッド」のパネルが採用されており、これまでにあまり見たことのない印象のインテリアを味わうことができた。そして、目の前には液晶パネルのスピードメーター、
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中央には近頃のBMW車同様に、大きいディスプレイ
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が用意されている。
これは「iDrive」と呼ばれるセンターコンソールにあるダイヤルで、ナビゲーションや車両情報など操作することが可能だ。



電気モーターはほんの小さな回転(i3の場合はわずか100回転/分)から最大トルクを発生させるという特性がある。電気自動車は皆そうだが、発進加速性能はガソリン車では味わえない力強さ感を感じることができる。無音で、変速機もないためシームレスにグイグイと加速していく様は、電気自動車でしか味わえないフィーリングだ。


最高出力は125kW(170ps)/5,200rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/100~4,800rpmというスペックをもつ。レンジ・エクステンダーなしの純粋なEVモデルでの一充電走行距離は、JC08モード(国土交通省審査値)で229kmである。


私はこれまでに純粋なEV車としては「三菱 i-MiEV」「日産 リーフ」「テスラ モデルS」と試乗したが、これらすべてガソリン車でいう“クリープ現象”が存在した。しかし、この「i3」はクリープ現象がない。だから、アクセルを踏まなければ発進しないわけだ。

一方で、走行中にアクセルを離すと大変強いブレーキがかかる。これは電気自動車特有の「回生ブレーキ」であり、このi3は回生ブレーキにより電気をチャージしようと強い回生ブレーキが効くようになっているようだ。

驚かされたのは試乗中の大半がブレーキペダルなしで走行できてしまったことである。最初はアクセルを離すと、あまりにブレーキが効き、驚くが、しかし慣れてしまうと、この「1ペダル」での操作がなかなか楽しく、操作もしやすいように感じた。

しかしブレーキペダルを踏まないとブレーキランプがつかないのではないかと、心配される方もいるだろう。実際の目で確認しているわけではないが、ある一定のGがかかった場合はブレーキランプも自動で点灯するそうだ。

今回の試乗車は「レンジ・エクステンダー装備車」だった。例え電気が“カラ”(=バッテリーがゼロ)になっても、発電用のエンジンで発電することにより、航続距離を延ばすことができるというものである。今回試乗中にはエンジンが始動することはなかったが、航続距離が心配の電気自動車にとって、このレンジ・エクステンダー仕様は魅力的なものだ。

さらに、驚かされたのは「ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)」だ。近頃では多くのクルマにも採用されるようになったが、前から常にレーダーをだし、自車がクルーズコントロールをセットした状態であれば、前車との車間距離を保ち、前車に追従する。前車が停止すれば、自車も滑らかに停止するという、いわば“半自動運転”のような機能である。
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この機能が極めて滑らかにブレーキも作動し、本当に運転のうまいドライバーのクルマに乗っているようなフィーリングであるのに感心した。これはドライバーの疲労軽減に非常に有効であろう。ただ、これに完全に頼ってしまってはいけない。あくまでもヒューマンエラーをカバーするものという考えを忘れてはならない。


ボディには一般的なスチールやアルミといった金属ではなく、カーボンファイバー強化樹脂が使用されている。アルミニウムより30%軽量でありながら、高い強度を持つという素材だ。車両重量は1,390kgということもあり、軽快に走る。
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さらに、驚かされたのはその乗り味だ。床下にバッテリーが搭載されているためか、なんとも上質な気持ちのいい乗り味を提供してくれる。西湘バイパスの道路の継ぎ目を超えてもほとんどショックは感じられない。


そして、ハンドリングが楽しい電気自動車であるということも実にユニークだ。ステアリングの効きはいかにもBMWらしく非常にクイック。ハンドリングの楽しいクルマだ。ただ、全高が高めということもあり、少しロールは大きめだが、問題になるわけではない。


電気自動車はエンジンの音がしないため、他の音が気になるのが避けられないところである。しかしこのi3はロードノイズがよく抑えられていた。前輪が155、後輪が175という細いタイヤを履いているのが効果を呼んでいるのかもしれない。IMG_1465.jpg
その代わり、気になった音は風切音。オーディオやラジオを聞いていれば、また印象は変わってくるかもしれない。

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価格は今回試乗したレンジ・エクステンダー仕様で546万円、純粋な電気自動車仕様で499万円。国から補助金が出るとはいえ、このサイズとセグメントから考えると価格が少し高いと思ってしまうのも正直なところだ。しかし、装備の充実度合いやボディにカーボンファイバー強化樹脂を採用しているあたりなど、お金がかかっていることも理解できる。ただ、現時点では誰もが買える、もしくは多少無理してでも買えるとは言いにくい。仮にi3が400万円を下回ったとなると、かなり魅力的に感じる方も多いだろう。「日産
リーフ」も発売後、毎年のように値下げが行なわれているが、この「i3」ももう少し価格が下がることで、一気にすそ野が広がることを期待したい。

 

 

 

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BMW i3(レンジ・エクステンダー装備車)
主要諸元

全長×全幅×全高:4,010×1,775×1,550mm

車両重量:1,390kg

 

電気モーター種類:交流同期電動機

定格出力:75.0

最高出力:125kw170ps)/5,200rpm

最大トルク:250Nm25.5kgm)/100-4,800rpm

駆動用バッテリー種類:リチウムイオン電池

 

発電用エンジン種類:直列2気筒DOHC

排気量:647cc

最高出力:28kw38ps)/5,000rpm

最大トルク:56Nm5.7kgm)/4,500rpm

 

メーカー希望小売価格:546万円(消費税込み)

BMW公式サイト:http://www.bmw.co.jp

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February 8,2015 Sun    JAIA輸入車試乗会2015  



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今回のJAIA 輸入車試乗会では2台のハイクラスSUVに試乗する機会に恵まれたカーくる編集部。

しかも、2台共に試乗が抽選になった超人気車両だ。

Porscheが満を持して市場導入した マカンS、そして長年アイデンティティを守りながら熟成を重ねてきたLAND ROVER ディスカバリーHSE だ。

この2台は共に3リッターV6エンジンが搭載されたグレードで、マカンSはV6ツインターボ、ディスカバリーHSEはスーパーチャージャー付V6とそれぞれに違う味付けがされている。

日本人がこれらの2台とそれぞれのメーカーに抱くイメージはまったく異なる物だが、さて、実際はどうであるのか。

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まず最初にステアリングを握ったのはポルシェ マカンS。

ダークブルーメタリックのボディカラーが日差しの下で美しく輝く。

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さっそくマカンSに乗り込んでみると、インパネやドライバーズシート周りの作りこみはスポーティであり上質。

まずはポルシェらしいオモテナシを受けてワクワクしてしまう。

アイポイントが高く911とはまったく異なる景色だが、ポルシェエンブレムのついたステアリングを握ると「これからポルシェを運転するぞ!」という気になる。

キャビンはカイエンよりは一回りこじんまりしているが狭さは感じず、適度なタイトさだ。

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エンジン始動と共にセンターコンソールにはポルシェのロゴが浮かび上がって乗員を楽しませてくれる。

試乗会の会場となった大磯プリンスホテルから試乗コースの西湘バイパスにさっそく滑り出す。

平日の午前中とあってそこそこ混み合う本線へ合流すると共にアクセルを踏み込めば、3リッターV6ツインターボが遺憾なくその力を発揮した。

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ターボラグを感じさせないその加速力たるや、2トンを若干切るだけの重量を持つこの車両をここまで加速させるか!?と驚きをプレゼントしてくれるが、やはりそこはそれ、マカンSはポルシェのプロダクトなのだ。

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ポルシェがマカンSに用意したエンジンは、3リッターと小排気量ながらもツインターボとする事で340psをたたき出している。

そこらのスポーツカーでは太刀打ちできない速さで、十分にポルシェらしさを体感する事が出来る。

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また高速走行時のレーンチェンジの際も安定性が高く、ほとんどロールをせずにクッと鼻先から入っていく感覚は実に気持ちがいい。

多くのドライバーは高速域でのレーンチェンジの際には若干の不安を感じるものだが、この足回りとボディ剛性はそんな感覚さへも感じさせない。

カイエンで得られたSUVのノウハウが高次元でマカンに注ぎ込まれているのが分かる。

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そしてマカンSの一番のポイントはこのボディデザインに尽きる。

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SUVではトップのスタイリッシュさとスポーティさを兼ね備えたスタイリングは、文句無くカッコ良い。

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リアのコンビネーションランプのデザインも911と同じ流れを汲むデザインが採用されている。

前高も1,625mmと低く押えられており “正直言うとカイエンは大きすぎてちょっと” と思っている人が多くいると思うが、そのあたりのハードルをマカンは越えてきているのだ。

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スタイリッシュなハイクラスSUVではレンジローバーのイヴォークが先行して成功を収めているが、そういった側面ではマカンはそのイヴォークと真っ向勝負になるだろう。

マカンSは泥だらけになる悪路ではなく、コンクリートジャングルで仕立ての良いスーツを着て乗りこなしたり、きらめく海を眺めながらドライブできるマリーナが良く似合う。


さあ、次はマカンとはまったく異なる客層を持って生まれた ディスカバリーHSEをじっくりとご紹介したい。

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今回試乗したディスカバリーHSEは、2014年モデルでビッグマイナーチェンジが施されたディスカバリーの上級モデルだ。

多くのユーザーからは四代目を意味するディスコ4と呼ばれているが、三代目のディスコ3(2005年発売)から基本設計を受け継いでいる為に最新のSUV達と比べると基本設計の古さは否めない。

ただ、これだけ長期に渡って基本設計が変わらないということは、いかに当時の設計ポテンシャルが高かったか?ということの裏返しなのである。

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今回大きく変更されたのは、LEDを使ったデイライトや新意匠グリルを採用してスッキリとしたフロント回りの外観。

そしてこれまでの5リッターV8エンジンは日本モデルのカタログから排され、スーパーチャージャー付3リッターV6エンジンと共にZF製の8速AT、インテリジェントストップ/スタートが採用された。

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まずは高いポジションのシートに身を任せてドアを閉じる。

そこには華美な雰囲気は無いがLANDROVERらしさが感じられるほど良く装飾されたキャビンが待っていた。

機能的に配されたボタン類は感覚的にも分かり易く使いやすい。

ポップアップするダイヤル式シフトをDレンジに入れてさっそく試乗コースへと走り出す。

試乗コースはマカンSと同じく西湘バイパスと市街地だ。

本来であればディスカバリーが本領を発揮するべき山道などのを悪路を走らなければ十分に魅力を測ることはできないのだが、今回は日本のユーザーの多くがこのディスカバリーを使うであろう市街地と高速だけの試乗となる。

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西湘バイパスに入り、走り始めてすぐに驚いた。

今回採用された8速ATが小刻みにシフトアップしていくが、そのシルキーなシフトアップが気持ち良い。

340psの出力がグイグイとディスカバリーを前へ押し出していくが、とても静かに、そして滑らかに加速していく。

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2.5トンの車重はかなり重いが、十分な加速とスピードを得られている。

そしてその重量が好影響を及ぼしている乗り心地は重厚感があり、高級サルーンのような安心感と静粛性を与えている。

ゆったりと広いキャビン、HSEに標準装備されたウィンザーレザーのプレミアムレザーシートでリラックスしながら高速クルージングをすると本当に快適極まりない。

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長距離移動が多いカーくる編集部も、予算さへ気にしなくて良いのであればこのような車で移動するのがいいのかもしれない。

常に忙しくしているビジネスマンが週末にアウトドアへ出かける際、移動手段としてディスカバリーを選べばその目的地までの行程でもリラックスしながら移動が出来るだろう。

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ディスカバリーのスタイリングは昔から変わらない。この “変わらない” は、ディスカバリーらしさと受け取ってほしい。

この男らしささへ感じる直線基調の箱型で背の高いデザイン。

ディスカバリーのシリーズをディスコと呼び、愛してやまないユーザー達はこのスタイリングを愛している人も少なくない。

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そしてこのボディ形状は室内の広さに直結し、アウトドア・ゴルフ・レジャーに出かけるには必要十分な荷室を作る。

トランク下部に収納されたサードシートもかなりの大きさで、快適に座る事が出来ることも知っておいて頂きたい。

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ランドローバーにおけるディスカバリーの立ち位置は、同社で最も高い悪路走破性を持たされた中間モデルだ。

世界中のオフロードを知り尽くしたユーザーのために必要な機能・走破性を盛り込みつつ、より多くのユーザーを手に入れるために積極的にエンジニアが改善を重ねてきた円熟期にある一台だ。

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一目見ればディスカバリーと分かるボディデザイン、ダウンサイジングされつつも十分なパワーを発するエンジン。

使いやすさと快適さを両立した室内空間。

小山のようなボディをゆったりと走らせれば、豪華クルーザーを操舵している感覚にもなれる素晴らしい一台だ。

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スポーツカーメーカーであるPorsche が送り出したマカンSは、SUVのボディを与えられたスポーツカーであった。

SUV専業メーカーであるLANDROVERが磨き上げてきたディスカバリーHSEは豪華クルーザーのような快適さを兼ね備えてさらに輝きを増していた。
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それぞれに個性的な2台のハイクラスSUVに試乗して感じたのは、どちらも正解足り得るという事だ。

ただのSUVでは満足できなくなってしまったユーザーに対し、マカンSはスポーツカーの魅力を。ディスカバリーHSEは快適さを磨き上げて提案してきた。
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どちらも大変高価なSUVであるが、ユーザーの期待に応えるべくして作りこまれた素晴らしい2台であるから、この値段も納得できる。

自分のライフスタイルに合ったプレミアムSUVを探すのであれば、この2台も是非味わってから選んで欲しい。


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Porsche マカンS 主要諸元
全長×全幅×全高:4.680×1.925×1.625mm
車両重量:1.920kg
エンジン種類:V型6気筒ツインターボエンジン
排気量:2.997cc
最高出力:250kw(340ps)/5500-6500rpm
最大トルク:46.9kg-m(460Nm)/4100rpm
0-100km/h加速:5.4秒
燃料:プレミアムガソリン
トランスミッション:PDK
全国希望小売価格:719万円(消費税込み)
Porsche 公式サイト:http://www.porsche.com/japan/jp/


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LAND ROVER ディスカバリーHSE 主要諸元
全長×全幅×全高:4.850×1.920×1.890mm
車両重量:2.570kg
エンジン種類:V型6気筒DOHCスーパーチャージャー
排気量:2.994cc
最高出力:250kw(340ps)/6500rpm
最大トルク:45.9kg-m(450Nm)/3500rpm
0-100km/h加速:8.1秒
燃料:プレミアムガソリン
トランスミッション:8AT
全国希望小売価格:819万円(消費税込み)
LAND ROVER 公式サイト:http://www.landrover.co.jp/index.html
 

February 7,2015 Sat    JAIA輸入車試乗会2015  



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今の季節の風物詩となりつつある、JAIA こと日本自動車輸入組合主催の輸入車試乗会に今年も参加してきました。

会場はお馴染み大磯プリンスホテル。
いつも一番気になるのが空模様ですが、今年は絶好の試乗日和です。

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試乗会は朝8:30からスタートということもあり、スタッフの方々は早朝から試乗車のコンディション作りに余念がありません。
寒い中での作業、本当に頭が下がります。

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今年の試乗車のラインアップで注目は、電気自動車が増えたことと、今までに無い試乗車の提供があったことです。

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また今年は、日本で自動車の輸入が自由化になってから50年目に当たり、JAIA こと日本自動車輸入組合も設立されて50周年というイヤーに当たります。
それを記念して、会場にはスペシャルな車も展示されました。

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試乗車については、各メディアやジャーナリストが多数応募するため抽選となり、特に人気のある車や話題性のある車は競争率が激しくなります。
そんな抽選を潜って、カーくる編集部がゲットしたラインナップは・・・

 1. BMW i3 レンジエクステンダー装着車
 2. フォード・フォーカス Sport Driver Assist Package
 3. ルノー・ルーテシア・ゼン
 4. フォルクスワーゲン e-UP!
 5. スマート fortwo electric drive
 6. フォルクスワーゲン ゴルフ R
 7. フィアット・パンダ 4×4
 8. ポルシェ・マカンS
 9. テスラ Model S 85
10. ロールスロイス・ファントム
11. ランドローバー ディスカバリー HSE
12. ジャガー F-TYPE コンパーティブル
13. プジョー RCZ R
14. アルファロメオ・ジュリエッタ(コラボレーションモデル)

と14台の精鋭です。


さあ、いよいよ試乗の時間が近づきました。

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どんなレポートが飛び出すか、乞うご期待ください!


February 6,2015 Fri    JAIA輸入車試乗会2015  



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