• プロフィール2に写真を追加してください。
witten by CARGO
世界中
うんうんする
5


 英国の伝統ある自動車メーカー「ジャガー」。読者のみなさんはこの「ジャガー」というブランドにどんなイメージをお持ちだろうか。多くの方はその優雅なスタイリングと、上品な落ち着きのあるインテリアを持った“サルーン”を思い浮かべるかもしれない。しかし、ジャガーにはそれらのサルーンとはまるでイメージの違うスポーツカーが存在する。その一つが今回ご紹介する「Fタイプ」である。

IMG_2964.jpg 
 
 このFタイプには車型が2つあり、ひとつはオープンモデルの「コンバーチブル」、そしてもうひとつは流麗なリヤスタイルが特徴の「クーペ」である。Fタイプは2013年に日本導入時にはコンバーチブルしか用意されていなかったが、昨年新たに「クーペ」モデルが加わったわけである。

IMG_1853.jpg
 
 今回の試乗車は最もベーシックなモデルであるが、しかし価格は1,000万円を超える。このモデルに搭載されているエンジンはV型6気筒3.0L DOHCエンジンにスーパーチャージャーで過給をし、最高出力は340ps(250kW)/6,500rpmを発生する。組み合わされるトランスミッションは8速ATである。

IMG_1858.jpg 

 それでは早速乗り込んでみよう。まずはルーフをオープンにして試乗をスタートする。エンジンを始動した時の「音」はただものではない音がする。いわばイタリアなどの高級スポーツカーのような排気音を奏でるのだ。

 そして、早速発進時にちょっとアクセルをラフに踏んだら、ホイールスピンを起こすほどのパワーの持ち主で、この上にある5.0リッタースーパーチャージャーエンジンを搭載したモデルはどんなに速いのかと、逆にそこまで必要あるのだろうかと感じたほどである。

IMG_1848.jpg 
 
 オープンカーでまず取り上げなければいけないのはやはりそのボディの“剛性感”であろう。実はこのFタイプはオールアルミのボディを採用している。しかし、実際の車両重量は1.7tをやや超えるあたりであり、相当にボディの補強をしているということが良くわかる。なるほど、実際に走らせてみるとオープンカーであるネガな印象がまるでない。路面の凹凸を超えた時にフロアが震える印象や、ルームミラーがぶれるようなこともない。ボディはガッチリしている印象に、感心させられた。

 そして、次に驚くのはその乗り味である。もちろん、スポーツカーであるから、それなりに締まった印象ではあるが、硬くて不快というものでもない。このあたりの味付けが非常に絶妙であると感じたところである。

 IMG_1861.jpg

 このFタイプでうれしいのは50km/h以下ならば走行中にルーフの開閉ができることである。さらに、これに要する時間が12秒というのだから、本当に気軽にオープンにできるのが嬉しい。

 ステアリングの印象は言わずもがな、スポーツカーらしく非常にクイックである。これほど俊敏にステアできる印象は、運転を楽しむドライバーにとってはたまらないものだろう。

IMG_1855.jpg 
 そして、風の巻き込みはサイドスクリーンを上げた状態であるならば、ほとんど感じることがなく快適にオープンドライブを冬でも楽しめる。もちろん、シートヒーターは採用されているが、それに加えてステアリングホイールのヒーターまで装備されているという贅沢なものである。

 ちょっとしたことでドライバーを楽しませる演出もいろいろと盛り込まれており、ドアを開けるドアハンドルが通常は格納されているものが、ドアを開けるときには立ちあがったり、中央にあるエアコンのベンチレーション吹き出し口は自動で立ちあがる仕掛けがついていたりと非常に面白い。

IMG_1852.jpg 

 2人乗りのオープンモデル、価格は1,000万円を超えるということから、一般ユーザーにはなかなか縁のないクルマであるのは間違いない。しかし、ジャガーはエレガントなサルーンしか作らないメーカーと思いきや、なかなかどうしてこれほど刺激的なオープンモデルが、それも高い完成度で成立させることができるメーカーであるということに驚かされた。

主要諸元
全長×全幅×全高:4,470×1,925×1,310mm
車両重量:1,730kg

エンジン種類:水冷V型6気筒DOHCスーパーチャージャー
排気量:2,994cc
最高出力:250kW(340ps)/6,500rpm
最大トルク:450Nm(45.9kgm)/3,500rpm

メーカー希望小売価格:1013万円(消費税込み)
公式サイト:http://www.jaguar.co.jp/jaguar-range/f-type/index.html
 IMG_1859.jpg


March 18,2015 Wed    JAIA輸入車試乗会2015  



witten by ハクナマタタ
世界中
うんうんする
12


 
まさか、この車のハンドルを握る時がくるとは思いもしませんでした。

その名もロールス・ロイス ファントム!

実は、この試乗会で初めて試乗車を提供したロールス・ロイス・モーター・カーズ。
試乗車は、レイス、ゴースト、ファントムの3車種ですが、どの車が割り当てらるかは抽選結果に委ねられることに。

Phantom01.jpg

結果はなんとファントム。

Phantom02.jpg

この圧倒的な存在感と、5千万円を超える車両価格にちょっとビビりながら、まずは大磯ロングビーチの駐車場まで車を移動。

Phantom03.jpg

約 2m×6m のサイズと伝統のデザインからは、やはりオーラとでもいうのでしょうか、伝統に裏付けられた威圧感を感じます。
Phantom04.jpg

ドアはこのように観音開きなので、リアのシートに座る時は足下がよく見えます。

Phantom05.JPG

リアドアを開けると、そこにはロングドレスの淑女が微笑んでいるのでは?と妄想してしまいます。

Phantom07.jpg


運転席はこのようにいたってシンプル。
8速ATはコラムシフトで操作。といっても、D と R と N しかありません。

そしてこの細いステアリングも、伝統の味なのでしょうか。

Phantom06.jpg

伝統といえばこれ。
リアドアに収められているアンブレラ。

Phantom08.jpg


こんなファントムを走らせてみると、なんでしょう?この滑らかさは!

Phantom09.jpg

自然吸気のV型12気筒エンジンは、その存在については息を潜めているように感じます。

Phantom10.jpg


さて公道に出てみると、加速感などを感じさせずにあっという間にスピードに乗ります。
でも、リアシートの方を気遣いながら静かな運転を心掛けようと思ってしまうのは、この車の存在意義から来るものなのでしょうか?

最初はかなり大きいのでは?と思っていましたが、高速道路はもちろん一般道路の走行でもあまり気になることはありませんでした。
でも駐車場はかなり気を使いました。

Phantom11.jpg


リアシートに座ると、今まで何度も見てきた風景が特別なものに見えてしまいます。

Phantom12.JPG

そんなロールス・ロイス・ファントムは、フライングレディーことスピリット・オブ・エクスタシーが至福のひと時に誘ってくれます。

Phantom13.jpg

非日常なドライブ、いい経験をさせていただきました。


【主な諸元】
全長×全幅×全高:5,842mm×1,990mm×1,638mm
ホイールベース :3,570mm
エンジン    :60° V型12気筒48バルブ
総排気量    :6,749cc
最高出力    :338kW (460ps) / 5,350rpm
最大トルク   :720Nm / 3,500rpm
0-100km/h 加速:5.9秒
車両本体価格  :50,640,000円(税込、2014年10月1日現在)

【公式ホームページ】 ⇒こちら
http://www.rolls-roycemotorcars.com/phantom-family/


March 16,2015 Mon    JAIA輸入車試乗会2015  



witten by ハクナマタタ
世界中
うんうんする
12


 
6 Wheels Life を提案している Motorimoda が、3月1日にLUCEという調布店をオープンしましたので、早速お伺いしてきました。

店内は、LUCEという名の通り、光がちりばめられており、バイクや車好きの心をくすぐるアイテムが展示されています。
Motorimoda01.JPG

6 Wheels Life とは、2輪+4輪、即ちバイク&車の生活スタイルを提案するという意味を持っています。
Motorimoda02.JPG

展示されているアイテムを見ると、ワクワクするドライブシーンがどんどん思い浮かんでくることに気付かされます。
Motorimoda03.JPG

それもそのはず、世界中から車好きの視点で「これだ!」という商品を買い付けてきたものですから。
Motorimoda04.JPG

Motorimoda05.JPG


LUCE の店長、吉岡若菜様にお話をお伺いました。

「ここ調布店は、商品を売るだけではなくバイク好き、車好きに楽しい空間を提供していきたいと思っています。少年の心をくすぐる秘密基地のような、隠れ家的存在になっていけばいいなと。」

趣味などを通して人と人の繋がりを提供したいというLUCE店のコンセプト、媒介するものは違えど何となくカーくるのコンセプトに通じるものを感じました。


そして吉岡様ご自身についてもお伺いすると、車好きのハートを射止めるような答えが返ってきました。

「私は実は、オタク(所謂マニアとかヘンタイとか形容される方々)の人と話をするのが好きなんです」

詳しく訊いてみますと、以前二輪車や自動車の仕事をしていたこともあり、バイクとクルマが大好きだそうです。

特に、モトグッチは大好きとか。
モトグッチのオーナーさん、直ぐにゴー!(笑)
Yoshioka

そしてドライブには欠かせないアイテムとして、ドライビンググローブも紹介してくれました。
Motorimoda07.JPG

そしてもうひとつ。
吉岡様は現在アルファロメオを所有しているとのことで、このような時計も紹介してくれました。

はい、わかりますか?
ストラダーレという商品名からして車好きの心をくすぐってくれるこの時計は、ヴィンテージスタイルのメーターやシートをモチーフにしています。
なんか、アナログメーターの躍動感を感じさせるデザインだと思いませんか?
シートって?と思った方もおられると思いますが、ベルトの部分をご覧ください。納得ですね。

stradale1.jpgstradale2.jpgstradale3.jpg


その後昔走りに行った道や峠の話で盛り上がり、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。

こんな素敵な空間 Motorimoda LUCE は、京王線柴崎駅から国道20号線を渡り徒歩10分程度。

P3070985.JPG


車好きで、自分だけの拘りのアイテムが欲しい方、オタク(?)な会話を楽しみたい方には、とても居心地のいいショップになるはずです。


■Motorimoda LUCE
 〒182-0014 東京都調布市柴崎1-53-2
電話:042-443-8567
  営業日:毎週土曜日、日曜日、ならびに国民の祝日のみ
  営業時間:10:00-19:00

■Motorimoda 公式ホームページ
 http://www.motorimoda.com/


March 8,2015 Sun    ショップ紹介  



witten by いーさん
世界中
うんうんする
8


3月1日の日曜日 実に四年ぶりとなる第四回カーくるツーリングが開催となりました

今回の企画は『春の静岡・味覚&絶景満喫ツーリング』と題した関東・中部のカーくりストのリアル交流ツーリングイベントで、20台の募集はあっという間に満員御礼となりましたが、最終的には15台・21人ものカーくりストが東西から静岡に集まってくれました

そしてツーリング当日は折からの予報がくつがえる事無く、空からは生憎の雨

一部の予報では大荒れになるという事でしたが・・・雨男どころか嵐を呼ぶ男までいると噂のカーくる編集部が主催ですからこんな雨ぐらいどうって事ありません

名古屋市内のガレージからgtvを雨天に引っ張り出したのは本当に久しぶりです。

助手席に次女をコドライバーにしていざ出発ぅ~!

carclet150301.JPG

先ずは東海組のプレツーリングの集合場所 東名高速赤塚PAで一旦集合し、そこから6台でニョロニョロと静岡空港へ向かいます。

もうこの時点で久しぶりのツーリングが結構楽しくてタマリマセン(笑)

carclet150301 (1).JPG

途中ワイパーが要らないくらいの小雨にもなりましたが、ツーリングの出発地点 富士山静岡空港へ到着すると結構な大雨でした


carclet150301 (21).JPG

ん~、風も強くなってきたし雨は強まるしこりゃ大変!

carclet1503012.JPG

という事で
関東組も地元静岡組も合流したら駐車場の屋根スペースで出発前のドライバーズミーティングです。
carclet1503012 (2).JPG carclet1503012 (1).JPG
このミーティングでは、今回のツーリングに参加頂いた皆さんにツーリング参加のノベルティや春のイベントのチラシ(ミラフィオーリ・チンクエチェントポーリ)を配布させて頂きました

carclet150301 (19).JPG

で、ミーティングが終わればさっそく談笑しながらツーリング前のコミュニケーションタイム

やっぱりリアルベントはこれっ!

いつもはネットでしかコメントをやり取りしない相手と実際に顔を見ながら話をするというのが良いんです!

ちなみに、今回参加頂いたカーくりストはこちらの皆さんです。

carclet150301 (2).JPG carclet150301 (3).JPG carclet150301 (4).JPG
いーさん : アルファロメオ GTV
ROALさん : トヨタ アベンシス
コンドウ☆さん : プジョー 406クーペ
carclet150301 (5).JPG carclet150301 (6).JPG carclet150301 (7).JPG
しまぴょんさん : アルファロメオ GTV
たかやんさん : アルファロメオ ジュリエッタ
あーぼさん : アルファロメオ 147GTA
carclet150301 (9).JPG carclet150301 (8).JPG carclet150301 (10).JPG
ぐれごりさん : フィアット 500
んどん。さん : フィアット グランデプント
美あんこさん : アルファロメオ 147GTA
carclet150301 (11).JPG carclet150301 (12).JPG carclet150301 (13).JPG
ハクナマタタさん : ランチア イプシロン
ひろきちさん : アルファロメオ 155
きもだこよしさん : プジョー 106S16
carclet150301 (14).JPG carclet150301 (15).JPG carclet150301 (16).JPG
yokyonさん : アルファロメオ Mito
はるぱさん : フィアット PANDA
みぞやんさん : アルファロメオ ブレラ   
 ※駐車場駐車並び順

今回はこ~んなにバラエティに富んだ皆さんと早春の静岡を一緒に走り抜ける事が出来ました

carclet150301 (20).JPG

先ず、静岡空港から出発してさっそく向かったのは小川漁港魚河岸食堂。

さすがに15台ものグループになると普通の駐車場に止める事はできず、駐車係員に誘導されるがままに漁港エリア内に縦列駐車です(笑)

carclet150301 (22).JPG

結構な雨にもかかわらず、人気の食堂は大混雑!

でも、10分ほど並んで食券をGETして何とか無事に美味しい海の幸にありつくことが出来ました


carclet150301 (23).JPG

こちらは上海鮮丼!
生シラスや生桜えび!そしてマグロも乗ってこのボリュームはもう最高!

carclet150301 (24).JPG carclet150301 (25).JPG
そしてこちらはマグロの漬け丼!
ん~、新鮮でうまい!やっぱりお魚は獲れたてが一番ですね~

参加者の皆さんそれぞれに丼や定食で焼津の海の幸を楽しんで頂く事が出来ました。

やっぱりツーリングの目的地にはこうした美味しい物が欠かせませんよね~?

そしてこの小川漁港にいる間にもはさらに強くなり、まで強くなってきたので

ツーリングのスケジュールを早めて早々に出発することに!
 
               

小川漁港を出たカーくるツーリング一行は雨の焼津市内を走り、山側の藤枝方面へ向かいます。

carclet150301 (40).JPG

1時間弱ほどニョロニョロと走り、到着したのは山間にある 道の駅 玉露の里です。

carclet150301 (31).JPG

咲き始めた梅の花にも迎えられ・・・

carclet150301 (27).JPG

道の駅の駐車場に整列~!
147GTAと500のツーショット!


carclet150301 (28).JPG

雨の中でもアルファロメオのロッソは輝きを失っていませんね~

carclet150301 (32).JPG

すぐにでも茶店に入りたいぐらいの雨でしたが、メンバーの皆さんは愛車の前で情報交換!

やっぱり天気なんか関係ないんですよね~

carclet150301 (38).JPG

とは言っても寒さには勝てず、道の駅内の喫茶に20人で押しかけて静岡名産の玉露のスウィーツを堪能することに!

carclet150301 (35).JPG

暖かな和室でヒンヤリ玉露ソフトしるこや、温かな玉露ぜんざいを頂いてホッコリ大満足!

carclet150301 (36).JPG

美味しいスウィーツの力も手伝い、畳の上で愛車やイベント、ツーリングなど楽しい話題にいっぱい花が咲きました。

また、今回は車のイラストを描かれているイラストレーターのきもだこよしさんをゲストにお呼びしていたので、希望者は愛車のイラストをオーダー!

ん~、ピカソに続いてGTVもイラストをお願いしてしまいました!

完成が楽しみです~

carclet150301 (39).JPG

さあ、そろそろ帰り道の渋滞が気になる時間になってきたところで解散の時間です。

皆で集合写真を撮ってこうしてアップして・・・で、皆さんのお顔をそのままアップするのは気がひけましたのでカーくるのロゴマークで隠してみました(笑)

結果、なんだかコミカルな写真になってしまってすみません

carclet150301 (41).JPG

自宅で帰りを待つ家族の為にお土産を買いつつ駐車場に出てみれば・・・

carclet150301 (43).JPG

まだまだすぐに皆が岐路につくわけでもなく、喋り足りないとばかりにこちらでもオシャベリタイムが延々と続きました

carclet150301 (42).JPG

それでも徐々に1台、また1台と帰路に就くメンバー達。
carclet150301 (44).JPG carclet150301 (45).JPG
carclet150301 (46).JPG carclet150301 (50).JPG
せっかくのツーリングだったので是非晴れてほしかったですが、こうして雨になってしまったからには次回、関東・中部メンバーが合同ツーリングを開催する時には是非お天気に恵まれたいですね!

それまでしっかり日頃の行いに気をつけなくちゃ

こうして無事に 第四回カーくるツーリングは現地解散という形で幕を閉じる事が出来ました。

雨天の中遠方より
参加頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

最後までスケジュールを消化する事が出来てよかったです。

新たな知り合いも増えたようですし、このツーリングを機にカーくる内の繋がりが広がればと願っています

そして今回、このカーくるツーリングに協賛頂いたチンクエチェント博物館様には心より感謝です。
  
carclet150301 (51).JPG
 
カーくるツーリング、次回は中部&関西メンバーで楽しめるような物を企画したいと考えております。

是非、たくさんの皆さんに参加して頂きたいと思います

カーくるはオンライン&オフラインで車好きの皆さんの繋がりを楽しく創出していきます!

March 2,2015 Mon    未分類  



witten by 美あんこ
世界中
うんうんする
12


今回、用意された100台近い試乗車のうち、マニュアルトランスミッション(MT)を搭載した車は9台でした。
そのうちカーくるが試乗できたMT車は3台。プジョー RCZ-R(6MT)、フィアット パンダ4×4、そしてこのルノー ルーテシア・ゼン 0.9。
IMG_2545.jpg
昨今、高級車のみならず、ベーシックカーやスポーツカーでさえもMT車はあまり設定されておらず、選択の幅は狭まるばかり。
かつては価格や燃費の面でMTを選択していたドライバーも少なからずいたと思いますが、ツインクラッチを含むATが著しい進化を遂げたことでそれらの利点は失われて久しく、また高性能化した車体を電子制御し、速く・安全に・環境性能にも配慮しながら走らせるには、ドライバーの意志が強く働くMTは自動車メーカーにとっても、もはや厄介者になってしまったのではないかと思えるほど。
事実、このルーテシアにおいても”GT”や”インセンス”などの1.2Lモデルはもとより、最上級のホットモデル”R.S.”でさえ6速のデュアルクラッチATしか設定されていませんでした。

今回、ベーシックグレード”ゼン”に新たに設定された0.9Lターボエンジン+MT。
ファンにとっては貴重な”MTで楽しめるフレンチベーシック”の登場です。
シリーズ中最少となる3気筒0.9Lターボはわずか90psですが”非力なエンジンをMTで自在に操りドライビングを楽しむ”という古典的ですが普遍的な楽しさを期待させます。

エクステリア
上級グレードとはバンパー形状などで違いがありますが、基本のデザインが魅力的なのでまったく見劣りはしません。
IMG_2542.jpg
IMG_2549.jpg
IMG_2571.jpg
5ドアなので実用性も兼ね備えています。ベーシックカーとして日常での使い勝手を考えると非常に有難いです。デザインにこだわるフランス車らしく、リアドアのノブはウィンド後端に目立たぬように配置されてます。
IMG_2553.jpgIMG_2546.jpg
IMG_2555.jpgIMG_2554.jpg
インテリア
非常にシンプルでまさにベーシックグレード!といったところですが、全体的なバランスやデザインは悪くないし、ステアリングやシフトノブといった普段一番触れるところの質感もよくできていました。またシートは思っていたよりコシが強い印象でしたが、サポートも程よく、長距離を乗っても疲れにくそうです。
IMG_2562.jpg
IMG_2558.jpgIMG_2564.jpg
外観がスタイリッシュなので後部座席にしわ寄せがきているのではないか?と思いましたが、しっかり3人が座れ、ニースペースも余裕がありました。
またトランクは開口部が少し高めですが、日常で使うには十分な広さが確保されています。
IMG_2557.jpgIMG_2568.jpg
エンジン
上級グレードが搭載する直4の1.2Lターボ”H5F”から1気筒を削った直3の0.9Lターボ”H4B”。
今時のダウンサイジングエンジンとしては当たり前かもしれませんが、3気筒を意識するような安っぽいフィーリングは殆ど感じられず、小排気量でも低回転からトルクがそれなりにありますので発進時もそれほど気を遣うことはありません。
IMG_2566.jpg
ブーストが効いてくる4000回転付近からは明確にトルクの盛り上がりが感じられるセッティング。レブリミットの6000回転付近まで力強さは衰えず、頭打ち感も感じられなかったので、あと500回転回ってくれるともっと楽しいかな。
IMG_2563.jpg


シフトフィール
ストロークは長めでスポーツカーのようなカチッと感はありませんが、シフトゲートは明確で操作しやすい。
クラッチも軽めでつながりも穏やかなので、特別意識して操作することもありません。
IMG_2559.jpg


サスペンション
普段使いを重視し柔らかめなので、コーナリングではそれなりにロールはしますが、コシのあるセッティングとボディ剛性がしっかりしていることもあり不安感はありません。良くも悪くも正統派のフレンチベーシックカーといったところでしょうか。
ブレーキに関しても車重が軽いためか必要十分な効きでタッチも自然なフィーリングでした。
jaiaikai (36)-2.jpg


スポーツモデルの”手に汗握るエキサイティングなドライビング”とは一味違う楽しみがこの車にはあります。
もちろん、あそこを交換して、ここをチューンナップして…と弄る楽しみも存分にあると思いますが、個人的には、この素の良さを大切にして日常の中でいつでもドライビングを楽しみたい。そう思わせる一台でした。
”魅力的なスタイル”、”日常の使い勝手の良さ”、”リーズナブルな価格設定”とベーシックカーとしてバランスよくまとめられた一台に、”操る楽しみ”というエッセンスを加えて魅力を増したルノー ルーテシア・ゼン0.9。
フランス車の入門用として、また通なマニアの日常の足としても魅力的な一台でした。


ルノー ルーテシア・ゼン(0.9ターボ) 主要諸元
全長×全幅×全高:4,095×1,750×1,445 mm
車両重量:1,130 kg
エンジン種類:ターボチャージャー付直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:897 cc
最高出力:66 kw(90 ps)/ 5250 rpm
最大トルク:135 Nm(13.8 kgm)/ 2500 rpm
燃料:プレミアムガソリン
トランスミッション:5速MT
全国希望小売価格:2,080,000円(消費税込み)
ルノー・ジャポン 公式サイト:http://www.renault.jp/index.html

February 23,2015 Mon    JAIA輸入車試乗会2015  



メンバー
バナー1
PIAA

RG レーシングギア









新着記事
記事検索
検索語句
その他機能
RSS 2.0 Feed
ゲストブック
ブラウザのお気に入りに追加

 
ブログ購読
このブログが更新されたらメールが届きます。
メールアドレスを入力してください。
カテゴリ
facebook
アーカイブ
2025年08月 (1)
2025年07月 (2)
2025年06月 (1)
2025年05月 (1)
2025年04月 (1)
2025年03月 (2)
2025年02月 (1)
2025年01月 (1)
2024年12月 (2)
2024年11月 (11)
2024年09月 (1)
2024年08月 (3)
2024年05月 (3)
2024年04月 (1)
2024年03月 (4)
2024年02月 (4)
2023年11月 (12)
2023年09月 (2)
2023年07月 (2)
2023年05月 (1)
2023年04月 (2)
2023年02月 (2)
2023年01月 (2)
2022年12月 (2)
2022年11月 (1)
2022年10月 (1)
2022年07月 (2)
2022年04月 (1)
2022年02月 (1)
2022年01月 (4)
2021年12月 (1)
2021年11月 (2)
2021年10月 (1)
2021年09月 (1)
2021年06月 (1)
2021年05月 (2)
2021年04月 (1)
2021年03月 (1)
2021年02月 (1)
2020年12月 (1)
2020年11月 (2)
2020年07月 (1)
2020年04月 (1)
2020年03月 (2)
2020年02月 (4)
2020年01月 (1)
2019年12月 (2)
2019年11月 (2)
2019年10月 (1)
2019年09月 (1)
2019年08月 (2)
2019年07月 (1)
2019年03月 (3)
2019年02月 (3)
2019年01月 (1)
2018年11月 (4)
2018年10月 (1)
2018年09月 (1)
2018年07月 (2)
2018年06月 (2)
2018年05月 (1)
2018年04月 (5)
2018年03月 (6)
2018年02月 (6)
2017年12月 (1)
2017年11月 (2)
2017年10月 (7)
2017年09月 (4)
2017年08月 (6)
2017年07月 (1)
2017年06月 (5)
2017年05月 (6)
2017年04月 (4)
2017年03月 (6)
2017年02月 (11)
2017年01月 (1)
2016年12月 (1)
2016年11月 (5)
2016年10月 (5)
2016年09月 (3)
2016年08月 (5)
2016年07月 (2)
2016年06月 (5)
2016年05月 (3)
2016年04月 (4)
2016年03月 (9)
2016年02月 (17)
2016年01月 (3)
2015年12月 (1)
2015年11月 (3)
2015年10月 (6)
2015年09月 (5)
2015年08月 (3)
2015年07月 (7)
2015年06月 (6)
2015年05月 (8)
2015年04月 (5)
2015年03月 (4)
2015年02月 (10)
2015年01月 (3)
2014年12月 (6)
2014年11月 (6)
2014年10月 (6)
2014年09月 (6)
2014年08月 (6)
2014年07月 (2)
2014年06月 (8)
2014年05月 (8)
2014年04月 (3)
2014年03月 (1)
2014年02月 (8)
2014年01月 (2)
2013年12月 (6)
2013年11月 (18)
2013年10月 (6)
2013年09月 (4)
2013年08月 (3)
2013年07月 (8)
2013年06月 (5)
2013年05月 (12)
2013年04月 (18)
2013年03月 (7)
2013年02月 (18)
2013年01月 (2)
2012年12月 (3)
2012年11月 (7)
2012年10月 (9)
2012年09月 (5)
2012年08月 (1)
2012年07月 (1)
2012年06月 (4)
2012年05月 (5)
2012年04月 (4)
2012年03月 (2)
2012年02月 (13)
2012年01月 (2)
2011年12月 (14)
2011年11月 (8)
2011年10月 (8)
2011年09月 (5)
カウンター
Counter
バナー2

6wheels

沖縄旅行の旅予約ドットコム



TUKTUK

DMCshampoo