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皆さんはレンタカーを利用された事がありますか?

レンタカーサービスを利用された事がある方は多いと思いますが、そのレンタカーを利用するタイミングってどんな時でしょうか。

所有している車に乗車できない人数で移動するとき?それとも荷物を運ぶとき?若しくは、旅先や出張先で移動に車が必要なときなど、色々なタイミングやシチュエーションがありますよね。

でも、「乗ってみたい車があるからレンタカーする」「楽しそうな車があるからレンタカーする」なんていう理由でレンタカーするのはどうでしょうか?

今回、カーくる編集部は名古屋市内に面白いレンタカー会社があると聞きつけて取材に伺ってきました。

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取材当日、名古屋市内は名古屋ウィメンズマラソン2016の交通規制が張り巡らされており、ちょうどレンタカー会社の店舗前もマラソンコースになっていました。

伺ったのは、コスモ石油の給油所に併設のスパイスレンタカーさんです。

給油所の敷地の片隅に置かれたこの車がいきなり視界に飛び込んできました。なんと、アルファロメオ スパイダー!

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カーくる編集部にとって、最も馴染み深いアルファロメオの1台ですが、
なんと「わナンバー」がついてます!

こんな車両までレンタル車両にラインナップされているんですね。

 
しかも周りをよく見てみると、その他にもプジョー 307CCやオペル アストラ・カブリオ、メルセデスベンツ SLK230があたかも洗車が終わって引取待ちの車両のように並べられていますが、すべて「わナンバー」です。

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いや~、いきなりビックリしました。これ、すべてオープンカーですよね?

こんなにオープンボディのレンタカーばかり、しかもラテン車好きの編集部員にとってドンピシャなラインナップを置いているレンタカー会社ってどんな会社?どんな方が経営されているんだろう?・・・普通じゃないな!と直感。。。

そして今回、お話を伺う事が出来たのはスパイスレンタカーを経営される満油商事の橋本社長です。

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橋本社長にお話を伺いました。

>スパイスレンタカーはいつから始められたんでしょうか?

 リーマンショック後にスパイスレンタカーを始めました。街中で自家用車を手放す人が増え、名古屋市内の月極駐車場に空きが出始めたのを見て、レンタカーも商売になるのでは?と考えました。
 満油商事は自動車の仕入・販売も行っていた為、安く車を仕入れる事が出来たのですが、国産のヴィッツやマーチよりも、中古のプジョー206がオークションで安く売られていたのを見てひらめきました。
  そのプジョーを手始めにBMWの3シリーズや メルセデスベンツのCクラスを仕入れ、自社の修理部門で内外装をキレイに仕上げてレンタカーとして貸し出しました。

>欧州車のレンタカーが多いですね?

 最初は社員達にも反対されましたし、実際に非常に苦しい時期もありました。しかし、お客様からの希望を伺い、ご希望に沿った車両を入れだしたところで利用が増えだしました。オープンカーやスポーツカー、高級セダン、そしてマニュアルミッション車などをレンタカーにしたのです。また、
今は日産のフェアレディZやスバルのインプレッサなんかもありますね。

>それにしても、とてもキレイなアルファロメオまでレンタル車両ですね?

 実は、今レンタル車両として並んでいるアルファロメオのスパイダーは、もともと私の車なんです。社員達に私のアルファロメオをレンタル車両にするよう勧められて、とうとうレンタル車両にしてしまいました。
 あと、クーペ・フィアットも自分が乗ろうと思って仕入れたんです。キレイに直したところで社員達に「わナンバー」をつけられてしまったんですよ。


>今後はどうされたいですか?

 スパイスレンタカーのフランチャイズ化を考えています。満油商事だけでは限界がありますが、なんとかスパイスレンタカーを増やし、多くの方に車の楽しさを知って頂ける機会を増やしたいと考えています。
 また、ただレンタカーを利用して頂くだけでなく、レンタカーで色々なところを回り、いい思い出作りのお手伝いも今後はさせて頂きたいと考えています。



橋本社長様から色々なお話を伺うと、カーくる編集部としても是非、多くの方にスパイスレンタカーさんを知って頂きたくなりました。

そこでさっそくレンタカーの試乗をさせて頂く事にして、今回はオペルのアストラ・カブリオをチョイス。

以前にオペルのベクトラを所有していた編集部員には懐かしい一台です。

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少しだけ車をご紹介すると、2代目アストラのカブリオはベルトーネで組上げられています。サターン製2.2リッター DOHCエンジンを搭載しており、トランスミッションは4速オートマチックで幌は電動開閉仕様となっています。

さっそく店舗から出発し、マラソンが終わった後の名古屋市内を走りだすと予想以上に快適なドライブが待っていました。

車両の年式(2004年)からすれば、相応のヤレが感じられるのを予想していましたが、なんとも快適&快調そのものでビックリ!車好きの橋本社長がいらっしゃるだけに、車両の整備は隅々まで行き届いています。

軽くふけるエンジンは街乗りではトルクも十分。無論、足回りも十分しっかりしておりヘタリは感じられません。ハンドルを切れば気持ちよく鼻先からレーンチェンジします。4速ATも変なギクシャク感もなく扱いやすく、レンタルして直ぐに誰でも調子よく走らせる事が出来るでしょう。

しかもオープンですから、まだまだこの先日差しが強くなる夏前までは楽しいオープンドライブも可能です。

本当に久しぶりにオペルのハンドルを握り、ドライブを楽しむ事が出来ました。

日本国内では正規販売チャンネルが残念ながら無くなってしまったオペル。こんなに状態のよいオペルのカブリオがレンタルできるのは間違いなくスパイスレンタカーさんだけでしょう。

ちなみに、こちらはスパイスレンタカー 井ノ下店長のおすすめ車両。

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クーペ・フィアット、4人乗りのスタイリッシュなイタリアンクーペで、マニュアルトランスミッションの硬派な一台です。
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2000年式のこの車両はデザイナー:クリス・バングル氏の作品として有名で、個性的なデザインは今見ても大変魅力的です。2Lターボエンジンを搭載し、その乗り味はドッカンターボが楽しい一台です。

こんなカーくる向けの車両まで皆さんにレンタルされるのを待っています。

ずばり、次回の試乗はこの車にしたいですね!

また、スパイスレンタカーさんでは福祉車両も多くラインナップされています。

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こちらは手動運転装置付のステップワゴン。

下半身が不自由な方でも手動操作でアクセル・ブレーキの操作が可能な車両です。

こうした福祉車両に乗られている方が事故などに合われた際に、すぐに代車として必要になる場合があるとの事。

普通のレンタカーよりは出番は少ないですが、潜在的な需要のために用意をされているそうです。


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スパイスレンタカーは満油商事という会社が経営されるコスモ石油の給油所に併設されています。

店舗のサービスには、洗車やボディコーティングのサービスもあります。この日はブラックのボディがピカピカのコーティング施工車両が入庫していました。

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また、偶然にもこの日は洗車サービスにランボルギーニ ディアブロまで来店!

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このようなスーパーカーオーナーの方も、満油商事さんのサービスの質の高さを認めて利用されています。

カーくる編集部も、今度是非洗車をお願いしたいと思います。


今回スパイスレンタカーさんを取材し、レンタカーサービスを通じて車の楽しさを知ってもらうという可能性に気付く事が出来ました。

こうした小規模のレンタカー会社だからこそできる、利用者がワクワクするようなラインナップで車両を用意する事で、いつも利用するレンタカーとは全く異なる車種を選んでドライブを楽しむ事が出来るというのは、車の楽しみ方を広げる手段としても最適です。

今後もカーくる編集部はスパイスレンタカーさんの取材・試乗記などを通じて楽しい自動車ライフ&レンタカーライフをご紹介していきますので、是非お楽しみに!


今回ご紹介したレンタカーの料金

 アルファロメオ・スパイダー   6時間:9500円~
 オペル・アストラ・カブリオ   6時間:5000円~
 フィアット・クーペ・フィアット 6時間:6500円~
 ホンダ・オデッセイ(福祉車両) 6時間:5500円~


【スパイスレンタカー


名古屋市西区上名古屋三丁目21番18号
PHONE:052-531-6796
店舗情報その他:
http://spice123.jp/CarRental/application/index/index/2/1

 

March 19,2016 Sat    ショップ紹介  



witten by 美あんこ
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A7はA6とA8の中間に位置するモデルだが、両者と違い”スポーツバック”の名が示す通り、Aピラーからリアエンドまで続く流麗なルーフラインが特徴的な4ドアスポーツクーペとなっている。端正なフロントマスクにスラッと伸びやかなボディライン、そしてスポーティなリアスタイルは、妖艶なイタリア車のデザインとはまた違った魅力がある。
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乗り込んでまず気付くのは他のセダンと違い着座位置が低く設定され、さらにステアリングも小径となっている点。これだけでもスポーツドライビングへの期待が高まる。またインテリアの素材、仕立ては価格相応に上質感に満ちており非常に心地の良い空間となっている。さらにこの車にはオプションで「Bang & Olufsen アドバンストサウンドシステム」(720,000円)が装備されており、音響空間も申し分なかった。
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この試乗車は昨年マイナーチェンジを受けた際に追加された2.0TFSIを搭載したモデルで、2L直列4気筒ターボエンジンから252ps/370Nmを絞り出す。アッパーミドルクラスの車でも4気筒エンジン搭載はあたりまえになってきたが、車両重量が1800kgを超えるA7となるとやはり走り出してみるまで少々懐疑的だった。
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走り出しからの加速は、7速Sトロニックトランスミッションの緻密かつ正確な変速も手伝って、滑るように滑らかで車重をまったく感じさせない。高速道路での追い越し加速などでも、サプライズ的な加速感はないものの、およそ自分のイメージした通りの加速が手に入る。
余計なロードノイズなどはしっかりと遮音され、エンジン音の心地よい音程だけがさりげなく耳元に届くよう巧みにチューニングされている。さらに足回りもフリクション抵抗など微塵も感じさせないしなやかさで、このクラス特有の余裕が感じられる。まさにストレスとは無縁の運転感覚だ。
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ただ”スポーツクーペ”たる動力性能を感じられるかと言われれば、やはりもう少しパワーが欲しいと思ったのが正直な感想だ。だが上質な走りとインテリア、それにこの美しいボディが725万円というプライスで手に入ることを考えると案外魅力的に思える。走りにさらなる余裕を求めるのであればスーパーチャージャー付のV6 3.0Lエンジンを搭載し333ps/440Nmを発揮する上級モデルもあるので、2.0Lの動力性能に満足できない方はこちらを選択すればいいだろう。もちろん”懐”にも余裕がなければならないのだが。(933万円)
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ドライビング後には、なんともいえない充足感に満たされた気分にさせてくれるAUDI A7 スポーツバック。
『でもぉ、個人的な本音を言わせてもらうと優等生過ぎるクルマはちょっと馴染めないんだよな~』
……などと、価格的にもライフスタイル的にも縁遠い筆者が、思わず”ひがみ”交じりの一言を浴びせたくなるほど完成度の高い一台だった。

アウディ A7 スポーツバック 2.0TFSI quattro
主要諸元
全長×全幅×全高:4,990×1,910×1,430mm
ホイールベース:2,915mm
車両重量:1,840kg
エンジン種類: 直列4気筒DOHCターボチャージャー
排気量:1,984cc
最高出力:185kW(252ps)/5,000~6,000rpm
最大トルク:370Nm(37.7kgm)/1,600~4,500rpm
トランスミッション:7速Sトロニックトランスミッション
駆動方式:クワトロ(フルタイム4WD)
燃料消費率(JC08モード走行):13.6km/L
メーカー希望小売価格:725万円(消費税込)
アウディ ジャパン公式サイト:http://www.audi.co.jp
A7スポーツバック公式サイト:http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/models/a7/a7_sportback.html

March 14,2016 Mon    JAIA輸入車試乗会2016  



witten by ハクナマタタ
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今回のカーくるの試乗車で、メルセデス・ベンツ日本が取り扱っている車は3台。AMG、Smartについで最後を飾るのはVシリーズ。
簡単に表現すると「デカイ」。

国産で言うと、ハイエースのような商用バンをベースにしたものだと思っていました。

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2人+2人+3人の7人乗り。
このレイアウトは、国産ミニバンなどと一緒ですね。
ただ、全長は5mを超えるためゆとりがあります。

特に2列目と3列目は、用途に応じて自由にアレンジできる特徴を備えています。
例えば、2列目を取り外し3列目を前にスライドして5人+広い荷台。
例えば、2列目を後ろ向きにセットして対座シートにする。
例えば、2列目と3列目の右側を取り外し、長尺物を積む。

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そして、7人乗車時のラゲッジ・スペースもきちんと確保されているところは流石です。

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リア・ウィンドウのみも開閉できるのは、小物の荷物にアクセスする上では便利です。

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ドライバーズ・シートは、アイ・ポイントが高いのは当たり前ですが、とても見晴らしがよく、乗用車的雰囲気があるのがいいです。

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走り始めますと、大柄な車を転がしているといった感覚はなく、普通のミニバンを運転しているような感覚になります。
乗り心地もすこぶる良く、ここがメルセデスの成せる技でしょうか。

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2.5 トンに近い車を引っ張るのは、2.2Lのクリーン・ディーゼルエンジン。
このくらいの車重と、沢山荷物を積むことができる車には、低回転トルクが大きいディーゼルエンジンがベストチョイスです。

びっくりしたのが、燃費計の数値。なんと、15km/L を超えていました。
この試乗会で我々が乗るまでに何人かが乗っているはずで、必ずしも燃費を気にするような乗り方はしていないはず。
それでもこの数値は大したものです。

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高速道路でスピードに乗れば、そこは天下のメルセデス。
前を走る車を蹴散らすことは余裕でしょう。
しかしながらブレーキは商用車そのもののような感覚ですので、やはりスピードは控えめに、の車ですね。

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スマートと並走する姿を捉えると、大きさの違いがよく分かります。

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この車の大きさと価格を考えたとき、どのようなシーンが似合うのかを考えてみました。
・スキー、スノボ
・モトクロスバイクを積んで(純正アクセサリーとしてバイシクル・ホルダーあり)
・ロケバス

そう、ロケバスがぴったりくるように感じました。
実際、今回の試乗会で助手席から車の走行写真を撮影するには、ぴったりの車でした。

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【主な諸元】
全長×全幅×全高:5,150mm×1,930mm×1,880mm
車両重量:2,420kg
乗車定員:7名
エンジン種類:DOHC直列4気筒ターボチャージャー・ディーゼル
排気量:2,142cc
最高出力:120kW(163ps)/3,800rpm
最大トルク:380Nm(38.7kgm)/1,400-2,400rpm
トランスミッション:7AT
JC08モード燃費:15.3km/L
メーカー希望小売価格:6,950,000円(税込)

【公式ホームページ】
http://www.mb-minivan-v.jp/



March 4,2016 Fri    JAIA輸入車試乗会2016  



witten by 美あんこ
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昨年、第3世代へとモデルチェンジしたスマート。
試乗会では2人乗りのフォーツー、4人乗りのフォーフォー共に用意されていたが、試乗の機会が得られたのは2人乗りのフォーツー。今回のモデルチェンジではボディはもちろんエンジン、トランスミッションも刷新され全面的に改良された。
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ボディサイズは先代に比べ全長で35mm、全幅は105mm、全高は5mmそれぞれ大きくなっている。中でも全幅は1665mmとなり、日本車だとトヨタ パッソ、日産 マーチ、スズキ イグニス等のコンパクトカークラスと同等となった。先代同様、特徴的なツートーンカラーを纏ったエクステリアはポップでカジュアルな印象を与え、日常成果の中でも鮮やかに映える。
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このラバオレンジのボディーカラーを選ぶとインテリアもツートーンカラーとなる。
全体的にはプラスチッキーだが、本革巻きステアリング、シートやダッシュボードに張られたメッシュ状のファブリックなど普段触れるところや目につくところに上質な素材を使い、楽しくて居心地の良い空間となっている。
さらに装備面でもレインセンサー付きワイパー、オートヘッドライト、オートエアコンなどが標準装備され快適な室内空間にも配慮された。
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ラゲッジも通常状態で260Lを確保しており、日常の買い物程度はもちろん、2人分の一泊二日旅行程度の荷物ならなんとかなりそうだ。上下分割式のテールゲートで使い勝手も良さそう。
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ポップなデザインとは対照的に、中身のボディ剛性はかなりがっしりしており内装の軋みなども皆無。
このボディサイズにして車重は940kgと決して軽くはないが、その重量が幸いしてか先代までの少々硬くバタつく印象だった足回りは比較的どっしりと落ち着いたものになっている。ホイールベースは先代から10mm延長されたに過ぎないが、高速走行時の直進安定性の向上やピッチング方向の動きも穏やかになり、このショートホイールベースでも不安なく巡行できた。それでいてハンドリングに関してはRRらしい軽快さを感じるから、街乗りだけでなく積極的にドライブを楽しみに行きたくなる。さらに最小回転半径は先代の4.2mから3.3mと大幅に小さくなり、小回り抜群で狭い路地やパーキングスペースでも取り回しで苦労することはないだろう。
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エンジンは先代からキャリーオーバーされた1.0Lの3気筒NAと、ルノーが開発した0.9Lの3気筒ターボが用意されているが、現在日本に入ってきているのはフォーツー、フォーフォー共に1.0Lの3気筒NAのみとなっている。これをリアのラゲッシ下に搭載しRRとしている。
サウンドはいかにも3気筒という少々安っぽい音がしているが、車の性格上それほど気にはならなかった。それよりもリアからエンジン音が聞こえるという非日常に少しワクワクさせられる。
NAということで絶対的な力強さはないものの、日常生活プラスアルファ程度の使い方であればなんら不満はない。また新開発の6速ツインクラッチATが搭載されたこともドライバビリティを大きく向上させている。先代までのシングルクラッチAT独特なギクシャク感も無くなり誰でもスムーズにドライビングすることが可能。さらに多段化されたことでエンジンの美味しいところをうまく使えるメリットも感じられた。
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初代から小粋で扱いやすいというコンセプトはそのままに、中身は現代的な車の水準まで大きく進化させた新型スマート。カジュアルでリーズナブルだが中身はそれなりという印象だった”スウォッチ”から、スタイリッシュな外観に最新の技術を詰め込んだ”スマートウォッチ”のように進化したといったところであろうか。(…ちょっと無理があるな)

今後はターボモデルや本国で発表されたカブリオレ、ブラバスも投入が予想され、ますます広がるスマートワールドから目が離せなくなりそうだ。
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スマート フォーツー エディション1
主要諸元
全長×全幅×全高:2,755×1,665×1,545mm
ホイールベース:1,875mm
車両重量:940kg
エンジン種類: 直列3気筒DOHC
排気量:998cc
最高出力:52kW(71ps)/6,000rpm
最大トルク:91Nm(9.3kgm)/2,850rpm
トランスミッション:6速ディアルクラッチトランスミッション
駆動方式:後輪駆動(RR)
燃料消費率(JC08モード走行):21.9km/L
メーカー希望小売価格:199万円(消費税込)
スマート公式サイト:http://www.smart-j.com/
スマート フォーツー公式サイト:http://www.smart-j.com/fortwo/edit1.html

メルセデス最大級のV220と最小のスマートフォーツー。
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March 1,2016 Feb    JAIA輸入車試乗会2016  



witten by CARGO
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日本で有名なフィアットといえば一昔前までは「パンダ」だったが、今となっては「500(チンクエチェント)」になったかもしれない。軽自動車よりもひと回り大きくした、輸入車の中ではかなりコンパクトなモデルである。イタリア本国では同じ500ファミリーで「500L」というモデルもあるが、日本には正規輸入されていない。しかし、500Xは日本にも正規輸入されることとなり、すでに日本でも販売されている。「500X」の見た目は確かに「500」っぽいが、ボディサイズは3まわりは大きくしたような印象の「SUV」である。

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まず室内へ乗り込むと、あまりの内装の質感の高さにビックリである。「フィアット 500」は質感の高さはそれほど特筆すべきものではないが、オシャレさでそれをカバーしている。しかし、「500X」は質感が高いうえに、オシャレなのだからなかなかスゴイ。それも500にイメージの似たものであるのも、なかなかユニークである。さらに茶色のシートがオシャレ。このあたりはやはりイタリア車らしい印象を与えるのに成功しているといえるだろう。

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試乗した「クロスプラス」は1.4L直4ターボエンジンに9速ATが組み合わされた4輪駆動モデルである。クロスプラスは170馬力を発生し、近年トレンドとなっている、「アイドリングストップ」機構も備える。アイドリングストップからの再始動は滑らかで、いい出来といえる。9速ATの9速ギアに入るのは高速でしか入らないようで、街中では6速ギアまでしか入っていなかった。

ドライブモードスイッチが用意されており、ごく普通のノーマルモード(Autoモード)で走るとややパワー感には物足りなさを感じる。街中で扱う分には問題ないと思うが、いざという時の加速感には物足りなさを感じそうである。重量は1.5t弱あり、決して重くないということもその原因だろう。

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しかし、スポーツモードにすればイタリア車らしい爽快なエンジン音が聞こえ、ワクワクさせてくれるのはさすがイタリア!といった印象を受けた。こういった演出はとにかくイタリアの自動車メーカーはうまい。
この「500X」、イタリア車らしい運転の楽しさは兼ね備えた、珍しいSUVでありながら、気になったポイントも少なくない。

まずは今回ではないが、以前同じモデルに試乗した時はATのフィーリングがあまり良くなかった。今時のクルマにしては珍しく、明らかにシフトショックを感じた。今回の試乗車では前回のようなことはなかったため、個体差があるのかもしれない。また、マニュアルモードで任意に変速するときには反応が遅いのも気になるポイントである。

もうひとつは、乗り味に関してである。全体的にヒョコヒョコした動きをして、特にピッチング方向での乗り味の硬さが気になる。こういうところは同種の他メーカーのものをもう少し研究してもらいたいという印象だ。

安全装備としては、フロントガラス上部にあるカメラが白線を認識して、白線を逸脱しそうになると車両を車線中央に戻す「レーンキープアシスト」がついており、これは明らかに効果を感じた。しかし、そこまでしたのにも関わらず、追従モード付きのクルーズコントロールが装備されていない点がよくわからない。この2つがあってこそ、相乗効果を発揮してくれるのだ。

今後、乗り味とATのフィーリングで熟成が進むと期待できるSUVに化けると思われる1台だった。

フィアット 500X クロスプラス
主要諸元
全長×全幅×全高:4,270×1,795×1,625mm
ホイールベース:2,570mm
車両重量:1,460kg
エンジン種類:直列4気筒マルチエア 16バルブ インタークーラー付ターボ
排気量:1,368cc
最高出力:125kW(170PS) / 5,500rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm) / 2,500rpm
トランスミッション:9速オートマチック
駆動方式:4輪駆動
燃料消費率(JC08モード走行):13.1km/L
メーカー希望小売価格:334.8万円(消費税込)
※試乗車は345.1032万円(ETC・ナビゲーションシステム・フロアマット装着車)
公式サイト:http://www.fiat-auto.co.jp/500x/
 

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February 27,2016 Sat    JAIA輸入車試乗会2016  



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