カーくる編集部でいつも話題に上がる愛車のメンテナンスの話。
「愛車を如何にキレイに保つか?」
「ボディのメンテナンスをどこに出すか?」
「自分でどうやって洗車・メンテナンスしているか?」
編集部メンバーもそれぞれに愛車のコーティングの施工先や洗車方法、洗車グッズに拘りがあり、ボディの磨きにも踏み込んで話してみると、なかなか最良・最善の方法で話がまとまることがありません。
そこで今回、カーくる編集部員の愛車に最高のボディコーティングを施工し、その依頼から施工過程、コーティングの出来栄えを見てみようということに。
そしてさっそく相談に伺ったのが名古屋市内でカーディテイリングのプロショップとして活動されているPOLISH GARAGE(以下:ポリッシュガレージ)さん。
ポリッシュガレージさんはミラフィオーリやあいちトリコローレをはじめ、多くのイベントにも積極的に出展され、そのサービスの幅と質の高さは折り紙つき。
ボディコーティングでは世界最高峰の「CERAMIC PRO(セラミックプロ)」の施工店であり、アメリカ製透明フィルムの「XPEL(エクスペル)」もいち早く導入した実績のあるプロショップです。
さっそく車を持ち込んでボディの状態診断&どのような施工内容が妥当なのか?の打合せに行ってきました。
アポ取りしてポリッシュガレージさんの守山店に伺うと、そこではすでに数台の車両が磨きやコーティング、プロテクションフィルムの施工中で、多くのスタッフが作業されていました。
さすが、高級車が多いですね!
まず、今回カーくるが持ち込んだテスト車両 レクサス LSのボディの状態診断からさっそく始めることに。
見て頂いたのはポリッシュガレージ 守山店の今井店長。
このLSは2013年登録で新車登録から3年半。ほとんど毎日乗っており、高速道路の走行も多い車です。
過去に小さな擦り傷なども経験しており、その際にはディーラーで簡単なタッチアップで済ませています。また、最近では当て逃げもされて後部バンパーの真ん中に傷・凹みもあるという状態で、鈑金、ボディの磨き&コーティングの効果を見るのであれば絶好の車体。
ポリッシュガレージの施工現場は、ボディの傷をくまなく見られるように白とオレンジの2色のライトが天井に設置されています。今井店長がLSのボディをチェックし、マスキングテープをボディのいたるところに貼っていきます。その目は真剣そのもので、いつもは穏やかな目が職人の眼差しに変わります。ものの数分でLSはテープだらけに(笑)
飛び石のキズ・ドアパンチのキズ・クリア層に着いた引っ掻きキズ・こすって塗装がはげているキズ等30箇所ほどのチェックが入りました(汗)
キズが多いことは分かっていましたが、ちゃんと指摘してこうして目印をつけると結構凹みます。洗車後に眺めるとそこそこキレイに見えていたLSも、こうしてプロが施工前にチェックすればこれだけのキズがあぶりだされてしまいます。
左から Bピラーのキズ、ドアノブのカップのキズ、ボンネットのキズ、
サイドミラーのキズ、ルーフのキズ、給油口ハッチ付近に着いたキズなどがチェックされているのが分かります。
今井店長
『ポリッシュガレージでは、入庫車両を施工前にこうしてチェックし、お客様にもボディの状態を確認して頂きます。新車でない場合、ボディの傷にはいろいろな種類があり、磨きをかけることでキレイに無くなる傷がある反面、目立たなかった傷が表に出てきてしまうこともあります。お客様にもそれぞれの傷を確認して頂きながら、施工後にどういう状態になるかをご説明させて頂きます。「磨きやコーティングをすればすべての傷が無くなる」と思われているお客様もいらっしゃいますし、出来上がりの品質に対する期待値の差(クオリティギャップ)が出てきてしまいます。そうした差を埋めるための作業でもあるんです。高価なお車をお預かりすることも多々あるので、事前にあらゆる箇所のキズをチェックすることが必要なんです。』
そんなボディのチェックでは、膜厚計を使う事もあるとのこと。持ち込まれた車両にもよりますが、その車のボディの状態を調べる際にはオーナー様からの情報だけでなく、こうした科学的な方法でボディの状態を調べることもされています。こうすることで、時にはオーナー様すら知らない・気づいていない情報を得られることもあるそうです。こうした情報をもとに、磨きの作業の精度を上げていくのです。
さあ、ボディの状態が分かったところでこの車をどのように仕上げるかを相談です。
ポリッシュガレージさんには色々なコーティングメニューがありますが、今回の相談で高松常務からお勧め頂いたのはCeramic Pro 9H(以後セラミックプロ)でした。今回持ち込んだ車両には小傷が多く、今後も今までと同じような使用をするのであれば、ボディを強力に保護するセラミックプロがイイとの事。
セラミックプロはロシアで開発され、世界20ヶ国以上で認定プロショップが施工をしているコーティングです。圧倒的な耐久性を誇り、今までにない全く新しい次世代セラミックコーティングで最高硬度9Hという比類なき硬度を持っています。
優れた耐紫外線、耐熱性、耐擦傷性、耐薬品性を誇り、長期間に亘って塗装を保護し、日常の洗車も簡単・迅速洗浄することができる優れもので、カーくる編集部員や愛車を大切にし、キレイに乗り続けたいというオーナーにはうってつけのコーティングです。
カーくる編集部は即決でこのセラミックプロを施工することに決定。
今回は現状のボディ状態から見てどうしても鈑金塗装の必要な部分もあったため、フロントバンパー及びリアバンパーの板金塗装の後に、ボディのポリッシュ(磨き)施工、セラミックプロ(4層)・セラミックプロライト(1層)の施工をする事に。
また、ドアノブのカップにXPEL(エクスペル)ペイント・プロテクション・フィルムも施工することにしました。
このフィルムは、飛び石はもちろんの事、ドアの開閉の際にドアノブ付近に着く傷などを防いでくれます。
通常であれば、愛車のフロント周りやボディ全体をフィルムで覆うように施工しますが、今回はドアノブのカップだけに施工することにしました。
さあ、今回の施工メニューが決定です。
新車登録から3年半のキズキズのレクサスがどこまでキレイになるのか本当に楽しみです。
カーくる編集部としてこうしたテスト企画をするのは大変珍しいことですし、編集部メンバーも大注目の企画となっています。
是非、続編の『カーくる編集部 愛車のボディケア大作戦 vol.2-磨き・コーティング作業編』をお楽しみに!
取材協力:POLISH GARAGE (ポリッシュガレージ)守山店
〒463-0026 名古屋市守山区萩田町816
TEL&FAX:052-799-2888
営業時間:(平日)9:00-19:00 (土日祝)10:00-18:00
定休日:毎週月曜
HP:http://polishgarage.com/