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今回の試乗会で、唯一同一メーカで2車種試乗したのがマセラティ。

既にご紹介したクアトロポルテ スポーツGTS に続き、今度はオープンモデルのクランカブリオです。

GranCabrio01

GranCabrio02

GranCabrio03

このスタイル、いかがでしょう?

4シーターのオープンモデルですが、どんなシーンでも画になります。

GranCabrio04

GranCabrio05

試乗車のインテリアは、ベージュのレザーでしたが、オーナーは10色から選択することができます。
そしてウッドパネルといい、贅沢の限りをあしらった素晴らしさです。

因みに、ブレーキキャリパーも6色から好みの色を選べます。

GranCabrio06

早速乗り込み試乗へ。

ハンドルを握り加速すると、顔の筋肉が思わず緩んでしまいます。

エンジンならびにそのスペックは、クアトロポルテと同じものですが、オープンを意識したチューンになっているのか、クアトロポルテほど過激なサウンドではありません。
しかしながらこの心臓部は、脳からドーパミンを溢れださせる魔力を持っています。
GranCabrio07

我々はオープンのまま、箱根のターンパイクへ。

まだ雪が残る冷たい空気の中を、マセラティサウンドが響き渡ります。

このサウンドとともに、何処までもアクセルを踏み続けていたい衝動に駆られるのが、マセラティの魔力でしょうか?

GranCabrio08

GranCabrio09

この時実は、3人でこの試乗車に乗りました。

オープンでリアシートに乗るという貴重な経験をしましたが、真冬の箱根はとても寒く、リアシートには全然優しくありません(笑)。
4シーターと言っても、2人で乗るのが最適ですね。


GranCabrio10

ボンネットを開けてのエンジンルームです。

GranCabrio11

トランクも空けてみました。
お世辞にも広いとは言えませんが、ちょっとした小物ならOK。


GranCabrio12

ここで電動ソフトトップを閉めてみました。

GranCabrio13

ソフトトップを閉めてクローズドのスタイルです。
全くと言っていいほど、スタイルを損ねていません。


GranCabrio14

素晴らしい異次元の世界へ誘ってくれる、マセラティ・グランカブリオ。

どこまでも画になる車です。


GranCabrio15


【主な諸元】
全長×全幅×全高=4,885×1,915×1,380mm
重量=1,887kg
排気量:4,691cc
最高出力:323kW(440ps)/7,000rpm
最大トルク:490Nm(50kg-m)/4,750rpm
最小回転半径:5.35m
0~100km/h加速:5.3秒
 0~400m加速:13.9秒
車両本体価格:1,850万円

公式HPはこちらから

February 17,2012 Fri    JAIA試乗会2012  



witten by ハクナマタタ
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もう、TVコマーシャルやディーラーでの発売などでご存じかもしれませんが、アルファロメオ・ジュリエッタです。

このジュリエッタのネーミングは、アルファロメオ・ファンからすれば待ちに待ったものかもしれません。

実際国内では、2010年の夏、アルファロメオ100周年記念イベントで公開されてから1年半余り待たされた訳ですから・・・。

alfa01.jpg

今回試乗した車種は、クワドリフォリオ・ヴェルデとネーミングされた、1.75Lエンジンを搭載する6速MT車。
MTがラインナップされているところは、車好きにはグッとくるところです。

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このデザインは、ぱっと見は、大きいのか小さいのかいまいちピンと来ないところがありますが、丸みを帯びたデザインなろころもあり、思ったほど大きく見せていないところがいいです。

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フロントマスクは好みが分かれるところかもしれませんが、所謂ブレラや159の厳つい顔立ちから、ファニーフェイスに大きく変更。
これもアルファロメオの得意技である、見慣れるとどんどん良くなっていくというデザインの妙なのでしょうか?

alfa05.jpgalfa06.jpg

さて、車に乗り込み試乗へ。

コックピットはシンプルで、今までのアルファロメオの使い勝手をそのまま踏襲しています。
MTのシフトノブは、若干大きめですが違和感はなく、シフトフィーリングも良好です。

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助手席も快適で、飽きのこないデザインかもしれません。

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最近のアルファロメオに搭載されている、D.N.A.システムのスイッチ。
D(Dynamic)にすると、トルクがアップし、スポーティーなドライブを楽しめます。

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この1.75Lのエンジンスペックは、最大出力235ps、最大トルク30.6kg-m(Normal)と、今までの3.2L V6エンジンスペックに近いものです。
しかしながら、やはりあの官能にはほど遠く、これからのカイゼンに期待したいところでです。

alfa10.jpg

実際に走りだすと、6速MTとの組み合わせの走りに不満は無く、快適なドライブを約束してくれます。

今回は平坦な道での試乗のみでしたが、ワインディングロードでもハンドルを握ってみたい高揚に駆られるのは、アルファロメオの成せる技でしょう。

alfa11.jpg

個人的には、MTは左ハンドルの方がシフトとクラッチのバランスが良いので、左MTを運転してみたいところです。

そういう中、今回の限定車に加え、左ハンドルMT車の追加輸入も決まったという話もあり、MTでアルファロメオを駆ることに期待をしている面々には嬉しいお知らせです。

alfa12.jpg

万人に運転できるアルファロメオも商業的には必要ですが、往年のアルファロメオファンの声を聴いて、左MTを輸入することにしたところには拍手を送りたいと思います。

あとは、ボディーカラーの充実ですかね。

【主な諸元】
全長×全幅×全高=4,350×1,800×1,460mm
車両重量=1,440kg
エンジン:直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ
排気量:1,742cc
最高出力:173kW(235ps)/5,500rpm
最大トルク:300Nm(30.6kgm)/4,500rpm(Normal/All weather)
   340Nm(34.7kgm)/1,900rpm(Dynamic)
希望小売価格:3,880,000円(税込)

オフィシャルHPはこちらで

February 16,2012 Thu    JAIA試乗会2012  



witten by 美あんこ
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Citroen DS4 Sport Chic  

個性的なデザインでまとめられたDSシリーズの中堅モデルDS4。
他メーカーとは一線を画すこのデザインは非常に魅力的に映ります。
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リアドアのノブはウィンドウ内に設置されている。
IMG_2620.jpg


DS4には”Chic(シック)”と”Sport Chic(スポーツシック)”という2つのグレードがあり、エンジンは1.6Lターボで共通ながら、前者は156ps+6セミAT、後者は200ps+6MTとなっています。
今回試乗車できたのはSport Chic。
ATやツインクラッチセミATが殆どのこのクラスにおいて、6MTを搭載したこのグレードを選ぶ人がどれだけいるのか分かりませんが、車好きには嬉しい設定です。

乗り込むとまず目に入るのはこのパノラミックフロントウィンドウ。
目前まで迫ったグラスエリアがちょっと高めのシートポジションと相まって開放的なイメージを感じます。
IMG_2622.jpg後席にも座ってみましたが、多少ヘッドクリアランスが少ないかな?と思う程度でレッグスペース等は必要十分。
ファミリーユースでも問題なさそうでした。
ただひとつ、後席のサイドウィンドウははめ殺しになっており開閉できません。
たぶんデザイン的にウィンドウ内に縦柱を設けたくなかったのだと思いますが、数少ない不満点でした。

運転してみると、予想以上に楽しい車です。
エンジンは1.6Lながらターボで過給されスルスルと加速していきます。
小排気量ターボにありがちな低回転での扱い難さも殆ど無く、トルクの出方も自然で踏み込めば必要十分な加速とともに心地いいエキゾーストが聞こえてきます。
6MTのシフトフィールに関しては以前試乗したDS3とほぼ同様で、カチッとしたイメージではなくどちらかといえばルーズな感触ですが、ギアが入る瞬間は明確に分かるようになっています。
最初はあまり好きではなかったこのシフトフィールですが、DS4では車の雰囲気と非常にマッチしていてこれはこれでアリだと思いました。

足回りはスポーツモデルということと大径ホイールを履いているので、当たりはコツコツしたイメージですが、ストロークもありコシのあるサスペンションで、乗り心地の良さととスポーティさがうまくバランスされていました。

基本的な車の出来が良い上に、シトロエンならではの魅力的なデザインをまとった一台。
ファミリーユースからスポーティな走りまで、何かを諦めることなくこれ一台でこなせる素晴らしい車だと思いました。
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DSC04563.jpg


【スペック】
全長×全幅×全高=4275×1810×1535mm
車重=1400kg
トランスミッション=6MT
ハンドル位置=右
駆動方式=FF
エンジン=1598cc 直列4気筒DOHCターボチャージャー(200ps/5800rpm 28.0kgm/1700rpm)
JC08モード燃費=12.9km
価格=345万円

メーカー公式HP
http://ds4.citroen.jp/

February 15,2012 Wed    JAIA試乗会2012  



witten by ハクナマタタ
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アウディジャパン様から提供された車種は、A5、A6、A7。

その中ではベースグレードとも言える、A5 Coupe 2.0T quattro に試乗しました。

この車を見て最初に思ったのは、「プジョー406クーペに似ている?」でした。

似ているのが悪い、と言う訳ではなく、最近4ドアセダンが多い中あえて2ドアのクーペを創ったことに拍手を送りたいです。
その結果、あのスタイリッシュな406クーペに似てしまったのだと勝手に解釈しています。


Audi02

スタイルもさることながら、乗ってみるととてもジェントル。
静粛性、加速などどれをとっても大人の精錬された車、という感じがします。

このシリーズには同じボディ形状で、V6 3L のS5、V8 4.2L のRS5 というスポーティーなラインナップもありますが、このスタイルが気に入ったのであれば、これで充分です。


Audi01

フロントグリルは、やはり一目でアウディとわかるデザインです。

Audi03

Audi04

実際に高速道路を走ってみると、加速はかなり静かで、荒々しさを求める方には物足りないかもしれませんが、実際の加速は申し分ないものがあります。

そして高速クルージングもゆとりを感じます。

qattro というネーミングが付いている通り、コーナーリング安定性は抜群。
あえて四輪駆動であることを感じさせないところも、Quattro でラリーで大活躍したDNA の成せる技でしょう。

Audi05

一般道に降りて、信号待ちではアイドリングストップ機構が働きます。
この機構も、もう当たり前になってきてるんですね。


Audi06

Audi07

後部座席の乗降りが面倒だとか、ドアが大きいとか、4ドアセダンに比べるとネガティブなところが出てきてしまう2ドアクーペですが、クーペならではのスタイリングを求めたい人にはぴったりの選択だと思います。

あえて2ドアクーペを選ぶ心意気を表現できる、数少ない一品です。

Audi A5 のホームページはこちらから

全長×全幅×全高: 4,645×1,855×1,375(mm)
総排気量: 1,984(cc)
エンジン種類: 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最高出力: 155kW(211ps)/4,300-6,000rpm
最大トルク: 350Nm(35.7kgm)/1,500-4,200rpm
駆動方式: クワトロ(フルタイム4WD)
ミッション: 7速 Sトロニックトランスミッション
標準価格: 5,980,000円(税込)


February 13,2012 Mon    JAIA試乗会2012  



witten by 美あんこ
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3代目となる新型SLKです。
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全体的なシルエットは先代と似ていますが、巨大なスリーテッドポイントスターが主張する横長グリルが先代以上に堂々としたイメージを醸し出しています。
近くでそのサイズを確認しなければ上級クーペのSLと見間違うほど。
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早速試乗に繰り出してみると、良くも悪くも想像通りの車。
初代で先鞭をつけたメタルハードトップ、オープンカーと意識させないボディ剛性の高さ、街中でも使い勝手が良さそうなステアリングの切れ具合、上質な内装、11.4km/Lの燃費性能と、期待を裏切らない車になっています。
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動力性能においても、燃費対策のためと思われる低回転域でのレスポンスの悪さは否めないものの、踏み込めば1.8Lターボが不足無い性能を発揮し、7ATはスルスルとショック無く車を加速させていきます。
さらに求めれば上のグレードに306psを発揮する3.5L V6を搭載したモデルもあります。
オープン状態での風の巻き込みに関しても、ヘッドレストの後ろからクルリと出てくるアクリルのディフレクターにより大分抑えられています。

試乗中、自動車としての完成度が非常に高く”良い車”だな~と思う反面、こういう車ってどういう人が乗るんだろう?と、ふと思いました。
真っ先に思い浮かんだのはセレブな奥様もしくはお嬢様など、お金はあるが車自体には特に関心が無い方々。
一昔前と違い、どのメーカーでもクオリティが高いのは当たりとなった現代の輸入車において、この車の存在意義がどこにあるのかちょっと疑問に思いました。
あまりにも出来過ぎている車は、ともすると没個性に陥る。そんな考えが頭をよぎりましたが、この車の個性を素直に感じ取れない私の感性の無さも同時に痛感しました。
殆ど車のインプレッションになっておらず申し訳ありません。

DSC04336.jpg

Mersedes-Benz SLK 200 BlueEFFICIENCY Sports  

【スペック】
全長×全幅×全高=4145×1845×1305mm
車重=1440kg
トランスミッション=7AT
ハンドル位置=右
駆動方式=FR
エンジン=1795cc 直列4気筒DOHCターボチャージャー
JC08モード燃費=11.4km
価格=525万円

メーカー公式HP
http://www.mercedes-benz.co.jp/passenger/car_lineup/slk-class/index.html

February 11,2012 Sat    JAIA試乗会2012  



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