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パシフィコ横浜で開催している人とくるまのテクノロジー展2013へ行ってまいりました。

この展示会は自動車のテクノロジー面にフォーカスした展示会ですが、見所満載で自動車にかかわる企業や技術の幅の広さに圧倒されます。

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一昨年は東日本大震災の影響もあり寂しい限りの展示会でしたが、それでも自動車産業を盛り立てようとした企業の頑張りもあり、昨年度は436社の出展まで伸び、今年はそれを上回る475社の出展となりました。

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この展示会は毎回体験コーナーがあり、今年は最新の車の試乗会でした。

なので、まずはトヨタ・クラウン・ハイブリッド・アスリートに試乗。

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この車は、新開発の2.5Lエンジンを搭載。以前の3Lに比べて燃費などの向上が図られており、それに加えて安全面の最新テクノロジーが満載。

走り始めると、やはり静か。クラウンを求める人はこの静けさを求めるということなのでしょう。

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アクセルを踏み込むと、「ん?この走りは!」と思わせる心地よい加速感。高速道路を走ってみたくなりました。

そのことを同乗のトヨタの担当者へ告げると、嬉しそうに、「そうでしょ?高速を走るともっと良さがわかります!」と。

このクラウン、最近街中でよく見かけるようになりましたが、単なるクラウンではなく走りにも重点を置いて設計された車であることがヒットの理由のひとつだと感じました。

ちなみに売上の7割はハイブリッドとのことです。

 

そしてトヨタブースでは、このクラウンの安全面の展示がされていました。

ある時はドライバーのサポート、ある時は万が一の時に備えた最新テクノロジーは目を見張るものがあります。

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この「アダプティブハイビームシステム(AHS)」は、このクラウンに採用されているシステムで、ハイビームにしていても対向車や前の車を判断して、それらのドライバーに眩しさ感を与えないというものです。カメラや画像処理技術の進化に驚きです。

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次に試乗したのは、マツダ・アテンザ SKYACTIV-D

実はクラウンに試乗した時トヨタの担当者から、「あとは何に試乗するんですか?」と尋ねられ、「アテンザのディーゼルに乗りたいと思っています」と答えたところ、「私も気になっているんです。どれだけ走る気にさせてくれるか。」と。

そういうことで期待に胸を含ませていざ試乗!

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まずびっくりしたのは、軽々と高回転まで軽々と吹け上がるエンジンであること。後でマツダブースで確認したら、5200回転まで回る高回転型ディーゼルエンジンらしい。

そしてやはり、420Nmの大トルクでの発進加速。これは圧巻です。
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試乗中に、「MTで乗りたいですね。」と言うと、「6速MTもありますよ。是非ディーラーへ足を運んでください。」と言われてしまいました。勉強不足でした(汗)。

今どきこのサイズのセダンで、それもディーゼルで6速MTをラインナップに加えているとは驚きというか、逆に天晴れです。

そして、JC08モードで22.4km/L(6MT)の燃費をたたき出している背景には、アイドリングストップ機構が付いています。

しかしながらディーゼルエンジンの場合、エンジンを掛ける時はガソリンエンジンに比べバッテリーへの負荷が大きい。それをサポートするのが、新開発のエネルギー再生システム(i-ELOOP)です。これは減速時エネルギーを使用して充電するというもので、キャパシタ(大容量コンデンサ)へ充電し、バッテリー負荷を軽減するというものです。

最近の電装機器が多い車にはもってこいのテクノロジーですね。
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そしてこのデザインについて質問しました。ひょっとして外国のデザイナーが関与しているんじゃないかとの疑念を持っていましたが、「全て社内のデザインです!」ときっぱり!

日本メーカーもここまで清廉した車をデザインできるようになったことも天晴れです。

そして最後に、「この次は、ディーゼル・ハイブリッドとか考えていますか?」と質問を投げかけたら、「うーん、言ってもいいか。考えてます!」という答えが返ってきました。

そこには、マツダの自信が漲っているように感じ取れました。


その2へ続く】


May 23,2013 Thu    試乗インプレッション  



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プジョーが満を持して日本のミニバン市場に投入したプレミアム・7シーター 5008。
先日、カーくる編集部で報道試乗会の様子をお伝えしましたが、今回は長時間試乗する機会に恵まれたので、改めてレポートしたいと思います。
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5008には装備の違いでPremiumとCieloという2つのグレードがありますが、今回試乗したのはCielo。
ベースモデルのPremiumに対して、パノラミックガラスルーフ、ルーフレール、ヘッドアップディスプレイ、17インチアロイホイールを追加した充実の上級モデルです。

【PEUGEOT 5008 Cielo】
全長×全幅×全高:4530mm×1840mm×1645mm
ホイールベース:2725mm
車両重量:1600kg(Premium:1570kg)
乗車定員:7名
総排気量:1598cc
最高出力:156ps(115kW)/6000rpm
最大トルク:240Nm(24.5kg-m)/1400-3500rpm
変速機:6速AT
燃料消費率(JC08モード):11.7km/L
タイヤ:215/50R17(Premium:215/55R16)
希望小売価格(消費税込み):330万円(Premium:300万円)


外観はプジョーらしくモダンでスッキリした印象

フロントマスクは、同じく4桁ナンバーのクロスオーバーSUV 3008 に共通するデザイン。
そしてシンプルイズベストなリア。
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全高が抑えられたサイドビューは、ワゴンとハイトミニバンの中間くらいか。
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サイドに切れ込んだリアランプ。"00"が∞となり、この車が無限大の可能性を秘めていることを主張するエンブレム。
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Cieloにはバイキセノンディレクショナルヘッドライトが装備される。
ステアリングの切れ角に応じて照射方向が変化し、的確にコーナーの先を照らしてくれます。
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リアバンパーにはコーナーセンサーを備え後方の安全をサポートする。
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ドアミラー下にはエクステリアランプがあり、夜間は足下を照らしてくれる。
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Cieloには17インチアロイホイールが標準装備。
タイヤサイズは215-50-R17で、試乗車にはミシュラン プライマシーHPが装着されていました。
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当初はシンプル過ぎるかな?と思っていた外観ですが、時間が経つに連れ、長く付き合うにはこのくらいがちょうど良いかもと思えてきました。
この辺は目先のインパクトばかりを追わずじっくり付き合える欧州車デザインの美徳でしょうか。
しかし一方では、センスのよいエアロパッケージなどが選べればなお嬉しいかなと日本人らしい(?)印象も浮かびました。
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内装は高級すぎないプレミアム感

比較的オーソドックスな運転席周り。
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大きなフロントガラスは開放感抜群。
張出したセンターコンソールでウォークスルーができないのが少し残念だが、その分ナビやエアコン、シフト操作もしやすくドライビングにも集中できる。

レザー巻きステアリングはシットリと上質な肌触りだが、グリップ部は少々太く女性には握りにくいかもしれません。
チルト&テレスコピック機能は可動範囲も大きく理想の位置に調整できる。
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シンプルな2眼メーターの間に配置されるマルチファンクションディスプレイには走行距離や燃費などが表示できる。
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なぜか時計の表示がどこにも見あたらず。

ヘッドアップディスプレイにはスピードメーターの他、ディスタンスアラートなども表示可能。
運転中は基本的にこのディスプレイを見ながらの運転でしたが、視線の移動も最小限なので非常に便利でした。
イグニッションオンでダッシュボードから立ち上がってくる様子もカッコイイ。
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ABペダルは上から踏みこむようなポジションですが違和感はなく操作しやすい。
フットレストはもう少し奥にあった方がリラックスできそうです。
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大きめのフロントシートは少し固めに感じましたが、長距離乗ってもまったく腰が痛くならず快適にドライブできました。
やはりプジョーのシートは良くできています。
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ちなみに今回の試乗車はファブリックシートでしたが、Cieloにかぎりオプションでレザーシート(¥250,000)も選べます。

2列目シートは3それぞれ独立でスライド、リクライニングができます。
チャイルドシートやジュニアシートを設置してもきっちり3人座れるのが嬉しい。
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3列目シートは足下、ヘッドクリアランスも少なめで長距離移動は少々厳しい。とはいえこの3列目があるのと無いのとでは、使い易さ、安心感が段違いです。
ここにも3点式のシートベルトを備えるあたりはセーフティへの力の入れようが伺えます。
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そしてCieloの装備で最大の特徴でもあるパノラミックガラスルーフ。
このルーフひとつで家族とのカーライフが一層楽しいものになる予感がします。
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清々しく晴れた青空、雨のシャワー、星降る夜、きらめく都会の夜景、桜並木・・・様々なシーンで喜びと感動が生まれそうです。

驚くほどの高級感はないが、質感やデザインにはやはりプレミアム感を感じます。
家族や友人と気兼ねなく使えるミニバンには、このくらいがちょうど良いかもしれません。


簡単操作で多彩なシートアレンジ

使用頻度が一番高いと思われる5人乗りモード。
この状態での荷室容量は1247L。日常のほとんどの荷物はこの状態でも積めるはず。
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2列目シートをたたんだ状態なら2506L。大型ショッピングセンターで沢山買い物しても困ることは無いだろう。
さらに助手席を倒せば2.760mの室内長を利用して長尺物も収納できる。
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3列目を出して7人乗りモードにするとラゲッジスペースはかなり小さくなるが、シート下にもわずかながら収納スペースがある。
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もちろん片側だけ出して6人乗車+ラゲッジも可能。
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各シートの可倒は難しい操作も無く、ほぼ1アクションで可能。
力もいらず普段使う奥様でも簡単にアレンジできます。



ミニバンらしく便利な装備も盛りだくさん!

室内には収納が沢山あります。
センターコンソール、グローブボックス、各ドアポケット、運転席足下収納、、2列目シート足下収納。
工夫次第で色々使えそうですね。
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ルームミラーには後部座席の様子を確認できるサブミラー付き。
なんとも至れり尽くせりである。
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運転席、助手席の後ろにはテーブルが設置されていてピクニックには活躍します。
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2列目、3列目に設置されているサンシェード。特に子供や女性を乗せたときには便利ですね。
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12v電源もセンターコンソールに2カ所、ラゲッジに1カ所、計3カ所装備。
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ラゲッジルームランプは取り外すと懐中電灯として使えます。
もしもの時に便利なアイディア装備!
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見せかけではなく、実用性を重視した備えた装備の数々。
でも遊び心も忘れていないところがプジョーらしいですね。


ミニバンらしからぬ走りの性能

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エンジンはプジョー、シトロエンの各モデルでお馴染みの1.6Lツインスクロールターボエンジン。
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208や308くらいまでなら必要十分だが、さすがに5008の1.6tの車体ではいささか役不足では?と思われたが、いつも期待を裏切らないこのエンジン。
そのパワフルでフレキシブルな性能は、この5008においても遺憾なく発揮しています。
1400rpmの低回転から発揮する240Nmの最大トルクは、発進時、高速道路の追い越し加速や、ワインディングの上り坂においても力強く車体を引っ張ります。
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外から聞くとちょっと気になるエンジン音も、車内で聞くとうまく遮音されており、こぎみよいビート音だけが聞こえる。
タイヤからのロードノイズが多少気になるものの、プレミアムの名に恥じない静粛性を実現しています。

組み合わされる6ATも優秀で、変速ショックもなくスムーズ。
シフトゲートにある"S"スイッチを押すとスポーツモードになりシフトタイミングが少し高回転寄りになりますが、ノーマルモードでも十分な性能を発揮するので出番は少なかった。
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ブレーキは前vディスク、後ディスクと一般的なものだが、この車重を受け止めて良く効き、タッチも自然でした。
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乗り心地に関しては、当初家族を乗せるミニバンにしては少し固めかと思ったのだが、しばらく乗ると”路面の状況は明確に伝わってくるのに振動や衝撃は伝わってこない”不思議な乗り心地に気付く。
コーナリングにおいてもミニバンとは思えないロールの少なさでフラットにコーナーを駆け抜けてゆき、背の高いミニバンにありがちな揺り戻しもなく安定感がある。
それでいてハードな印象は無くむしろ乗り心地は良いのだから、なんとも絶妙な脚回りであった。
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今回走行した燃費は、走行距離  高速道路:約500km 一般道:約190km トータル:約690km 消費した燃料は 54.4Lで、満タン法で計算すると 12.6km/Lでした。
オンボードコンピューターの燃費計も正確でした。
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メインが高速道路だったことを考えるともう少し燃費が伸びても良さそうですが、カタログ燃費の11.7km/Lは上回っているしパフォーマンスを考えれば納得の数値でしょうか。
また燃料タンク容量が60Lなので、がんばれば無給油で700km程度走れそうです。


今回、数日間をこの5008と過ごしてみて感じたのは、車としての基本性能の高さに加え、日本のミニバンにも負けない使い勝手を追求した本物のミニバンであること。
そして家族と共にこの車と過ごす心地よい時間こそ、プジョーがこの車に”プレミアム”7シーターと名付けた本当の理由ではないかと感じました。

シンプルモダンな外観にスポーティな走りと実用性を兼ね備えた5008。
家族の成長と共に長くつきあえそうな一台でした。
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【PEUGEOT 5008 公式ホームページ】 http://www.peugeot.co.jp/5008-special-page/

May 7,2013 Feb    試乗インプレッション  



witten by ハクナマタタ
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プジョー5008の報道試乗会が開催され、カーくるも取材に行ってまいりました。

場所は千葉県木更津市の「かずさアカデミアホール」。
館山自動車道からほど近いところに位置するこの場所は、アクアラインからもアクセスが良く、試乗にはもってこいの場所です。

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会場の駐車場には、5008がずらり。

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まずは、5008に関するプレゼンテーション。
実は、シトロエンC4ピカソとの住み分けが気になっていましたが、商品のポジショニングの説明がありました。

横軸を車の大きさ(Small⇔Large)、縦軸をプレミアム度(Premium⇔Casual)とし、国内ミニバン市場をポジショニングしてみると、小型&プレミアムな象限がぽかりと空いているではありませんか!

その中で、ピカソが上位に、その下に5008が位置づけられるという訳です。
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さて今回の試乗車は、5008 Cielo 。
標準の5008 Premium に対し、17インチアロイホイールやパノラミックガラスルーフなどを標準装備しており、更にインテリアはオプションの受注生産であるグレージュのレザーで纏われています。

外観はご覧のようにコンパクトにまとまったデザインで、ミニバンであることをあまり感じさせません。

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ボディカラーは、ペルラ・ネラ・ブラック、エジプシャン・ブルー、ヴェイパー・グレー、パール・ホワイト、バビロン・レッドの5色で、試乗車は青空の下プジョーを主張するようなエジプシャン・ブルーです。
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ドアを開けて目に飛び込んでくるのが、薄いグレーのレザーシート。
ドアの内張りはもちろんダッシュボートも同色にまとめられており、プレミアム感はこの上なく発揮されています。
お洒落に乗るなら、絶対この内装です!
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フロンシシート・バックテーブルなど、ミニバンとしての使い勝手もばっちり。
もちろん7人乗りであることもミニバンとしての証です。
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そして、このパノラミック・ガラスルーフの開放感。これも是非付けたい装備です。
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試乗へ出かけると、ツインスクロールターボ付きDOHC1.6Lエンジンはすこぶる元気が良く、全くと言っていいほどストレスは感じません。

フロントウィンドウの手前には、速度や前車との距離を注意喚起するヘッドアップディスプレイが装備され、自然な運転の視界で確認することができます。
これが先進的でとてもかっこいい!
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試乗コースはアクアラインを走り、海ほたるPAでUターンするというもの。
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パノラミックガラスルーフが、海と空を存分に感じさせてくれます。
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6速ATですが、MTモードも装備。
MTモードでスポーティーな走りも存分に楽しめます。

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今回試乗して感じたのは、ミニバンを買おうと思っている人にはお薦めの1台であるということ。
スモール&プレミアムなミニバンが、国内市場を揺るがすのはもうすぐでしょう。

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【主な仕様】
全長×全幅×全高:4530mm×1840mm×1645mm
ホイールベース:2725mm
車両重量:1570kg(Cielo:1600kg)
乗車定員:7名
総排気量:1598cc
最高出力:156ps(115kW)/6000rpm
最大トルク:240Nm(24.5kg-m)/1400-3500rpm
変速機:6速AT
タイヤ:215/55R16(Cielo:215/50R17)
希望小売価格(消費税込み):300万円(Cielo:330万円、レザーパッケージは355万円)

【プジョー5008公式ホームページ】
http://www.peugeot.co.jp/5008-special-page/

March 20,2013 Wed    試乗インプレッション  



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東京、お台場にて行われたプジョーの新型車208の試乗会に参加してきました。
会場はプジョーのイメージカラーのブルーを基調に、クリスマスの飾り付けがされたオシャレな空間を演出。
クールだけどどこか安らぎのある新型208のイメージにもピッタリ。
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最初に208の全体的なコンセプトの説明があり、プジョーがこの車にかける意気込みが感じられました。
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新型208は、エンジン、ドア数等の違いにより”Premium”、”Cielo”、”Allure”、”GT”と4つのモデルが用意されていますが、今回試乗できたのは”Cielo”と”Allure”の2モデル。

まず先に試乗したのは4気筒1.6LのNAエンジン(120ps)に4ATを組合せた5ドアモデルの”Cielo”。
エクステリアは先代の207よりダウンサイズしたボディによって軽快な走りを予感させます。
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ちなみに207と比較すると、全長-85mm、全幅-10mm、全高+-0mm。
全長に関してはホイールベースは変えずに前後オーバーハングをそれぞれ-75mm、-10mm短縮。
そして車両重量も207から100kgほど軽量化し1180kgとなっています。

インテリアは強烈な個性を感じるデザインではないけれど、全体的にセンス良くデザインされた空間が心地良さと安心感を与えてくれます。
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特徴的な小径ステアリングとその上から望むメーターは、一見違和感がありますがメータの視野性も全く問題なく、すぐになじみました。
またシートの出来が素晴らしく、大きく張り出したサイドサポートが体をしっかり支える一方で、素材はしっとりとソフトなものを使い非常に疲れにくく快適です。
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走り出し一番はじめに感じたことはボディ剛性の高さとサスペンションのセッティングが素晴らしさ。
腰のあるサスペンションをしっかり支えるボディから感じる走りの質感の高さは”コンパクトカー=チープカー”という一昔前の価値観がまったく当てはまらないことをまず実感します。
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1.6Lエンジンは普段は存在感を感じさせないものの、必要なときには必要な分だけきっちり仕事をしてくれる印象でした。実際、高速道路においてもまったく不満無く巡航できる性能を発揮しておりました。
ただ4ATというトランスミッションに関しては制御こそ洗練されていましたが、カタログの燃費(13.4km/L)を見てもやはり少し不利な印象をうけます。次期改良時には多段化するのではないかと思われます。
ブレーキに関しても唐突なところもなく非常に扱いやすく、かつ良く効きます。

ユーティリティの面でもぬかりはなく、ラゲッジスペースは207比で+15L、また後席も170cm超の男性が座っても十分な広さがありました。
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全体的な印象としては、とにかく全ての操作に軽快感が感じられ、そこから来る楽しさ、快適さ、安心感が非常に印象的でした。208のコンセプトに一切のブレがなく、それをハイレベルで実現できていることが伺えます。
まさに新世代のプジョーを代表する一台に仕上がっていることが体感できました。
今回、同じエンジンにターボチャージャーを追加したハイパフォーマンスグレード”GT”には試乗できませんでしたが、この出来から想像すると相当楽しい車に仕上がっていることが予想されます。

次に試乗したのは”allure”。
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新世代の新開発3気筒1.2LのNAエンジン(82ps)に5MTを組み合わせた3ドアモデル。
車両重量は1070kgと”Cielo”と比べてもさらに100kg以上軽くなり、また価格も199万円とかなり戦略的なモデルです。
個人的には新開発のエンジンとマニュアルミッションを搭載したこのモデルに興味津々。

こちらは3ドアということで外観上ではメッキモールやドアのプレスラインが特徴的です。
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インテリアに関しては”Cielo”と大きな違いは無いものの5MTのシフトノブが存在感を示します。

走りの印象としては1.2Lということで出だしに多少気を使うことがあったり、3気筒特有のノイズが少し気になったりと、1.6Lモデルと比較すると”やはりベースグレードだな”と意識する面がありましたが、それと引き替えにマニュアルミッションを駆使した運転する楽しさと、19km/Lという環境性によって気兼ねなくドライビングを楽しめることがこのモデルの最大の魅力だと感じました。
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しかしこの1.2Lの5MTモデル、販売的には少し厳しいのではないか?と訪ねたところ、『”操る”という自動車が本来持っている魅力を備えた車が少なくなった昨今、このモデルを通し少しでもその文化を掘り起こせる活動ができればよいと考えています』とのことでした。
車好きにはなんとも嬉しいお言葉。
プジョーが新しい価値を創造し続けていく一方で、従来からの愛好家からも愛され続ける理由が少し分かったような気がしました。

来年には待望の”GTi”や1.2Lモデルに5速セミオートマチックを組合せたモデルも投入されるということで、暫くはこの新型208から目の離せなくなりそうです。


【 PEUGEOT 208 Cielo (Allure) 】
全長×全幅×全高=3960mm×1740mm×1470mm
ホイールベース=2540mm
最低地上高=120mm
車両重量=1180(1070)kg
乗車定員=5
エンジン=直列4気筒DOHC(直列3気筒DOHC)
総排気量=1,598(1,199)cc
最高出力(kw〔ps〕/rpm)=88〔120〕/6,000 (60〔82〕/5,750)
最大トルク(Nm〔kgm〕/rpm)=160〔16.3〕/4,250 (118〔12.0〕/2,750)
燃料及びタンク容量(ℓ)=無煙プレミアムガソリン・50
燃料消費率(km/ℓ)=13.4(19.0)


取材協力:プジョー・シトロエン・ジャポン
HP:http://peugeot208.jp/

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December 8,2012 Sat    試乗インプレッション  



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Gentile【伊語:優しい】 

AlfaRomeo D.N.A システム
●シフトレバー近くのスイッチを操作するだけで、走りのパフォーマンスを瞬時に変化させる機能。
●「Dynamic」「Normal」「All weather」モードが選択可能。
 

アルファロメオ岡崎にジュリエッタをお借りする機会があったので、少し遠出をして走ってきました。

ジュリエッタの走りは一言で言うと、Gentile(ジェンティーレ)。Gentileとは、イタリア語で、「優しい」という意味を持ちます。日本ではジェントルというと、「紳士的な~」というニュアンスがあります。

なのでここでのGentileの意味は日本人が想像する意味合いとしての【優しく、紳士的】であることとします。

最初の印象はまさに「Gentile」でした。しっとりとした足回り。そして滑るように滑らかな加速は新世代トランスミッション「TCT」のダブルクラッチ機構がもたらす乗り味で、シングルクラッチだった頃を思うと隔世の感があります。

日常の脚としてアジャストしたボディサイズ、4ドアの使い勝手の良さ。そして飛び切りデザインコンシャス。現物を見ると、その彫刻のようなエッジの効いたデザイン、特にリアクオーターからエンドまで続くエッジはドアノブがあったら成しえないラインの美しさがあります。
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アルファロメオというと、熱い走りが身上というイメージがありますが、実はそれだけでない、高級自動車メーカーであり、グッチやプラダと並ぶようなイタリアの「ブランド」であるからこそのイメージの一つとして、この「Gentile」なアルファロメオが誕生したのだと思います。

しかしそれだけで終わらないのもまたアルファロメオ。

これまで書いたことはアルファロメオD.N.Aシステムのモードが「N」モードの時には、という枕言葉が付きます。

 

「D」レンジに入れると途端に眠っていたエンブレムの大蛇が目を覚ましたかのように、まず音が変わります。
そしてグッと前に押し出される感覚と共に、加速感も増します。
シフトレバーを左に倒すと、クラッチの無いMT車としての熱い走りがもたらされます。減速の時に回転数を合わせるブリッピングは、僕のような下手なMT乗りに「減速はこうやってやるんだよ」とお手本を見せてくれます。楽しくて何度もシフトをアップダウンしたくなってしまいました。

走りは上質そのものであることは変わりはありませんが、かなり攻めても破綻がなく、しっかりサスが踏ん張る感じがしっかりハンドルと、腰のあたりに伝わってくるので、全く持ってコントーラブルにコーナーを駆け抜けていくことが出来ます。


やっぱりアルファロメオはこうでなくてはと、往年のアルファロメオファンにも納得のパフォーマンスを発揮してくれました。


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太陽ハウジングリースが展開している電動ガレージ付き賃貸住宅「G-Style」の撮影現場にて。

この素敵な建物と、ジュリエッタ。とっても似合います。こんなところにアルファロメオと住めたら、最高ですね。


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程よくタイトなシートはしっかりと体をサポートします。ファブリック&レザーのコンビネーションは実用的でありながらも、赤ステッチが引き締めます。
ヘアライン仕立てのパネルの質感や形状も、さすがはデザインの国、イタリアを感じさせます。

嬉しかったのは、微調整がしやすいパワーウインドウ。今お使いの車のパワーウインドウの微調整、意外と不満に思っている人は多いはず。ジュリエッタはスイッチを手前に引くと上がって、押すと下がるのはこれまでの車と同じですが、それに加えてマウスでクリックするような操作で微調整が可能だったのは、よく使う機能だけにポイントが高かったです。これもまた、「Gentile」なアルファロメオという印象を受けました。


DSC07579-s.jpg 太陽ハウジングリースの営業担当者とデザイナー担当者もジュリエッタのデザインを見て感心しきり。特にデザイナーは後部座席ドアの取っ手の処理や、エンブレムを押してハッチを開ける仕掛けなど、日本の車ではなかなか思いつかない発想にインスピレーションが湧いた模様でした。次回の物件に何か生きてくるかも?
「こんな素敵な物件をデザインする人には、こういうデザイン性のある車がお似合いですよ」と営業しておきました(笑)



今回のガレージ付き住宅+アルファロメオジュリエッタのコラボレーションをフォトギャラリーにアップしました。ぜひご覧ください。
https://carcle.jp/UserPhoto.aspx?UserID=237




車両提供:アルファロメオ岡崎
 店舗住所 〒444-0943 
愛知県岡崎市矢作町字桜海道37番地  
 TEL  0564-31-6464 
 FAX  0564-33-5678
 営業時間  AM9:30~PM8:00
 定休日  毎週水曜日
店舗地図
豊橋方面より 国道1号線又は国道23号線で約40km
蒲郡方面より 国道248号線を経て約30km
豊田方面より 国道248号線を経て約20km
豊明・刈谷・知立方面より 国道1号線を経て約15km

ホームページ
http://win-gr.co.jp/alfaromeo/



October 31,2012 Wed    試乗インプレッション  



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