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witten by 美あんこ
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ボルボ V60はミドルクラスセダンS60のステーションワゴンとして2010年に発表、日本では2011年から販売されている。
今回試乗したV60 クロスカントリー D4 SE は、標準仕様のV60に対し最低地上高を65mmアップし200mmを確保、またフロント&リアのスキッドプレートや樹脂製のフェンダーモールを装備するなど、V60の端正なフォルムにタフなイメージをプラスした、いわゆるクロスオーバーSUVとして仕立てられている。
V60 クロスカントリーには昨年導入され話題となったクリーンディーゼルエンジンを搭載した”D4 SE”と、よりパワフルなガソリン直列5気筒ターボエンジンを搭載した”T5 AWD SE”がラインナップされているが、試乗車は前者の”D4 SE”である。
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インテリアは北欧デザインらしく長年愛用しても飽きのこないシンプルなデザインでまとめられており、上質なマテリアルを用いてゆったりくつろげる空間となっている。試乗車ではオプションのサンルーフが装備されていたため解放感もあり自然との一体感を一層感じられる。
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サスペンションは車高の高さからロングストロークを生かしたゆったりした乗り心地かと想像してたが、意外と引き締まっておりスポーティな味付け。その分ハンドリングにおいて重心高のネガを感じることは少なく、高くなった目線と相まってリラックスしつつ安定したドライビングが楽しめた。
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オプションの18インチホイール&235 50 R18タイヤ(標準は17インチ)が装備されていたが、ガッチリしたボディとしなやかなサスペンションのおかげで乗り心地的にはまったく問題なかった。
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昨年導入され話題となったクリーンディーゼルエンジン”D4”だが、2Lターボで190ps/400Nmと他社のディーゼルと比較しても中々のハイパワー。(BMW 2L 184ps/380Nm、メルセデスベンツ 2.2L 170ps/400Nm、ジャガー 2L 180ps/430Nmなど)
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アイドリング中、車の外から聞くと若干だが独特なカタカタ音が聞こえディーゼルエンジンだと意識する。しかし車内に乗り込み、いざ走り始めると回転が上昇するに従いそのビートは綺麗に粒が揃いガソリンエンジンのフィールとほとんど区別がつかなくなった。そしてアクセルを踏み込めば瞬時に分厚いトルクがストレスなく車体を押し出す。最新のディーゼルエンジンはパワー感はもちろんフィーリング面でも本当によくできている。
8速と多段化されたATは変速も非常にスムーズで常にエンジンの美味しいところをキープ。燃費性能もJC08モードで19.5km/Lとなっており言うことなし。このエンジン、高速道路を主体に行われた”燃費チャレンジ”では約28km/Lを記録したとか。最近燃料代がグッと安くなったが、この燃費性能は依然として魅力的だ。

そして安全性能はボルボの最大の魅力。
ミリ波レーダー、カメラ、赤外線レーザーを用いた衝突回避・軽減フルブレーキシステムや、レーン・キーピング・エイド、フル・アクティブ・ハイビームなど、10種類の先進セーフティーデバイスが”標準装備”されている。どんなことでも100%ということはないが、これだけ充実した安全装備であればかなりの場面で事故を未然に防げるのではないだろうか。
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ちなみに標準のV60との価格差は約15万円ほど。普段ラフロードを走ったり、アウトドアに出かけたりしない人でも、この価格差であればクロスカントリーは相当魅力的に感じるのではないだろうか。惜しむらくはクリーンディーゼルエンジン”D4”とAWDとの組合せが無いこと。前輪駆動でも最新の電子デバイスによって日常生活のほとんどのシーンで問題無く走れるかもしれないが、ボルボといえばAWDを用いた走行性能の高さをイメージする人も少なくないだろう。欲張りかもしれないが、この組合せがあれば更に魅力的だと感じた。

雪道やラフロードを気兼ねなく楽しんだり、家族と遠くまで旅行へ出かけたり、仲間と共にアウトドアを楽しんだりと、さりげなくオーナーの人生に寄り添い、その生活に彩を与えてくれそうなV60 クロスカントリー。
長い時間を共にする家族の一員として相応しい一台であった。


ボルボ V60 クロスカントリー D4 SE
主要諸元
全長×全幅×全高:4,640×1,865×1,540mm
ホイールベース:2,775mm
車両重量:1,730kg
エンジン種類:インタークーラー付ターボチャージャー 直列4気筒DOHC 16バルブ(ディーゼル)
排気量:1,968cc
最高出力:140kW(190ps)/4,250rpm
最大トルク:400Nm(40.8kgm)/1,750~2,500rpm
トランスミッション:8速A/T
駆動方式:前輪駆動(FF)
燃料消費率(JC08モード走行):19.5km/L
メーカー希望小売価格:494万円(消費税込)
ボルボ・カー・ジャパン公式サイト:http://www.volvocars.com/jp
V60クロスカントリー公式サイト:http://www.volvocars.com/jp/cars/new-models/v60-cross-country
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February 18,2016 Thu    JAIA輸入車試乗会2016  



witten by はるぱ
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JAIA輸入車試乗会でテスラ モデルS P85D (オートパイロット搭載車)に乗りましたので、試乗記をお送りします。

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試乗車は途中で投入された前後デュアルモーターのAWDバージョンです。 数字の85は電池容量の85kWhからです。
新しい航続距離が伸びたニッサンリーフが30kWhのようですので、凡そ3倍弱の電池容量ですね。
エンジンパワーは、前後合計で750Ps以上、最大トルクは950Nm、0-100キロ加速が3.3秒!というバケモノです。

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今回は、バージョン7.1 というモデルとの事。 なんかPCみたいですね。
この試乗記を書くにあたり、スペックを確認しようとテスラのホームページを見たところ、P85Dの記載は既に無く、P90Dというモデルに変わってるようです。 iPhoneのように毎年ニューモデルが出てアップデートがされるのでしょうか・・?

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第一印象は、カーくるの試乗された皆さんも異口同音に言われてましたが、これまでのクルマとは全く違う・・ これまでのクルマの概念を完全に覆されるといいますか・・ 凄い衝撃を受けました。

外観は、例えばBMWのiシリーズのような未来感はなく、とてもスマートな感じです。 ちょっと、ジャガーっぽかったり、マツダのような感じもしたり。。 
モデルSのデザイナーは過去にマツダの北米デザインセンターのディレクターだった方との事です。
でも、この上品で控えめなデザインもモデルSの成功要因の一つの様な気がします。 知的でスマートな感じですね。

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中に乗りこむと、先ずはセンターに位置する巨大なスクリーンが目に入ってきます。

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これで空調、カーナビ、オーディオ等はもちろんの事、サンルーフの開閉、エンジン、サスペンションの設定等、全てあたかもPCを触ってるような感じで操作をすることが出来ます。 これは特にPCに馴染んだ方にはむしろ使いやすいのでは・・と感じました。

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内装も、とても洗練されており、新しいクルマに乗ってるという感覚がビンビンきます。
この内装のテイスト、特にドアトリム付近は、個人的には今回JAIA試乗会で乗った20台程のクルマの中で一番好きです。

後部席も、ラウンドしたルーフ形状の為に頭上はそこそこですが、結構広さが有ります。

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フロントにもトランクが。

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そして試乗です。 まずは電気自動車ならではのスムーズ且つリニアな加速に感動します。
しかも、乗り心地もとても洗練されており、高級感があります。 車重が2t以上と重いのも良い方向に影響しているんでしょうね。 

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少し慣れてきたところで、アクセルを強めに踏み込んでみます。 

思わず、オオーーーー!!! って声が出そうな凄い加速です。 しかも当たり前ですがエンジン音がする事無くスピードが一気に伸びていく感じは非常に独特かつとても新鮮です。 これは新幹線? いや、乗った事は無いですがリニアモーターカーはこんな感じなのでしょうか。。

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そして、このクルマのもう一つのハイライトが自動運転のオートパイロット。 これは従来からの前を走るクルマに追随してレーンをキープ、自動車庫入れといった事に加え、道路標識などを認識するカメラ、360度を監視する超音波ソナー、自動で車線変更が出来る機能等が盛り込まれています。

安全の為に自動運転中も、ハンドルに手を添えるよう常に警告が出ていますが、ついに未来が来た! と感じました。
実際のところはまだ未完成な部分の多いようですが、これからのアップデートに期待したいと思います。

最後に、前述の通りテスラは電気自動車であること、ハイパフォーマンスであること、インターフェースが独特であること等多くの特徴がありますが、今回他に感じたのはそういう強い個性に加え、クルマとしても非常に良く出来ており、またインテリアも非常に洗練されており、トータルの完成度も非常に高い車だなあ感じました。 
試乗車は軽く1000万円オーバーと全く出が出ないモデルですが、新しく発売されたモデルXはもう少し安いようですし、将来発売が予定されているモデル3はベースグレードで35,000ドルと噂されてますので、実用的な航続距離と相まって意外と早く電気自動車の時代が来るかも・・と感じた次第です。

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私が子供の頃は、シボレーコルベット、リンカーンコンチネンタル、フォードマスタングといったクルマは憧れでした。
その後、アメリカ車は世界的にもドイツ車や日本車に主役の座を奪われ、特にセダンにおいては長い不遇の時代に入るわけですが、このモデルSはアップルやグーグルのような先進国アメリカを印象付けるようなクルマで、再びアメリカ車の時代が来るかも・・と感じさせるとても魅力的な車に仕上がっていると感じました。 

願わくば、このような革新的 且つ クールな(←ここがポイント)クルマが、日本車からももっと出てきて欲しいと思います。

まだディーラーは、東京、横浜、大阪の3か所だけのようですが、気になられた方、是非とも試乗されては如何でしょうか?

テスラ モデルS P85D (バージョン7.1 オートパイロット搭載車)
主要諸元
全長×全幅×全高:4970×1,950×1,440mm
ホイールベース:2,960mm
車両重量:2,100kg(ベース車両)
モーター最高出力:前輪193Kw(=258Ps相当) 後輪375Kw(=503Ps相当)
モーター最大トルク:967Nm/0-5,100rpm
バッテリー容量:85kWh
最長航続距離(NEDC):491Km
駆動方式:AWD
メーカー希望小売価格:1,369.0万円(消費税込)
テスラ公式サイト:https://www.teslamotors.com/jp/






February 16,2016 Feb    未分類  



witten by い~さん
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17


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2013年にフルモデルチェンジして4代目となったレンジローバー。先代よりも洗練されたボディデザインを持ち、オフロードSUVフリークだけでなく都会派のレンジローバーファンにも好評だ。

カーくる編集部はこのレンジローバーのインプレッションを2013年のJAIA 輸入車試乗会で機会を得てオートバイオグラフィ スーパーチャージドでご報告している。

そして今年の輸入車試乗会ではこのレンジローバーでもちょっと特殊なモデルに試乗する事が出来たのでさっそくご報告したいと思う。

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そう。それがこのRANGE ROVER 3.0 V6 SUPERCHARGED VOGUE Long Wheelbase(ヴォーグ ロングホイールベース)だ。
このロングホイールベースというモデルは、VOGUE(ヴォーグ)、AUTOBIOGRAPHY(オートバイオグラフィ)、SVAUTOBIOGRAPHY(SVオートバイオグラフィ)の3グレードが用意されており、その名の通り、通常よりも長いホイールベース・ボディを持っている。

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通常モデルよりも200mm長いホイールベースを持ち、より一層のボリュームを増しているボディ。その車体を見た時点で「デカイ」と、正直な印象を持ってしまう。

このロングホイールベースが同クラスの他車種と比べてどれぐらい大きいのか?ちょっとだけ比べてみるとこのようになった。

レンジローバー:ヴォーグロングホイールベース
 【全長×全幅×全高:5205×1985×1865mm】
メルセデス:Gクラス                 
 【全長×全幅×全高:4575×1860×1970mm】
ポルシェ:カイエンターボ              
 【全長×全幅×全高:4855×1939×1702mm】
ボルボ:XC90(新型)               
 【全長×全幅×全高:4950×1960×1775mm】
トヨタ:ランドクルーザー                
 【全長×全幅×全高:4950×1980×1880mm】

そう、全高ではGクラスとランドクルーザーに負けたものの、レンジローバーのロングホイールベースが圧倒的に大きいのだ。
ただでさへ威圧感を感じるほど大きなレンジローバーで、このロングホイールベースモデルを選ぶ理由は何だろうか?それはもう「デカさを手に入れる」という事以外に無いだろう。
「デカさ=大きさ」とは、その車の周りを走る者、見る者すべてに威圧感・圧迫感を与える。そして乗車する者にはゆとりと余裕・・・そして優越感を与えてくれる。

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大きさばかりを論じていてもこのロングホイールベースの事が分からない ので、実際に走ってみた。
この車を常にガンガン飛ばして走るような使い方をするオーナーは少ないと思うし、なによりこの車のキャラクターではない。

しかし、時と場合によってはグッと アクセルを踏み込んで加速が必要な時もある。試乗会の会場から滑り出し、西湖バイパスの合流から流れに乗るタイミングで右足に力を込めた。

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おっ! 以前に試乗した5リッターV8のオートバイオグラフィに比べると、サウンドはずいぶん控えめだが、踏み込んだときの加速感はかなり力強い。

5リッターV8のスーパーチャージドほど爆発的な感覚ではないが、いかにも過給機付のエンジンらしいトルクでグイグイと前に進んでいく。
今回の試乗は3.0リッターのスーパーチャージドエンジン(380ps)。そして上位のオートバイオグラフィとSVオートバイオグラフィにはエンジン出力の異なる5.0リッターV8スーパーチャージドエンジン(510PS、SV:550PS)が搭載されている。

個人的な意見としては、車格からすれば5.0リッターV8エンジンの方が似合うのかな?と思う。

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そしてハンドリングも上々だ。アルミモノコックフレームが採用され、クラス最大級のSUVでありながら大幅な軽量化を実現している影響でステアリングの操舵感も軽い。試乗コースのバイパスや市街地でも、ハンドルを切ったとおりにスッと軽快にノーズが向きを変えてくれた。

また、これほどのサイズにしてはハンドリング時に感じられる挙動の不安定さを感じられず、本当に良く煮詰められていると感じる。

乗り心地に関してはクロスリンク式の電子制御式エアサスペンションが採用されていたり、車両の挙動に対して最適な制御を行なう「アダプティブ・ダイナミクス」を装備しているのだから言わずもがななのだ。使い古された表現だが、地上を滑りながら進むクルーザーに乗っている気分になる。
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今回、ドライバーズシートはもちろん後部座席でも試乗を体験したが、ロングホイールベースの恩恵で後部座席の足元は大変ゆったりとしている。身長175cmの自分が座ってもかなり広々で、余裕で足を組みかえる事が出来た。

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また、 オックスフォード・レザーシートの質感は優しく温かみさへ感じる。シートの形状も相まってふんわりと包まれたような感覚だ。ロングホイールベースモデルのリア
シートはリクライニングも17度まで拡張されており、自宅のソファでくつろいでいるような安らぎを手に入れる事も出来る。 

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ラグジュアリーSUVとはかくあるべきと、レンジローバーがお手本を示してくれている。
今回の試乗では、今まで以上にレンジローバーの完成度の高さ、質感の良さを感じることが出来た。ただ、自分がこのロングホイールベースのレンジローバーに乗る機会が今後あるのであれば、出来ればドライバーとしてではなく後部座席に座るパッセンジャーでありたいと心から切に願う。

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RANGE ROVER
3.0 V6 Supercharged VOGUE LONG WHEEL BASE
【主要諸元】
全長×全幅×全高:5,005×1,985×1,865mm
車両重量:2,430kg
エンジン種類:水冷V型8気筒DOHCスーパーチャージド
排気量:2,994cc
最高出力:280kW(380ps)/6,500rpm
最大トルク:450Nm(45.9kg.m)/3,500rpm
トランスミッション:副変速機付8速A/T
駆動方式:フルタイム4WD
燃料消費率(JC08モード走行):8.8km/L
メーカー希望小売価格:1515万円(消費税込)
※試乗車は1678.6万円(オプション含)

レンジローバー公式サイト:http://www.landrover.co.jp/index.html

February 15,2016 Mon    JAIA輸入車試乗会2016  



witten by ハクナマタタ
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7代目ゴルフの最強モデル R は昨年の輸入車試乗会でも試乗しましたが、このモデルに6速M/Tモデルが追加されましたので、今年の試乗会でチョイスしてみました。

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7代目ゴルフは、2013-2014 日本カー・オブ・ザ・イヤーを輸入車で初めて受賞するなど、その完成度についてはご存じの通り。
そのパッケージに、歴代ゴルフ最強の280ps までチューニングされたエンジンを搭載し、伝統の4MOTION、専用スポーツサスペンションなど、究極のホットハッチに仕上がっています。

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一見シンプルながらもスポーティなコックピットは必要にして十分ですが、スピードメーターがそんじょそこらのゴルフとは違うことをささやかに主張しています。

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そして今回選んだモデルには、6速マニュアルトランスミッションが組み合わされます。
MTモデルがどんどん無くなっている昨今、新たにMTモデルをラインアップに加えるというインポーターの決断には、拍手を送りたいと思います。

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早速乗り込み、シフトを1速に入れそっとクラッチをミートすると、意外簡単に滑り出します。ただ野太いサウンドが R であることを意識させてくれます。
クラッチは軽やかでシフトフィールもスムーズ。
今のM/Tは、操作系は従来通りにも係わらず、小さなおじさん(笑)が隠れてクラッチやシフトをサポートしてくれているようです。

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でも、やはりそこはM/T。
自分で操っている感覚は、他の何物にも代えがたい面白さがあります。

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西湘バイパスを走っていくと、アクセルの踏み込みに物足りなさを感じる悪魔の脳と理性の脳との闘いが続いていました。

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この車で走行していて、もし国産車に煽られたりしたら、やり過ごして逆に後ろから煽りまくりそうな感覚に駆られそうです。やばい!

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そんなレーシーな車ですが、4ドアハッチは使い勝手もよく、羊の皮を被った狼という形容がぴったりです。

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この狼の心臓部は、2.0Lの TSI エンジン。
今や2Lの排気量があればかなりのパフォーマンスが期待できますが、燃費向上などの環境課題も含めての性能アップは、フォルクスワーゲンならではの技術の賜物のはず。

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実は、ゴルフにRモデルが登場したとき、どうしてもVR6とかR32といったV6モデルを想像してしまいました。
そんなV6モデルをも凌ぐパフォーマンスは、Racing の " R " に恥じないものですが、6気筒の気持ちよさにはどうしても届いていなように感じます。

500万円を超える価格設定が妥当なのか否かはそれぞれの価値観に委ねることになるかと思いますが、400万円少々でV6エンジンを搭載したゴルフが手に入った時代を知っていると、どうしても高い買い物のように感じてしまいます。

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時代の流れと言われればそれまでですが、5ナンバーサイズのゴルフに搭載するために狭角6気筒エンジンを開発したように、フォルクスワーゲンの底力を期待するのは筆者だけでは無いはず。

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「VWはやっぱ凄いわ~」
と言わせるのが、これからのフォルクスワーゲンの大きな課題であることは間違いありませんね。


【主な諸元】
全長×全幅×全高:4,275mm×1,800mm×1,465mm
車両重量:1,500kg
エンジン種類:直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
排気量:1,984cc
最高出力:206kW(280ps)/5,100-6,500rpm
最大トルク:80Nm(38.7kgm)/1,800-5,100rpm
トランスミッション:6速M/T
JC08モード:13.9km/L
メーカー希望小売価格:5,390,000円(税込)

【公式ホームページ】
http://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golfr.html



February 14,2016 Sun    JAIA輸入車試乗会2016  



witten by CARGO
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21


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現行の「ポロ」は5代目を数える。その5代目が日本に導入されたのは2009年で、もう今年7年目へと突入するモデルである。そろそろモデルチェンジをしてもよさそうなタイミングであるが、昨年このポロにユニークなモデルが加わった。それは「6速マニュアルトランスミッション」を搭載したモデルである。これはスポーツモデルである「ポロ GTI」「ゴルフ GTI」「ゴルフ R」の3車種に追加された。マニュアルトランスミッションよりも変速速度が速く、効率がいい「DSG」をあれほどプッシュしていたフォルクスワーゲンが言わば「先祖返り」したようで、不思議である。しかし、日本ではマツダも積極的にMT車を投入し、ルノーなどもMT車を導入している。少数の層でも、欲しい人がゼロでなければ導入するインポーターの姿勢はなかなかのものである。

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エンジンは直列4気筒1.8Lターボエンジンを搭載し、最高出力は192馬力を発生させる。最大トルクは320Nm(32.6kgm)を1,450~4,200回転という広い域で発生させる。ゆえに、発進のクラッチのつなぎは容易であるし、エンストもしにくいといえるだろう。

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 話題の6速MTは前輪駆動でありながらシフトフィーリングは悪いものではなく、ショートストロークでスパッとギアの決まる気持ちいいものである。

 近頃のクルマらしく、アイドリングストップが装備されており、停車してクラッチペダルを離すとアイドリングストップし、クラッチを踏むと再始動するというのは他のメーカーと同じである。

 筆者はつい先ごろまで「シトロエン DS3 スポーツシック」に乗っていた。パワーはポロGTIより劣るものの、Bセグメントで6速MTというポイントはよく似ている。だからこそ、どうしても比較しがちになってしまった。

 低回転からトルクのあるエンジンで、クラッチミートのしやすさはどちらもよく似たところ。そして、前輪駆動ながらシフトフィーリングの良さもどちらも魅力的なところ。大きく違ったのは乗り味である。ポロはいかにもドイツ車の典型のような、「がっちり」した乗り味。DS3はスポーティなグレードでも、足回りはしなやかでいかにもフランス的な乗り味である。実際、私はどちらが好きかというと「DS3」の方を好んだ。しかし、これは完全に個々人の好みといえると思う。

 実際のところ、カーくる編集部の他の編集部員の数人はこの「ポロGTI」に対する評価が結構高かった。それは「素に楽しめるのがいい」という意見だった。案外、私もDS3を所有していなかったら、そう思ったかもしれない。
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フォルクスワーゲン ポロGTI
主要諸元
全長×全幅×全高:3,995×1,685×1,445mm
ホイールベース:2,470mm
車両重量:1,240kg
エンジン種類:直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(4バルブ)
排気量:1,798cc
最高出力:141kW(192ps)/4,300~6,200rpm
最大トルク:320Nm(32.6kgm)/1,450~4,200rpm
トランスミッション:6速マニュアルトランスミッション
駆動方式:前輪駆動
燃料消費率(JC08モード走行):15.9km/L
メーカー希望小売価格:327.5万円(消費税込)
※試乗車は363.626万円(714SDCW・LEDヘッドライト装着車)
フォルクスワーゲン公式サイト:http://www.volkswagen.co.jp

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February 12,2016 Fri    JAIA輸入車試乗会2016  



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