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RANGE ROVER EVOQUE(イヴォーク)

新世代レンジローバーの先駆けとなる一台です!

そのセンセーショナルなスタイリング、一目見たら忘れる事はありません。

ランドローバー春日井さんにご協力頂き、試乗して来ましたのでレポートです。


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まず、イヴォークを印象付けるのはそのスタイリング・デザイン!

これに尽きます。

レンジローバーとして新しい時代を迎える為、

イヴォークには今までにないボディサイズとパッケージングが意欲的に採用されました。

SUVとクーペの融合した3ドアモデルがそれですが、今回の試乗車はそのクーペではなく、5ドアモデルです。


まずはこのイヴォーク   RANGE ROVER SPORTやVOGUE(ヴォーグ)とははっきりと性格や車格を分けられ、

スポーティ&スタイリッシュなコンパクトプレミアム・クロスオーバーSUVというセグメントを創出しています。

フロントフェイスは伝統的なレンジローバーの風味を生かしつつ、ダウンサイジングしスポーティな造形を実現。

「レンジは好きだけど、VOGUEは大きすぎる」というヤングエグゼクティブには人気が出そうなサイズ、

そしてフェイスです! 

また、なんと言っても、フルサイズSUVが苦手な女性にも選びやすくなっているように感じます。


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車の個性は目から!

レンジローバーのラインナップとしては最も薄く、切れ長にデザインされたフロントライトの造形が

スポーティさを増幅させています。

単純にカッコ良いと思わせてくれます。


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フロントグリルも力強い造形と質感です。

レンジローバーならではのデザインで、一目でレンジローバーと認識する事が出来ますね!


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このイヴォーク、その個性的なデザインに最初は眼を奪われます。

ただ、その作り込みはやはりLANDROVERならではです。


車体の基本はフリーランダーⅡをベースにブラッシュアップされ、

走破性におけるポテンシャルはかなり高く設定されています。

特徴的なのは、サブフレームのマウント位置を変えてシャシーを27mm低く設定したこと。

スリーサイズは全長4355mm×全幅1900mm×全高1635mmと、

全長がコンパクトなだけでなくレンジローバーとしてはロー&ワイドなバランスになっており、

Cd値は0.35(5ドア)を達成しています。


軽量化も徹底的にされ、ボディの随所にアルミが採用されています。

ボンネット、ルーフ、そしてサスペンションの一部もアルミ製の上でフェンダーやテールゲートには

樹脂が採用された結果、もっとも軽いモデルで車重は1.75tを切ることに成功しています。


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では、さっそくテストドライブに出かけることにしましょう!

ディーラーの営業さんが丁寧にフロントまで回してくれるこのサービスが良いですね!

今回、ランドローバー春日井さんにて用意して頂いた試乗車は

5ドアモデルのPrestige(プレステージ)というグレードです



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ドライバーズシート身を沈めると、やはりそこにはレンジローバーらしい佇まいが待っていました。

視認性がよく、出来の良い上質なパネル類が内装フェチにはタマリマセン!

ただ、キャビンの広さはと言うと、VOGUEのようなパッセンジャーズシートとの距離は感じられず、

やはりフリーランダーⅡ同様の広さにとどまります。


高揚する気分を抑えながらディーラー前の国道にするりと走り出します。

多少込み合っている主要幹線道でアクセルを踏み込むと低回転からモリモリとしたトルクが感じられ、

そのあまりの飛び出しに回りの車線のドライバーも驚いたようにこちらを振り返ります。


無論、その車としての速さだけでなく、イヴォークのデザインに見惚れての事もあると思いますが、

ハンドルを握る自分の顔がニヤケテしまっているのが分かるのが恥ずかしいですね。


搭載されているエンジンはフォード・グループのEcoBoost、直列4気筒+ターボの2.0L。

204PT型エンジンと言われる代物で、ペダルをキックダウンした時の感触も滑らかでモッサリ感もありません。

十分な加速とパワーを感じることが出来ます。


ハンドリングに対しては、大きな車体を制御するにしてはクイックな味付けとなっており、

VOGUEのような大きなクルーザーを操舵しているような感じはありませんが、

車各やその性格から、自分にはこちらのほうが好印象でした。

P1160451.JPG

EVOQUE(イヴォーク) 短い時間の試乗でしたが、その出来の良さに驚かされました。


この1台を手に入れられる方には素晴らしい幸せが来る事と思います。

なんと言ってもこのスタイリングの車を手元に置く事が出来る喜びを感じ、

イヴォークを駆る自分に惚れ直して欲しいと思います。

出来の良いスーツ出乗るもよし、ラフな中にも上質なパンツ・シャツで乗るもよし、

ホテルの正面玄関の車止めやオフィスビルの前のどこで降り立っても、

出会った人々から羨望の眼差しで注目を集める事でしょう。

是非、その視線に耐えうるよう自分を鼓舞してカッコ良く乗りこなしてほしい一台ですね!


【 RANGE ROVER EVOQUE 5Door Prestige】
全長×全幅×全高=4355mm×1900mm×1635mm
ホイールベース=2660mm
最低地上高=210mm
車両重量=1760kg
エンジン=水冷直列 4気筒 DOHC ターボ
最高出力(kw〔ps〕/rpm EEC)=177〔240〕/5,500
駆動方式=フルタイム4WD

取材協力:ランドローバー春日井 
〒468-0035
愛知県春日井市鳥居松町2丁目11番地 地図
TEL:0568-87-1015
FAX:0568-87-1012
HP:http://www.imaeda-corporation.co.jp/alfa/showroom/index.html#kasugai

April 20,2012 Fri    試乗インプレッション  



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何回かに分けてやってきたJAIA試乗会のレポートですが、全ての試乗記が終わったところで、今回試乗したカーくる編集部員にそれぞれの車を「もう一度乗りたい度」「コストパフォーマンス度」「アドレナリン放出度」というちょっと変わったモノサシでそれぞれ5点満点で点数と、ひとことコメントを付けてみました。※満点5点~最低点1点


    1 2 3 4 5 6
  車種 Audi A5 ガヤルド BMW650i ジュリエッタ アバルト500 SLK200
  最高出力(PS) 211 560 407 235 160 184
  最大トルク(kg-m) 37.5 55.1 61.2 34.7 23.5 27.5
  価格(万円) 598 2,532 1,330 388 394 525
tog もう一度乗りたい度 3 5 3 4 5 2
コストパフォーマンス度 2 2 2 4 4 1
アドレナリン放出度 2 5 3 3 5 1
小計 7 12 8 11 14 4
短評 大人のクーペ。売れるのが分かる。品質高し。

 
スーパーカーかくあるべき。でもこの手のはやっぱりオープンがいい。 オープンのネガティブさは全くなし。超快適。
 
もっとアグレッシブでも良いかも。今後に期待。
 
ATの熟成&KONIの足回で完成度高し。
 
見た目と中身のギャップが激しい。

 
美あんこ もう一度乗りたい度 3 5 3 4 4 2
コストパフォーマンス度 3 2 3 3 3 2
アドレナリン放出度 2 5 3 3 4 2
小計 8 12 9 10 11 6
短評


若々しくも落ち着いた佇まい。

 
よく調教された猛牛 オープンでも一切の妥協無し アルファらしさはあるか? いつでもアクセル全開のリトルダイナマイト 感動が無いくらい普通の車
ハクナマタタ もう一度乗りたい度 4 4 5 3 4 2
コストパフォーマンス度 3 2 4 4 3 2
アドレナリン放出度 2 5 4 3 5 2
小計 9 11 13 10 12 6
短評


歳をとって乗るとかっこいい

 
余りにも攻撃的 加速の素晴らしさは超一流 優等生なアルファ 本当のじゃじゃ馬 とりあえずベンツでオープン
集計 もう一度乗りたい度 10 14 11 11 13 6
コストパフォーマンス度 8 6 9 11 10 5
アドレナリン放出度 6 15 10 9 14 5
合計 24 35 30 31 37 16
               
               
    7 8 9 10 11 12
  車種 クワトロポルテ グランカブリオ メガーヌ プジョー508 シトロエンDS4 VWシロッコ
  最高出力(PS) 440 440 140 156 200 256
  最大トルク(kg-m) 50.0 50.0 19.9 24.5 28.0 33.7
  価格(万円) 1,850 1,850 275 374 345 515
tog もう一度乗りたい度 5 4 1 3 5 3
コストパフォーマンス度 3 3 1 3 3 2
アドレナリン放出度 5 4 1 2 4 2
小計 13 11 3 8 12 7
短評 過剰な演出で笑いが止まらない。意味も無くSPORTSボタンオン。

 
クワトロポルテよりも大人で洗練されている。


 
古き良きフランス車の味が好きな人に。



 
天井の開放感が感動的。




 
1.6Lとは思えない加速と広い室内。これ一台で趣味~ファミリーをカバー出来る。MTがあるのが嬉しい。 完成度はピカイチ。どこか日本車的な優等生ぶり。



 
美あんこ もう一度乗りたい度 4 3 1 2 4 3
コストパフォーマンス度 2 3 2 4 4 2
アドレナリン放出度 4 4 1 2 3 3
小計 10 10 4 8 11 8
短評

健康優良不良オヤジカー

 
タキシードを着た不良 評判のRSとは段違い。 コストパフォーマンス高 革新的ノスタルジック 筋トレした出来杉君
ハクナマタタ もう一度乗りたい度 5 4 1 3 4 3
コストパフォーマンス度 3 4 3 4 5 2
アドレナリン放出度 5 5 1 2 4 4
小計 13 13 5 9 13 9
短評

5人乗りフェラーリ

 
素敵で画になりすぎる 国産車でもいいかも? お洒落なファミリーカー このMT楽しい~ もっと過激でもいいのでは?
集計 もう一度乗りたい度 14 11 3 8 13 9
コストパフォーマンス度 8 10 6 11 12 6
アドレナリン放出度 14 13 3 6 11 9
合計 36 34 12 25 36 24




お互いの点数を意識せずに自由に付けた割には結構似通った点数配分になってしまってはいますが、それぞれ微妙に違う点数、感想を持ったところもあり、興味深いのではないでしょうか。

点数はあくまで主観であり、きっと女性の目線などの多様な価値観から見た時には全然点数も変わってくることと思いますが、とりあえず編集部として総得点が多かったのは「アバルト500C」 「シトロエンDS4」「マセラティクアトロポルテ」となりました。並みいるスーパーカーを僅差で抑えてアバルト500Cが総得票数が多かったのはやはり走って楽しいという部分がピュアに表現されている車だったことが中年男子3人組のハートに火を灯したからでしょうか。また同じような理由で、かつ実用性も兼ね備えたDS4、クアトロポルテが上位だったことも面白いですね。


この拙いレビュー達は一般商業誌で著名なライターさん達が書いている文章よりよっぽど下手ではありますが、より車を購入するユーザー側の視点での感想や感動を伝えていると思いますし、どのメーカーのサポートも受けていないカーくるだからこそ感じたことをありのままに書ける良さもあると思います。

輸入車の販売が好調なのは車に夢やあこがれを抱ける存在だからだと思います。今回の12台試乗を通して感じたワクワク感はやはり輸入車の魅力の一つだと思います。
これからもたくさんの輸入車が日本の道路で活躍することを期待して、2012年のJAIA輸入車試乗会を総括したいと思います。

次はどんなわくわくをもたらせてくれるのか、今から来年が楽しみです。
カーくる編集部 一同

March 2,2012 Fri    未分類  



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アウディジャパン様から提供された車種は、A5、A6、A7。

その中ではベースグレードとも言える、A5 Coupe 2.0T quattro に試乗しました。

この車を見て最初に思ったのは、「プジョー406クーペに似ている?」でした。

似ているのが悪い、と言う訳ではなく、最近4ドアセダンが多い中あえて2ドアのクーペを創ったことに拍手を送りたいです。
その結果、あのスタイリッシュな406クーペに似てしまったのだと勝手に解釈しています。


Audi02

スタイルもさることながら、乗ってみるととてもジェントル。
静粛性、加速などどれをとっても大人の精錬された車、という感じがします。

このシリーズには同じボディ形状で、V6 3L のS5、V8 4.2L のRS5 というスポーティーなラインナップもありますが、このスタイルが気に入ったのであれば、これで充分です。


Audi01

フロントグリルは、やはり一目でアウディとわかるデザインです。

Audi03

Audi04

実際に高速道路を走ってみると、加速はかなり静かで、荒々しさを求める方には物足りないかもしれませんが、実際の加速は申し分ないものがあります。

そして高速クルージングもゆとりを感じます。

qattro というネーミングが付いている通り、コーナーリング安定性は抜群。
あえて四輪駆動であることを感じさせないところも、Quattro でラリーで大活躍したDNA の成せる技でしょう。

Audi05

一般道に降りて、信号待ちではアイドリングストップ機構が働きます。
この機構も、もう当たり前になってきてるんですね。


Audi06

Audi07

後部座席の乗降りが面倒だとか、ドアが大きいとか、4ドアセダンに比べるとネガティブなところが出てきてしまう2ドアクーペですが、クーペならではのスタイリングを求めたい人にはぴったりの選択だと思います。

あえて2ドアクーペを選ぶ心意気を表現できる、数少ない一品です。

Audi A5 のホームページはこちらから

全長×全幅×全高: 4,645×1,855×1,375(mm)
総排気量: 1,984(cc)
エンジン種類: 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最高出力: 155kW(211ps)/4,300-6,000rpm
最大トルク: 350Nm(35.7kgm)/1,500-4,200rpm
駆動方式: クワトロ(フルタイム4WD)
ミッション: 7速 Sトロニックトランスミッション
標準価格: 5,980,000円(税込)


February 13,2012 Mon    JAIA試乗会2012  



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JAIA 日本自動車輸入組合  が毎年開催するマスコミ向けの輸入車試乗会にカーくるも参加してきました。

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今年で32回目を迎えるというこの試乗会を通じて、様々なメディアから輸入車を通じて紹介することで、輸入車の普及促進を図るというもので、1982年に初めて開催された当初から比べると輸入車の市場は5倍ほどに拡大し、2011年の販売は前年比13.1%増の20万6千台と4年ぶりに20万台を超え、日本の登録車に占める市場シェアでは海外メーカー車が7.7%、輸入車合計で10.3%と、いずれもJAIAが統計を開始した1966年以来、最も高い数値になりました。

DSC04092.jpgDSC04094.jpgDSC04099.jpgDSC04102.jpgDSC04111.jpg

この歴史ある試乗会にマスコミとして招待いただき3回目のカーくるは、今回合計12台の輸入車を試乗させていただきました。

以下がその試乗リストとなります。

BMW 650iCabrioret 
フォルクスワーゲン シロッコ 
アルファロメオ Giulietta Quadrifoglio Verde  
 
プジョー 508SW 
マセラティ クアトロポルテスポーツGT S アワードエディション 
ランボルギーニ ガヤルドLP560-4 ビコローレ 
 
メルセデス・ベンツ SLK 200 BlueEFFICIENCY Sport
ルノー メガーヌGTライン

マセラティ グランカブリオ

Audi A5 Coupe 2.0T quattro 
ABARTH 500C esseesse KONI仕様 
CITROEN DS4 Sport Chic 

これからレポートを何度かに分けてお送りしますのでどうぞご期待下さい。  


February 4,2012 Sat    JAIA試乗会2012  



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日本の欧州車市場に一本の矢が放たれました。

それはイタリアのクラフトマンシップとイタリアンデザイン、そしてアイデンティティの結晶とも言えるの赤い矢です。

ALFAROME Giulietta (アルファロメオ ジュリエッタ)

先日、東京はグランドハイアットホテルにて発表されたアルファロメオ渾身の一台。

今回、内覧会が開催されていたこの週末にテストドライブの機会をアルファロメオ春日井さんにて得る事が出来ました。


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I AM GIULIETTA このキャッチフレーズは1954年に登場した初代ジュリエッタの名を受け継ぎながらも、

それとは異なる一台であることを強く主張しているように感じられます。

初代にはベルトーネ製クーペボディ、4ドアセダンのベルリーナ、そしてピニンファリーナの手による

オープンボディのスパイダーなどがあり、いずれのモデルも大成功を収めています。

アルファロメオに興味を持つ人であれば知らない者はいないビッグネームです。

その名を冠した一台であることから、FIATの首脳陣のこの一台にかける思いは相当な物と理解できます。


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今まで欧州車の同クラスにはVWのゴルフが不動の地位をきづいています。

今回のジュリエッタの開発時には、そのゴルフを徹底的に研究がなされ他との事。

FIATが持つ新しい技術のそのすべてがジュリエッタには採用され、

ゴルフを超えうるスペックに全てが作り込まれています。


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ジュリエッタには、スプリント 、 コンペティツィオーネ 、 クアドリフォリオヴェルデの3グレードがラインナップされ、

用意されたエンジンは2種類。

スプリント 、 コンペティツィオーネには最新のマルチエアを搭載した1.4リッター ターボエンジンを搭載。

クワドリフォリオヴェルデには1750CCの直噴ターボと魅力的な心臓を与えられています。


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昨日までネットや雑誌等々で目にしてきたジュリエッタですが、実車を間近で見たのはこれが初めて。

印象としてはイタリア車が持つ他のメーカーでは見られないような個性的なデザインやアイデンティティは

若干薄まったかのようにも見えましたが、その存在はアルファロメオ以外の何物でもありません。

ショールーム内にたたずむ姿に、胸の高鳴りを感じずに入られないのでした。


LEDランプが採用されたリアのコンビネーションランプは今までの車種にないデザインで、

リアからサイド、フロントまで伸びるキャラクターラインには余分な造形は一切ありません。
   

P1160001.JPG


今回、アルファロメオ春日井さんにて試乗の機会を得たのは、

スプリント(アルファレッド)、クワドリフォリオヴェルデ(アイスホワイト)の2グレードです。

通常のディーラーではスプリントのみを試乗車としているところが多い中で、

クワドリフォリオヴェルデも試乗車としているディーラーは珍しく、この日も多くのお客様がみえていました。


今回、日本導入となったジュリエッタに用意されたボディカラーは4色、

アルファレッド ・ アイスホワイト ・ アンスラサイトグレー ・ エトナブラック で、

グレードによって選択可能なボディカラーは異なります。


そしてそれぞれのグレードによってエクステリアに採用されるホイールや

サイドミラーのフィニッシュなどに大きな違いが見られます。

ただし、今回のジュリエッタにはオプションで多くのボディパーツも用意されており、

オーナーが好みの一台に仕上げるのに十分なラインナップとなっています。


P1150998.JPG


まず最初の試乗は1.4リッター ターボエンジンとTCTと呼ばれる2ペダMT搭載のスプリント(sprint)です。

久しぶりのアルファロメオの新型車ということで、試乗への期待に胸膨らみます。


ほど良い硬さのファブリックのシートに座り込むと、視認性の良いメーター類が目に入り、

カラードパネルをはじめとして、159以降急速にアップした質感を持った内装がドライバーをその気にさせてくれるのが

アルファロメオならではの嬉しいポイントです。


デザイン性の高いメーターやエアコン等のスイッチ類は機能的に配置されており、

オーディオユニットの造型が印象的です。

90年代中盤から後半のアルファロメオオーナー、要するに166・156・147・GTV等のオーナーには

驚きの質感でフィニッシュされています。


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ディーラーの駐車場から走り出すと、ボディ合成・足回りのバランスの良さをすぐに体感出来、

ストレスの無いペースで加速していきます。

ハンドル操作への応答性も高く、クイッと鼻先を入れてくれるのが気持ち良さすら感じさせます。

まるで広いホールでダンスを踊るかのような軽やかさとクイックさです。


Mitoで採用されたAlfa Romeo D.N.Aシステムはジュリエッタにも採用されています。

燃費を考えれば、DNAシステムでNORMALモードをセレクトするのがベターですが、

DYNAMICをセレクトすると、そのトルクは25.5kgm/2500rpmとなり、スポーツ走行も十分可能となります。


アイドリングストップ機構については、ブレキーペダルから足を下ろすと瞬時にエンジンスタートし、

市街地走行中心のドライブでは、ストレスに感じることはありませんでした。


今回の試乗は名古屋市内を走る国道19号線と言う比較的交通量の多い道路を中心に走りましたが、

多くの車両の流れの中で、小気味良く加速し、車線変更・追い越し等をする事が出来ました。

普段は市内の走行、週末は郊外へドライブと言ったライフスタイルのオーナーも

十二分に楽しめる車に仕上がっていると思います。


日本国内で一番販売が見込まれるスプリントは市街地での運転を重視され、

必要十分なパワーが与えられているのと、新設計のプラットフォームで軽量化をなし得た事が

このテストドライブの結果に繋がっていると思われます。


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次に試乗をさせて頂いたのは、クワドリフォリオヴェルデでジュリエッタの最上級グレードです。

やはりアルファロメオと言えばMTに乗りたいというファンは多いはず。

しかし、実際の販売数はといえば断然ATミッションが多いと思われる中で、

期待を裏切らないインポーターには敬意を表します。


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伝統のクワドリフォリオエンブレムがサイドに光り、トップモデルであることを象徴しています。


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レッドステッチのレザーシートはやや硬めで、175センチ、64キロの自分がスッポリと収まり、

ホールドも良く、身の引き締まる思いになります。

   P1160012.JPG   P1160013.JPG   P1160015.JPG

クワドリフォリオ専用の18インチホイールはフィンタイプで躍動的なデザイン。

スプリントとは異なるアルミ仕上げの内装には色気と言うよりも精悍さが漂い、レーシーな雰囲気が引き立っています。

クワドリフォリオにはサブウーファー付き9スピーカーのBOSEサウンドシステムが奢られています。


P1160011.JPG


スプリントの時と同様のコースへ走り出すと、その扱い易さに驚きます。

1750ccという排気量の直噴ターボエンジンは、235ps/340Nmを発生させ、どこからでもトルクフルに加速し、

アクセルオン時の応答も気持ちの良い物となっています。

加速、減速、ストップを限られた試乗の中で繰り返し、そのエンジンとボディ剛性と操舵性に舌鼓を打ちました。


専用のスポーツサスの乗り心地は硬すぎず、18インチホイールを掃いていても

通常路面では過剰な突き上げ感もありません。


アルファロメオの最先端の技術を詰め込まれたジュリエッタ、

そしてその中でもクワドリフォリオヴェルデは実に痛快で楽しく、素晴らしい一台と仕上がっていました。

まだまだ乗っていたいとドライビングシートから降りるのがためらわれたほどです。

P1160017.JPG

今回、FGAJがリリースしたこのジュリエッタの販売価格は

かなりVW ゴルフを意識した価格設定となっています。

■Sprint(スプリント)  318万円
 1368c ターボ マルチエア+6速DCT

■Competizione (コンペティツィオーネ) 358万円
 1368cc ターボ マルチエア+6速DCT

■Quadrifoglio Verde(クアドリフォリオ ヴェルデ) 388万円
 1742cc 直噴ターボ+6速MT


アルファロメオの今後を占うべき一台として、ぜひ一度見て、触れて、乗ってその熱いイタリアを感じて欲しい。

そしてその熱さに心に火を灯されたら所有せずにはいられなくなる、

久しぶりに「蛇の毒」という言葉を思い出させる一台でした。

皆さんも是非一度体験して見て下さい。



【 Alfa Romeo Giulietta 】
全長×全幅×全高=4350mm×1800mm×1460mm
ホイールベース=2635mm
車両重量=1400kg(Sprint.Competizione),1440kg(QuadrifoglioVerde)
駆動方式=前輪駆動


取材協力:アルファロメオ春日井 
〒468-0035
愛知県春日井市鳥居松町2丁目11番地 地図
TEL:0568-87-1015
FAX:0568-87-1012
HP:http://www.imaeda-corporation.co.jp/alfa/showroom/index.html#kasugai

 


January 30,2012 Mon    試乗インプレッション  



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