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ルノー・スポールといえば1976年の設立以来、スポーツモデルの開発やF1をはじめとしたモータスポーツに参戦し”走りのルノー”を印象付けてきたブランド。かつてはルノースポール・スパイダーやクリオ ルノー・スポールV6などかなり尖った市販車もあったが、近年ではトゥインゴ、ルーテシア、メガーヌなどハッチバック車を中心にスポーツ性能を極めながらも実用車としての完成度も高いR.S.モデルを送り出し、マニアのみならず一般のユーザーにも広く受け入れられてきた。
そんなルノー・スポールだが、新生A110をひっさげて2017年に復活したスポーツブランド”アルピーヌ”との統合が2021年に発表され、モータースポーツ部門をアルピーヌに一本化することによりルノー・スポールの名は45年の歴史を閉じることとなった。

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今回試乗したメガーヌR.S.ウルティムは、R.S.(ルノー・スポール)を冠する最後のモデルとして2023年に世界限定1976台で販売された。
サーキット走行も視野に入れた”シャシーカップ”を採用した『メガーヌR.S. トロフィー』をベースとして主に内外装に専用アイテムを装備したモデルとなっている。
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ULTIME マットブラックデカールやブラックルノーロゴ、ブリリアントブラックフロント F1 ブレードなどブラックフィニッシュされた外装アイテム、トロフィーのホイールに比べ1本あたり2kg軽量な19インチホイール「フジライト」の採用、さらにR.S. ULTIME ロゴ入りキッキングプレート、開発ドライバーであるロラン・ウルゴン氏のサイン入りプレート(シリアルナンバー付)など内装アイテムが装備される。ちなみに動力性能などの基本スペックはトロフィーと同様となっている。
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ウルティム専用装備としてボディ各所に施されたひし形(ロサンジュ)のブラックデカールがレーシーな雰囲気を盛り上げる。
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ちなみにボディカラーは試乗車の”ブラン ナクレ M”の他、”ノワール エトワール M”、”オランジュ トニック M”、”ジョン シリウス M”の全4色が用意される。
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内装は今どきの車らしくデジタルメーター、そしてセンターコンソールに備えた9.3インチの大型ディスプレイが目を引くが、基本的にはルノー伝統?のシンプルなデザインでまとめられている。車両価格659万円という価格を考えると、正直もう少し高級感やスポーティな演出があってもいいのではと思うが、きっとコストはすべて走りの楽しさに注がれているのであろうと理解する。
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フロントシートはRECARO製のセミバケットシート。硬質でやや大きめに感じたが、表皮がアルカンターラで滑りにくく、普段使いからスポーツ走行まで幅広く対応できそうだ。またリアシートも同素材で仕上げられている。
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メガーヌR.S.ウルティムは、今回のJAIA輸入車試乗会で試乗できたモデルでは唯一の純ガソリンエンジンのスポーツモデル。また、トランスミッションはツインクラッチの6速EDCと6速MTが選べるが、今回の試乗車は6速EDCモデルであった。
スタートボタンを押して目覚めたエンジンから発せられる控えめながら凄みを感じさせるエキゾーストに、運転好きとしてやはり心が躍ります。
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1.8Lという比較的小排気量ながらターボパワーで300PSを発揮するハイチューンエンジンは、6速EDCの制御も相まって低回転でも気難しいところはなく、3000回転を超えたあたりからはグイグイパワーが盛り上がってくる。420N・mというトルクも相まって相当パワフルに感じるわけだが、恐怖を感じさせるような凶暴なパワー感ではなく「もしかしたら自分にも手懐けられるんじゃないか…」と車との対峙を楽しめるような懐の深さを感じさせる。
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”R.S.ドライブ”と呼ばれる走行モードもセンターコンソールのスイッチやタッチディスプレイから切替できる。「セーブ」「レギュラー」「スポーツ」「レース」の4モードが選べ、シフト制御やアクセル制御などが切り替わるわけだが、ついつい「レース」を選びそのスポーツ性能を試したくなってしまう。「レース」モードは明らかに他のモードとは違い各レスポンスが上がって楽しい。
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パワーユニットにもまして印象深かったのがシャシーと足回り。
メガーヌR.S.にはストリートでの快適性を重視した”シャシースポール”とサーキット走行も可能な”シャシーカップ”が存在するが、ウルティムは後者の”シャシーカップ”。ストリートでの乗り心地はやや厳しいのでは?と思っていたが、ラリーシーンからフィードバックした4HCC(4輪ハイドロリック・コンプレッション・コントロール)と呼ばれる技術を採用したサスペンションも手伝って、高速走行から街中での走行でも硬質ながらしなやかな乗り心地でスポーツマインドを感じながらも快適なドライブができた。さらに4コントロールと呼ばれる4輪操舵も加わり高速走行時のレーンチェンジもスムーズだった。今回の試乗ではワインディングなどでのスポーツ走行は残念ながら体感できなかったが、以前メガーヌGTを箱根で試乗した際には4コントロールの効果を十分に体感できたので、もともと抜群のスポーツ性能を備えたこのウルティムならさらにコーナリングを楽しめるんだろうと想像できる。
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パワートレイン、シャシー、サスペンション…どれをとっても高いレベルにあると感じさせる完成度であるが、それらをまとめて一台の市販スポーツカーとして最高のバランスを達成しているところがR.S.たる最大の魅力ということに改めて気付かされた。
毎回この試乗会に参加して「もっとこのクルマに乗っていたい…」と感じるクルマが何台かあるが、このメガーヌR.S. ウルティムもその一台だった。それ故にこれが最後のR.S.モデルというのが残念で仕方ない。後はアルピーヌに引き継がれるわけだが、アルピーヌは今後電気自動車がメインになっていくようなので、純エンジンのR.S.を楽しみたいルノーファンならばやっぱり最後に味わっておかなければいけない一台だと思った。


SPEC
ルノー メガーヌR.S. ウルティム
全長×全幅×全:4,410×1,875×1,465mm
ホイールベース:2,670mm
車両重量:1,470kg[1,450kg]
エンジン型式:M5P
最高出力:300ps(221kW)/6,000rpm
最大トルク:42.8kg・m(420N・m)/3,200rpm[40.8kg・m(400N・m)/3,200rpm]
種類:直列4気筒DOHCターボ
総排気量:1,798cc
燃料供給装置:電子制御式マルチポイントインジェクション
燃料タンク容量:47リットル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
駆動方式:前輪駆動(FF)
トランスミッション:電子制御6速AT(6EDC)、6速MT
WLTCモード燃費:11.3km/L(市街地モード 8.0km/L、郊外モード 12.0km/L、高速道路モード 13.0km/L)
[11.4km/L(市街地モード 8.1km/L、郊外モード 12.0km/L、高速道路モード 13.1km/L)]
メーカー希望小売価格:659万円
[ ]内は6MTの値。

ルノー・ジャポン公式サイト:http://www.renault.jp/
ルノー メガーヌR.S.ウルティム 公式サイト:https://www.renault.jp/car_lineup/megane_rs/ultime/


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February 22,2024 Thu    JAIA輸入車試乗会2024  



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個人的にもアルファロメオ916スパイダーとジュリエッタQV(ともに左のMT)を所有している結構なアルファ中毒オサーンが、アルファロメオ トナーレ プラグイン ハイブリッド Q4に乗った感想をお届けします。
 
まずトナーレの外観はスタイリッシュであり、歴代のアルファロメオのエッセンスが感じられるデザインは、現行アルファロメオの中で一番好きかもしれません。

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特に破綻のない流れるようなボディラインや3連ヘッドライトはとてもカッコ良い。またホイールのデザインも、歴代アルファロメオの伝統を引き継いだ所謂「梅の花」ホイールデザインを採用。アルファロメオ好きには刺さるデザインです。

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ボディサイズは、4530×1835×1615mm(全長×全幅×全高)。どんどん大きくなる昨今の車事情の中では、市街地の取り回しがしやすい部類に入ると思いますし、実際、高い運転視点からの景色の良さやアルファらしいハンドリング、ロールが抑えられている走りなどから、車両感覚がつかみやすくてコンパクトな印象すらありました。

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試乗してみると、走り出しの電動感が、アルファロメオもついにこうなってしまったのねーという、寂しいような、時代について行ってくれてほっとするような、いろいろな感情が沸いてきます。しかしながらアルファロメオらしい加速の力強さは、いつの時代も変わらないのは嬉しいところ。

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そしてさらにグッと右足を踏み込みエンジンが始動すると、プラグインハイブリッドシステムのおかげで、電気モーターとガソリンエンジンの組み合わせが素晴らしいパフォーマンスを発揮。滑らかな加速で、ストレスなく走行できるのが魅力です。またQ4の四輪駆動システムのおかげで、安定した走行が可能であり、悪路や悪天候下でも安心感があります。オールシーズンタイヤと組み合わせて、夏でも冬でも疲れる事無く岐阜と東京を移動するのに最適な車なのではないかと思いを馳せました。

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さらにはアルファロメオお得意のDNAシステムをこのトナーレも採用しているので、「D」モードにするとアルファロメオのDNAを遺憾なく発揮します。そりゃそうだ、スペックを見ると最高出力は280PS。0-100km/h 加速はわずか6.2 秒です。速くないわけがない。ちなみに我が通勤快速であるジュリエッタQVは240ps、0-100km/h 加速は7.7 秒。ま、数値では測れないエモさが4C由来の1750のエンジンにはあるんですけどね。←張り合う人。

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内装も洗練されており、高品質な素材が使われています。程よい硬さのシートも座り心地が良く贅沢な雰囲気が漂います。またレーン逸脱サポートなどのドライバーアシスト機能などのテクノロジーも搭載されており、快適なドライブをサポートしてくれます。

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一方で、燃費に関しては14.1km/Lというカタログ値は少し心配ですが、総電力量15.5kWhのリチウムイオンを主電池としたバッテリーパックを搭載。このバッテリーは、同クラスのSUVの中でも最も効率的なものの1つで、EV走行換算距離(WLTCモード)は72kmです。例えば私は片道15kmほどの通勤なので、ガソリンを消費することなく日常の移動をカバーすることが出来そうです。

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スポーティさと高級感、そして環境性能を兼ね備えた、今の時代を生き抜くレベルにある車がアルファロメオから出ていること、そしてDNAを使った走りの楽しさもちゃんと忘れていないでいてくれること。
 
我々アルファロメオファンからしたらこれ以上望むべくもない、理想の1台と言えると思います。

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ちなみにトナーレプラグインハイブリッドのバッテリーはMOPAR(純正)のEFBバッテリー 60Ah 600CCA が付いていましたので、Norautoバッテリーのこちらが適合します。
https://www.norauto.jp/c/battery/gr22/norauto50

参考情報でした。
 

SPEC
型式:3LA-AV113
ドア数:5
排気量:1331cc
定員:5名
シフト:6AT
燃費:14.1km/l
駆動方式:フルタイム4WD
車両重量:1900kg
総出力:280hp
0-100km/h加速:6.2秒(欧州参考値)
EV航続距離:72km(WLTCモード)
バッテリー容量:15.5kWh
電子制御式4輪駆動システム「Q4オールホイールドライブシステム」搭載
最高速度:135km/h(EVモード)
バッテリー充電時間:出力7.4kWの急速充電器を利用した場合、フル充電まで2時間30分




February 8,2024 Thu    JAIA輸入車試乗会2024  



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カーくるブログでもお馴染みのイタフラ車メンテナンスファクトリー「レッドポイント」さんのデモカーがバージョンアップされたとのお話を聞き、取材に訪れました。

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全国からイタリア車、フランス車のオーナーが集まるこちらの老舗ファクトリー、カーくるをご覧の皆様もお世話になっている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

今回取材させていただいたデモカーはアバルト124スパイダーとアバルト595です。
アバルト595の足元を飾るのはレッドポイントさんがオリジナルでオーダーした特別な「OZ Racing SUPERTURISMO-LM Redpoint SPEC」です。

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カラーはグロスブラックでサイズはアバルト500、595、695専用設計のオリジナルサイズです。
光輝ブラックにOZロゴのレッドレタリングが設定色とは一線を画すデザインです。

SUPERTURISMO-LM(レッドポイント オリジナルスペック)
サイズ:7.5x17
インセット:35
PCD:4-98
カラー:グロスブラック※オリジナルカラー
ボルト:純正ボルト使用
ハブ:アバルト ハブ専用
定価:50,000(税別)

ル・マン(LM)の名を持つSUPERTURISMO-LMはルマン24時間レースをはじめ、世界のGTレースで培ったOZのレーシングテクノロジーで生み出され、世界最高峰の剛性を持ちながらSUPERTURISMO-GTより約10%の軽量化を実現したモデルです。
2010年の発売から10年が経った今でもOZファンの支持を集めるロングランのモデルです。
OZ伝統の端麗なマルチスポークデザインは装着する車を選びません。

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アバルト595のマル秘パーツがたくさん装着されたエンジンルームを拝見させていただきました。
赤丸の部分にレッドポイントチューニングが施されています。
詳しくはレッドポイントさんまでお問い合わせください。

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トランクにも気になるパーツを発見しました。

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こちらはアイシン精機株式会社と共同開発されたABARTH用のモーションコントロールビーム(MCB)です。
ボディ前後に装着することで車両運動性能と乗り心地を共に向上し、高速での安定性から、街中での運転のしやすさにも貢献するアイテムなのだとか。

アバルト用のモーションコントロールビームはレッドポイントさんのブログでも紹介されております。
https://www.redpoint.co.jp/blog/43488
こちらも詳しくはレッドポイントさんまでお問い合わせください。

マフラーはtubi製にドレスアップされています。
迫力のある排気音、音色はノーマルとは別格の存在感です。
テールパイプが太くなり後ろ姿の迫力も増しています。

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アバルト124スパイダーの足元を飾るのはOZ Rally Racing。

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1988年のWRCでデビューを飾り、トヨタ・セリカやランチア・デルタに装着されたRally Racingはファンの絶大な支持によりレプリカホイールとして現在に復活しました。
レプリカホイールとしては第2世代のモデルで、スポーク裏のアンダーカット処理、スポーク先端がリムに乗るデザインとなるなど、第2世代らしく今風で立体的なデザインとなっています。

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Rally Racing
サイズ:7.0×17
インセット:35
PCD:4-98
カラー:ダークグラファイト
定価:47,000(税別)

足元からルーフに目線を移すと、ルーフには最近到着したばかりという新しいパーツが装着されていました。

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本国で設定されている124GTに装着されている「カーボン・ハードトップ」です。
ハードトップにするだけで格好良さと高級感がアップし、印象がガラッと変わります。
カーボン素材のため非常に軽く、また幌を格納状態でハードトップの装着が可能なため、2人で簡単に装着、取り外しが可能なのも嬉しいポイントです。
それに伴いリアのエンブレムも124スパイダーから124GTに付け替えがされている点も拘りを感じます。

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こちらの124スパイダー用のハードトップは既にたくさんのお問い合わせがあるそうです。
気になった方はレッドポイントさんまでお問い合わせください。

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INFORMATION
イタリア車とフランス車のメンテナンス・ファクトリー
RED POINT/レッドポイント
http://www.redpoint.co.jp/
所在地:〒509-0104 岐阜県各務原市各務おがせ町5丁目239-3
電話:058-370-5064
RED POINT 公式サイト:https://www.redpoint.co.jp/
RED POINT カーくるブログ:http://carcle.jp/blog/redpoint/

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November 17,2020 Feb    取材レポート  



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2017年7月1日から「ルノー平塚」としてスタートを切ったアレーゼ湘南株式会社へ取材にお伺いしました。


 
敷地は広く、グランドオープンしたばかりの新店舗ということもあって、眩いばかりに綺麗です。
 
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2017年4月末まで、FCAジャパン正規ディーラーとして27年間イタリア車のアルファロメオ、フィアット、アバルト車を販売していましたが、2017年7月1日よりフランス車のルノー正規ディーラーへ、ブランドチェンジした非常に珍しい形のディーラーです。

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会社名であるアレーゼ湘南の「アレーゼ」という名はその昔、アルファ ロメオ、フィアット正規ディーラーの名前の一部として、根源はアルファ ロメオの本社のあったミラノ近郊の「アレーゼ」という地名から来ているのも、アルファ ロメオ、フィアット販売店としての歴史を残しています。

まだ、整備入庫の大半はイタリア車が中心ですが、ルノー車もしっかり入庫していて、カラフルなラテン車が工場内を埋め尽くし華やかでした。
 
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アルファ ロメオ、フィアット、アバルト車の販売を終了したとは言っても、整備は従来通りウェルカム、むしろ積極的に受け入れて行きたいとのことです。
 
それを聞いて、これまでのユーザーさんも安心ですね。

実のところカーくるパンダ号も今回、ピッコロカーズさんからのご紹介でパワーステアリングの故障修理の為に入庫していました。

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普通であればアッセンブリ交換の20万~コースだったカーくるパンダ号ですが、アレーゼ湘南では整備メニューの中の1つとして、パンダのパワステ故障を特定部品のみの交換で修理をすることが可能だったのです。

ですので今回、びっくりするほどの安価で修理をして頂くことが出来ました。

維持費が軽減でき、大切な車を長く維持してほしいというアレーゼ湘南の強い思いが、ユーザーにとっては非常にありがたい。
 
他にもウインカーやライトなど不具合が多かったのですが、原因を突き止めて頂き、必要最小限の部品を替えるだけでパンダ号は完全復活を遂げました。
 
この一風変わった経歴のディーラーさんにカーくるとしても非常に興味が湧き、 渡辺社長のインタビューをお願いしました。
 
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先代から会社を引き継いだのは、渡辺社長が29歳、そして先代が還暦の時という早い段階での世代交代。
元々、先代が29歳でビジネスを始め、世代交代のタイミングは、先代が事業を始めた29歳で世代交代をすると決まっていたという。
アレーゼ湘南のビジネスは、1978年6月 有限会社渡辺電装設立(カーエアコンの取付、電装品の修理)から始まり、オートショップワタナベ設立(国産自動二輪車の販売・整備を1980年~1982年)、1982年に株式会社モトラッド設立(BMW JAPANモーターサイクル正規ディーラーとして1982年~現在に至る)、1991年アレーゼ湘南株式会社設立(アルファ ロメオ正規ディーラー日本1号店として1991年~2017年4月末ディーラー契約解消)、1983年ギャラリー湘南設立(マセラティ、ランチャの販売・整備を1983年~2003年2月販売店契約解消)、1996年プジョー正規ディーラー設立(1996年~2008年12月ディーラー契約解消)、2017年7月1日よりルノー平塚として、ルノー・ジャポン株式会社と正規ディーラー契約を締結し現在に至る。
渡辺社長にとっては、今回で2度目の大きな決断であったという。
1回目は代表に就任する際、まず始めての大きな決断を強いられた。
それは、イタリア車、フランス車のどちらのブランドを残すかということだったという。
そして、苦渋の決断の結果イタリア車ブランドを選択。その決断から9年が経過した時、2度目の決断に迫られ、今回も大きな決断をし、イタリアブランドからルノーブランドへブランドチェンジをした。
ビジネスの選択は非常に勇気のいることだが、ビジネスの将来性、従業員の生活のことを第一に考え、世界の車市場がハイブリッドやEVなどの時代の変化に適応しつつある世の中、
その時代にあったビジネスができるブランドとビジネスをしなければ、将来がないと判断をした。
また、ブランド再編成の影響で新店舗の建設、CIなどの基準が経営環境に重くのしかかること、
車のラインナップが増えない中で新しい店舗を作っていくことに大きなリスクを感じ、リニューアルするのであれば、ここで更なる新たな挑戦へ挑む覚悟を決めたという。

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Q
ディーラーをチェンジするにあたり大変だったことも多いのでは?


渡辺社長
一言でいうと大変です。
まず、従業員1人1人へビジネス転換の説明をし、それから弊社を長らくご愛顧頂いているお客様へ報告。
そして幕を閉じるブランドのインポーターとのやり取り。
更に、同時進行で新ブランドとの販売店契約締結、店舗工事の段取りを行いながら、お客様と従業員へのフォローアップを行う。
一筋縄ではいないことばかりで、様々な苦難も多々あったが、それは今までのことに区切りをつけることの難しさ、そして新しいことを始めることの大変さで、絶対に乗り越えなくてはならない大きな壁である。
全ての方には理解されないという現実も受け止めながら、アレーゼ湘南は、新たな挑戦に社員一丸となり、全力で挑んでいきます。
様々な業界の方、弊社のお客様、そしてその他SNS関連を通じて、たくさんの方より暖かいお言葉を頂戴し、大変嬉しく思っている反面、皆さんのご期待に添えるよう、社員一同日々精進して参ります。
 
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Q
新たにスタートしたルノー車販売の印象のはどうですか?


渡辺社長
7月から販売を開始し、早2ヶ月が経過しようとしてます。
慣れない環境化でスタッフ一同が全力で頑張ってくれたおかげで、滑り出しの販売は好調です。
様々な方からのプレッシャーが重くのしかかりますが、そのプレッシャーをバネに湘南エリアにたくさんのルノーファンを増やしていくことが私たちの最大の使命だと思い、日々努力を惜しまないことを固く誓い、会社としてルノー・ジャポンから新人セールスマン表彰や優秀店舗表彰のタイトルが獲得できるよう全力で戦い続けます。
この神奈川県は激戦区なので、様々な販売活動を積極的に行い、たくさんのお客様にご来場頂けるような取り組みをしていきます。
また、以前に比べて親子連れのお客様が非常に増えたこともあり、親子向けの飾り付けやキッズコーナーなど、お子様が楽しんで頂けるようなお店作りを心掛け、また遊びに行きたいと思ってもらえるようなお店にしていきます。

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渡辺社長
販売ボリュームの中心は、トゥインゴ、カングーですが、当店では他店に比べ、ルーテシア、キャプチャー、メガーヌなどのハッチバックタイプも人気となっています。
今まで扱っていたブランドにハッチバックタイプが多かったことが理由の1つなのかもしれません。

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渡辺社長
ルノーブランドに関して言えば、グループ会社である日産のEVに関する技術力や三菱のプラグインハイブリッドの技術なども見込めるため、将来性を感じています。
現状のラインナップを見てもトゥインゴのような小型乗用車からカングーのようなファミリー向け、ルノー・スポールのようなスポーティータイプまでバリエーションに飛んだ商品展開となっており、販売の機会を逃すことが少ないです。
ブランド自体が成長段階にあるので、まだまだこれからも期待できるブランドだと感じています。

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Q
今後はどのようなお店になっていきたいですか?


渡辺社長
オリジナル商品を増やし、近隣店舗との差別化を図っていきたいです。
既にトゥインゴ用ローダウンスプリング、トゥインゴ用低ダストパッド、各モデル用LEDバルブ、各モデル用ブラックホイールボルト、各モデル用ショートアンテナ、トゥインゴ用電動格納ミラーなどのオリジナル商品を取り揃えてます。その他、社外品の取扱も積極的に行ってますのでお気軽にお問い合わせください。
電動格納ミラーについては、フィアット500用で成功した経験を活かし、直ぐにトゥインゴ用を製作し商品化しました。
日本車では、軽自動車にも標準で付いているものですが、フランス車やイタリア車にはまだ着いていない、、、
そういった利便性のある装備をお客様が求めるなら、弊社で作ってしまおうという考えで商品化してます。
様々なご要望に応えられる店舗を目指していきます。

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Q

自社で開発をしていらっしゃるのですか?

渡辺社長
弊社メカニックは、とにかくみんな車が大好きで、お客様のご要望に可能な限りお応えするお店です。
むしろディーラーというよりショップに近い感覚で、アットホームな雰囲気のお店なので相談もしやすいです。
ディーラーだから、きっとできない、、、やってくれない、、、もうそういう時代ではありません。
弊社は、指定工場なので保安基準はしっかり遵守し、基準が満たせていることについては積極的にチューニング等を行っています。
商品開発リーダーである清水チーフは、非常にアイデアが豊富で、且つ器用であることから、こういう商品があったら良いなと思うものを次から次へと形にしてくれます。 
弊社では、フランス車に限らず、フィアット500、パンダ、アバルト500、アバルト124スパイダー用の電動格納ミラー化やデュアロジックの修理なども得意としており、
ウィークポイントとなる個所の修理においては、他には負けないと自負してます。
特に純正品にこだわらず、社外品の積極販売、オリジナル商品の積極的な開発を行い、お客様に満足頂けるような対応を心がけてます。
メンテナンスに関しては、従来通りアルファ ロメオ、フィアット、アバルト車、更には他ブランド、国産車も積極的にやってます。
何かお車でお困りなことがありましたら、アレーゼ湘南へお気軽にご相談ください。

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お客様の問題を一緒に解決したいという気持ちが大切だと思っています。
どんなことでも、可能な限りスタッフ一同、精一杯ご対応させて頂きます。
いつまでもお客様に必要とされ、愛され続けるお店をモットーに日々精進して参ります。

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Q
これからどのような活動をしていきたいですか?
 
渡辺社長
過去には、共通の車を通じてお客様同士が交流をもてるツーリングイベントを実施していましたが今は、、、続けていくことが大切なので、必ず復活させます。
また、震災等で被災された方々へ微力ながら会社として支援するため、チャリティーイベント、チャリティコンサートを行っています。
今後も様々なイベント活動を通じて、お客様との絆を深め、出会ったご縁をいつまでも大切にしていけるお店づくりに力を入れていきたいです。

今日はありがとうございました。

インタビューした感想は、代表の渡辺社長は年齢もとても若く、考え方も柔軟で、新しいことにどんどん挑戦していくフットワークの軽さのある方に感じました。これからのアレーゼ湘南、ルノー平塚の動きが、どのように新しい風を吹かせて行くのか、とても楽しみなディーラーさんだと思いました。

渡辺社長、突然のインタビューの申し出を快く受けて下さり、本当にありがとうございました。

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終わった後も車談義に花が咲いてます。  
 
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INFORMATION
---------------------------------------------------------
アレーゼ湘南株式会社 ルノー平塚
http://www.arese-shonan.jp/
http://dcms.renault.jp/dealer/renault_hiratsuka/
〒254-0055  平塚市上平塚1-1
TEL:0463-51-6070  FAX:0463-51-6170
営業時間:10:00〜19:00
定休日:月曜日、第一、第三火曜日(祝日の場合は、翌日)
---------------------------------------------------------


October 11,2017 Wed    ショップ紹介  



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