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OZイタリア現地取材レポートの第5部はトロフェオアバルトレース観戦です。

トロフェオ・アバルトはAbarth500によるワンメイクレースで、ホイールはOZの着用が定められています。

ワンメイクのレースで採用されるということからも、レースの世界でOZホイールが高いクオリティであると認識されていることがわかります。

どんな熱い戦いが観戦できるか楽しみです!



レース準備



各チームブースではレースに向けてマシンの最終調整が行われています。

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Abarth500がレーシーに仕上がっており、どの車両もOZホイールがとても良く似合っています。

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この日はトロフェオアバルト以外にもいくつかのレースが開催されていました。

隣にはフォーミュラカーのブースがありましたが、こちらのレースも全車両でOZのホイールが装着されていました。 

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ヨーロッパのワンメイクレースではイコールコンディションを維持するためにどのチームも同じホイールを履くことが主流で、OZの装着率が年々高くなっています。

日本のレースではホイールの選択が各チームに委ねられている場合が多く、イコールコンディションにはならない為、世界のレースの潮流に遅れを取っている状況です。

モータースポーツに対する意識の差やOZがレースの世界で大きく貢献していることが、そのような面からも感じます。



グリッドウォーク



レースの前には関係者として特別にコースへ入ることが出来ました。

実際にコース上に立ち、こらから走るマシンを間近で見るのは、特別な臨場感があり、観戦ムードも高まります。

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レース


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悪天候の中ですがレースが始まりました。

レースの臨場感を動画でもお楽しみ下さい。
 


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Abarth500がエンジン音を唸らせながら疾走するレースはとても迫力があります。

ワンメイクなので各マシンは同じ条件ですが、ドライバーによってコースの攻め方も様々で、ウェットなコースにも関わらずどのマシンもアグレッシブな走りを見せてくれました。

間近で見る戦いに大いに白熱しました。

OZでは1度使ったホイールを回収し、再利用できる部分は再塗装してチームに返しています。

メーカーによっては、1度使ったホイールは、まだ使えたとしても全部廃棄をして新しいホイールを提供しています。

それだけで、チームにとってはコストの面で負担になります。

OZのチームのためを考えた細やかな対応や、性能、耐久性、トータルコストなど総合的な判断でOZが選ばれていることがよくわかります。

特定のメーカーが指定されていないレースに於いても、多くのチームがOZを選ぶのもそのような理由からでしょう。

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本社訪問に始まり、工場見学、レース観戦とOZについて深く知ることができ、さらにヨーロッパのモータースポーツに対する考え方を目の当たりにすることでOZホイールがレースというカテゴリの中でいかに多くのレース関係者に浸透し、選択されているかということがよくわかりました。



ポスピタリティ



レース観戦の空き時間には休憩やお食事などが出来るホスピタリティルームが用意されていました。

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入口にはアバルト124Spiderが展示

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サソリがデザインされたレーシーなアバルト部屋ですが、ゆったり落ち着いて休憩ができます。

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ランチタイムには美味しいケータリングも用意されておりました。

ここでも本格的なイタリアンが楽しめるとはさすが美食の国です。



ショップ


 
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イモラサーキットにあるショップへ足を運んでみました。

モータースポーツファンであればサーキットの限定グッズなどは気になってしまいますよね。

イモラのロゴ入りグッズなどありますが、ここは1994年のサンマリノグランプリでセナの最期のレースが行われた場所として知られており、アイルトン・セナのグッズも多数売られています。

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次はサーキットで見たイタリアのアバルトファンに焦点を当てて紹介したいと思います。

第6部につづく。


INFORMATION
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イモラサーキット/Imola Circuit
Via Fratelli Rosselli, 2, 40026 Imola BO, Italia
trofeoabarth公式HPはこちら
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October 12,2017 Thu    取材レポート  



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OZイタリア現地取材の初日。第3部は工場見学とミュージアム見学です。

工場見学では、普段入ることの出来ない工場の裏側、ホイールが出来るまでの工程をご紹介します。

ミュージアム見学では、2006年にOZの創業35周年を記念して開設されたミュージアムを動画や写真と共にご紹介します。


工場見学

高性能ホイールの製造工程に迫る

まずは原料の塊を溶解炉で溶かす工程です。

OZホイールの原料はマグネシウムとアルミ合金です。

競技用はマグネシウムとアルミ合金、アフターマーケットではアルミ合金のみと用途に合わせて原料が変わります。
 
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大きな溶解炉が3つフル稼働しています。
 
特別に溶解炉の扉が開くところを見ることが出来ましたので、動画と併せてご覧下さい。





次の工程ではこのドロドロに溶けた原料を型に流し込んでホイールの形を作っていきます。

OZでは低圧鋳造という、炉中に差し込んだパイプから素材を吸引し、金型に充填させるという鋳造法の技術を使っています。

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鋳造機に流し込んだ後は空気または水で冷却して固めていきますが、この時の冷却時間もホイールによって異なります。

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革新的技術『フローフォーミング製法』

OZホイールの中でも特にハイパフォーマンスな製品は、『フローフォーミング製法』によってハイパフォーマンス・スポーツモデルへと仕上がります。

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フローフォーミング製法の手法絵図と伸ばす前と伸ばされた後の模型です。

リム部のアルミ分子組織を均一に引き伸ばすことで、半分ほどの薄さになっていることがわかります。

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高回転させながら熱を加えることで、鍛造ホイールと同様の強度や剛性、対衝撃性などの高度なホイールに仕上がります。

さらにリム部を薄く引き伸ばすことによる軽量化でスポーツパフォーマンスを高めています。


世界最高レベルの鍛造技術

OZは、鍛造ホイールの生産にも力を入れています。

現地で丁度生産されていたホイールは、BMWアルピナ純正やフェラーリのOES用などがありました。

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OZのホイールは全ての商品がTUV認定(消費者に対して品質と安全を保証した証となる、世界で最も高い評価を受けている認定の1つ)を受けていますが、それ以外でも社内だけで決められた試験や品質チェックがいくつもあり、外観や品質、力学的な部分を含めケミカルやX線などのテストをしています。

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例えばこちらはホイールにX線を照射して内部の状態を確認している場面です。


画期的な実験システムでニュルブルクリンクでの走行を再現

2001年に投入された『バイアクシアル・テスティングマシーン』はドイツ・ニュルブルクリンクでの走行をシュミレート出来る画期的な実験システムです。

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長距離走行や不均一な道での走行などの過酷なテストを繰り返すことにより得られた実験データは、高剛性、耐久性、軽量化、そして新たな構造の追及を実現可能にし、ホイールの性能を飛躍的にアップする事に成功しています。

この実験では実際の走行に限りなく近いシミュレーションが出来るため、レースチームへの的確な提案やテストの段階で高性能なホイールを生み出すことが可能となります。

このようにOZの物づくりへの拘りは社内でのたくさんの試験からも感じることができます。

また、OZでは1度レースに使ったホイールを回収して測定器にかけ、再利用できるものは綺麗に塗装し直し、チームに返しています。

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このような細やかな対応をしているのはOZ Racingだけで、レース業界で重要なポジションとなっている理由がよくわかります。

工場見学でも、0.1秒を争う世界で戦うOZホイールの『チームの為に共に戦う』情熱を強く感じました。

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レース用ホイールの製造ラインに潜入

ここからはレース用のホイール製造ラインを見学しますが写真撮影はNGですので文章のみでご紹介します。
(途中の写真は工場内の写真ではなく参考画像となります)

レース用のホイール工場では過去のレースに使用したホイールや最新のホイールを実際に見ることができました。

実際に持ってみると見た目からは想像できない程の軽さです。

先ほどのプレゼンテーションではチームによって異なる専用設計をしているとの説明がありましたが、実際に見て納得です。

表のデザインだけを見ると同じように見えても、裏側はそれぞれのホイールで全く違う複雑な形状をしています。

コーナリングでの撓み具合や熱が逃げやすい構造であったりという部分も、チームのマシンに合わせた専用設計で作られています。

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バイク用ではMotoGPでレプソル・ホンダのマルケス選手が乗ったバイクに装着されていたホイールを見せて頂きましたが、とても軽量です。

バイクのほうが性質上、ホイールの性能に大きく結果が左右される為、ホイールの性能が更に重要になってくるのだそうです。

コーナリングでタイヤが曲がるには剛性も必要なため、軽いだけではもちろん良いホイールとは言えず、組織が密に保たれている高性能なホイールを作る技術がとても重要になってきます。

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学生フォーミュラ

工場の一角には学生がフォーミュラカーを構想・設計・製作する為の作業場があります。

学生フォーミュラでも毎年OZホイールの装着率は上がっており、他のレースと同様に上位のチームの装着率は高くなっているそうです。

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学生のうちからこれ程本格的にモータースポーツに取り組むことができる環境は素晴らしいですし、将来的にレースや車業界に携わる学生を育てることもOZの大切な取り組みの1つです。
 
 

ミュージアム見学

 
工場見学の後はOZミュージアムの見学です。
 
こちらのミュージアムは2006年にOZの創業35周年を記念して開設されました。

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創業当初から現在まで、46年のOZの歴史と革新的な技術と設計で生み出されたホイールが保管されています。




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フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、アストンマーティン、ロータス、マクラーレンなどの名だたる自動車メーカーへ供給してきたことがわかります。
 
これだけ歴代のホイールを一度に見ることが出来るのはこのOZミュージアム以外にはありません。

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OZの別ブランドであるMSWもこんな昔から存在していたんですね。
 
OZの長い歴史の一旦をこのミュージアムでは自分の目で見ることができます。

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次はOZ本社で働く人々を紹介します。

第4部につづく。


September 27,2017 Wed    取材レポート  



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OZイタリア現地取材の初日。まずはOZの本社訪問です。

第2部では本社ショールーム及びプレゼンテーションについてご紹介します。

OZの本社はイタリアのヴェネチアからほど近くのパドヴァという街にあります。

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ゲートを超えるとOZホイールを装着した車やバイクのボードが目を惹きます。

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建物の中に入るとまず実物大のF1マシン”ジョーダン195プジョー”がお出迎えです。



歴史の重みを感じるショールーム

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2階のショールームにはOZホイールがずらり。
 


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こちらは記念すべきOZ最初のホイール。ミニクーパー用に作られた「Mini」です。

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そしてこちらは「Mini」のデザインをモチーフに特別にリバイバルされたOZの45周年記念モデル「Anniversary 45」です。

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その横にはこちらもリバイバル版として登場した『ラリーレーシング』が展示されています。その他にもレース用のホイール、バイク用のホイールなども展示されています。

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MSWやスパルコなど現在OZが手掛けるシリーズの展示もあります。

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OZと言えば性能はもちろんのこと、デザインにも拘られたホイールで人気がありますが、これだけの種類と数が揃うと壮観ですね。さすがはOZ本社のショールームです。

 

OZの歴史と取り組み、レースでの実績について知る

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ショールームの見学の後はビジネスデベロップメントマネージャー、アンドレア・ベルノーニ氏(写真左)とジャパン代表取締役の内山晶弘氏(写真右)によるプレゼンテーションです。
OZが設立されてから現在の地位を築くまでの歴史や物づくりへのこだわりについて深く探求していきます。 

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1971年1月4日、イタリアのヴェネト州でシルヴァーノ・オゼッラドーレとピエトロ・ゼンによって創業されたことから、創業者の頭文字を取って『OZ』と名付けられました。1984年にはレーシング用ホイールのみを製造する『OZレーシング』が立ち上がり、F1にてアルファロメオ・ユーロレーシングへホイールの共有を始めました。

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こちらの赤いホイールが初代のF1ホイールです。

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1990年
カルロス・サインツがOZホイールを装着したトヨタ・セリカ4WDでWRCで勝利。
この頃から、オーゼットのWRCのイメージが世間に浸透していきます。
また、こちらのホイールは今だに絶大な人気で、リバイバル版も登場し大きな話題となりました。
 
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1998年
ドイツ技術検査協会(TUV)のISO 9001認定を取得。
イタリアの会社において全体の製造サイクルでこの認定を取得したのはOZが初めてです。
現在製造されているホイールは全てTUVの認定を受けています。
 
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2001年
有名なデザイナーやカロッツェリアとのコラボレーションを開始。

デザイン性にも拘り、ジウジアーロやピニンファリーナなど数々のデザインナーやデザイン会社と積極的にコラボレーションすることで、ホイールデザインのトレンドリーダーでもあります。
 
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長年コラボレーションしているデザインスクールがデザインした未来型の車にもOZホイールが装着されています。
 
2002年
日本式『カンバンシステム、ジャストインタイム』を導入。

会社を更に良くして行く為、トヨタ生産方式の採用を開始。社内での生産や在庫の見直しを行い、現在も改善を続けています。
 
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2005年
F1、Le Mans、WTCC、WRCなど全てのカテゴリのレースでタイトルを獲得。
 
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2006年
本社にホイールミュージアムを開設。

創業35周年、WRCは20周年、F1は25周年、合計で100以上のタイトルを獲得するまでに至りました。
 
2011年
40周年。F1、WRC、DTM、Indy500など他にも数多くの優勝を収める。
 
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2013年
F1、WRC、Le Mans、Indy500などで優勝。

特にF1ではレッドブルのセバスチャン・ベッテルが4年連続でチャンピオンとなりました。
 
2017年
創業46周年。長年に渡り健全な状態で経営をしている数少ないメーカーのうちの一つ。

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子会社はドイツ、日本、シンガポール、イギリス、デンマークにあります。従業員はイタリアで180人、外部で220人在籍しています。
 
これまでにF1が1985年から、WRCは1989年から、合計で150以上のタイトルを取ってきました。
 
現在はレーシング、アフターマーケット、モーターバイク、OESを行っています。
 
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2000年までは車メーカーのOEMをやっていましたが、価格や納期の縛りがあり、自社のブランディングやレース活動の負担になるため、現在のOEMは一部のスペシャルカーのみで量産型のOEMからは手を引いています。
 
その結果、自社の商品開発、研究に集中することができるようになり、良い循環を生むようになりました。
 
OEMをほどんどやっていないというのはホイールメーカーとしてはとても珍しいことですが、この取り組みが高品質のホイールを作ることに繋がり、レースで結果を出すことで、F1やWRCなどのチームからの信頼を獲得しています。
 
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現在、4つのブランド「OZレーシング」「Xライン」「MSW」「スパルコ」を展開しています。スパルコはOZのブランドではありませんが2006年から契約を結び、設計、開発、販売を行っています。
 
4つのブランドで70種類のホイールデザインがあり、30種類以上の色や仕様、大きさ(12~22インチ)、3万以上のコンビネーションがあります。
 
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世界80ヶ国以上に輸出しているため、市場の大きいアメリカやヨーロッパのサイズに合うものが多く、全ての需要にマッチするのが現在の課題です。
 
長年のレース経験で培ったテクノロジーにより、アフターマーケットでリリースするホイールの用途に合わせてフィードバックを行います。
 
例えば軽量ホイールならF1の経験を活かし、軽量化やスポークのつけ方、デザインなどを反映します。

最初に作られたMINIも然り、レース用のホイールを作るところからOZレーシングが始まったことから、アフターマーケットでもレースのDNAは受け継がれ続けています。
 
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メディアで賞を獲得したホイールの一部。
 
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レースに関しては車のデータがないと正しいホイールを作る提案が出来ないため、マシンの情報を聞き守秘義務を結んだ上で、どのようなものがベストかということを研究し続け提案することで、チームからの信頼を多く集め、長く続けることができています。
 
チームごとに最高のパフォーマンスを発揮できるように作るのがOZの拘りあり、チームによって異なる専用設計を提案をしているホイールメーカーはOZ以外にはありません。
 
どのサプライヤーよりも高品質なホイールを作り続けることで、各方面のトップカテゴリのチームから指名されるまでになっています。
 
ホイールの素材はもちろん、力学的にどのような形状にするか、例えばコーナリングでホイールがどのように撓むか、どのように空気が抜けるか、熱は逃げやすくなっているかという観点で形を作る技術がとても重要になってきます。
 
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ピレリタイヤから18インチのF1タイヤを開発したいとの依頼がありましたが、F1は13インチの厚みのあるタイヤのほうがサスペンションに優しく、18インチではブレーキや他のパーツに支障が出るため、エンジニア的にまだ対応できていませんが、将来的にはそういう流れになって行くと思われます。

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その経験を踏まえ、新しいレースカテゴリ「フォーミュラE」では、現在OZだけが18インチホイールを作っており、それが将来的にもアドバンテージとなっていくことと予測されます。
 
2004年から2015年までにチャンピオンになったチームの装着率は、WRCが全マシン、F1は6チームとかなり高くなっています。
 
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今年もF1ではメルセデス、フェラーリ、レッドブル、ルノー、ザウバー、ハースへ提供しています。
F2は100%OZのホイールが装着されています。インディカーは99%(1社以外)OZのホイールが装着されています。フォーミュラEは18インチ外側に空力を考えられたものが付けられています。GT3車両はアウディR8、マクラーレン、ベントレー、シボレー、ホンダにも提供しています。

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WTCCではホンダとボルボに提供しています。
 
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WRCは100%OZホイールが装着されています。
 
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最近人気のラリークロス(車が700馬力ほど出してぶつかり合いながら走るレース)はアウディ、プジョー、ワーゲンに提供しており、去年はアウディが優勝しました。
 
近年ではモーターサイクルにも力を入れており、モーターバイクのレースでもOZホイールを装着しているメーカーがほとんどです。

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昨年チャンピオンのホンダ(マルケス)を始め、ヤマハやドゥカティなどにも供給しており、今後も提供チームは増えていきます。
  
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学生フォーミュラへも専用のホイールを提供しており、2012年から提供を開始して以来、毎年OZホイール装着率は上がっており、現在では16校が採用するまでになっています。特に上位のチームでのOZホイールを装着率は高く、学生同士の情報交換の中でのOZの高評価が装着率と直結しています。

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今回の取材で観戦するアバルトのワンメイクレースは全てOZのホイールが装着されています。

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アバルトへはレースやOEMでも供給しており、アバルト124スパイダーのラリーカーにも装着されています。

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トヨタ86のTMGのワンメイクレースではウルトラレッジェーラが全ての車両に装着されています。

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今回OZイタリア出張に同行させて頂いたmaniacsさんとDueILさんのご紹介も。

プレゼンテーションを通じ、レース経験30年以上の実績とチームの勝利のために共に戦うという情熱がホイールのトップメーカーであり続けるOZの根源なのだという事が伝わって来ました。


次は実際に工場でホイールの製造工程とミュージアムを見学します。

第3部につづく。


September 21,2017 Thu    取材レポート  



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2017年9月7日~10日の4日間、カーくるがプロモーションのお手伝いをさせて頂いているオーゼットジャパン様からのご招待でイタリアでの現地取材が実現しました。


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今回の取材内容はOZ本社でのプレゼンテーション、工場見学・ミュージアム見学、トロフェオアバルトレース、ヴェネチア、ボローニャ都市訪問です。
 
普段は入ることのできない工場内の様子やそこで働く人達との交流、OZ Racingの歴史などを数回に分けてレポートしていきます。

イモラサーキットではトロフェオアバルトという、全ての車両にOZ Racingのホイールを装着したワンメイクレースの取材もさせていただきました。関係者としてコース上に入らせていただいたり、間近でレース車両を見させていただき、その臨場感もお伝えできればと思います。
 
OZファンの方にも、OZについてあまりよく知らない方にも楽しく読んでもらえるような内容にしたいと思いますのでぜひご覧いただければと思います。
 
スケジュールの中にはヴェネチア、ボローニャへの取材も組み込まれていました。
 
OZの本社があるパドヴァはヴェネチアやボローニャへも近く、イタリアの歴史や文化を知る機会も用意して頂けることで、イタリアンカンパニーの背景についても学ぶことが出来たと思います。
 
このツアーのレポートは下記の通り、8部構成でカーくるマガジンにて連載を行います。

 

第1部

OZイタリア本国取材の概要
 

第2部

OZ本社訪問
・ショールーム
・イタリア人スタッフによるプレゼンテーション


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第3部

・工場見学:ホイールが出来るまでの工程をご紹介
・OZミュージアム見学


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第4部

・OZ本社で働く人々の紹介

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第5部

イモラサーキットにてトロフェオアバルトレース観戦
・レース準備の模様
・ピットウォーク
・レース

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第6部

トロフェオアバルト番外編
・イタリアのアバルトファン

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第7部

番外編『ヴェネツィア取材』
・オーゼット様手配のガイドからイタリアの歴史を学ぶ 
 
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第8部

番外編『ボローニャ都市訪問など』
・イタリアの食事や現地のOZスタッフとの交流

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OZの歴史からイタリアの都市紹介まで盛りだくさんな内容になっております。
これから始まる連載を是非楽しみにしていて下さい。

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September 16,2017 Sat    取材レポート  



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REDPOINTが仕立てるアバルト124Spider

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レッドポイントさんのお店紹介に続き、デモカーのアバルト124スパイダーをご紹介します。
 

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アバルト124スパイダーはマツダ ロードスターのプラットフォームをベースに開発されたフィアット124スパイダーの高性能仕様であり、広島のマツダ工場で生産されている日本製イタリア車です。
 
プラットフォームはロードスターと共有していますが、フィアット製のターボチャージャー付き1.4ℓエンジンを搭載することで最大トルクは250Nm(マツダが150Nm)と別物の心臓が与えられています。
 
メイドインジャパンのオープンカーにイタリアのデザインとエンジンがコラボレーションするとなれば日本人として誇りに思いますし、このコンテンツは誰もが期待してしまう内容ですね。
  
さて、このデモカーのアバルト124スパイダー、通常のアバルト124と何処が違うのかを詳しく説明して行きましょう。
 

発信時を力強く。マルチスパークシステム(MSA)

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点火回数を増加する事により、エネルギーへと変換されていない混合気を完全燃焼に近づけます。  
それにより得られる効果は、発信時及び常用回転時のトルクの薄さを解消出来る事に加え、過給時の高圧縮状態における、点火ミスを誘発しやすい様な環境下でも、より正確・確実な燃焼を実現します。
 

心躍らせるブローオフサウンド。SessA ディバータバルブKIT



ターボ車なら響かせたい「シュパー」っとブローオフのサウンド。高精度なアルミ削り出しにアルマイト加工。見た目は地味ですが、サウンドは派手です。スロットルペダルを多く踏むと、放たれるサウンドは増加します。

F1テクノロジーで培われた技術の結晶。O・Z Racingホイール「FORMULA-HLT」

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このFORMULA-HLTはF1スクーデリア・フェラーリとのパートナーシップの中からオーゼットが生み出した世界最高峰の軽量性と高剛性のホイールです。マットブラックのホイール色と、F1センターロック風で革新的なデザインの「セントラル・ロックカバー」が目を惹きます。

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前後のバンバーに配置されたO・Z Racingのホワイトステッカーがレーシーな雰囲気を醸し出します。
 

セッティングを煮詰めたビルシュタインの足回り

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ビルシュタインが奢られた足回りは、ワインディングを使っての実走試験で何度もセッティングを調整しながら煮詰められ、車高を落としながらもしなやかで粘りのある乗り心地を実現しています。

ブレーキの強化。ビックブレーキローターKIT

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フロントBremboキャリパーをそのまま外径280mmのブレーキローター径を320mmに大型化。リヤブレーキは、312mmの大径化。17インチホイールでの装着が可能です。
 

高性能低ダストブレーキパッド。SessA ノンダストブレーキパッド



124は日本国内生産の車両ですが、ブレーキダストは、ヨーロッパ車と変らずダストは多めです。 SessAブランド定番の摩材にて前後共に製作された高性能低ダストブレーキパッドはブレーキダストがほとんど出ません。長寿命でローターにも優しい設計です。

見た目と操作性を1UP。オリジナルカーボンタイプシフトノブ

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ワンオフで製作したカーボンタイプシフトノブ、ノーマルよりシフト操作の行い易さが好評の為、少数を生産。

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他にも、マフラーは純正ながら少しエンドを伸ばしてやや目立たせる加工をしてあったりと、細かな拘りが満載なデモカーでした。





試乗をする前に、ABARTH124Spiderについて、おさらいしておきます。
 

ABARTH 124 Spiderについて

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外観は1960年代に登場した往年の名車『フィアット124スパイダー』をオマージュしたもので、ベースとなったマツダの4代目ロードスターの雰囲気とは異なります。
 
全長もアバルト124スパイダーのほうが145mm長くなっており、サイドシルエットも前輪から鼻先までの距離と後輪からリヤエンドが長くデザインされています。
 
クラシックな装いで特にフロント部のシルエットは初代124スパイダーを彷彿とさせます。

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ちなみにこちらは2017年5月に開催したカーくるオアシスパークサンデーでの1コマ。初代124スパイダーが参加してくださいました。こちらオーナー様はお若い方でしたので、お話をお聞きしたところ、お父様からこの初代124を引き継がれたそうです。何だか嬉しくなるようなストーリーですね。
 
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話をインテリアに移します。インテリアはロードスターとの共有の部分もありますが、細かな部分にイタリアのデザインセンスを感じます。
 
アバルト専用のスポーツレザーステアリングは赤いセンターマークが縫い込まれ、中央のサソリにグッときますね。見ただけでサソリの毒が回ってきそうです。
 
3連メーター中央のエンジン回転計は赤い文字盤が配置され、レーシーに仕上がっています。

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標準装備のレザーインテリアはダッシュボードやドア内張りのソフトな感触に赤のステッチがアクセントなっています。
 
ハンドルも赤いステッチが施され一見お洒落ですが、握ってみると手のひらの馴染みがとても良く、握ったり離したり滑らせたりという動作がとてもしっくりきます。

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レカロ製の本革シートは肌さわりも良く柔らかですが、腰と背中は芯のある硬さで、包まれる安心感があります。
 
座った位置から手足を伸ばすと、自然な位置にペダルが配置されています。
 
左ハンドルが主流の輸入車の場合、右ハンドルにすると足元の広さやペダルの位置に違和感があったりすることもありますが、右ハンドルを考慮した基本設計が行われているあたりは『国産車』の利点ですね。
 
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また、オーディオのコントロールやハンズフリー通話、クルーズコントロールのスイッチなどの快適装備も標準で付いているところも嬉しいポイントです。
 
幌は手動式で驚くほど軽く、早く、簡単に開閉することができます。
 
簡単に持ち上げることが出来るのは、幌を上げるときに力の必要なタイミングでアシストするようにバネが仕込んであるそうです。
 
実用面での素晴らしさはメインインジャパンのクオリティですね。
 
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REDPOINT裏山にあるワインディングロードで走らせてみる。

エンジンスタートボタンで目覚める1.4リッター直噴直列4気筒のワイルドな鼓動は走り出す前の気分を存分に盛り上げてくれます。
 
ノーマルマフラーでこの勇ましい存在感はさすがです。
 
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一速にシフトを入れ、滑り出すと、REDPOINTオリジナル商品のMSA(マルチスパークシステム)の恩恵をすぐに感じ取れ、ノーマルと比較してアクセル開度を少なめで走行しても、下からの力によりスムーズに加速する事ができます。

そして加速とともに重厚なトルク感と、変化するサウンド。
 
低回転域は軽快なサウンドで始まり、中回転域に入ると鼓動感が加わり、高回転域では、繊細且つ伸びのあるエンジン音に変化していき、乗り手を心地良く刺激してくれます。


さらにREDPOINTオリジナル商品のディバータバルブKITによりもたらされる「シュパー」という、ブローオフのサウンドが、溜まらなく心を躍らせ、操る楽しさを倍増させてくれます。上手にブローオフさせないと、良い響きにならないところも、攻略欲を掻き立てます。
  
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この日はREDPOINTさんのすぐ裏にある山を走行しましたが、山道での解放感は素晴らしいです。
 
オープンカーなんだから解放感があって当たり前ではないかと言われると思いますが、近年のオープンカーはドアの位置が高く、座るとスッポリと体が収まってしまうほどドアが高くせり出しているタイプが多く、解放感が少ないと感じることがあります。風の巻き込みや安全面など様々なことを考慮した結果だと思いますので、それ自体を否定することは出来ませんが、124スパイダーはドアの位置が低くボンネットやリアの部分がすっきりとしたコンパクトな形状となっているため、運転席からの見晴らしが良く、特別な解放感を楽しむことができます。
 
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シフトの操作に関しても、ノブをREDPOINT製に交換したことで、ノーマルよりシフト操作がし易く、スっと入ります。子気味よくシフトを操作して、MTならではの加速の谷を楽しみます。シフトアップの前に引っ張ると、車が加速され押し出される際のGを感じ、シフトアップの度に背中にグッと押し付けられる感覚は、ATには無い楽しみの1つですね。
 
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ビルシュタインをインストールした足回りは、入念な調整の結果、ワインディングは少ないロールでクイックにコーナーを駆け抜け、しかし乗り心地はノーマルよりもしなやかに感じます。
 
そのおかげで車体の挙動はとても自然で、思い通りの動きと、下げられた重心の恩恵で、より車と人間が1つになる「人馬一体」を味わうことが出来ました。

そして忘れてはいけないストッピングパワーについても触れておきます。前後ローター径を最大限に、ブレーキ性能向上を図っています。フロントのブレーキローター径は外径280mm→320mm。標準でもしっかり効くブレーキですが、スリット入りの大径ローターは効きも見た目もパワーアップしています。
 
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着座位置と運転の難易度について触れると、着座位置が低くなることで長いノーズの部分が見えずドライビングの際にストレスに感じるのではという不安が出てきますが、運転してみると意外とそうでもないことがわかります。

運転席に座ってみると、ライトの部分が盛り上がっていることで車幅感覚が掴みやすくなっています。
  
街中では操作がしやすく小回りも効き、山道の連続するカーブでは危うさを感じることはなく安定した動きを見せてくれます。
 
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優れた操作性からも、124スパイダーは誰もが違和感なく楽しめるスポーツカーと言えます。
 
誰もが違和感なく楽しめるスポーツカーが必ずしも魅力的とは言えない価値観もありますが、緊張感を出来るだけ取っ払い、純粋にステアリングやペダルやブレーキやサウンド、またはそこから見える景色や体の間を抜ける風を楽しむことができるのはアバルト124スパイダーの良いところだと思います。
 
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この日は真夏で日差しも強かったのですが、木漏れ日が気持ち良く、クローズドな状態では分からない香りや温度を感じながらのオープンドライブを思いっきり満喫することが出来ました。

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ルーフを開放して走り出し、大きく息を吸い込む…自然を感じるのは気持ち良いことだとオープンカーに乗るといつも思います。
 
車がただの移動手段なんて勿体ない、好きな道を好きなギアに入れて走る喜びを改めて感じさせてくれた124に、そして様々な増幅アイテムを活用することで、124の走る楽しさを数段階引き上げて下さったレッドポイントさんに感謝!です。本当に、1つコーナーを曲がるだけで楽しい車に仕上がっていました。

 
≪スペック≫
全長×全幅×全高=4060mm×1740mm×1240mm
ホイールベース=2310mm
車両重量=1130kg(MT)、1150kg(AT)
駆動方式=FR
エンジン=1.4リッター直列4気筒DOHC・ターボ
最高出力=125kW(170ps)/5500rpm
最大トルク=250Nm(25.5kg-m)/2500rpm
トランスミッション=6速MT/6速AT
サスペンション=前:ダブルウィッシュボーン式
後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前後205/45R17
使用燃料=プレミアムガソリン
JC08モード燃費=13.8km/L(MT)、12.0km/L(AT)
 
INFORMATION
イタリア車とフランス車のメンテナンス・ファクトリー
RED POINT/レッドポイント
所在地: 〒509-0104 岐阜県各務原市各務おがせ町5丁目239-3 
電話: 058-370-5064
 
今回紹介したパーツ類はこちらでもご紹介しています。
http://www.redpoint-parts.com/
 
カーくるBLOG URL
 





September 3,2017 Sun    試乗インプレッション  



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