慌ただしかった年末に届いたのが マトラMS630 !。クローズドボディのルマンで活躍したマトラMS630 この車のファン結構多いんです。もちろん72、73、74年連続優勝のマトラMS670〜MS670Bも人気ですけど。
1969年のルマンは優勝は大排気量のフォードGT40 Mk.1で、2位がポルシェ908、そして4位にマトラのオープンスポーツのMS650 そして5位にマトラのクローズドボディのMS630 No.32 が入賞してます。(アルピーヌA210/A220 はリタイヤ)
まあ、この年のルマンは映画栄光のルマンみたいに色々あった年ですし。ポールのポルシェ917は事故起こすし、復帰したフェラーリ312Pも事故で2時間もレースを中断させるし。さらにはプレテストで有名なマトラMS640のユノディエールでのペスカローロの大事故もあるし。
https://en.wikipedia.org/wiki/1969_24_Hours_of_Le_Mans
ミニカーはスパーク1/18で絶版だったのが予約再生産されました、ようやく入手です。
どこかの市販車から持ってきたようなテールランプに時代を感じます。上からだとV12のファンネルがよく見えますね。昔のモデルの再生産なので最新のモデルのような精密さはありませんが、それでもテールスポイラーの支持棒やルーフ後端左のフック、燃料キャップなどは細かく再現されていてさすがに1/18です。
もう1台がルノーV6T Europa CUP の J.Ragnotti です。実はV6Tに手を出すかどうかずっと迷っていたんですが、ラニョッティだし(フランス車乗りには神様だから)このカラーリングがとっても素敵なんですよね。
本国では Alpine V6GT もしくは Alpine V6 Turbo として計画が発表されて、Renault GTA もしくはルノーV6 turbo として生産されました。実際のヨーロッパカップのカラーリングもルノーアルピーヌだから構わないでしょう。
A610にそっくりで一般の人には見分けがつかないでしょうね。ヘッドランプがリトラクタブルでなかったり、テールウィングが薄かったり、ボディサイドのラインが凹だったりとありますが、雰囲気は同一です。というか、やっぱりなのかA310〜V6T〜A610はデザイン言語は同じですよね。
さてミニカーはOtto1/18なのでさすがに室内もエンジン部分も、さらにはヨーロッパカップ専用ホいールのエア抜きタービン形状もしっかり再現されています。リヤクォーターパネルはエア抜き兼ねてますが、これは別売りされていましたね。V6TのオリジナルはA610と同じ透明樹脂パネルです(もっともA610のレース仕様も同じパネルに改造されていました)。
今年もマトラ&アルピーヌで、よろしくお願いいたします。