プジョー 208GT
昨年12月に行われた
208の試乗会で乗り逃していたグレード”GT”に試乗できました。
現状のラインナップでは最もスポーティなモデルとなるGTは、1.6Lターボエンジン、6速マニュアルトランスミッション、3ドアのみとスペックを見るとホットハッチの部類に入ります。
エクステリアは、昨年の試乗会で十分見たので(爆)早速乗り込みます。
相変わらず座り心地の良いシートと独特なハンドル&メーター配置が目を引きます。
おさらいしますと、一般的なメーター配置と違い、208ではこの小径ハンドルの上からメータを見るような配置になっております。最初は違和感ありますが、乗って5分で慣れます。
早速走り出してみましょう。
剛性の高いボディが少し固めにセッティングされた足回りをしっかり受け止め、小気味良いハンドリングを体感できるのは各グレード共通で208の利点の一つ。
昨年3気筒1.2L(5MT)のAllureに試乗した際は、操る楽しさはあるもののそのフィーリングはやはり廉価版を感じさせました。
しかしAllureのプライス(199万円)を考えると、これもアリだなと納得していました。
そして今回は1.6Lターボエンジン&6MT、いやが上にも期待してしまいます。
エンジンパワーはやはりターボということで、特に3000rpmからの力強さは期待した通り。
高回転までパワーも衰えず、良くできた最近のターボエンジンのお手本のようです。
しかし残念だったのはシフトフィーリングとエンジンのレスポンス。
シフトフィールはFFらしいといえばそれまでですが、カチッとした手応えは無くストロークも長め。
さらに細かいことを言えば、凝った作りのシフトノブが逆に握りにくかった。
そしてターボエンジンだからなのかエンジンの回転落ちのレスポンスが遅く、特に素早いシフトアップが難しく感じます。
試乗中はこの点が非常に気になって少しガッカリした印象でしたが、少し時間が経ってから改めて考えるとホットハッチという感覚で試乗したので刺激的な走りを期待しすぎていたのかもしれません。
208は車全体が非常に良くできているので相対的に気になっただけで、とても魅力的なコンパクトハッチという点でなんら色褪せることはなかったです。
今回気になった点は今年導入が噂されるホットグレード”GTi”に期待しつつ、改めて208の奥深さを体感した試乗でした。
プジョー 208 GT 主要諸元
全長×全幅×全高:3960×1740×1470mm
ホイールベース:2540mm
車両重量:1200kg
駆動方式:FF
エンジン種類:ターボチャージャー付き直列4気筒DOHC
総排気量:1598cc
最高出力:156ps(115kw)/6000rpm
最大トルク:240Nm/1400~3500rpm
トランスミッション:6速MT
燃料:無鉛プレミアムガソリン
全国希望小売価格:258万円『消費税込』
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