6月19日の火曜日、折りしも太平洋上を台風4号が本州を暴風圏に捉えようと北上していたその日、
東京は六本木、ミッドタウンにほど近いTHE CLASSICA TOKYO(ザ・クラシカ東京)にて
Citroën NEW DS5 のPress conference(プレス発表会) が行われました。
国内輸入車市場でもこの数年間で存在感を大きくしているシトロエンだけに、
アッパーライン:DSシリーズの待望の新型車という事でかなり注目度も高く、会場には報道関係者を中心に
多くの招待者が集まりました。
プレス発表会の開始時間、10時半には多くの報道陣で立ち見が出るなど、
予想以上の盛況ぶりに驚きながらも、最前列から2列目の席をゲットして発表会の開始を待っていると
シトロエンらしいシンプルで清潔な白いスーツの進行の女性が現れ、発表会が開始されました!
プジョー・シトロエン・ジャポン代表取締役社長 上野国久氏より、ご挨拶と共に日本国内でのシトロエンの業績や今後の展望が発表されました。
2009年より急激に伸びている販売台数は、やはり新型のC3の影響が大きいようです。
そして今回発表されたDSにかける思いが述べられました。
プロダクトとして完成されたDSをリリースし、市場内でのシェアはまだまだですが、
これからもさらにシェアを取りに行くとの力強い意思が聞かれたのが印象的でした。
そして、待望のDSの紹介については、特別に編集された映像での紹介となりました。
DSは新しいスタイリングと個性的なデザインを併せ持つシトロエンのフラッグシップモデルです。
CEO:フレデリック・バンゼ(左上)やプロダクト&マーケットマネージャー:ヴァンサン・ベッソン(右上)等の
本国シトロエン内の重要なキーマン達がそれぞれにDS誕生までのエピソードを披露します。
フレンチラグジュアリーを具現化したと表現される内装の説明など、DS5の魅力と実力、
価値を伝えるに十分な内容でした。
映像での発表が終わると、待望のフォトセッションとなります。
会場となったザ・クラシカ東京のPARTYスペースをたくさんの参加者が埋め尽くします。
オープンスペースと屋内にそれぞれ配されたDS、そして時を同じくして新しいオプションが追加された
DS3、DS4も展示されていました。
会場の最も奥にDS5はその姿をライトアップのもとにさらしていました。
アヴァンギャルド(
avant-garde)であり、オンリーワンの個性を発するフロントフェイスは、
会場に居合わせた報道陣の視線をくぎづけにしました。
誇らしげにDS5とのツーショットを披露する上野社長
フランスのオランド新大統領が公用車に選んだDS5と共に、自信に満ち溢れた表情が印象的です。
車両価格も400万円からという予想を良い意味で裏切る値付けから、
売れない訳がない!どうだっ!と言わんとしているように感じます。
各種のWEBサイトや報道機関はDS5と上野社長のツーショットを撮影するのに余念がありません。
個人的には、ワールドビジネスサテライトで放映されたワンカットに
カメラを構えた自分が大きく映っていたのは恥ずかしかったですね(笑)
上野社長はそれぞれの報道機関の希望に気さくに応えていました。
シトロエンの哲学 「独創と革新」
DS5のキーワード
「HERITAGE = 伝統」
「RAFFINEMENT = 洗練」
「CONCEPTION AUDACIEUSE = 大胆なコンセプト」
「HYPNOTIQUE = 幻惑」
シトロエンにおける「DSライン」は、メインとなるプロダクトラインの「Cライン」とは一線を画し、
従来に無い新しい領域のプレミアムカーのセグメントを創出しようとしています。
ひと目でDSと分かる個性的なスタイリングとドライバーの感性に訴える室内空間、
あらゆる感覚で得られるハイレベルなドライビング・フィール、そしてすべてにおいて先進的かつ、
上質な仕上がりと強い個性でこの「DSライン」はすべてのドライバーを魅了することでしょう。
DSラインのトップモデルであるDS5はPSA プジョー・シトロエングループの持つ技術の枠を結集し
生み出されています。
オリジナリティあふれるエクステリア、航空機をイメージした室内空間とパネル回りなど、
フレンチ・プレミアムを非常に高いレベルで具現化した一台となっていました。
ヘッドライト先端からフロントガラス側面へと長く延びる「サーベルライン」は個性を際立たせます。
複雑な造型のリアコンビネーションランプ
DSシリーズではこうしたパーツの造型にもかなりの拘りが見えます。
上質で、インテリジェンスさへ感じられそうなドライバーズシート周り。
シフトノブ周辺の造型や質感の高さにも驚かされます。
最上位のオプションとして用意された腕時計の「ウォッチストラップ」をモチーフとしたクラブレザーシートは45万から。
カラーもブラウン・レッド・ブラックと、選択肢も広くなっています。
多くのジャーナリストや、プジョー・シトロエン・ジャポンの関係者、取引先等のメンバーが参加した
Press conference(プレス発表会) は盛況のうちに幕を閉じました。
DS5に乗るすべての人に、最高のフレンチラグジュアリーを
今回、シトロエン DS5を見て、触れた感想としては、歴史あるシトロエンの考えるモダンな
フレンチラグジュアリーとは、こういうことか!と感じることが出来ました。
シトロエンの歴史の中で、革新的なデザインや機構を持った名車達が現れてきたように、
今回のDSも間違いなく、これまでにないクルマとして世に送り出されました。
シトロエンオーナーでなくとも、是非一度、ショールームに足を運んで見て頂きたい一台です。
まだ、実際にドライビングを体感したわけではないのですが、その素性の良さを停止状態のクルマから感じられました。
そして、テストドライブの機会に恵まれれば、またその真価を感じ、お伝えしたいと思います。
【 CITROEN DS5 Chic 】
全長×全幅×全高=4535mm×1870mm×1510mm
ホイールベース=2725mm
最低地上高=150mm
車両重量=1550kg
乗車定員=5
エンジン=5F02型 ターボチャージャー付 直列4気筒DOHC
総排気量=1.598
最高出力(kw〔ps〕/rpm)=115〔156〕/6,000
最大トルク(Nm〔kgm〕/rpm)=240〔24.5〕/1,400~3,500
燃料及びタンク容量(ℓ)=無煙プレミアムガソリン・60
燃料消費率(km/ℓ)=11.3
取材協力:プジョー・シトロエン・ジャポン
HP:
http://www.citroen.jp/#/index