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 日本でもオシャレなコンパクトカーとして、イタリア車としては異例ともいえる幅広い支持を得ている「フィアット 500」。見た目はその「フィアット 500」に似ているものの、何かただ者ではない印象を醸し出していたのが今回試乗した「アバルト 695ビポスト」である。

 もともと、「フィアット 500」をベースにしたスポーツモデルとして「アバルト 500」や「アバルト 595」といったモデルが存在している。こんな小さなボディに1.4Lターボエンジンを搭載した過激なモデルだ。しかし、それにさらに胡椒、いや唐辛子をちりばめたとでも言おうか。そんなモデルがこの「695ビポスト」なのである。
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 メーカーの発表によれば、「サーキットでも公道でも究極の走りを実現するアバルト史上最速のモデル」であり、「1964年の初代ABARTH 695誕生から50周年を記念して登場した新モデル」ということだ。

 今回はサーキットでの試乗ではなく、公道での試乗だったためこのクルマのパフォーマンスがいかなるものであるかということは試せなかった。しかし、実際にこのクルマで走ることが多いのはやはり公道であると思うので、公道で走ってみるとどうなのかというレポートをお届けしたい。
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 通常はリアにもあるシートが取り外されており、2シーターモデルである。そして、シートはなるほど確かにこのままサーキットへ持って行ってもいいと思えるほどのバケットシート。しかし、私は個人的に日常使いでここまで拘束力の高いシートはあまり気持ちのいいものではないと感じる。特に、シート座面の張り出しのせいで、乗り降りがしにくいところも私はあまり好まない。
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 直列4気筒1.4Lターボエンジンの最高出力は139kW(190PS) / 5,750rpm、最大トルクはSPORTスイッチを使用した時で250Nm(25.5kgm) / 3,000rpmを発生する。車両重量が1,060kgなのだから、1馬力あたり5.6kgほどしか背負っていない。まさに、本格的なスポーツモデルである。それに5速のマニュアルトランスミッションが組み合わされる。今回試乗したのはシンクロメッシュのついたモデルであり、MTに乗れる方なら誰にでも乗れるモデルであった。もうひとつ、シンクロメッシュのないものも用意されている。
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 それでは、早速走り始めよう。通常時には2000回転で最大トルクが発生されていることから、クラッチミートは容易である。そして、アクセルを踏み込めばそのスペックからわかる通り、加速感は相当なものである。公道では、もっと速度を出したい気持ちを抑えながら走ることになる。

 5速MTのシフトフィーリングは正直なところあまり気持ちのいいものではない。グニャグニャした、いかにも前輪駆動のMTというシフトフィールだ。前に乗ったVW ポロGTIの6MTやDS 3の6MTのようなドライな印象に欠ける。そして、さらにやはりこのクルマにも6速が欲しいところだ。日本では軽自動車のスポーツカーでさえ、6MTが採用される時代である。
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 そして、何よりゴツゴツした乗り味がどうにも私個人はなじむことができなかった。もともとベースの「アバルト 500」も決して、乗り心地はいいものではなく、ゴツゴツしている。ショートホイールベースで、スポーツモデルなのだから仕方ないとも思いつつも、これで長距離はあまり走りたくない。しかし一方でサーキットでの安定性は相当なものであろうということも認識した。公道でなら、ワインディングロードをハイペースで走る分にはこの足回りが相当効くのであろういうのも予想できる。
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 これは完全に好みの分かれるクルマであることには間違いない。多少なりとも「快適性」を求める人はこのクルマはダメだろう。しかし、「快適性」そっちのけで「楽しさ」を求める人にとっては、なかなかの遊具になることは間違いなさそうだ。しかし、遊具の割にはなかなかの価格であることも、お忘れのないように。

アバルト 695 ビポスト
主要諸元
全長×全幅×全高:3,675×1,640×1,480mm
ホイールベース:2,300mm
車両重量:1,060kg
エンジン種類:直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ
排気量:1,368cc
最高出力:139kW(190PS) / 5,750rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm) / 3,000rpm(SPORT時)
トランスミッション:5速マニュアルトランスミッション(前進フルシンクロ)
駆動方式:前輪駆動
燃料消費率(JC08モード走行):13.5km/L
メーカー希望小売価格:599.4万円(消費税込)
※試乗車は606.636万円(ETC・ナビゲーションシステム装着車)
アバルト695ビポスト公式サイト:http://www.abarth.jp/695biposto/
 

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February 21,2016 Sun    JAIA輸入車試乗会2016  



witten by い~さん
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今回のJAIA輸入車試乗会でカーくる編集部が試乗したアメリカ車は2台。1台が既にレポートもアップされているTESLA(テスラ) のモデルSで、もう1台が今回ご紹介するこのCADILLAC(キャデラック) CTS Premium だ。

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まずは簡単にキャデラックの事を紹介しよう。キャデラックはアメリカの自動車メーカーであるゼネラルモーターズ(GM)が展開している高級車ブランドだ。歴史も長く、1902年からキャデラックブランドの自動車生産を始めている。(1号車は1902年に完成し、本格生産は 1903年から)

キャデラックの特徴は先進技術を取り入れた車作りで、世界初のV8エンジンやギアボックスの実用化。パワーステアリングやエアコン等々の快適装備を自動車へ初搭載してきた歴史を持っている。今では当たり前の技術を具現化し、自動車の近代化に貢献してきたブランドなのだ。

そんなキャデラックは世界中で常に高級車の代名詞となってきた。歴代アメリカ大統領はもちろん、古くはベーブ・ルース、マフィアのアル・ カポネ、エルビス・プレスリー、力道山のようなスーパースターまでが愛用していた。日本でも高級車のイメージが強く、憧れの自動車ブランドだ。

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ただ、カーくる読者諸兄以外に
「キャデラックってどんな車?」と聞けば、
アメリカの車。高級車。デカイヤツ。燃費悪そう。オイル漏れてそう。なんていう返事が返ってくるのではないだろうか。
そう。このイメージは日本人に根付いているキャデラックのイメージであり、アメリカ車のイメージでもある。
1950年代以降、絶頂期を迎えていたアメリカ車がビッグボディにクロームメッキを仮装し、ドロドロとエンジンを響かせながら走っていた。そして当時のハリウッド映画を見ていた日本人がこうしたイメージを
作りあげたのだ。無論、自分の中でもこうしたイメージはまだ根強く残っているのである。

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しかし、今回試乗の機会を得たCTSではこういった印象が大きく塗り替えられる事になった。
今回試乗したCTSは、2013年のニューヨークモーターショーでワールドプレミアされた
3世代目のモデルだ。弟分のATSとの差別化のために、ボディサイズが拡大されてEセグメント級になってい る。

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CTSのキャラクターである直線基調のデザインの影響でそれほど大きくは感じないが、実際には全長4.970、全幅1.840となかなかのサイズだ。
しかし、ボディには構造用接着剤・アルミニウム・マグネシウムを積極採用をすることで、先代と比べて100kgの軽量化と40%の剛性 アップを実現している。

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実際に走っていみると、アメリカ車を運転している気分にはまったくならない。(ちなみに筆者のアメリカ車の感覚は90年代のキャデラックの影響が強いので以下のインプレッションは注意して読んで欲しい)

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では、アメリカ車の運転ってどんな感じなの?

そう。昔のアメリカ車(
90年代 頃まで)はゆるいボディとストロークのあるバネでフワフワした乗り心地。踏んでも効かないブレーキ。ハンドリングから遅れてユッタリと曲がるような感じだったのだが・・・でも、それがまたアメリカ車らしくて良かったのだ。キャデラックでビュンビュン飛ばす気にはならないし、峠をせめて走る事も無いのだから。
でも、高速道路を走行すれば、すべるように直進して走っていく感覚は素晴らしかった。

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しかし、この新世代CTSはまったく異なった感覚だ。まるでミドルサイズ以下のスポーツセダンに乗っているような感覚になる。ガッチリとした剛性感のあるボディと
固められた足回り。ユッタリとしながらも適度な硬さでサポート力のあるレザーシート。

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ボタンとメーターが
機能的に配されたインパネはまるでドイツ車だ。

いやぁ、これはアメリカ車じゃないよ。走り出してすぐにそう思わせてくれた。

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でも、これだけは言いたい。このCTSが車としてダメなのか?と聞かれればそうではない。
逆にイイのだ。自分のようなアメリカ車・・・いや、キャデラックに対して思い入れのある人は別にして、幅広い世界のユーザーにとっては素晴らしい車に仕上がっている。

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スポーツセダンと言ってもいいほどに引き締められた足回りは、適度・・・いや、ちょっと過剰なぐらいに路面状況をドライバーに伝える。コーナリングでもしっかりと姿勢を保持し、思った通りにノーズを向けてゆく。
ターボチャージャー付2リッター直列4気筒エンジンは、峠にでも持ち込んでガシガシ走らない限りは十分な出力で満足感すらある。
キャデラックの開発陣には失礼に聞こえてしまうかもしれないが、
(あくまで個人的な感想として)なんともキャデラックらしくない。
キャデラックらしさを醸し出しているラグジュアリーな見た目とは程遠いスポーティな乗り味に仕上げられている。
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今回の試乗ではキャデラックらしさとは何か?アメリカンラグジュアリーセダンらしさとは?という事を考えさせられる機会になった。
また、キャデラックが世界で憧れのブランドであり続けるためにライバルたちと同じ方向性で車作りをしている事も分かった。
悪く言えば、キャデラックらしい味付けが薄れたかわりに、ライバルである欧州車メーカーと渡り合えるスペックを手に入れていた。
競合するメルセデス Eクラス、BMW  5シリーズ、アウディ A6などと比べたときに車両のスペックでは全く負けていない。そのうえ、キャデラックらしいデザインを持ったCTSは大いに選ぶ価値のある一台だ。
是非、このクラスの車両を検討するのであれば、CTSも一度乗ってみることをお勧めしたい。


CADILLAC CTS Premium
主要諸元
全長×全幅×全高:4,970×1,840×1,465mm
車両重量:1,700kg
エンジン種類:直列4気筒 DOHC インタークーラーターボチャージャー付
排気量:1,998cc
最高出力:203kW(276ps)/5,500rpm
最大トルク:400Nm(40.8kg.m)/3,000-4,500rpm
トランスミッション:タップシフト付6速A/T
駆動方式:後輪駆動(FR)
燃料消費率(JC08モード走行):8.8km/L
メーカー希望小売価格:719万円(消費税込)
※上記メーカー希望小売価格は2015年仕様のメーカー小売価格です
※試乗車は2015年の登録・広報車両 772.8万円(オプション含)
※2016年の販売車両より、装備の変更があります
・8速AT/オートスタート・ストップ機能/CUE統合制御ナビシステム等
・メーカー販売価格 790万円~となります

キャデラック公式サイト:http://www.cadillacjapan.com/

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February 20,2016 Sat    JAIA輸入車試乗会2016  



witten by 美あんこ
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ボルボ V60はミドルクラスセダンS60のステーションワゴンとして2010年に発表、日本では2011年から販売されている。
今回試乗したV60 クロスカントリー D4 SE は、標準仕様のV60に対し最低地上高を65mmアップし200mmを確保、またフロント&リアのスキッドプレートや樹脂製のフェンダーモールを装備するなど、V60の端正なフォルムにタフなイメージをプラスした、いわゆるクロスオーバーSUVとして仕立てられている。
V60 クロスカントリーには昨年導入され話題となったクリーンディーゼルエンジンを搭載した”D4 SE”と、よりパワフルなガソリン直列5気筒ターボエンジンを搭載した”T5 AWD SE”がラインナップされているが、試乗車は前者の”D4 SE”である。
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インテリアは北欧デザインらしく長年愛用しても飽きのこないシンプルなデザインでまとめられており、上質なマテリアルを用いてゆったりくつろげる空間となっている。試乗車ではオプションのサンルーフが装備されていたため解放感もあり自然との一体感を一層感じられる。
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サスペンションは車高の高さからロングストロークを生かしたゆったりした乗り心地かと想像してたが、意外と引き締まっておりスポーティな味付け。その分ハンドリングにおいて重心高のネガを感じることは少なく、高くなった目線と相まってリラックスしつつ安定したドライビングが楽しめた。
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オプションの18インチホイール&235 50 R18タイヤ(標準は17インチ)が装備されていたが、ガッチリしたボディとしなやかなサスペンションのおかげで乗り心地的にはまったく問題なかった。
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昨年導入され話題となったクリーンディーゼルエンジン”D4”だが、2Lターボで190ps/400Nmと他社のディーゼルと比較しても中々のハイパワー。(BMW 2L 184ps/380Nm、メルセデスベンツ 2.2L 170ps/400Nm、ジャガー 2L 180ps/430Nmなど)
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アイドリング中、車の外から聞くと若干だが独特なカタカタ音が聞こえディーゼルエンジンだと意識する。しかし車内に乗り込み、いざ走り始めると回転が上昇するに従いそのビートは綺麗に粒が揃いガソリンエンジンのフィールとほとんど区別がつかなくなった。そしてアクセルを踏み込めば瞬時に分厚いトルクがストレスなく車体を押し出す。最新のディーゼルエンジンはパワー感はもちろんフィーリング面でも本当によくできている。
8速と多段化されたATは変速も非常にスムーズで常にエンジンの美味しいところをキープ。燃費性能もJC08モードで19.5km/Lとなっており言うことなし。このエンジン、高速道路を主体に行われた”燃費チャレンジ”では約28km/Lを記録したとか。最近燃料代がグッと安くなったが、この燃費性能は依然として魅力的だ。

そして安全性能はボルボの最大の魅力。
ミリ波レーダー、カメラ、赤外線レーザーを用いた衝突回避・軽減フルブレーキシステムや、レーン・キーピング・エイド、フル・アクティブ・ハイビームなど、10種類の先進セーフティーデバイスが”標準装備”されている。どんなことでも100%ということはないが、これだけ充実した安全装備であればかなりの場面で事故を未然に防げるのではないだろうか。
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ちなみに標準のV60との価格差は約15万円ほど。普段ラフロードを走ったり、アウトドアに出かけたりしない人でも、この価格差であればクロスカントリーは相当魅力的に感じるのではないだろうか。惜しむらくはクリーンディーゼルエンジン”D4”とAWDとの組合せが無いこと。前輪駆動でも最新の電子デバイスによって日常生活のほとんどのシーンで問題無く走れるかもしれないが、ボルボといえばAWDを用いた走行性能の高さをイメージする人も少なくないだろう。欲張りかもしれないが、この組合せがあれば更に魅力的だと感じた。

雪道やラフロードを気兼ねなく楽しんだり、家族と遠くまで旅行へ出かけたり、仲間と共にアウトドアを楽しんだりと、さりげなくオーナーの人生に寄り添い、その生活に彩を与えてくれそうなV60 クロスカントリー。
長い時間を共にする家族の一員として相応しい一台であった。


ボルボ V60 クロスカントリー D4 SE
主要諸元
全長×全幅×全高:4,640×1,865×1,540mm
ホイールベース:2,775mm
車両重量:1,730kg
エンジン種類:インタークーラー付ターボチャージャー 直列4気筒DOHC 16バルブ(ディーゼル)
排気量:1,968cc
最高出力:140kW(190ps)/4,250rpm
最大トルク:400Nm(40.8kgm)/1,750~2,500rpm
トランスミッション:8速A/T
駆動方式:前輪駆動(FF)
燃料消費率(JC08モード走行):19.5km/L
メーカー希望小売価格:494万円(消費税込)
ボルボ・カー・ジャパン公式サイト:http://www.volvocars.com/jp
V60クロスカントリー公式サイト:http://www.volvocars.com/jp/cars/new-models/v60-cross-country
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February 18,2016 Thu    JAIA輸入車試乗会2016  



witten by はるぱ
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JAIA輸入車試乗会でテスラ モデルS P85D (オートパイロット搭載車)に乗りましたので、試乗記をお送りします。

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試乗車は途中で投入された前後デュアルモーターのAWDバージョンです。 数字の85は電池容量の85kWhからです。
新しい航続距離が伸びたニッサンリーフが30kWhのようですので、凡そ3倍弱の電池容量ですね。
エンジンパワーは、前後合計で750Ps以上、最大トルクは950Nm、0-100キロ加速が3.3秒!というバケモノです。

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今回は、バージョン7.1 というモデルとの事。 なんかPCみたいですね。
この試乗記を書くにあたり、スペックを確認しようとテスラのホームページを見たところ、P85Dの記載は既に無く、P90Dというモデルに変わってるようです。 iPhoneのように毎年ニューモデルが出てアップデートがされるのでしょうか・・?

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第一印象は、カーくるの試乗された皆さんも異口同音に言われてましたが、これまでのクルマとは全く違う・・ これまでのクルマの概念を完全に覆されるといいますか・・ 凄い衝撃を受けました。

外観は、例えばBMWのiシリーズのような未来感はなく、とてもスマートな感じです。 ちょっと、ジャガーっぽかったり、マツダのような感じもしたり。。 
モデルSのデザイナーは過去にマツダの北米デザインセンターのディレクターだった方との事です。
でも、この上品で控えめなデザインもモデルSの成功要因の一つの様な気がします。 知的でスマートな感じですね。

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中に乗りこむと、先ずはセンターに位置する巨大なスクリーンが目に入ってきます。

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これで空調、カーナビ、オーディオ等はもちろんの事、サンルーフの開閉、エンジン、サスペンションの設定等、全てあたかもPCを触ってるような感じで操作をすることが出来ます。 これは特にPCに馴染んだ方にはむしろ使いやすいのでは・・と感じました。

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内装も、とても洗練されており、新しいクルマに乗ってるという感覚がビンビンきます。
この内装のテイスト、特にドアトリム付近は、個人的には今回JAIA試乗会で乗った20台程のクルマの中で一番好きです。

後部席も、ラウンドしたルーフ形状の為に頭上はそこそこですが、結構広さが有ります。

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フロントにもトランクが。

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そして試乗です。 まずは電気自動車ならではのスムーズ且つリニアな加速に感動します。
しかも、乗り心地もとても洗練されており、高級感があります。 車重が2t以上と重いのも良い方向に影響しているんでしょうね。 

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少し慣れてきたところで、アクセルを強めに踏み込んでみます。 

思わず、オオーーーー!!! って声が出そうな凄い加速です。 しかも当たり前ですがエンジン音がする事無くスピードが一気に伸びていく感じは非常に独特かつとても新鮮です。 これは新幹線? いや、乗った事は無いですがリニアモーターカーはこんな感じなのでしょうか。。

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そして、このクルマのもう一つのハイライトが自動運転のオートパイロット。 これは従来からの前を走るクルマに追随してレーンをキープ、自動車庫入れといった事に加え、道路標識などを認識するカメラ、360度を監視する超音波ソナー、自動で車線変更が出来る機能等が盛り込まれています。

安全の為に自動運転中も、ハンドルに手を添えるよう常に警告が出ていますが、ついに未来が来た! と感じました。
実際のところはまだ未完成な部分の多いようですが、これからのアップデートに期待したいと思います。

最後に、前述の通りテスラは電気自動車であること、ハイパフォーマンスであること、インターフェースが独特であること等多くの特徴がありますが、今回他に感じたのはそういう強い個性に加え、クルマとしても非常に良く出来ており、またインテリアも非常に洗練されており、トータルの完成度も非常に高い車だなあ感じました。 
試乗車は軽く1000万円オーバーと全く出が出ないモデルですが、新しく発売されたモデルXはもう少し安いようですし、将来発売が予定されているモデル3はベースグレードで35,000ドルと噂されてますので、実用的な航続距離と相まって意外と早く電気自動車の時代が来るかも・・と感じた次第です。

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私が子供の頃は、シボレーコルベット、リンカーンコンチネンタル、フォードマスタングといったクルマは憧れでした。
その後、アメリカ車は世界的にもドイツ車や日本車に主役の座を奪われ、特にセダンにおいては長い不遇の時代に入るわけですが、このモデルSはアップルやグーグルのような先進国アメリカを印象付けるようなクルマで、再びアメリカ車の時代が来るかも・・と感じさせるとても魅力的な車に仕上がっていると感じました。 

願わくば、このような革新的 且つ クールな(←ここがポイント)クルマが、日本車からももっと出てきて欲しいと思います。

まだディーラーは、東京、横浜、大阪の3か所だけのようですが、気になられた方、是非とも試乗されては如何でしょうか?

テスラ モデルS P85D (バージョン7.1 オートパイロット搭載車)
主要諸元
全長×全幅×全高:4970×1,950×1,440mm
ホイールベース:2,960mm
車両重量:2,100kg(ベース車両)
モーター最高出力:前輪193Kw(=258Ps相当) 後輪375Kw(=503Ps相当)
モーター最大トルク:967Nm/0-5,100rpm
バッテリー容量:85kWh
最長航続距離(NEDC):491Km
駆動方式:AWD
メーカー希望小売価格:1,369.0万円(消費税込)
テスラ公式サイト:https://www.teslamotors.com/jp/






February 16,2016 Feb    未分類  



witten by い~さん
世界中
うんうんする
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2013年にフルモデルチェンジして4代目となったレンジローバー。先代よりも洗練されたボディデザインを持ち、オフロードSUVフリークだけでなく都会派のレンジローバーファンにも好評だ。

カーくる編集部はこのレンジローバーのインプレッションを2013年のJAIA 輸入車試乗会で機会を得てオートバイオグラフィ スーパーチャージドでご報告している。

そして今年の輸入車試乗会ではこのレンジローバーでもちょっと特殊なモデルに試乗する事が出来たのでさっそくご報告したいと思う。

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そう。それがこのRANGE ROVER 3.0 V6 SUPERCHARGED VOGUE Long Wheelbase(ヴォーグ ロングホイールベース)だ。
このロングホイールベースというモデルは、VOGUE(ヴォーグ)、AUTOBIOGRAPHY(オートバイオグラフィ)、SVAUTOBIOGRAPHY(SVオートバイオグラフィ)の3グレードが用意されており、その名の通り、通常よりも長いホイールベース・ボディを持っている。

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通常モデルよりも200mm長いホイールベースを持ち、より一層のボリュームを増しているボディ。その車体を見た時点で「デカイ」と、正直な印象を持ってしまう。

このロングホイールベースが同クラスの他車種と比べてどれぐらい大きいのか?ちょっとだけ比べてみるとこのようになった。

レンジローバー:ヴォーグロングホイールベース
 【全長×全幅×全高:5205×1985×1865mm】
メルセデス:Gクラス                 
 【全長×全幅×全高:4575×1860×1970mm】
ポルシェ:カイエンターボ              
 【全長×全幅×全高:4855×1939×1702mm】
ボルボ:XC90(新型)               
 【全長×全幅×全高:4950×1960×1775mm】
トヨタ:ランドクルーザー                
 【全長×全幅×全高:4950×1980×1880mm】

そう、全高ではGクラスとランドクルーザーに負けたものの、レンジローバーのロングホイールベースが圧倒的に大きいのだ。
ただでさへ威圧感を感じるほど大きなレンジローバーで、このロングホイールベースモデルを選ぶ理由は何だろうか?それはもう「デカさを手に入れる」という事以外に無いだろう。
「デカさ=大きさ」とは、その車の周りを走る者、見る者すべてに威圧感・圧迫感を与える。そして乗車する者にはゆとりと余裕・・・そして優越感を与えてくれる。

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大きさばかりを論じていてもこのロングホイールベースの事が分からない ので、実際に走ってみた。
この車を常にガンガン飛ばして走るような使い方をするオーナーは少ないと思うし、なによりこの車のキャラクターではない。

しかし、時と場合によってはグッと アクセルを踏み込んで加速が必要な時もある。試乗会の会場から滑り出し、西湖バイパスの合流から流れに乗るタイミングで右足に力を込めた。

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おっ! 以前に試乗した5リッターV8のオートバイオグラフィに比べると、サウンドはずいぶん控えめだが、踏み込んだときの加速感はかなり力強い。

5リッターV8のスーパーチャージドほど爆発的な感覚ではないが、いかにも過給機付のエンジンらしいトルクでグイグイと前に進んでいく。
今回の試乗は3.0リッターのスーパーチャージドエンジン(380ps)。そして上位のオートバイオグラフィとSVオートバイオグラフィにはエンジン出力の異なる5.0リッターV8スーパーチャージドエンジン(510PS、SV:550PS)が搭載されている。

個人的な意見としては、車格からすれば5.0リッターV8エンジンの方が似合うのかな?と思う。

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そしてハンドリングも上々だ。アルミモノコックフレームが採用され、クラス最大級のSUVでありながら大幅な軽量化を実現している影響でステアリングの操舵感も軽い。試乗コースのバイパスや市街地でも、ハンドルを切ったとおりにスッと軽快にノーズが向きを変えてくれた。

また、これほどのサイズにしてはハンドリング時に感じられる挙動の不安定さを感じられず、本当に良く煮詰められていると感じる。

乗り心地に関してはクロスリンク式の電子制御式エアサスペンションが採用されていたり、車両の挙動に対して最適な制御を行なう「アダプティブ・ダイナミクス」を装備しているのだから言わずもがななのだ。使い古された表現だが、地上を滑りながら進むクルーザーに乗っている気分になる。
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今回、ドライバーズシートはもちろん後部座席でも試乗を体験したが、ロングホイールベースの恩恵で後部座席の足元は大変ゆったりとしている。身長175cmの自分が座ってもかなり広々で、余裕で足を組みかえる事が出来た。

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また、 オックスフォード・レザーシートの質感は優しく温かみさへ感じる。シートの形状も相まってふんわりと包まれたような感覚だ。ロングホイールベースモデルのリア
シートはリクライニングも17度まで拡張されており、自宅のソファでくつろいでいるような安らぎを手に入れる事も出来る。 

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ラグジュアリーSUVとはかくあるべきと、レンジローバーがお手本を示してくれている。
今回の試乗では、今まで以上にレンジローバーの完成度の高さ、質感の良さを感じることが出来た。ただ、自分がこのロングホイールベースのレンジローバーに乗る機会が今後あるのであれば、出来ればドライバーとしてではなく後部座席に座るパッセンジャーでありたいと心から切に願う。

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RANGE ROVER
3.0 V6 Supercharged VOGUE LONG WHEEL BASE
【主要諸元】
全長×全幅×全高:5,005×1,985×1,865mm
車両重量:2,430kg
エンジン種類:水冷V型8気筒DOHCスーパーチャージド
排気量:2,994cc
最高出力:280kW(380ps)/6,500rpm
最大トルク:450Nm(45.9kg.m)/3,500rpm
トランスミッション:副変速機付8速A/T
駆動方式:フルタイム4WD
燃料消費率(JC08モード走行):8.8km/L
メーカー希望小売価格:1515万円(消費税込)
※試乗車は1678.6万円(オプション含)

レンジローバー公式サイト:http://www.landrover.co.jp/index.html

February 15,2016 Mon    JAIA輸入車試乗会2016  



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