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10月最後の金曜の夜、昔風に言えば花金だ。

暗闇に断続的に降り続く強い雨。ウェット路面の中央自動車道を北上するシルバーのクーペ。

今見ても、20年も前に発表されたとは思えないスタイリングを持つ個性的な・・・そう、クーペ・フィアットだ。

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今回、カーくる編集部はこのクーペ・フィアットをスパイスレンタカーからお借りし、第9回を迎えるhttps://carcle.jp/UserBlog.aspx?UserID=1568" target="_blank">軽井沢FIAT・PICNICに参加させて頂くことにした。

まずは10月28日の夕方に名古屋を出発し、中央道、長野道、上信越道を経由し、軽井沢入りを目指す。

諏訪湖から一般道で軽井沢入りも考えたが、雨の中、下道でウロウロするのはご免と全行程高速での移動とした。

中央道に入り、さっそく恵那峡SAにて腹ごしらえ。やはり、夜間のロングドライブは空腹では辛いのだ。

ここ恵那峡SAはレストラン、フードコートが充実しているが、カーくる編集部のイチオシはこれ!

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照り玉から揚げ丼だ。 
から揚げはサクサク&ジューシーで温玉と絡めて食べれば幸せを感じられるおススメの一品

フードコート内 “旅するどんぶり”でチェックして欲しい。

さて、腹ごしらえも終えて雨の高速を3時間半ほどひた走ると、無事に軽井沢へ到着。

お宿はステキなエントランスを持つこのお屋敷。

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イベントを主催するチンクエチェント博物館の館長、スタッフと共にイベントの打ち合わせをしつつ26時に就寝・・・

明けて29日の土曜日。軽井沢は昨日の雨がどこへ行ったかと思われるほどの晴天に恵まれた。

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紅葉シーズンの軽井沢。心が躍るのを隠すことができない。

出発の準備は、お借りしたクーペ・フィアット(以下:クーペ)のお化粧直しから。

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車のデザインというのは、見ているだけではすべてを理解することは出来ない。見て、実際にそのボディを触ってみるとそのすべてを理解することが出来る。

そう。簡単に言ってしまえば、手洗い洗車をすればそのデザインがすべてが分かるのだ。

自分の車や好きな車、気になる車のデザインをとことん理解したいのであれば、手洗い洗車をおススメしたい。

このクーペのウェッジシェイプが強調されたデザインは、フィアット・チェントロ・スティーレ(社内デザインセンター)が作り上げた傑作だ。

サイドのキャラクターライン、ダブルバブル形状のフロントライト部の樹脂など、その独特な形状は当時のイタリアンデザインの秀逸さを物語っている。このクーペのデザインは日本でも評価され、1995年のグッドデザイン賞を受賞している。

さあ、きれいになったクーペでさっそくFIAT・PICNICのスタート会場へ向かおう。

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休日の軽井沢の朝、すがすがしい空気の中をカーサ・イタリア(旧軽井沢倶楽部)へとクーペを走らせる。

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秋の紅葉に彩られた軽井沢の町はどこを見ても美しく、ただ車を走らせるだけでも気分がいい。

そんな軽井沢の町を新旧のフィアットたちが駆け抜けていく。

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カーサ・イタリアにぞくぞくと参加車両たちが集まってきた。

チンクエチェントやバルケッタ、アバルトなどに加え、アルファロメオやルノーまでも。

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受付を済ませ、モトテカコーヒーの出張サービスの珈琲と共に旧交を温める参加者たち。

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開会式では、FIAT・PICNIC/ドライブラリーの説明が行われた。

このイベントに参加する9割の参加者はリピーターだ。これを聞けば、FIAT・PICNICがいかに参加者達の心を掴んで離さないイベントなのか?ということを察していただけると思う。

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開会式にはゲストとして mCrt ラリードライバー 眞貝選手も登場し、来期もローマラリーへ参戦することを発表。個人スポンサーの募集も当日より始まった。

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さあ、開会式が終われば、さっそく愛車たちに火を入れてピクニックにお出かけだ。

順番に参加者達が愛車で走り出していく。

さあ、クーペもコマ図ラリーに出発だ!

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意気揚々と走り出してすぐ・・・旧軽井沢倶楽部に続く紅葉の美しい並木道を通り過ぎる・・・

いや、カーくる編集部員として、こんなにも美しいポイントで撮影せずに通り過ぎることなど出来ない!

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タイムラリーにもかかわらず、最初から撮影のためにクーペを停めて大きくタイムロス!?

いや、これでもまったく気にならないのが、タイムを競うラリーではないこのFIAT・PICNICのいいところ。

FIAT・PICNICのラリーは、コマ図通りにコースを走りきり、隠しタイムに如何に近いタイムでゴールするか?が勝敗を決する為、「速ければいい」という訳ではないのだ。

窓を開け、風と戯れ、エンジンの鼓動を感じ、愛車のエグゾーストノートを聞きながら秋の軽井沢を駆け抜ける。

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コース上では、こうして停まって撮影をしてしまう事もしばしば。

すると後からスタートした車両に抜かれていく・・・

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ドライブラリーは午前・午後の部に分かれており、今年のランチは軽井沢プリンスホテルのレストラン:ニューヨークを貸切にしてブッフェスタイルのランチだ。

参加者達はそれぞれにプリンス自慢のブッフェを楽しみながら午後の作戦を練る。


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午後のドライブラリーも軽井沢を中心としたエリアを走り抜ける。

碓氷峠にある碓氷第三橋梁(通称:めがね橋)もコースに入っており、参加者たちは知らぬ間に軽井沢観光をすることとなる。

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こうした観光スポットがドライブラリーのコースに入っているのが本当に嬉しい。

日本各地でドライブラリーイベントを展開してきたチンクエチェント博物館の心配りを感じられる。

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紅葉の中、クーペを走らせること138キロ。ドライブラリーはとうとうゴールを迎える。

途中、カーくる編集部のクーペは1箇所ミスコースし、往復6キロも余分に走ってしまった。

それまでノーミスで走ってきていただけに悔やまれて仕方が無い。ロスタイムは15分ほど。

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日も傾きかけた頃。ゴール地点のプレジデントリゾート軽井沢へ到着。

ぞくぞくと他の参加車両も到着してくる。

まずは無事にゴールすることが出来てホッとひといき。

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スパイスレンタカーからお借りしたこのクーペ、ドライブラリーで色々な路面状況・ロケーションを走ったことで、クーペの癖や息遣いを理解することができた。

ストロークの長いシフトをグイッと入れ、アクセルを踏み込めば太いトルクに押し出されてクーペは走り出す。

モデル初期の4気筒ターボと異なり、スパイスレンタカーのクーペは2000年モデルの5気筒ターボのため、ターボの効きもマイルドで運転しやすいことこの上ない。

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GTクーペの味付けがしっかりと熟成され、落ち着いた気分で乗ることの出来る気持ちのいいスポーツクーペだ。

無論、アクセルへの力の入れ加減によっては怒涛の加速を見せてくれるので、高速道路などで必要な追い越しも難なく可能。また、そのパワーに見合ったブレンボの4ポッドも装着されているので、ストッピングパワーも十分といえる。

しかし、ボディサイズ(全長4,250×全幅1,768)の割りに回転半径は大きめなので、狭い駐車場などでの転回には注意が必要。

高速道路、市街地、ワインディングと試乗に必要なすべてのロケーションで十分過ぎるほどハンドルを握り、たった24時間前にお借りした車とは思えないほど自分の体に馴染んで来たような気がしていた。

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残念ながら、ラリーの結果は表彰台に登ることは出来なかった。

しかし、風光明媚な軽井沢を駆け抜け、コマ図を見ながらラリーをし、美味しいランチを食べ、清清しい空気をたくさん吸うことが出来て本当に充実した一日となった。

それでいいではないか。クーペを楽しめたのだから。

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そして軽井沢にてもう一泊し、明けて日曜日。この日は昨日ほどの晴れ間は見えないものの雨の心配は無い空模様となった。

せっかく軽井沢まで来たのだからここに寄らずに帰ってしまう手は無い。
バイク好き、車好きが集まるカフェ モトテカコーヒーだ。

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モトテカという名前を見て、レジェンド「浅間火山レース」を思い出される方も多いのではないだろうか。

そんなモトテカコーヒーにはバイク乗り、車好きはもちろん、サイクリングで立ち寄った観光客まで多くが集まる。
おしゃれで落ち着いた、それほど広くはない空間で香り高い珈琲をいただけば、軽井沢モーニングをユッタリと満喫することが可能だ。是非、愛車で立ち寄ってほしい。
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さあ、モーニングを楽しんだらオプショナルツアーへ出発だ。

軽井沢から70キロほど走れば長野県 車山高原に至る。

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ちょうど車山では日本一の自動車イベント French Blue Meeting /フレンチブルーミーティング が行われていたので道すがら立ち寄ることにした。

白樺湖もよく見えるほどお天気に恵まれているが、こうした天気のFBMは実は珍しい。。。

そして、車山高原の駐車場にはフランス車+フランス車+フランス車!!!

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いつ来ても思うが、良くぞここまでフランス車ばかり集まったものだと感心してしまう。

レアなフランス車からフランス車の素晴らしい歴史を感じられるシトロエンまで、本当にここまで自走で登ってきたのか?と思われるような車両もちらほら。

そしてカーくるではおなじみの出展者様もあちらこちらに出展していた。

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参加車両の中には、北京-パリ 大陸横断ラリーの完走車(実車両)までいてさすがに驚きを隠せなかった。

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最後にはこんなフレンチばかりの会場にクーペで乱入し、参加者の皆さんから熱い?視線を感じたカーくる編集部だった。

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 ここ、車山高原はドライブで立ち寄るには最高のコースになっている。雪の無い季節はリフトで頂上まで登ることも可能で、お天気さへ良ければ素晴らしい眺望を楽しむことができる。

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是非、皆さんも雪が降る前に軽井沢・車山をドライブされてみては如何だろうか。


スパイスレンタカーの懐は本当に広い。前回のPTクルーザー・カブリオも相当なものだが、今回のクーペ・フィアットも、レンタカーとして登録されている車両は日本に一台だけだろう。
最新のスポーツカーではないが、魅力的なボディデザインに酔いしれ、車を操る楽しさを十分感じられる。自動車にそれ以上の何がいるのか?それで十分ではないか。

今回は全工程800キロを走破したが、久しぶりの右ハンドルのマニュアルのスポーツカーだった。
たった60時間のオーナー気分であったが、正直に言えば、スパイスレンタカーにクーペを返却するのに違和感を覚えた。
もっと乗っていたい。いや、あれ?これって自分の車じゃなかったっけ?というような感覚になったのだ。
すでに情も移ってしまっていたようだ。
また乗りたい。すぐ乗りたい。日常の足として乗りたい。クーペ・フィアットはそんな車だった。


【取材協力】
チンクエチェント博物館 : 
https://www.facebook.com/museo500
スパイスレンタカー : http://spice123.jp/CarRental/application/index/index/2/1


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November 3,2016 Thu    イベント取材  



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やっと秋らしく気温が下がり、バイクや愛車でお出かけするには最高の季節になってきた。

10月22日(土)、秋晴れとなった最高の休日。

カーくる編集部は名古屋市内にあるスパイスレンタカーさんからPTクルーザー・カブリオをお借りして、テストドライブに出かける機会を得た。

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“日本一楽しいレンタカー”と公言するスパイスレンタカーさんのPTクルーザー・カブリオは、デザインコンシャスこの上なく、見た目に楽しい車であることは皆さんもご存知の通りだ。

さて、どこへ行こうか?山へ?海へ?はたまたグルメドライブか?と考えた末に思いついたのが、ただのドライブではなく、このPTクルーザー・カブリオでイベントに参加してしまおう!という企画だった。

いや待て、車がPTクルーザー、しかもカブリオであれば、これまた普通のイベントでは面白くない。

そして目立ちすぎる(笑)

では、バイクやクルマをエレガントに楽しむ、「大人のためのモータースタイル」を提案し続けているMotorimoda/モトーリモーダの初の全店合同イベントであるMotorimoda DAYSに参加しようではないか!

このファニーなフェイスを持つPTクルーザー・カブリオの試乗記と共にイベントのレポートもしてしまおう!という、カーくる編集部としては一度で二度美味しいツーリングのレポートをお送りしたい。

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まずは、今回の試乗車であるPTクルーザー・カブリオ(以下:カブリオ)という車のことを簡単に説明させていただくと、この個性的なフェイスのセダンモデルは2000年に日本国内で販売開始された。

続いて2004年にコンバーチブルモデルが追加されると、その個性的なスタイリングがさらに際立ち、瞬く間に人気を得る事となった。

コンバーチブルにはセダンよりも大きな2.4リッター直列4気筒エンジン・4速ATが搭載されている。

最高出力143ps/5200rpm、最大トルク21.8kgm/4000rpmの実力を持つだけあって、1500kgを超えるボディに対しても十分なパワーだ。ただ、4速ATはCVT・6段・7段が当たり前の今となってはどうしても段数不足を感じてしまう。

このPTクルーザーは個性的なスタイリングゆえファンも多かったが、惜しまれながらも2010年には生産終了と共に販売を終了している。

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さすがに最近では街中で見る機会を失いつつあるが、いやいやどうして。このデザインは販売当時からかなり目立っていた為に、今でも日本人の脳裏に焼きついている。

そう。PTクルーザーを見れば、「おっ!PTクルーザーじゃん!」と思ってしまうのだ。無論、今回のツーリング中でも、すれ違う車の皆さんから熱い視線を浴びたのは言うまでもない。

是非、このPTクルーザーをお洒落に乗りこなしてくれる人、気軽にオープンエアドライブを楽しみたい方に是非レンタルしてほしい。

さて、そんなファニーなフェイスを持つカブリオで早朝から向かったのは中央道 恵那峡SAだ。

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10月に入り、朝夕の気温が下がってきた。高速でオープンにするとちょっと寒さを感じるが、サイドのウィンドウを上げれば室内への風の巻き込みも最小限で、ヒーターを入れればそれほど気にはならない。

朝:7時半、恵那峡SAに到着するとモトーリモーダのユーザーと思われるバイクや車のオーナーが続々と到着してきていた。

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今回のモトーリモーダのイベントの開催地は長野県 八ヶ岳自然文化園だ。

ツーリングには最高の季節に、各地からオーナーが一堂に会し、八ヶ岳の自然の中でコミュニケーションを図るという最高のイベント内容となっている。

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まずは、モトーリモーダ名古屋店の顧客を中心とした参加者のツーリング(バイク約25台、自動車4台程)がこの恵那峡SAから始まる。カーくる編集部もこちらの仲間に入れていただいた。

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目的地に向けて登坂区間の多い中央道だが、動力性能ではとてもかなわないフェラーリはともかく、バイクの皆さんとはカブリオで楽しいツーリングとなった。

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アクセルを踏み込めばカブリオはグイグイと加速していく。登りの追い越しの場面などではもう少しパワーが欲しいと思うが、それ以外の場面で力不足を感じることは無かった。

走りは?というと、腰高なボディの為にどうしてもロールは大きめ。シートのサポートも十分ではないが、そこはそれ、車のキャラクターから言えばサポートがもっと必要と思える走りは似合わないのだ。

高速道路では左レーンキープで、鼻歌交じりにゆったり流すのがカブリオには似合う。

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カーくる編集部もバイクと一緒のツーリングは初めての経験だ。

今までは自動車ばかりのツーリングであったが、バイクと車のミックスツーリングもこれはこれで楽しい!

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途中、駒ケ岳SAでも休憩をいれ、中央道を諏訪南ICまでゆっくりと流して北上。

ドゥカティやノートン、MVアグスタ、ハーレーダビッドソンなど、様々なバイクとのツーリングは新鮮な感覚だ。

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今回はモトーリモーダ名古屋店のツーリングのお仲間に入れていただいたが、やはり顔見知りの参加者が多く、皆さん和やかな雰囲気。

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高速道路から見える景色は秋の様相で山々は徐々に色付きつつあり、今月末から来月には紅葉狩りのハイシーズンになるだろう。

諏訪南ICで高速から下り、イベント会場まで八ヶ岳の斜面を登ってゆく。すがすがしい空気と澄み渡った空。高原特有のヒヤッとした空気に迎えられ、最高に気持ちがいい!

これほどカブリオレをお借りしてよかったと思えるタイミングはない。

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白樺の木の林を抜けてイベントの会場に到着すると、広い芝生の広場に多くのバイクと車が集まっていた。

目に飛び込んできた会場の様子・風景は、編集部メンバーの心躍らせるに十分なものだった。

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色とりどりのビンテージバイクから最新の輸入・国産バイク。コブラやケーターハム、ポルシェといった拘りの希少車まで!

木々の梢の間から差し込む日差しにキラキラと輝くバイクや車たちは本当に美しい。

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いち早く会場入りしたオーナーは、モトーリモーダスタッフの淹れる温かなコーヒーや軽食のドーナツをほおばりながらオーナー同士歓談を楽しんでいた。

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もちろん、他の参加者の愛車にも興味津々で、気になるバイクや車を眺めてはオーナー同士の情報交換を楽しんでいる。

バイクや車好きにとってはこうした時間がなによりも重要なのだ。

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今回のイベントでは、モトーリモーダ代表の岡林氏とバイク女子タレントの桜井未来さんによるトークショーやプレゼント抽選会が行われた。

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プレゼント抽選会にはモトーリモーダで取り扱いのアイテムがたくさん用意された。

ゲストの桜井さんが引くクジに参加者が一喜一憂し、運の良い参加者は様々な拘りのアイテムを持って帰ることとなった。

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最近話題になっているヘルメットと頭部のクリアランスをとるairhead/エアーヘッド や MOMO DESIGN/モモデザインのヘルメットなどなど、購入すれば高額なアイテムも多く、当選された皆さんは大喜びだ。

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ハイセンスで拘りのあるライディングアイテム、ドライビングアイテムを身につけた参加者が多かったモトーリモーダのイベント会場は大変華やかで、ファッショナブルだった。

バイクや自動車のオーナーが集まるイベントは数あれど、Motorimoda DAYSほどお洒落なイベントはそれほど多くはないだろう。

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抽選会後、集合写真を撮影してイベントは終了。各自のタイミングで会場を後にすることとなった。

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また、イベント参加者の一部はモトーリモーダが用意したイベントのアフターツーリングとして清里の清泉寮へ向かうことに。

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バイクのメーカーや車種も様々、そしてライダーの皆さんのいでたちも様々で本当に華やか!

またそれぞれにキマッていて本当にカッコいい!

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そしてカーくる編集部も清泉寮まで同行させて頂き、無論、ミルクの香りと濃厚な舌触り、優しい甘さが広がるソフトクリームを堪能することに。

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やはりツーリングにはこうした美味しいグルメが欠かせない! 
 
そして編集部は清泉寮でモトーリモーダのイベント参加者の皆さんとはお別れし、名古屋に向かって岐路に着く。ここからは単独ツーリングだ。

ただ、せっかくここまで来たのだからまだまだ寄らねばならないグルメスポットがある!

中央自動車道 諏訪インターを出てすぐ右手にある おぎのや諏訪インター店だ。

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約60年前に駅弁として「峠の釜めし」を販売しはじめ、今では多くの観光客がこの「峠の釜めし」を目当てにここに立ち寄る。

しっかりと味のしみた鶏肉やごぼう、しいたけ、筍とご飯を一緒にかき込めば・・・これがもう絶品!

長年の歴史の中で完成された釜めしの味は侮れない美味しさだ。

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おぎのやの店内ではイートインも可能で、お持ち帰りと選ぶことが出来る。

是非、諏訪湖方面へツーリングの際にはおぎのやの釜めしを試すことを編集部はお勧めしたい。

信州といえば蕎麦が有名だが、釜めしもGOODだ!


【ツーリング後記】

今回はPTクルーザー・カブリオという個性的な車をお借りしてモトーリモーダのイベントに参加した。

PTクルーザーという車自体が大変に個性的なデザインで心躍る。しかもオープンボディということで非日常感はかなりのものだ。

高速とワインディングを中心にドライブしたが、スポーツ走行ではなく、観光プラスアルファで走るには十分は性能だった。しかも、車室内はよく設計されておりゆったりとした設計になっている。後部座席の足元も十分確保されていて、大人4人の乗車もまったく問題ない。

たまの休日には、ワンボックスやセダン、エコカーではなく、PTクルーザー・カブリオをレンタルして出かけてみてはどうだろうか。きっといつもとは違う家族の笑顔が見られるはず。

モトーリモーダのイベントは、強力な晴れ男が運営サイドにいるに違いない。

もともとの予報は下り気味だったにもかかわらず、イベント当日は暑すぎもせず、寒すぎもしない最高のイベント日和となった。ある意味ウラヤマしすぎる。

各地に直営店、フランチャイズ加盟店を持つモトーリモーダ。
今後も多くのバイク好き、車好きの心を掴んで放さないアイテムを紹介し続けて欲しいと思う。

無論、カーくる編集部としても、そのアイテムをいち早く皆さんに紹介し続けていくことをお約束したい。


【取材協力】
Motorimoda : http://www.motorimoda.com/index.html
スパイスレンタカー : 
http://spice123.jp/CarRental/application/index/index/2/1


PTクルーザー・カブリオ:PHOTO

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October 25,2016 Feb    イベント取材  



witten by 美あんこ
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さらにオートモビル カウンシル2016では、自動車そのものだけでなく、車好きのカーライフを彩る様々なグッズを取り扱うショップやオーナズクラブの出展もあった。

カーくるでもお馴染みのショップも何店か出展していたので紹介します。
オシャレなアパレルやオートバイ用品などで2輪+4輪=6輪ライフを提案するモトーリモーダ
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伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナのコレクションも展開している。
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グローブでドライビングの楽しさを追求する出石手袋 CACAZAN
新作となるニットのグローブも出品されていた。
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フランスをはじめ欧州各国で人気のオイルunil opal
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愛車のイラストでガレージライフを彩るELSE DESIGN
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その他にも、伝統のレーシングギア”STAND21 JAPAN”、ビンテージカー保険を取り扱う"エース損害保険"、珠玉のクラシックカーで日本の各地を巡る”ラ・フェスタ・ミッレミリア”、そしてミニカーメーカー各車、オーナーズクラブ等、自動車を取り巻く様々な出展者が軒を連ねていた。身近なショップも多く来場者で賑わっていた。
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今回が初開催となった”オートモビル カウンシル”。
正直な感想として、私を含め一般の自動車ユーザーが会場をぐるりと回っただけで”日本の自動車文化”というものをすぐに体感できるかといえば、内容的にもボリューム的にも少し物足りなかったように感じた。
来場者の想いや受け止め方にもよると思うが、高級ビンテージカーの展示・即売会の側面が目立っていて、文化的側面を感じるには一般庶民にとって少し縁遠いようにも感じられた。
今日の自動車文化が一朝一夕に出来上がったものでないのと同様に、その文化を根付かせていこうというこの試みもまた一朝一夕にはならないのは誰もが思うところだろう。
しかし、その想いに向かって踏み出したこの一歩は将来大きなものになるかもしれない。これから5年、10年と続けていき、主催者の想いに賛同するメーカー、ショップ、オーナーズクラブ、来場者が増えてくれば、このイベントを通し広く志を伝えられるようになるのではないだろうか。そしていずれは欧米に肩を並べられる自動車文化が根付く日が訪れる…そんな期待が持てるイベントだった。
ちなみに本イベントの最終的な来場者数は18,572人となったこと、そして来年の開催は2017年8月4日(金)~6日(日)の3日間、会場は同じく幕張メッセにて開催されることが主催者より発表された。

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witten by 美あんこ
世界中
うんうんする
21


さてオートモビル カウンシル2016ではヘリテージカー専門店だけではなく国内外の各メーカー・インポーターも出展しており、この場でジャパンプレミアを行うメーカーもあった。

アバルトからは車好きが注目の1台”アバルト124スパイダー”が発表された。詳細については既にプレスリリースでも発表されているが発売開始は10月8日からとなる。
また注目の価格は¥3,888,000~と、高性能なアバルトのFR、2シーター、オープンと特殊な車両であることを考えると魅力的な価格設定となっているのでないだろうか。
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ベースとなったマツダロードスターとはエクステリアはもちろん、パワートレーンも違うので全く別の乗り味になっていることは想像に難くない。ただしインテリアはほぼロードスターのイメージを踏襲しており、どうせならココもオリジナルのデザインで出してほしかったと思うのは欲張りだろうか。
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マクラーレンからは”マクラーレン570”をベースに、高い実用性とロングツーリング性能を向上させた”マクラーレン 570 GT”が発表された。
シンプルでストイックなスーパーカーというイメージが漂うマクラーレンだが、イギリスの伝統的な高級車の車作りを取り入れた新しいGTモデルによって、新たなる価値を生み出している。
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いまや伝説となっているスーパーカー”マクラーレン F1”も展示されていた。
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メルセデスベンツは、歴史を振り返るパネルとオープン2シーターSLの歴代モデルを展示。
またグッズ販売も充実していた。
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ボルボは、S60及びV60ポールスターを発表。傍らには流麗なボディーを纏ったP1800、対照的に直線基調の850 T-5Rエステートが固めていた。
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国内メーカーで一番力の入っていたのがマツダ。
この秋に予約受付、そして年内のデリバリーを目指すという”ロードスター RF”を展示。そして”古い車を大切にしていく”というオートモビル カウンシルの精神にも通じる取り組みとして、初代NAロードスターのレストアや部品供給を2017年より開始していきたいと発表された。
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他にも資生堂と共同開発されたフレグランスも展示。金属的な香りでマツダを表現したというフレグランス。色々な可能性に挑戦しているマツダ。
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ブース内にはマツダの車作りを振り返れるコースが設けてあり、”R360クーペ”、”コスモスポーツ”など昭和の名作から最新のコンセプト”RX-VISION"まで辿ることができた。
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トヨタはカローラ50周年を記念し、歴代カローラと共にパネルでその歴史を展示。
初代カローラからTE27レビン、TE71 1600GT、そして最新型となるカローラの50周年記念車”HYBRID G“50 Limited”が展示されていた。
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日産は”プリンス・R380-1"、”プリンス・スカイライン”、”KPGC10 GT-R”、”NISSAN GT-R”とレーシングシーンに直結する歴代のマシンを展示。
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スバルは水平対向エンジン50周年を記念し、スバルと水平対向エンジンの歴史を振り返るパネルと共に、スバル初の水平対向エンジンを搭載した”スバル 1000”と新型インプレッサのプロトタイプを展示していた。
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ブース中央にはスバルのルーツとなる中島飛行機が第二次世界大戦中に開発した航空機用星型エンジン”栄”が鎮座していた。
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ホンダは小粋なオープン2シーターを3台展示。”SPORTS360”、”S600”、”S660”。
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まだまだ出展メーカーは少ないが、各メーカー共予算的にもスペース的にも少なからず制約のある中で工夫を凝らした展示がされていた。

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August 10,2016 Wed    イベント取材  



witten by ハクナマタタ
世界中
うんうんする
32


既にプレス発表されました、プジョー、シトロエン、DSへのディーゼルエンジン搭載
そのディーゼルエンジンを搭載した、プジョーブランド車の試乗会に行ってまいりました。
場所は御殿場。ここを拠点にして、箱根などへ試乗に出かけることができます。
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会場には、ディーゼルエンジンに加え、フィルターやトランスミッションのモデルが展示されていました。
今回の試乗車のエンジンは、1.6L(最高出力120ps、最大トルク300Nm) と、2.0L(最高出力180ps、最大トルク400Nm) の2種。
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それに、3段階による汚染物資の除去フィルターが搭載され、効率よくHC,CO→NOx→PMと除去されていきます。
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そして、アイシン製6速ATが組み合わされます。
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そんな知識をもとに、早速試乗に出かけました。
最初の試乗車は、308 Allure BlueHDi であり、1.6Lエンジン搭載のベースグレードモデルです。

箱根へ向かいましたが、山道をATモードとMTモードで駆け上がると、低回転トルクがある分コーナーからの立ち上がりがスムーズです。
これは、私のようにそれほど運転が上手い訳ではない普通のドラーバーにとっては、とても運転がし易く感じます。
同じ1.2Lガソリンエンジン搭載車と比較すると、山道ではこのディーゼルエンジン搭載車の方がドライバーのストレスが少なく、且つ速く走れる感じがしました。

エクステリアは従来(1.2Lガソリンエンジン)の308と全く同じ。もちろん、全長×全幅×全高のサイズも全く一緒です。
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ただ搭載されているエンジンが違うため、車両重量はガソリンエンジンに比べ50kg 重い1,340kgとなっています。
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その車両重量のためか、ガソリンエンジンに比べれば軽さは感じませんでしたが、特別鼻先が重いという訳ではなく(ガソリンエンジン搭載がとても軽い)、全く違和感は感じませんでした。
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下り坂では、ホールドされたミッションが勝手にシフトアップすることも無く、思いのエンジンブレーキがきちんと効きます。
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ボタンのプッシュのみでスポーツモードとなり、その瞬間にメーターは赤く表示され、スピーカーからは増幅されたエンジン音が轟いてきます。
このエンジン音は、4気筒のメルセデスAMGのような雰囲気で、やる気を促してくれます。
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シートはファブリックですが、上品な雰囲気でワインディングでのホールド感も不満はありません。
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これが、1.6L ディーゼルエンジン。
ボンネットを開けると、ディーゼルエンジン特有の音が聞こえてきますが、アイドリング音は車の近くで聞いてもディーゼルであることは気付かないかも?
もちろん室内では、ディーゼルであることは言われないとわからないでしょう。
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JC08モードは 21.0km/Lとランニングコストは勿論のこと、車両価格299万円(税込)というイニシャルコストにも優しい車でした。
(エコカー減税もあります)
あとビックリしたのが、アイドリングストップからのエンジン始動です。セルが回っているという意識をあまりさせず、タイムラグも感じさせずにエンジンがかかりました。
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【308 Allure BlueHDi 主な諸元】
全長×全幅×全高: 4,260mm × 1,805mm × 1,470mm
ホイールベース: 2,620mm
車両重量: 1,340kg
エンジン形式: 直列4気筒SOHCターボチャジャー付ディーゼル
総排気量: 1,560cc
最高出力: 120ps/ 3,500rpm
最大トルク: 300Nm/ 1,750rpm
JC08モード:21.0km/L
車両本体価格: 2,990,000円(税込)


さて次は、2.0Lディーゼルを搭載した.308 SW GT BlueHDi です。
ガソリンエンジンは GT Line というネーミングでしたが、これは正真正銘の GT というネーミングです。
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こちらもエクステリアは、ガソリンエンジンとほとんど一緒ですが、やはり心臓部が全く違います。
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エンジンスペックだけの比較になりますが、
GT Line(ガソリン):最高出力130ps、最大トルク230Nm
GT(ディーゼル) :最高出力180ps、最大トルク400Nm
と強力なトルクのエンジンを搭載しています。
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実際、スポーツモードの2ndで引っ張り坂道を駆け上がると、驚愕のトルクが軽々とボディーを加速させてくれます。
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ただこの車の性格は、大パワーのスポーツカーではなく、GT という名前の通りグランドツーリングが最も向いていると思います。
パノラミックガラスルーフとの組み合わせは、グランドツーリングをより楽しいものにしてくれるはず。
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エンジン音については、2.0Lということもあり、ディーゼル特有の音が聞こえてきます。
ただその音は力強く、むしろそのほうがディーゼルらしくていい、という方もいらっしゃるかもしれません。
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こちらのJC08モードは、2Lエンジンでこのパワーも持ちながらも 20.1km/L と秀逸。
1回の給油で、どこまでも走っていけそうです。
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【308 SW GT BlueHDi 主な諸元】
全長×全幅×全高: 4,585mm × 1,805mm × 1,465mm
ホイールベース: 2,730mm
車両重量: 1,530kg(パノラミックガラスルーフ搭載車)
エンジン形式: 直列4気筒DOHCターボチャージャー付ディーゼル 
総排気量: 1,997cc
最高出力: 180ps/ 3,750rpm
最大トルク: 400Nm/ 2,000rpm
JC08モード: 20.1km/L
車両本体価格: 3,788,000円(税込)


さあ最後は、508 SW GT BlueHDi 。搭載されるエンジンは、308 SW と一緒です。
今度は高速道路を走行してみました。
合流からの加速は、全くと言っていいほどストレスはなくあっという間に制限速度に達します。
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インテリアは一世代前の感じはするものの、むしろ大人の雰囲気が漂いいい感じです。
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エジプシャンブルーと呼ばれる深い青が、自然とよくマッチします。
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エクステリアも従来通りですが、あらためて見てみるとリアに向けての流れるようなフォルムは、独自のスタイリングを醸し出しています。
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個人的には、デイライトのラインと同じラインのウィンカーも好きなところです。
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ライトはフルLED。
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ちなみに今後は、508についてはディーゼルモデルのみに移行していくとのことです。
それだけ、このディーゼルエンジンの良さと自信が感じさせられました。
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【主な諸元】
全長×全幅×全高: 4,830mm × 1,855mm × 1,505mm
ホイールベース: 2,815mm
車両重量: 1,700kg
エンジン形式: 直列4気筒DOHCターボチャージャー付ディーゼル
総排気量: 1,997cc
最高出力: 180ps/ 3,750rpm
最大トルク: 400Nm/ 2,000rpm
JC08モード:18.0km/L
車両本体価格: 4,640,000円(税込)


以上のように、今回3台のディーゼル車に試乗しましたが、パワーやトルク感については想像以上のものでした。
1.6Lと2.0Lのエンジンについても甲乙付け難く、あとはライフスタイルと車の使用シーンとの相談でしょう。
インポーターの方も、「ディーゼルエンジンを選ばない理由はない」とおっしゃっていましたが、確かにそう感じた車でした。
まずは、試乗してみることをお勧めします。

【公式ホームページ】
http://www.peugeot.co.jp/



July 31,2016 Sun    試乗インプレッション  



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