今春、渋谷にオープンした複合商業ビル”
渋谷ヒカリエ”にて、”
プジョー208”の発表会が開催されました。
冒頭では"
paris match"というバンドが、208の軽やかで爽やかなイメージした曲を披露するライブパフォーマンスが行われ、発表会に華を添えていました。
その後プジョー・シトロエン・ジャポン(株)社長、上野国久氏より車両の説明とプロモーションビデオを上映。
歴代「2」シリーズの紹介。
恥ずかしながら、205以前のモデルをよくよく見たのは初めてでした。(;´▽`A``
208は「RE-GENERATION」をコンセプトに、これまでにない車の価値観を表現したモデルに仕上げたという。
モデルチェンジ毎に大きく重くなる傾向にあるこのクラスのライバルに対し、208は旧モデルの207からダウンサイジングした点が大きな特徴。
ボディサイズは207に対して、同等のホイールベースを確保しながらもオーバーハングをフロント75mm、リア10mm短縮、また全幅も10mm縮小した。
車重に関しても、軽量化を念頭に置いた設計、高張力鋼板、超高張力鋼板パネルを幅広く採用するなどして、207に対して100kgの軽量化を実現している。
エクステリアデザインにおいては、従来のいわゆる”猫目”的なフロントマスクからイメージを一新。
新しいデザインのグリルやヘッドライトを採用し、新世代の”プジョーらしさ”を表現している。
全体的に塊感のある落ち着いたデザインの中にも、フロントエンブレムからボンネット、フロントウィンドウ上部、ルーフまで伸びた2本のライン、そしてサイドにはドアパネルからリアフェンダーまで伸びたキャラクターラインが躍動感を感じさせます。
グリルとボンネットの間に配置された”PEUGEOT”プレートやサイドウィンドウ後端のメッキモールなどの小技も、さりげないアクセントになっていますね。
インテリアでは、まず気にとまったのがステアリングとメーター。
330φと思い切った小径ステアリングを採用し、メーターはステアリング上部から見ることなります。
一般的にはステアリングホイールの隙間からメーターを確認するので、この配置は新感覚です。
実際座った感覚では、ステアリング自体がかなり下の方に配置されているイメージで、メーターも少しのぞき込むような感じでした。
それとステアリング形状が楕円形なので、操作には少し慣れが必要かもしれません。
この辺はシートポジションやステアリング位置を調整すれば違和感が無くなるかもしれませんね。
シートに関しては、どのグレードでも座面部分はファブリックということもありソフトで座り心地が良い上、大きめのサイドサポートがしっかりと体を支えてくれそうです。
後席に関しては、全体的なデザインの見直しによって207に比べ、ニースペースが50mm拡大されているとのことで余裕を持って座れます。
同様にラゲッジスペースにおいても207比で15リットルアップの285L(リアシート可倒時には1、076リットル)とし、十分なスペースが確保されています。
パワートレーンはベースグレードに新開発の1.2リットル3気筒エンジンを採用しています。
最高出力60kw(82ps)/5750rpm、最大トルク118Nm/2750rpmと数字上では非力ですが、無段階可変バルブタイミングやバランサーシャフト等を採用して、環境性能やフィーリング向上にぬかりは無さそうです。
なによりこの1.2リットルエンジンには5速MTが組み合わされるので、非力なエンジンでもMTを駆使して小気味良いドライビングが楽しめそうです。
他グレードには308やRCZ等でおなじみの1.6リットルエンジン(NA&ターボ)もありますので、余裕のある走りを求める方はこちらを選択すれば安心でしょう。
今回、日本に導入されたグレードと価格は以下の通り。
3ドア
・208 Allure 1.2リットルNA(82ps、118Nm)+5MT 199万円
・208 GT 1.6リットルターボ(156ps、240Nm)+6MT 258万円
5ドア
・208 Premium 1.6リットルNA(120ps、160Nm)+4AT 216万円
・208 Cielo 1.6リットルNA(120ps、160Nm)+4AT 240万円
ベースグレードのAllureは200万を切る戦略的な値付けです。
さらに来年夏には車好き待望の最強グレード”GTi”が加わるとのこと。こちらも楽しみですね。
デザインも中身も一新された208。
最近のフランス車の例に漏れず、208も内外装のクオリティが非常に高くなっています。
あとは実際に運転して、その完成度を確認してみたいですね。
発売開始は11月1日からです!
主要諸元【208 Premium】
全長×全幅×全高=3960mm×1740mm×1470mm
ホイールベース=2540mm
最低地上高=120mm
車両重量=1160kg
乗車定員=5
エンジン=直列4気筒DOHC
総排気量=1,598cc
最高出力(kw〔ps〕/rpm)=88〔120〕/6,000
最大トルク(Nm/rpm)=160/4,250
燃料タンク容量=50L
取材協力:プジョー・シトロエン・ジャポン
HP:
http://www.peugeot.co.jp/