晴れわたる空の下、浅間山 チェリーパークラインの終点、高峰高原ホテルからは麓の小諸市と正面には富士山を望む事が出来ました
2014年6月14日 浅間ヒルクライム2014は3回目の開催にして初めて晴天に恵まれて開催日を迎えたのです
参加車両にも眩いばかりの日の光が降り注ぎ、何か祝福を与えられているかのようにも見えます
浅間ヒルクライムのメイン会場となるアサマ2000パークには早朝からエントラントが参加車両と共に到着
貴重な車両の NOBLE P4もその1台です
そんな会場では出展社や協賛社のブース設営も早朝から急ピッチで進みます
エンドレス・アドバンスは多くのデモ車両を持ち込み、ブース前も華やかです
シボレーのブースにはコルベットをはじめとした最新車両の試乗車両が用意され、誰でも試乗できるということもあって会場ではかなり人気を博しました
ケーターハムは日本の軽規格に適合した最新のデモ車両を持ち込みました
その人気は、今オーダーを入れても納車まで1年待ちとの事
世界中からオーダーが入っているようです
そして次々と会場入りするヒルクライムの参加車両
会場内のメインストリートも大変な混雑でそれを誘導する会場スタッフも忙しく動き回ります
8時を過ぎると、ナンバー付車両の車検会場兼待機場所となった駐車場はまるで宝箱をひっくり返したような状態に
素晴らしい参加車両の数々
なかなか目にする機会に恵まれる事が無い貴重な車たちが一堂に会します
ロータスエラン、
Giulia 1750GTV 共に大変素晴らしいコンディションを維持しています
他のエントリー車両も同様ですが、オーナーの皆さんの愛が感じられるのは見ていて気持ちがいいです
車検と同時に、愛車のチェックにも余念が無いエントラント
高峰高原は標高も高いので、セッティング合わせに時間をかけられていました
そして、フォーミュラーをはじめとしたナンバー無し車両専用の待機所でも出走に向けて準備が進みます
この頃からマシンのアイドリング音などが会場に響き始め、会場の雰囲気も一気に盛り上がりました
今回、浅間ヒルクライムにHRCがホンダ RC213Bでエントリー
本来であれば公道走行とは一番縁遠いと思われるGP参戦車両がワークスで参加するなど大変なニュースでビックリしました
高橋巧選手がライディングし、公道をMotoGP 参戦車両が駆け抜けましたが、かなりの注目を集めていました
1964年式 ロータス 23B も元気に参戦です
この低い車体がグッと来ますね
ロータス エキシージSはATLANTIC CARSが持ち込み、出走に備えてボディのトリートメントを施工していました
こうして少しでもきれいな車両を来場者に見せる努力がなされるのも、こうしたイベントではよく見る風景です
ランボルギーニ カウンタック、オースチンヒーレー、ポルシェ、アストンマーチンそしてケーターハム
パレードに向けて隊列を組んだ参加車両の車列
こんなに豪華なパレードの車列はなかなか見られるものではありません
小諸市内でパレードを目にした方達は本当に運が良いですね
そしてそのパレードの車列が出発すると今度はナンバー無し車両が隊列を組みます
今回、浅間ヒルクライムで初の公道封鎖が可能となった事でフォーミュラーカーやサーキット専用車両が初夏のチェリーパークラインを駆け抜けることが出来る事になったのです
この公道封鎖の許可が出るまでに、実行委員の皆様と関係者の皆様のご苦労はかなりの物だったと思います
でもその甲斐もあり、このような素晴らしい参加車両が多数集まった事でその苦労も報われたのではないでしょうか
運営スタッフの皆様の努力に敬意を表したいと思います
そしてとうとう公道封鎖の時間となりました
会場のアサマ2000パークからレーシングサイドカーをはじめとした参加車両がスタート地点を目指して飛び出します
あとはもうヒルクライム走行をして帰ってくるのを待つのみです
11時過ぎ、予定より少し送れてヒルクライムデモ走行が始まりました
今回のヒルクライムはレースではなく、デモ走行です
そしてヒルクライム走行が始まると、公道脇の観戦ポイントでは多くのギャラリーが参加車両達の熱い走りを目の当たりにして歓声に包まれました
緑の林の中を駆け抜けるフォーミュラー
アルファロメオ Duetto Spider
SNAKE MOTORS 196RS
TEAM SKY LIGHT WINDLE WINDLE-R1
ヒルクライムデモ走行は午前と午後に1回ずつ行われました
駆け抜けるキラ星のような車両達、チェリーパークラインにこだまするエグゾーストノートとタイヤが路面を捉える音など、大人たちを一瞬にして子供に戻してしまう不思議な力を持ったサウンドが高峰高原に響いたのです
まるでティンカーベルの魔法でネバーランドにいざなわれたかのようです
そして大きなトラブルもなく、無事にすべてのエントラントと車両がチェリーパークラインを駈け抜けて沿道のギャラリーを喜ばせました
走り終えてアサマ2000パークに戻ってきた LAMBORGHINI GALLARDO
こちらのGALLARDOは、一般参加のエントラントで親子参加のドライバーとコドライバーでした
こんな父子関係、本当にステキですね
DAY2のヒルクライムデモ走行も非常に楽しみです
そしてこの日の浅間ヒルクライムでは他にも大きなイベントを開催しました
ゼネラルモーターズジャパンによる新車発表会です
シボレーの旗を掲げながら会場に入ってきたのは新型シボレー コルベット コンバーチブル
第7世代となったシボレー コルベット コンバーチブルは伝統のアメリカンV8エンジンを搭載した最新のスポーツカー
優雅なライフスタイルを演出するコルベットとして、浅間ヒルクライムはその格好のお披露目場所となったのです
多くのプレスに囲まれたコルベット 来年はエントリー車両として是非浅間ヒルクライムに参加して欲しいものです
またこの発表会以外にも来場者を喜ばせたイベントがもう一つ、こちらの開場で行われました
浅間ヒルクライムのエントラントの車両よりも更に古く、自動車の歴史すら感じさせる車両が60台も会場に入ってきました
なんと、スプレンドーレ伊香保の競技車両が浅間ヒルクライムの会場に入ってきたのです
歴史的・文化的価値のある貴重なクラシックカーで行われているラリーのスプレンドーレ伊香保と浅間ヒルクライムがコラボレーションし、会場内のジムカーナ会場内でスプレンドーレの参加車両によって線踏みの競技を行われました
会場に入ってきた戦前から近代までの貴重な車両に来場者の視線は釘付け
その競技風景は最後まで来場者を喜ばせたのでした
無事に初日を終えた浅間ヒルクライム、この後エントラント・スポンサー・スタッフの懇親会が盛大に行われました
日頃はなかなか出来ない情報交換や親交を深める場となるこの懇親会は毎年大いに盛り上がります
ギャラリーを楽しませ、デモ走行をしたエントラントは2日目の走行に向けて英気を養い、会場整理やコースのマーシャルを勤めたスタッフ達は美味しい食事で2日目への活力を養ったのでした
浅間ヒルクライム2014 Report-Day2 に続く