11月1日・2日の二日間、愛知県新城市で新城ラリー2014が開催されました。
全日本ラリー選手権の第九戦にJAF中部・近畿ラリー選手権第5戦/TRDラリーチャレンジも同時開催という事で、会場には多くの参加者・観客が集まりました。
新城ラリーはSS間を競技車両が公道を移動するために地元新城警察の協力も欠かせません。
この日もパトカー・白バイを会場で多く見かける事が出来ました。
あいにくの天候となった初日は最悪のコンディションでのラリースタート。
それでもスタート風景を一目見ようと、大変な人数の観客がスタート地点に押し寄せました。
ラリースタジアムから走り出していくカラフルな三菱ランサーエボリューション
ラリーの参加車両はほとんどが国産車ですが、中にはロータス エリーゼ フェイズ2のような欧州車も参戦しています。
そのほかにも、ランチア デルタインテグラーレやポルシェ 911
アルファロメオ 145やMINIもオープンクラスにはエントリーしていました。
速い・遅いは関係なく、こういう欧州車を見るとワクワクするのは自分だけでしょうか?
カーくる的にはナイスな出場車両ですね!
そしてそんなラリー会場には多くのメーカー、ショップが出店したエリアがあり、多くのデモカーが並びました。
その中に輸入車メーカーで唯一ブース出展していたのがABARTHです。
mCrt の眞貝選手もアバルト500ラリーR3Tでのデモランの為に来場していました。
雨の中、ABARTHのテントではABARTHのラリークイーンが撮影に応じてくれていました!
カメラマンの皆さんからも大変な人気でしたね!
そして眞貝選手のデモランが始まりました。
ラリースタジアム内は雨天で最悪のコンディションになっているにもかかわらず、R3TはSタイヤを履いてのデモラン&パフォーマンス!
ぬかるんだデモランエリアを右に左にR3Tをコントロールし、
素晴らしいパフォーマンスを見せて観客を魅了した眞貝選手にはたくさんの拍手が送られました。
またこの日は抽選で決定した来場者の同乗走行も実施されており、
同乗走行体験者は日頃乗ることの出来ない貴重なラリー車両の驚くべきパフォーマンスを大変楽しまれたようでした。
デモランはパイクスピーク・インターナショナルヒルクライムでも有名なモンスター田嶋選手のモンスター86や
全日本ダートトライアルチャンピオンを7度も獲得された炭山選手もエキサイティングな走りを見せてくれました。
日常では見る事の出来ない動きを見せるラリー車両のデモランは会場を大いに沸かせました。
そしてそんなラリー会場には往年の貴重なラリー車両や貴重なレース車両も一堂に会して来場者を楽しませていました。
ランチアラリー037
ランチアが87年に送り出したMRのグループBラリーカーで、今でもこのスタイリングにはグッと来ます!
トヨタ セリカGT-FOUR アルピーヌ ・ルノーA110
日産 ブルーバード1600SSS レクサス LF-A トヨタ GRMN SPORTS FR CONCEPT PLATINUM
どの車たちも大変珍しい物ばかりで、多くの人がカメラを向けて写真を撮られていました。
そして忘れてならないのは会場を華やかにするラリークイーンの皆さんです。
この日も天候が悪く、肌寒く感じる気温の中で頑張って会場を盛り上げて頂きました!
ヨコハマタイヤのラリークイーンの皆さん
新城ラリーのラリークイーンのお二人は、なんと姉妹との事!
ラリーに加え、デモランなどのイベントやメーカーの出店、そして多くの飲食の出店もあり大変な規模のイベントとなっている新城ラリー。
開催期間の2日間の来場者数は4万人を超えていたそうです。
時折激しく降る雨の中、会場のスタッフも車両の誘導に忙しく動いていたのが大変印象的でした。
こちらのイベントも多くのボランティアの力に支えられています。
愛知県の東、新城市で二日間にわたって行われた新城ラリーですが、ラリーや車に興味の無い人でも、会場で楽しむ事が出来るように考えられたイベントです。
カーくる編集部としても、来年は晴天に恵まれたラリーを是非取材させて頂きたいと思います。