小林選手によるFXXドライブの後は、オーナーさん達によるエンジョイ・ドライブです。
次々とコースインしていきます。
エンジョイ・ドライブですのでガチのアタックではないですが、それでも気持ち良さそうなエキゾーストノートを奏でながら駆け抜けて行くフェラーリ達。
V8からV12まで、様々なフェラーリサウンドが鳴り響きます。
その中でも、個人的にはこの白のF355が一番綺麗な音を出していたと感じました。
ストレートを一段低いギアで引っ張っていたのかな?
エンジョイ・ドライブの後は、再びレーシングマシンの登場です。
走るのはこのマシン。
チャンピオン ミヒャエル・シューマッハのドライブで2003年シーズンを戦った「フェラーリF2003」。
前シーズンの圧勝を受けて開発された新マシン。このマシンでシューマッハはシーズン5勝を挙げ見事に王座防衛を果たしますが、マシンそのものは細かい欠点のある、ドライバーにとってもエンジニアにとっても扱い難いマシンだったそうです。
まぁ、そんな事は関係無くカッコいいんですけどね(笑
特に昨シーズンからのマシンは、前後ウイング幅のバランスやらノーズの処理やらがどうにも…なだけに(泣
フォーミュラーマシンの特徴の一つとも言える、複雑なディフューザー形状。
個人的には、フォーミュラーマシンのフェチいポイントの一つです(笑
エンジンチェックの後、カウルが被されます。
カウルが被さる前だと、特徴的な排気管のレイアウトが良く見えますね。
そしてこのエンジンチェックの時のサウンドがもう圧巻!
ほぼ真後ろの位置に居たのですが、フェラーリV10のサウンドが全身に突き刺さる様な感覚でもう堪りませんでした。
耳栓付けていなかったので相当キましたが、でも気持ち良いから良いのです(笑
特徴的なサイドポンツーンのエラ。サメのエラのような意匠で、ここもフェチいポイントと言えましょう(笑
フェラーリといえばBBSのホイール。
そうえいば以前はゴールドだったと思ったのですが、何時頃からシルバーになったんでしょうね?
タイヤを装着し、戦闘準備完了です。
そしてコースイン!
いやもうホントに絵になりますねぇ。
甲高いフェラーリV10サウンドを轟かせながらストレートを駆け抜けて行くF2003。
あくまで個人的な意見としてはフェラーリF1はV12サウンドの方が好きなのですが、パッケージとしてV10の方が適していたというのは結果が証明しているのですよね。
とは言え、V10になっても今のV8になっても、やはりフェラーリのサウンドは他とは何か違うものを感じます。
さて、 F2003の走行の後は、フェラーリ・チャレンジ・トロフェオの第1レースの開始です。
このレース、正式名称は「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ アジア・パシフィック2013」と言います。
フェラーリワンメイクレースである「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ」の、「アジア・パシフィック・シリーズ」という事ですね。
マシンは、2011年シーズンから5代目となる「458チャレンジ」が使用されています。
その中でクラスは2つ。レース経験が豊富なドライバー向けの「トロフェオ・ピレリ」と、レース経験の浅いドライバー向けの「コッパ・シェル」に分けられています。
…などといった情報を得たのは後になってからでして、申し訳ありませんが当日はこのような知識は全く無く、どんな人が走るのかも全く知りませんでした(汗
よって、どうしても注目ポイントは小林選手に偏ってしまうのでした。
その小林選手。
ゲストという事で最下位からのスタートとなりましたが、みるみるうちに順位を上げて行きます。
この辺りはやはり元F1レーサーで今もWECで走るトップクラスのレーサーですから、イコールコンディションのマシンであれば尚の事腕の差は歴然と言ったところでしょうか。
周回を重ねる毎に順位を上げ、最終的には3位でのフィニッシュとなりました。
さすがの実に見事な走りでしたね。
Report.8へ続きます。