国がEV普及に向け1005億円のもの巨額な予算を投じ、急速充電器の普及に乗り出しました。今年2月末までの時点で全国に1672基なのを来年3月までに35700基に増やす計画です。現在の20倍以上です。設置箇所数で言えばガソリンスタンドの数と同等となります。
今後、電気自動車の普及が早いスピードで進んでいくとカーくる編集部は予想します。
そんな折、カーくる編集部では愛知県安城市にある株式会社合同工業へ取材に伺いました。
今回の取材対象はこちら↓
商品名はDenTus(デンタス)といいます。来るべきEV時代に先がけ、低価格・コンパクト・スペース有効活用を特徴としたEV用の普通充電設備です。
実は、国や自治体が設置を急いでいる急速充電器を設置するのは大変なコストがかかります。1基あたり数十万~数百万が普通です。
補助金が出るとはいえ、電気自動車はまだ本体価格が高く、取得にお金がかかる上、更に充電設備にもコストがかかることは、個人や小規模な企業にとって大変な負担となります。
また普通充電器も屋内であれば200Vのコンセントを増設するだけでOKですが、屋根付きの車庫を持っている人がどれほどいるでしょうか。
そんな時にデンタスの出番となるわけです。
皆さんも見たことがあると思いますが、これまでの電気自動車のスタンドというのは大きなポール状のものが立っているというものでしたが、こちらのデンタスは、パーキングブロックと同じような形状、大きさで、地面に平置きになっています。
施工は電源工事が出来る街の電気屋さんならOKとのことで、将来、電気自動車に買い替える際の、充電設備設置に関する問題をこれなら最少のコストで解決できる商品と感じました。
【写真でわかるDenTus(デンタス)】
デンタスは地面に平置きでも大丈夫なように設計してあります。ポール式ではないので場所を取りません。
上の写真では車の輪留めにくっつけるように施工してあります。
そして、コンセントや充電ケーブルが本体に収容できるようになっていますので、盗難などのいたずらや雨天時などでも威力を発揮します。
ダイヤル式ロックで、車から離れた時にも安心。コインパーキングなどでの使用を想定して、電磁式ロックタイプもあります。
こうすることで限りなくコストを下げることに成功、49,800円~の低価格を実現しています。(工事費用は別)
例えば・・・
★自宅の駐車場
★マンション・商業施設等の駐車場
★コインパーキング等有料駐車場
そういった小規模、個人ユース、もしくは既存の設備にオンするだけという手軽さが何よりの利点でしょう。
ちなみにこのDenTus(デンタス)の名前が、カッコいいと思い、名前の由来は?と聞くと、「電気を足すからデンタス(笑)」という明快な解答。分かり易くていいですね(笑)
おまけ。デンタスのデモカーEV,三菱のi-mievを運転させていただきました。
こちらも目からウロコ。トルクがあり、加速も滑らか。バッテリーを積んだ低重心のボディは安定感が高く、ハンドリングに好影響をもたらしています。まったくもって軽自動車のレベルではありません。
しかも軽自動車登録が出来るので税制面でのランニングコストも安く、そしてガソリン燃料費はかからず電気代だけ。
元々軽自動車はタウンユース向けであり、航続距離を求める人は少ないと思いますので、新しい電気自動車時代の幕開けは軽自動車から普及していくのでは?と未来を感じさせる一台でした。
太陽ハウジングリースのG-styleも200Vの電源がガレージ内に標準装備されています。
電気自動車に関わるインフラを今から準備できる企業が生き残っていくのではないでしょうか。
そしてEVの普及で、車の趣味にまた1つ選択肢が増える、そんな気がする編集部なのでした。
DenTus(デンタス)、今後の展開が楽しみです。
製品について詳しくはホームページをご覧ください。
セットバック・デンタスホームページ
http://www.setback.jp/
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