8月のとある日、コーンズのフェラーリ名古屋サービスセンターに潜入取材を敢行しました。
跳ね馬とコーンズのロゴが掲げられた、一見ここがサービス工場だとは思えないくらいの素敵な外観のビルです。
1Fには612スカリエッティ、そしてカリフォルニアがメンテナンス中でした。2~3Fもサービス工場になっているとのことで特別に見せていただきましたが、ヴィンテージから最新モデル、スペチアーレと新旧様々なフェラーリが入庫しており、さすがはフェラーリ専門のサービス工場です。
コーンズのラベルが貼られた阿蘇の天然水。ホルダーまでコーンズラベル!
定期点検で入庫のカリフォルニア。
メンテナンスをする光景をガラス越しに見ることができました。
フェラーリの整備なんてなかなか見られるものではありませんので貴重です。
殆どのオーナーさんはあまり乗らずに保管し、いつもぴかぴかに綺麗にされているそうです。
サービスとしてはもっと乗ってもらって、フェラーリは機械としても素晴らしいんだよ、ってことを知ってほしいとのお話もされていました。
作業はあくまでも丁寧。傷が付かないよう、このようにシートを貼っての作業が基本となります。こういった細やかなところはさすがですね。スーパーカーのオーナーも安心して預けられます。
点検・車検で入庫していただいたオーナーさんにはコーンズオリジナルタオルをプレゼントしているそうです。
意外と知られていないこの特典、とってもいいですね。しかもこのタオル、かなり拘って作られており、丁度フェラーリのダッシュボードに敷いたらジャストサイズになるように、いくつものフェラーリのダッシュボードの寸法を計算してサイズを調整したのだそうです。通常のバスタオルより横幅が広く、エンドにイタリアのトリコローレがポイントになっていて、お洒落なタオルに仕上がっていました。うーん、欲しい。
サービスセンターでは点検・整備だけでなく、アフターパーツやグッズの購入が可能です。
ホイール、カーボンパーツなどのパーツや、Tシャツなどのアパレルやキーホルダーなどのグッズ等、様々なものが揃います。
そして紹介いただいたのはフェラーリのメンテナンスプログラム「クラシケ」。製造から20年以上経過したフェラーリのメンテナンス、レストアをイタリア本国で行うというもの。
また、オリジナルの状態で保存されているフェラーリにはイタリア本社より鑑定証の発行も行っています。(詳しくは下記のINFORMATIONのリンクからご覧ください)
これはメーカーからデリバリーされた時と相違ないかを確認し、認められた車両にのみ鑑定証を発行するというもので、改造が無く、現状オリジナルの状態であるかどうか。ボディ外観はもちろんのこと、エンジン、ステアリンング、ホイール、ショック、マフラーなど、細部に亘るまでコーンズのサービスでチェックを行い、イタリア本国に調査結果と写真を送り、本国による認定を行うのだそうです。